2017/01/29

ベリチック式コーチ法:トム・ブレイディ<ジョニー・フォックスボロ

ニューイングランド・ペイトリオッツは、今年で6年連続AFCチャンピオンシップ戦に出場。すごいですね~。ビル・ベリチックコーチとQBトム・ブレイディさんが組んでから、スーパーボウルへの出場は今回で7回目。そのうち4回は優勝しています。は~すごいですね~。

コーチがすごいのか、それともQBがすごいのか。NFLの最強ペア。そのふたりの練習風景がチラッと垣間見える記事がありました。いや、ベリチックコーチが選手に厳しいというのは聞いていましたが、どうやらトム・ブレイディには人一倍辛らつにあたるらしい。いつでも、真っ先にこきおろされるのは、まずQB・・・。

そんな話を、ペイトリオッツに在籍していた選手たちが語っていました。ちょっと一部だけ紹介してみます。


◆2005年8月トレーニングキャンプ:WRディオン・ブランチ

ペイトリオッツは前年3度目のスーパーボウル優勝。ブランチさんがMVPに選ばれ、その前2回はトム・ブレイディさんがMVPとなっています。トレーニングキャンプ中に調子よくパス&キャッチを決め、3日間で50回はパスをコンプリートしていました。それが気にくわなかったベリチックコーチは・・・

「おい、よく聞けマザーファッカーども。もうパスを投げるな。他のヤツに投げろ。このあと2日はディオンに投げるんじゃない」

ちょwwいきなり選手をマザーファッカー呼ばわり!唖然とします。しかし、これ一発でコーチの姿勢をズバリと伝えていますよね。冗談じゃないんだぞ、と。ブレイディさんは、2人のパスを完璧なものにしたいのだと反論しましたが、コーチは聞く耳を持ちませんでした。

「トムは2日間オレにはパスを投げなかった。コーチの意図を理解していたんだ」

とブランチさん。その年、ブランチさんはQBが放ったパス530のうち78をキャッチ。ナンバーワンターゲットではあったものの、他の選手も満遍なくパスをキャッチしました。

◆2002年9月:WRディオン・ブランチ

第4週でペイトリオッツはチャージャースに21対14で敗戦。普段以上にパスを投げた試合でした。その後、ミーティングでは選手をにらみつけながら、こう言ったベリチックコーチ。

「オレたちは50回もパスを投げるようなチームじゃないんだよ、くそったれが。もうこんなことはするな。オレたちのやり方じゃない」

一番にらまれていたのはブレイディさん。そりゃあQBだから自分のスタッツをよくしたい。しかし、ペイトリオッツの戦術は「パスを平均30回、あとはラン。固いディフェンスで勝つ」というのが基本でした。

「トムは腹を立てていた。若かったからね。マジで言ってんのかよ?って顔をしてた。だけど、次の週に投げたパスは30くらい。本来のやり方に戻ったのさ」

◆2007年シーズン最初のミーティング:WRドンテ・スタルワース

前年のペイトリオッツは、AFCチャンピオンシップで敗退。前半21対6のリードから逆転負けを喫しました。ミーティングはその反省から始まり、前シーズンのQBトム・ブレイディ最悪のプレイがフィルムに映し出されます。

「この投球はいったい何だ?そのへんのジョニー・フォックスボロだって、これよりいいパスを投げられる。彼を呼んできたっていいんだぞ」

と嫌味たらしく語るベリチックコーチ。フォックスボロはペイトリオッツ本拠地の地名です。「フォックスボロ高校でQBをしている高校生」という意味で「ジョニー・フォックスボロ」が使われています。MVPブレイディに向かって「高校生のほうがお前よりマシだ」と皆の前で言い放つコーチ。

「もっとひどい言葉も使っていたよ。オレと隣に座っていたランディ(・モス)は顔を見合わせて背筋を伸ばしたな。トムがこんなふうに言われるなら、安全なヤツはどこにもいない。ルーキーや有名なフリーエージェント選手もその場にいたんだが、これで全員がコーチのやり方を理解した。でも、ブレイディは挑戦が好きだからね。こんなの何とも思っていないよ。むしろ喜んでいたんじゃないかな」

◆2007年秋、練習:WRランディ・モス

QBとの5ヤードパスを練習していましたが、なぜかキャッチできない。次の日、ベリチックコーチがフィルムを見せて言うことには

「バカにしてんのか?どっかのオールプロレシーバーとオールプロクォータバックが5ヤードパスをコンプリートできないと?おい、トム。近所の高校生QBを連れてきて、5ヤードパスを見せてやろうか?」

皆の前でQBに屈辱的な言葉を吐くコーチに、チーム全員が息を呑みました。ランディ・モスさんはペイトリオッツが三つ目のチームで、この年が移籍1年目。

「聞いたことはあったが、実際に見たことはなかった。だけど、これこそ自分がヘッドコーチに求めていたものだ。勝つチームに行きたいとずっと思っていたんだ。それまで自分に欠けていたこと、これだという感触をペイトリオッツで得ることができた。短い時間だったが」

2007年11月:Cダン・コペン

ペイトリオッツはここまで10連勝。対ビルズ戦56対10で勝利の後、月曜日のミーティングで。

「50点も入れたんだから、いい気分でミーティングに参加したんだ。だけどコーチは、小さなミスを全部拾ってきて、みんなに見せつけた。長い時間をかけて。トム・ブレイディだって53人のロースターの誰だってお構いなしだ。ミーティングが終る時には、負け試合だったかのような気持ちになっていた」

◆2009年 2回目のミーティング:QBブライアン・ホイヤー

ブライアン・ホイヤーさんは、この年ドラフト外でペイトリオッツに入団しました。以後、バックアップQBを3年務めることになります。ベリチックコーチは、前日練習でのミスを指摘することで有名だったそう。初日の練習が終った、2日目のミーティングでのこと。

「部屋に入るなり電気が消えてフィルムが映ったんだ。前日の練習でのトムが映っていた。今でもはっきり覚えている。20~30ヤード先の(ウェス・)ウェルカーに投げようとしていた。5ヤードのヒッチルートはオープンだった。ベリチックはこう言ったんだ。

『ブレイディ、何年プレイしてるんだ?遠くの方にいる小人に向けて、パスを無理やり出すとは、どういうつもりだ?ランニングバックが5ヤードのヒッチでオープンになってるんだぞ。ファーストダウンだ。そうやって進んでいくんだ』

それを聞いて、こう思ったんだ。オレがチームに残れるワケない。コーチがこんな風にトム・ブレイディを扱うなら、オレなんか絶対無理だろって」

ホイヤーさんwwずいぶん謙虚wでも、ルーキーの2日目ですからね。そりゃあ驚いたことでしょう。ウェルカーさんだって(今、調べてみたら身長175cm)「小人」とか呼ばれてるwwひどいコーチw

ホイヤーさんはペイトリオッツを含め6チームを経験し、今年はシカゴ・ベアーズ所属でした。このビデオにも登場しています。2011年12月のワシントン・レッドスキンズ戦。トム・ブレイディがエンドゾーンでインターセプトされた直後の様子。




怒鳴り合いマッチのオフェンシブコーディネーターとトム・ブレイディさんを仲裁しようと、ぶかぶかコートで2人の間に入るホイヤーさんww

「2分後には、何もなかったようにふたりで次のオフェンスを話し合ってた。他の人には理解できないかもしれない。本気でやってるんだよ。コーチは躊躇なんかしない。だからいい選手になるんだ。かなり緊迫した状態になっても、トムはいつも理解して受け入れている」

これが強さじゃないでしょうかね、ブレイディさんの。自分の力が向上するならば、どんな意見でも受け入れる。厳しくコーチしてもらうことに感謝している。いくら辛らつな言葉を投げられても。

他のNFLコーチもベリチックさんみたいにコーチするのかといえば、そんなワケはないでしょう。あるAFCチームが、同じような方法をとってみたそうです。主力選手のミスをフィルムで見せ、反省を促してみたと。そうしたら、大型契約を交わしたばかりのベテラン選手が、皆の前で立ち上がってコーチに怒鳴り返したということです。

うーん、そうかもしれません。NFLの花形選手なんてエゴ強そう・・・。とすると、トム・ブレイディさんなんて、結構謙虚な人なのかも。競争心は人一倍強いんだろうけど。

「彼は私たちに高い要求をしてくる。もし私たちがそれに応えられない時には、はっきりとそう知らしめてくれる。10年選手だから、2回プロボウルに選ばれたからといって、見過ごされることはない。そんなことは彼にとってはどうでもいいことだ。これからもそれは変わらない」

とは、ベリチックコーチを評するトム・ブレイディさんの言葉。

こういう関係も、なんかすごいですよね。2人だけの世界ってかんじ・・・。

2017/01/25

マーテラス・ベネット スーパーボウル初出場で大喜びの巻

ニューイングランド・ペイトリオッツは、AFCチャンピオンシップに勝って第51回スーパーボウル出場を決めました。ビル・ベリチックコーチ+QBトム・ブレイディ体制になってから、これが7回目のスーパーボウル出場です。

ま、またですか。つまんない・・と思ったのは私だけではないはず。ペイトリオッツの選手だって「ヘッ、こんなの当たり前のことさ」と思っていたかもしれません。そりゃあ喜びの表情はしていたけど、ファルコンズみたいなコーチへのゲータレードシャワーもなかったし。(いや、ベリチックコーチにはそんなことできないのかも)

「ペイトリオッツのロッカールームは、わりと沈着。スーパーボウル行きを喜んでるのはマーテラス・ベネットだけ」という報告も聞こえました。

マーテラス・ベネットさんは今年ペイトリオッツに移籍したタイトエンドです。スーパーボウルには、これが初出場。試合の後には、チアリーダーのお姉さんといっしょにダンスをして喜んでいました。


「試合の後、むっちゃ興奮してたよオレ。はは。フィールドでは盛り上がっちまったぜ。周りを見渡したら、チームメイトはみんな、前にもこんなことあった・・って様子だった」

ツイートもしていますww

そして、家族ともお祝い。感涙にむせぶ奥さん。


マーテラス・ベネットさんは今年で9年目。今までダラス・カウボーイズ、NY・ジャイアンツ、シカゴ・ベアーズとチームを転々としてきました。そりゃあ、9年もやってきたら、いろんなことがあったでしょう。そしてやっと、スーパーボウルの大舞台へ。

「彼女とは、オレがルーキーの年に知り合って、それからずっと一緒なんだよ。オレが今日ここに来るまでをずっと見てきたんだ。ずっと傍にいてくれた。オレがNFLにいる間。彼女はオレの素晴らしいチームメイトなんだ。ベッドから起き上がれない時は助けてくれた」

と語るベネットさん。

「家族は、オレがひどい怪我をしてきたのも見てきた。娘を抱き上げる力さえなかった時も」

NFLの選手はみんなそうですが、今年もベネットさんは足首や膝や肩に故障を抱えながらプレイしてきました。現在も足首の骨が欠けているそうです。

「試合の後に娘が言うんだよ。『パパ強いね、転んだのに立ち上がったのね』って。『そうだよ、いつだって立ち上がるのさ』って言い返すんだ」

紙ふぶきの中を娘さんと転がって、喜びを分かち合っていました。靴ヒモが解けたときには、すべて中断してヒモ結びに集中する場面も。

 
嬉しさのあまり、「家に帰ったらケーキを焼く。そんで、その上に『アンタはすごい』と描くのさ」と語ったベネットさんでしたが、家に帰ってみたら、ケーキの素を切らしていました。お店も空いていないし、残念ながらケーキは焼けないなぁ――とツイートしたら、次の日には、どっかのケーキ屋さんが「アンタはすごい」ケーキを届けてくれたそう。

すごいですね、有名人wwなんでも言ってみたら本当になるってw




マーテラス・ベネットさんは、テキサス農工大の後輩でもあるジョニー・マンジールさんをこの試合に招待したということでも話題になっていました。マンジールさんといえば、アルコール・薬物依存症でクリーブランド・ブラウンズを解雇されたクォーターバック。ブロンコスのボン・ミラーさんやベネットさんなど応援してくれる先輩がいるんだから、復帰をかけて頑張ってみろよ、ジョニー。

今年のスーパーボウルは、ベネットさんの出身地ヒューストンで開催されます。家族やお友達も見に来るんでしょうね~。シーホークス所属のお兄ちゃん、マイケル・ベネットさんも応援に駆けつけるに違いない。小さい頃からの夢であっただろうスーパーボウルですから、悔いのないよう、楽しんでプレイしてほしいです。

ベネットさん、こんなことも言っていました。

「今度、キミが不可能だと思うことがあったら、こう言うんだ。あのマーティだってスーパーボウルに行ったんだよチクショウめ。不可能なんかないって」


おお!いいですね~。私もこの言葉覚えとくわ。「チェッ、マーティが行ったんなら、私だってこれくらい出来るだろ」って。

2017/01/24

遅れてきたヒーロー: 元ラクロス選手のクリス・ホーガン

AFCチャンピオンシップ、ピッツバーグ・スティーラーズ対ニューイングランド・ペイトリオッツは、36対17でペイトリオッツが勝ち、スーパーボウル出場を決めました。

スティーラーズは何にもさせてもらえなかったです。ペイトリオッツすごいですねー。しっかりコーチされているというか、チームとしての総合力に脱帽ですねー。このチームにシーホークスが勝ったん?とちょっと信じられないような気持ち。

この試合のヒーローといえば、なんといってもこの人。ワイドレシーバーのクリス・ホーガンさん。大学時代はラクロス選手だったと紹介されていました。

まずは、これ。3rd downでワイドオープンになってるよ~。スティーラーズどうしたん~?


続いて、トリックプレイでも見せてくれました。



試合が終ってみれば、9レシーブ、180ヤード、2タッチダウンの大活躍。この記録は、同日行われたNFCチャンピオンシップでのファルコンズWRフリオ・ジョーンズさんと全く同じスタッツです。

今年5年目。今まで無名。他のチームに4回解雇され、今年ペイトリオッツと契約。この試合でいきなりスポットライトが当たったクリス・ホーガンさんの記事があったので、紹介します。


A photo posted by Chris Hogan (@chrishogan_15) on


フットボールを初めてしたのは小学校5年生の時で、ポジションはランニングバックとクォーターバック。高校時代にはレシーバーをしていましたが、大学ではラクロス選手に。2年生の時に足首を怪我して1年間活動できませんでした。そのおかげで、4年生卒業後にもう1年スポーツができる資格を得、フットボールに挑戦。

2011年、ドラフトの日には、サンフランシスコ・49ersから「7巡目で指名するから準備しておくように」という電話がきました。しかし、結局ドラフト外フリーエージェントとして、7月に49ersと契約。「NFLに行くなんて夢にも思わなかった」そうです。

ところがシーズン前に解雇。足首を故障し、プレシーズン試合には出場できませんでした。「ああ、こんなもんだろうな」と思ったそう。

9月にはニューヨーク・ジャイアンツの練習生になりましたが、10日ほどでまた解雇。

12月後半には、マイアミ・ドルフィンズの練習生に。ドルフィンズの選手としてトレーニングキャンプにも参加しましたが、2012年9月に解雇。

NFLでやれそうだという感触をつかんだので、自己トレーニングに励み、ラクロスのコーチなどもした後、11月にバッファロー・ビルズと練習生契約。12月にはロースター入りを果たしました。

2014年にはプロ入り初のタッチダウン。2015年は16試合に全出場。最初にチャンスを与えてくれたチームとして、ビルズには深く感謝していると語っています。

さて、ビルズで第3レシーバーとしての位置を確立したクリス・ホーガンさんを、実は、ペイトリオッツがこのシーズンオフにねらっていたんだそうです。

フリーエージェントのレシーバーを、とにかく探していたというペイトリオッツ。一番の候補はマービン・ジョーンズ選手でしたが、この人は5年40億円でデトロイト・ライオンズへ。次に目を向けたホーガンさんは、ビルズと1年1.6億円契約。それを上回る3年12億円を提示して、ビルズから獲得しました。ペイトリオッツのことですから、レシーバーを緻密に研究して、チームの戦術に合うレシーバーを選んだということなんでしょう。

ビルズでは全スナップの57%をプレイしましたが、今年ペイトリオッツでは74%をプレイ。レギュラーシーズンではキャッチ平均17.9ヤードとビッグプレイに強いところを見せています。

ペイトリオッツからのオファーを聞いた時は、

「最高の気持ちだった。生涯にたった一度のチャンスだよ。NFL選手になることもそうだけど、ここに来ることができるなんて。4年間対戦してきたんだ。いいチームだとずっと思っていた」

とたいそう興奮したそうです。そのチームで、プレイオフの大舞台で大活躍。いや、世の中って、何が待っているか分かりません。

AFCチャンピオンシップのキックオフは午後6時40分でしたが、1時25分にはスタジアム入りしたクリス・ホーガンさん。1番乗りの選手でした。


次は初めてのスーパーボウルか~。いい試合になるといいね~。

2017/01/22

トム・ブレイディの疲労回復スーパー寝巻き

ニューイングランド・ペイトリオッツのクォーターバック、トム・ブレイディさんは、今シーズンもMVP級の大活躍。現在39歳ですが、そんな年齢なんかちっとも感じさせません。

徹底した体調管理をしているらしい。食事の80%は野菜、砂糖は口にしない。加えて、「コーヒーは今まで飲んだことがない」「イチゴは食べたことがない」とも語っています。

さて、そんな健康オタクのトムさんが、「疲労回復に役立つハイテクスーパーパジャマ」を発売しました。


この寝巻きは、長袖・半袖・長ズボン・半ズボンそれぞれバラ売りで80ドル~100ドル。バイオセラミックというものがプリントされています。このプリントが、体の自然体温を活性化して、それが遠赤外線となって反射し、体の炎症を軽減するというしくみ。

「バイオセラミックが血液循環を促進し、寝ている間に体が回復する」と製造元のアンダーアーマー。

ふーん。狐につままれたような気がするけど、ホントなんでしょうか?ひょっとして、すごい発明なの・・?

2014年にトムさんは足のふくらはぎを痛めたことがあり、それをきっかけに開発を進めてきたという話。

「機能性を重視している。どのくらい体をカバーするかも大切だ。僕は足首、手首、首までカバーしている。毎日の回復には、僕が着ているパジャマが重要な働きをしているんだ」

と、トム・ブレイディさんは言っています。寝る時だけでなく、普段もこれを着ていることが多いんだとか。へー、そうなんだー。(うわの空)

パッケージには、トムさんの「睡眠の秘訣」も付いてきます。


「30分前にはスマホの電源を切り、心を静かに」とか「睡眠に理想的な温度は18.5℃」とか「寝室は清潔にしろ」とか「トムのパジャマを着用せよ」とか、タメになるアドバイスが聞けるなんて、お買い得。

どうですか?買いたくなりましたか?トムさんのファンなら買ってみてもいいかも。2万円で毎日の疲労回復が約束されるなら、安すぎる買い物かも。

体のメインテナンスに関して大御所のトム・ブレイディさんは、自分のウェブサイトで、スナック(40~50g入り12袋、$50)や栄養読本($200)なども販売しています。

トムさんのように食べ、トムさんのように眠れば、朝起きてトムさんになっているかも・・・。

2017/01/21

アーロン・ロジャースの、あの投球をもう一度 パッカーズ@カウボーイズ戦

NFLプレイオフのディビジョナル戦、グリーンベイ・パッカーズ対ダラス・カウボーイズ戦は、パッカーズが34対31で勝ちました。

パッカーズのQBアーロン・ロジャースさんの独り舞台。エースレシーバーのジョーディ・ネルソンさんなんて、いようがいるまいが関係ない。レシーバーなんて誰でもいい。オレが投げればこんな試合勝てるんだよッ!ルート間違えて走ってんじゃねーッ、アホタレがァ!ほーれ、行くぞーーッ!!と、そんな感じでした。

ロジャースさんがどんなに肩で風を切って歩いたって、どんなに威張りくさったって、誰も何にも言えません。万人をウームと唸らせる実力を、こうまで見せつけられちゃあ。パッカーズに、いやNFLにこの人あり。

試合開始後、3回連続タッチダウン(すげー)。ハーフタイムで21対13と勢いづくパッカーズ。しかしカウボーイズも、後半残り4分で28対28に追い上げました。

残り1:33 パッカーズ53ヤードフィールドゴール成功。31対28。
残り0:37 カウボーイズ52ヤードフィールドゴール成功。31対31。

試合時間37秒を残して、パッカーズの攻撃になったわけですが、この時、アーロン・ロジャースさんが何を考えていたかと言うと・・・

「ちょっと時間ありすぎるな」

だって。キィーーーーー!!不敵ーーー!余裕ありすぎて腹が立つ!

でも、確かにそのとおり。なんでカウボーイズはこんなに時間を余らせていたんでしょうか?

直前のドライブ、カウボーイズは自陣25ヤードからスタートしました。24ヤード、11ヤードと2回1st downを更新して、次のプレイは1st and 10でスパイク。残り47秒。ここで時間を止める必要はあったのか?1プレイを無駄にして?タイムアウトも1回残っていたのに。コーチの采配ミス?分かりません。

スパイクのあと3プレイ後にフィールドゴールを決めたカウボーイズ。さあ、アーロン・ロジャースさんの登場。4プレイ後、残り12秒。自陣32ヤードから3rd down and 20。それで、これ。


投げたほうもすごいけど、取ったほうもすごい!ジャレッド・クックって誰?知らないけど、足が残った!ロジャースさんに怒られるゥと思ったら、足だってなんとか残るもんです。

後日報道されたところによると、このプレイは、ヘッドコーチがコールしたのではなく、オフェンシブコーディネーターがコールしたのでもなく、アーロン・ロジャースさんが自分の一存で決めたプレイコールだったとのこと。

「とにかくみんなに、左に走ってオープンにしろと言ったんだ」

「事前に話していたわけじゃないけど、僕がシーズン中に何度か思い浮かんだプレイだ。今週も考えていた」

だって。へぇ~。ということで、ハドルで指令を受けたレシーバー陣は、きちんと役目を遂行。
このプレイの後、パッカーズのクロスビーさんが51ヤードフィールドゴールを決めて勝ちました。

こういう瀬戸際の場面では、ロジャースさんは自分でプレイコールを選ぶ権限を持っているんだそうです。マッカーシーHCが許可していると、言っていました。

すごいですね。もうコーチさえもいらないロジャース。何でも出来る男。威張りんぼうになるのもしょうがない。

ということで、パッカーズ、次はNFC決勝でアトランタ・ファルコンズと対戦します。波に乗るアーロン・ロジャースの活躍はいかに?

2017/01/16

マット・ライアン+カイル・シャナハンが熱すぎた! シーホークス@ファルコンズ戦

NFLのプレイオフ2回戦、シアトル・シーホークス対アトランタ・ファルコンズは、36対20でファルコンズが勝ち、NFC決勝へと進みました。

ファルコンズの攻撃は猛烈だと聞いていましたが、この試合でも噂どおりにすごかった。3rd downのコンバートなど、決めるところでは容赦なくきっちり決め、そのたびにシーホークスファン(私)のハートにはナイフがズブズブと刺さっていきましたよ・・・。

QBマット・ライアンさんは終始クール。フリオ・ジョーンズさんだけでなく、パスをいろんな選手にまわしてシーホークス守備陣を翻弄。アナウンサーが、オフェンシブ・コーディネーターであるカイル・シャナハンさんのプレイコールを褒めまくっていて、そういうのを聞いていると、フットボールって本当にチームスポーツなんだ、戦術って重要なんだと改めて思いました。

シャナハンさんが各選手の特徴を熟知したオフェンスを組み立て、それでマット・ライアンさんも今まで以上の力を発揮できるようになったというのは、いい話じゃないですか。人ごとながら。

試合後半では、ベンチでライアンさんが選手の輪の真ん中になって、チームの士気を高めている姿が映って、そういうところも印象に残りました。

あと、試合の最後。ゴール前2ヤードから1st and Goal。ファルコンズはタッチダウンできたはずなのに、敗者の傷口に塩を塗るようなことはせず、ニーダウンを選択したダン・クインコーチ。そりゃあシーホークスは古巣で、自分がコーチした選手もいっぱいいたわけですが。どうも!って頭下げたいです。

シーホークスも勝てるチャンスはあったと思うんです。

しかし、第2クォーターのパントリターンでヘスターさんが80ヤードのリターンをしたのに、反則で自陣7ヤードまで戻された。直後に、新入りのオフェンシブラインの選手に足を踏まれてQBラッセル・ウィルソンさんが転倒。セーフティで2点献上――のところでアレレ?嫌な予感が・・・。



そのあとファルコンズが自陣1ヤードから99ヤード(!)進んでタッチダウンして、さらに嫌な感じ・・・。

後半に入ってすぐ、CBデショーン・シード選手が膝を痛めた時には、真っ暗な気持ちに・・・。

負けたのは残念だけど、でもファルコンズのほうが強いチームだったから!しょうがないっす。

試合後の記者会見では、ピート・キャロルヘッドコーチもQBラッセル・ウィルソンさんも前向きなことを言っていました。「何かが終ったわけじゃない。次の過程へと進む通過点のひとつだ」と。ウィルソンさんはニコニコして「自分たちがやっていることを信じているし、チームメイトを信頼している。来シーズンまたプレイするのが待ちきれない」と。

私も、シーホークスはいいチームだと信じてるし、来シーズンの試合見るのが待ちきれませんよ!

シーズンが終るやいなや、来シーズンに向けての展望に話題が移りますが、シーホークスに関しては、まず問題になるのがオフェンシブラインでしょう。

シーホークスがオフェンシブラインに費やす金額は約6.5億円で、32チーム中最低。31位のジャイアンツでも13.6億円使っています。(リーグ平均は22.6億円。最高はレイダースの36億円)

このポジションの補強は必須!なんて、ファンもメディアも口をそろえてずーっと言っていたし、これからも話題になるでしょう。そのオフェンシブラインのリーダーともいえるジャスティン・ブリットさんのコメントがあったので、それをちょっと紹介したいです。

「シーズンを終って一番良かったと思うのは、若いヤツらが、本当に一生懸命頑張って、戦い抜いてくれたこと。ジョージなんか――未経験なのに――ずいぶん上達したし、よく戦った。これからはうまくなるしかない。シーズンオフには、どこを磨けばいいのか、どうしたらもっとよくなるのか、そういうビジョンが見えるだろう。フットボールがどういうものか、分かったんじゃないかな。いいことだろ。

ジャーメインとリースとジョーイ。彼らはフットボールをしてきたわけだけど、NFLで1年経験を積んだってことは大きい。オレもそうやってきたし。力に限界はない。だけどそれは全部シーズンオフから始まるんだ。だから気を引き締めて取り組んでほしい。

オレ自身はね、楽しかったよ。センターを務めて、それに伴う挑戦もあった。フィルムを分析して、クォーターバックやコーチ達と週ごとの戦術を練ったり、そういうのが1年を通して楽しかった。もちろん、プレイのたびにボールに触れたっていうのもよかったな。うん、楽しかった。来年戻ってくるのが楽しみだ。4年目で、やっと同じポジションを続けてやれるかも。いいシーズンオフになると思うよ」

ブリットさんは今年3年目の選手。入団してから、ライトタックル、ライトガードとポジションを変更した後、今シーズンはセンターを務めていました。まだ3年目なのに、新人に温かい眼差しを向けていて、大人ですね~。

オフェンシブラインを非難する声とか、そりゃあ耳に入っていたと思います。でも「1年楽しかった」なんて言ってるのをきいたら、ジャスティン、よかったのう~としか言えません。

ぐっちゃぐっちゃ外から言ってゴメンな!あんた達が楽しかったらそれでいいんよ~。来年も応援するからね~来年も頑張ってや~!

というわけで、シーホークスは負けちゃったから、あとはまあフツーに試合を観戦して楽しむだけ。どこのチームが勝ってもいい。いいプレイが見たいぞ。

ダグ・ボールドウィンさんは、ファルコンズ戦の後、うちに帰ってきて夜中の3時までMadden(NFLのビデオゲーム)をしてたってww

気持ち、分かります。私もしばらくボーっとするよね。長いよ、来シーズンまで・・・。

2017/01/14

未経験からいきなりプロ: ジョージ・ファントさんの話

パッカーズのQBアーロン・ロジャースさんが、どこに出そうかな~って悠長にパスを構えてたり、カウボーイズのRBエリオットさんがディフェンスの間を抜けて、ドカーンと疾走したりするのを見るたびに思っていました。ああ~、こんなオフェンシブラインがほしいな~って。

カウボーイズ、レイダーズのオフェンシブラインは最強だと、今シーズンは評判でした。シーホークスが全然よくないのは知っていましたが、このランキングを見たら、32位で最下位だって・・・。

ま、しょうがない。若い選手ばっかりだから。今はこんなだけど、伸びしろはいっぱいあるはず。そんな選手の中でも、超ルーキーで注目されているのがジョージ・ファントさんです。フットボール未経験にしてNFL選手。この人の記事を紹介します。


高校・大学ではバスケットボールの選手だったファントさん。フットボールは中学の時にちょっとだけ。

「むっちゃ激しいヒットを受けるんだよ。頭だろ、膝だろ。あらゆるところをさ。フットボールを勧められたけど、『こんなことするかよ。まさか』って思ってた」

とのこと。大学4年終了後、ヨーロッパでプロバスケをする道もありましたが、高校の時の彼女と結婚、子どもの誕生があったので、ポーランド行きは却下。身体能力の高さを買って、NFLのスカウトが目をつけていると聞いたので、もう1年大学に残ってフットボールに挑戦しました。

タイトエンド、オフェンシブライン、ディフェンシブラインなどを体験し、何回か試合にも出場。ドラフト後に、タックルが不足していたシアトル・シーホークスにフリーエージェントとして入団しました。

契約書には「タイトエンド」と記載されていましたが、ルーキーミニキャンプで連れて行かれた部屋は、オフェンシブラインルーム。壁にはデプスチャートが貼ってあり、自分の名前は、レフトタックルの一番目に書かれてる・・・。

「レフトタックルなんて、今までやったことない」

ってこれww唖然とするでしょうよ、誰だって。

そしてまあ、この1年は見習いでも・・と思っていたところ、10月に先発選手が故障。急遽試合に投入されることになりました。

「むっちゃ緊張してドキドキだった」

「だけど家族のことが頭をよぎった。ここから何かが始まるかも知れないって。そこからはもう、アドレナリン出まくり。最初のスナップはパスプレイだった。チャンドラー・ジョーンズが目の前にいた。どんな選手かも分からなかった。そしたら彼が突進してきた。僕は手を上げるはずだったのに、出なかった。緊張しすぎて忘れてたんだ。ガッチガチさ。ショルダーパッドをつかまれて、グイッと放り投げられた。僕を通り越して行っちゃったよ」

以後、ずっとファントさんは試合に出場し続けています。今までフットボールを見てこなかったせいで知識がなく、相手選手に威嚇されることがない。初心者なので悪い癖がついていない。身体能力に優れている。敏捷。けれど、やはり未熟。

「若いグループだ。彼らはこれから育っていくんだ、私たちと一緒に。ものすごく楽しみにしている」

とオフェンシブラインを評するピート・キャロルコーチ。「まあまあ」の試合もありましたが、「ひどい出来」の試合もたくさんありました。ハーフタイムには、ファントさんの前にしゃがみ、目をのぞきこんで「ジョージ、自分のままでいいんだ。本当の自分になれ」と励ましていたそうです。

オフェンシブラインのみなさん、32位とかそんな数字はどうでもいい。最高の自分を出してプレイオフ頑張ってや!やれば出来るで!先週のライオンズ戦では、ランニングバックが通る道をちゃんと作ってたで!

シーホークス担当の記者さんも驚いてたよ!


シーホークスはプレイオフのディビジョナル戦でアトランタ・ファルコンズと対戦します。7割がたファルコンズが勝つと予想されているらしい。前回の試合のリベンジもあるし、ファルコンズは燃えてるんだろうな~。

でもシーホークスもやると思うよ。オフェンスもディフェンスも、みんな、がんばれー!

2017/01/13

ちょっと待ってのランニングバック:レビオン・ベル

「オレはフットボールを変えてるんじゃないかな。ステフ・カリーがバスケットボールを変えたのと同じ意味でさ」

と、そんなことを言っているのは、ピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック、レビオン・ベルさんです。

ステフ・カリーさんは、NBAのスーパースター。とにかくダンク!パワーとスピードでねじ伏せる!というプレイが主流のNBAで、クールな3ポイントシュートをすぱすぱ決めるという新しいスタイルを確立しました。


いや、ベルさん、カリーさんといっしょにするって、それはちょっと言いすぎかも・・。とはいえ、ベルさんの走り方も画期的。ランニングバックといえば、「猛スピードで突進する」というイメージですが、ベルさんは、待って、辛抱して、ひょいとすり抜けます。なんかモタモタしてんなぁと思ってると、いきなり疾走。こんな感じ。


今年4年目のベルさんですが、去年、一昨年は故障でプレイオフに出場できませんでした。プレイオフ初登場の今年、マイアミ・ドルフィンズ戦では167ヤード、2タッチダウンの大活躍。ワイドレシーバーのアントニオ・ブラウンさん、クォーターバックのベン・ロスリスバーガーさんとともに、スティーラーズの「キラーBs」と言われています。

なんでこんな走りができるんだろう?と思ってたら、相手をよく見てだますらしい。

「ラインバッカーを観察するんだ・・でも、直接見たりしない。オレが見てるのを知られないように」

レギュラーシーズンのカンザスシティ・チーフス戦で44ヤードを走った時には、わざとセーフティを見ないようにしていたとも。チーフスのセーフティはプロボウル選手のエリック・ベリーさん。無関心を装って、自分のチームのラインマンの後ろで駆け足してるように見せかけて・・・カットして激走。

これもそんな感じでしょうか。ラインマンの背中に手を伸ばして、ためらってるような風を見せてといて・・・
レビオン・ベルさん、実は小学校2年生の時からチェスにハマっているんだそうです。子どもの頃は、チェスボードが擦り切れるまでチェスをしました。現在は、ケータイで電源が切れるまでチェスのゲームをしています。

チェスで相手の先手、またその先手を読む訓練が、フットボールに活きているんじゃないかとベルさんは説明しています。

「目の前にいるディフェンスの選手を見て、こう考えるんだよ。『こいつをかわすぞ』って。で、次の選手を見て『よし、ここを抜けるには、次にどうしたいいかな?』って考えるんだ」

「最初のヤツをかわして、2番目の選手に当たるだろ。そいつが来る前に、オレは次の動きに移ってる。それが他の選手と違うんじゃないかな。走りながら、瞬時にそういう決断をしている選手って、あまりいないんじゃないかな」

ということです。へぇ~。

これもマイアミ戦ですが、突撃してタッチダウンかと思いきや、フッとブレーキをかけてコースを変えるという余裕の走り。
ねぇ。こんなランニングバックってめずらしー。

中高生がステフ・カリーをまねて3ポイントシュートを練習するように、ベルさんの走りをまねするランニングバックの選手が出てくるんでしょうか。「躊躇しないで飛び込めッ!」ってコーチに叱られそうだけど。

さて、ピッツバーグ・スティーラーズは、今週のディビジョナル戦でカンザスシティ・チーフスと対戦します。10月に対戦した時、試合開始後の攻撃は――

スティーラーズ:パント-TD-TD-TD-パント-TD
チーフス:パント-ファンブル-インターセプト-パント-パント

第3クォーターが終って36対0。最終的には43対14でスティーラーズが大勝したわけですが、今回は、まさかこんな試合にはならないでしょう。いい試合になるになるんじゃないかな~。楽しみです。

レビオン・ベルさんはラップのレコードをリリースしたり、チェスをしたり、いろいろ多彩な人らしい・・・。

2017/01/09

リチャードソンがデビュー!ロールズ復帰!ワイルドカード ライオンズ@シーホークス戦

プレイオフのNFCワイルドカード初戦はデトロイト・ライオンズ対シアトル・シーホークス戦でした。結果は26対6でシーホークスが勝ち、次のディビジョン戦へと進みました。

立ち上がりは両チームともオフェンスが進まず、見てるほうはやや緊張。今日は表のシーホークスが出るのか、それとも裏?とドキドキしていたら、第2クォーターで、WRポール・リチャードソンさんのスーパープレイが出ました。


とったよ、これ・・・。(唖然)

ゴール前2ヤードから、4th and Goalのプレイです。え?フィールドゴールで点取っとかなくていいの?と焦りましたよ、正直。こんな場面で、実績のないレシーバーにパスを出すという、大胆なプレイコールにも驚きました。ベベルさん(オフェンシブコーディネーター)読めんわ・・・。どんな心臓?

あ、でも、あれかな?リチャード・シャーマンさんがゴール前からのパスにグダグダ言ってたから、わざとやってみたのかな?見せしめに?(ってまさか)

リプレイで見ると、リチャードソンさんの手がディフェンダーのヘルメットをつかんでいます。ディフェンダーの反則と、フェイスマスクの反則で相殺になり、4th downをもう一度というのが正解のようですが、審判が見逃しました。私だってスローモーションじゃなきゃ分かんなかったです。ミスコールって怒ってる人いたけど、生の目じゃ見えないんじゃないのぉ~?(←どーでもいい)

リチャードソンさんは、この後も片手でのスーパーキャッチを披露。


2014年のドラフト2巡(シーホークス1位)で指名された選手ですが、2年続けてIR(故障者リスト)入りしていました。でも、今日晴れてお茶の間にデビューやで!足を骨折したチームメイト、タイラー・ロケットさんの背番号のついたタオルを身につけての出場でした。


リチャードソンさんだけではありません。いつも頼りになるダグ・ボールドウィンさんも、見せ場を作っていましたよ。

お尻でキャッチ。


そして、ジャメイン・カースさんが取るはずだったパスを(横から出てきて)片手キャッチしてタッチダウン。(これ、落とさなくてよかったね・・)


試合後には、「カースに悪いことをした・・・」と神妙な顔をしていました。記者の人たちがクスクス笑ったら「いや、あんたたちは笑うかもしれないけど、オレたちは厳しい練習してるんだよね・・」って本気で謝ってました。

何よりも良かったのは、ランゲームが戻ってきたことです。今シーズンは怪我に泣かされていたRBトーマス・ロールズさんですが、この試合では161ヤードを稼ぎました。

こ、これだ・・。忘れてたよ。シーホークスってランでゴリゴリ行くチームだったんだよ・・・。忘れていた自分を思い出したような気分。そうなんだ、コレが本当のオレなんだ。そんで、オレって結構イケてる・・。これに、すごく勇気づけられました。なんか希望が見えてきた。

ロールズさん、プレイオフでは思う存分走ってくだされ!

ディフェンスもタッチダウンを許さない堅い守備でした。これも、久々の結果。やればできるじゃないの~。ということで、シーホークスにとっては、これからの試合に向け意気が上がるような試合となりました。

ライオンズは、やはりQBマシュー・スタッフォードさんの怪我が大きく響いていたんじゃないでしょうか。スナップを受けるところがスローモーションで、アップで映っていたけど、中指をかばってたもの。ぶつからないように。痛いんだよ・・。こんなんでよくシーズン後半戦投げてたよね・・・。

スタッフォードさん、タフでガッツがあって、好きな選手です。来年はNFC北チャンピオンになってほしいぞ。

さて、この試合ですが、終ってみたら「シアトルに審判が味方してた」って怒ってる人がいてびっくりしました。自分はそんなこと全然思わなかったです。(ファンってすごいねw愛は盲目か)

シーホークスディフェンスのパスインターフェアランスが、無効になった場面もありました。スタッフォードさんの投げたパスが「キャッチ不可能」だと判定されて。私なんか「あー取れない取れない、あったりまえ~」と気にもかけなかったけど、同じものを見て、「絶対取れるだろ、審判ひどい」とカッとなった人もいるってことですよね。

すごいね、この見方の相違が。主観が入るとこんなにも感じ方に違いが出るんだね・・と、そういうことに驚きました。へぇーって。

まー、ミスコールはどの試合にもあるし、こっちだって不利な判定されたことあるし、審判だって人間だし、シーホークスが勝ったからどうでもいいや~。(いいかげん)

ということで、次の試合はアトランタ・ファルコンズ戦です。ファルコンズといえば、レギュラーシーズンの試合で対戦した時に、最後の最後でパスインターフェアランスがあったよね・・・という因縁もありますが、オフェンスが爆発しているいいチームなので試合が楽しみです。

さあ来い~ファルコンズ!

2017/01/07

最終戦なのにプレシーズン? シーホークス@49ers戦

あー、早い。とうとう第17週でNFLのレギュラーシーズンが終了。シアトル・シーホークスはサンフランシスコ・49ersと戦い、25対23でかろうじて勝利を収めました。

49ersって、今年2勝しかしていないチームですよ。試合前には、GMとヘッドコーチの解雇決定と報道されたチームですよ。なんだァ、消化試合かァ、試合キャンセルでもいーじゃん、シーホークスの勝ちにして選手を帰したらァ、なんて思ってたら、14対3・・(汗)

え?負けんの?15分しか経ってないのに、2タッチダウン取られてる?

なぜ今年はこんな試合ばかりなんでしょう。パスラッシュが3人しかいないのに、Oラインが負けてる・・・ラッセルがスクランブルばっかしてる・・・。

と青くなっているうちにQBラッセル・ウィルソンさんからTEジミー・グラハムさんへの42ヤードパスが出ました。その後、1ヤードラインからRBトーマス・ロールズさんが走りこんで19対14と逆転。


こんなプレイができんならジミーさんに球を集めろー!ランニングバックなんかもういなくていいー!パスで行けパスでー!(やけくそ)

オフェンシブラインは、まだポジションの入れ替えなんかやってる。タイラー・ロケットさんが怪我したからリターナーがいない。試合前にボールをキャッチする練習をしているリチャード・シャーマンさんの映像が出たら、ボールをぼこぼこ落としてる・・・。パントリターンでシャーマンさんが構える度にヒヤヒヤしたよ・・・。(ファンブルしなくてよかった・・・)

第3クォーターでは、シーホークスのパントの際スナップしたボールがキッカーの頭を超えエンドゾーンに転がってセイフティ。スナッパーのルーキー、フレスさんは試合中に怪我をしていたようで、試合後IR(故障者リスト)に。(プレイオフはNEWスナッパーを連れてくるってさ・・・)

第4クォーター残り5分42秒で49ersがタッチダウン。25対23の2点差に詰め寄られたと思ったら、QBウィルソンに代わって、なんとバックアップのボイキンさんが登場。え・・なに・・まだ5分あるんよ・・2点差しかついてないんよ・・今頃ポジションのローテーションなんかしてプレシーズンかよ・・・。

ちょうど同じ時間帯に試合をしていたアトランタ・ファルコンズが勝ちそうだったので、プレイオフの第2シードは無理そう。それなら負けても同じこと。QBちょっと休ませとこう――ということだったみたいです。

ボイキンさんはこの後、なんと1st downを4回更新して、このまま逃げ切りました。(見くびってゴメンね~)

あー疲れた。やっと勝った。これでプレイオフ大丈夫なんかな?

と不安の残る試合になりましたが、ま、そういうシーズンでした。プレイオフはどうなるんでしょうね。全く読めません。ラッセルが連れてってくれるところまで行くだけだ。ヒューストンまで連れてけー!!

週末のプレイオフ1回戦に向けて、シーホークスはリターナーとしてベテランのデビン・ヘスター選手(前レイブンズ)と契約。RBプロサイスさんは、今週は出場できませんが、ひょっとして2週間くらいしたら・・・ということです。

プレイオフ初戦はライオンズ!

2017/01/05

イーライ・マニングがベッカム&Co.のマイアミ行きに完璧コメント

ニューヨーク・ジャイアンツのシーズン最終戦は、同地区のライバル、ワシントン・レッドスキンズ戦でした。プレイオフ進出を賭けて戦うレッドスキンズを19対10で一蹴した後、ジャイアンツのワイドレシーバー陣は、プライベートジェットをチャーターしてマイアミに飛び、新年をお祝いしたそうです。


ちょwwあんたら、なにそんなに気張ってポーズとってんのwwリラックスしてみろや~。

夜はナイトクラブでジャスティン・ビーバーとつるんだり、ボートに乗ってクルーズしたり、遊びまくるミニバカンス。

そうしたらやっぱり、「え?」という声も出てくるわけじゃあないですか。だって1週間後にはプレイオフを控えているのだぞ、と。極寒のランボーフィールドでパッカーズと戦うのだぞ、と。マイアミでパーティに興じてていいのかお前ら、と。

一方で、休みの日に何をしようが、それは選手の自由であるという意見もあります。ジャイアンツは日・月曜が休日でした。法律を犯しているわけじゃない。息抜きの仕方は人それぞれだと。

火曜日の練習には、ワイドレシーバー陣もきちんと出席。練習をいつもどおりこなしました。この件について質問されたヘッドコーチのマカドゥーさんは「休みなんだから」とコメント。

ジャイアンツのクォーターバック、イーライ・マニングさんは・・・

「チームとして、僕たちは、試合前の準備には誇りを持っているんだ。だから、あの写真を見て、ちょっと残念だった。だって、持ち物をしっかり準備していない。シャツも持っていない。長いパンツなんかはいて、ショートパンツも持ってない。ビーチサンダルも忘れてる」

「機会に備えての準備を怠ってるのが残念だ」

と、真顔で語っていましたよ。

イーライはどう答えるんだろう?若い選手を少しは非難するんじゃないのか?それとも、取るに足らない問題だと切り捨てるのか?と記者のみなさんも期待してたと思うんですが、この変化球。本気なんだか冗談なんだか分からないイーライさんの言葉に、周りから笑いが漏れてました。

「あいつら、ビタミンDが少なかったのかもしれないな。だから太陽に当たりたかったのかも。ビタミンDを摂取して、グリーンベイの寒空に備えたかったんだよ」

「僕があの写真を撮ったのさ、って人に言ってた。シャツなしの僕はダメだって、あいつらが写真に入れてくれなかったんだって」

イーライ、いいじゃないの~wwベッカムを糾弾するつもりの記者だって、こんなこと言われたら笑うしかないっしょ、ねぇ。笑いで相手を煙に巻くって完璧の術。イーライ、尊敬する・・。

イーライさん、いつもマイペースなところが大好きです。たとえばですね、こんなビデオでも。


イーライ見た?見えましたか?ふら~と画面を横切っていったおっさん。ノリノリのWR陣を完全無視――というよりは、無関心。どーでもいいのww誰がどこで何してるかなんて、イーライは全く気にならんの。

そんなイーライ・マニングさんですが、今年はあまり良くないんじゃないでしょうか。全試合見てるわけではありませんが、肝心なところでのインターセプトとか多いような気がします。

プレイオフのワイルドカード戦では、グリーンベイ・パッカーズと対戦します。イーライが悪くなかったら、ターンオーバーがなかったら、ジャイアンツは結構やるんじゃないかと思っていますよ。後半戦に入ってディフェンスもソリッドなところを見せているし、オデル・ベッカムの爆発的なプレイが出るかも。

劣勢といわれているジャイアンツですが、勝機はある。がんばれ~!横柄ロジャースに目に物見せてほしいぞ~!

[UPDATE]

ジャイアンツ対パッカーズ戦は、パッカーズが38対13で勝ちました。

オデル・ベッカムさんは、落球もあったしタッチダウンを取り損ねていました。ターゲット11回中レシーブ4回で28ヤード。さんざんな成績。

翌日の月曜、再びボートの件について聞かれて、イーライ・マニングさんは「目立つような行動をしたら、やっぱり結果ださなきゃね」とコメント。


「あれが試合に影響したとは思わない。練習はうまくいってたんだ。みんなプレイを決めてたし、集中して、厳しい練習ができていた。残念ながら試合ではよくなかったけど」

と、穏やかに、微笑みながら語っていました。

試合後の記者会見では

「僕がもっといいパスを投げないと。彼が難しいキャッチをしてなくていいように」

なんつって。イーライ、優しい。オデル、よかったねぇ~イーライがQBで。ぐちゃぐちゃ言わんで見守ってくれる先輩がいて、あんた幸せ者やん。

遊んでて結果が出せなかったんだから、当然非難がごうごう来るでしょう。マイアミに行ったことは、良かったのか悪かったのか?いろいろ意見があるでしょうが、それを決めるのは、オデル・ベッカムさんとビクター・クルーズさんと、スターリング・シェパードさんだけ。

え~ジャイアンツの試合もう見れないの・・それが私は一番悲しいです。

2017/01/04

ブロンコスのキュービアックさんが引退して悲しいよ・・・

デンバー・ブロンコスのヘッドコーチ、ゲイリー・キュービアックさんがコーチ職から引退すると発表しました。

むっちゃ悲しい・・・。

キュービアックさん好きだった。話したことがあるわけでもない、どんなふうにコーチしているのか知っているわけでもない。ヘッドホンをしてサイドラインに立っているのをテレビで見てただけなのに、好きだったです。

一見、自動車修理工場の親父さんふう。自分の腕一本で叩き上げて、口数は少ないけど従業員の面倒見はいいみたいな、そんなブルーカラーの代表みたいなところ(って自分の思い込み・・)が魅力でした。

GMのエルウェイさんみたいなきらびやかな栄光はないけれど、その分苦労を知ってて実直で誠実な人柄(って知らないくせに・・)に惚れてました。

今シーズンは、ひどい偏頭痛で救急車で病院に運び込まれ、1週間の休養を余儀なくされました。3年前、ヒューストン・テキサンズのヘッドコーチだった時には、軽い脳梗塞を患っています。

「先に言っておくけど、体の状態はいい。心配はない」

と前置きした後で、自分がヘッドコーチとしてやってきたことを、今までどおりにできなくなったと語っていました。今年一年大変だった。仕事の量を加減して、他の人の助けを借りて、仕事をこなそうと努力したけれど、やはり自分は自分のやり方でしかできない。ヘッドコーチとして自分が満足する仕事は、もうできない。だからコーチ職から退く決意をしたそうです。

GMのエルウェイさんには、クリスマスの週末カンザスシティへの遠征時に告げたそうです。「ちょっと、話があるんだけど・・仕事上というより、友達として・・明日話すわ」と電話したら、エルウェイさんが「いや、今そっちの部屋に行くわ」って。

記者会見では、オーナー、GM、スタッフ、選手、ファン、リポーターと、とにかくみんなに感謝の言葉を述べて声を詰まらせていましたが、こらえきれなくなったのは、自分の息子たちのことを語りだしたとき。

3人の息子さんのうち、2人がブロンコスで働いています(アシスタントとスカウト)。いつでもお父さんのことを支援してくれて、ありがとうと。

息子さんも「親父、お疲れさん!」とインスタグラムに投稿してましたよ。

A photo posted by Klein Kubiak (@klein_kubiak_84) on


引退記者会見にはスーツを着て来るよう、ブロンコスの係の人からお願いされましたが、最初ブロンコスに来た時もジーンズだったから、ジーンズでいいと、シャツとジーンズの軽装でした。

で、ちょっとキュービアックさんのwikiを見てみると・・・

1983年にドラフト8巡でブロンコス入団。ポジションはクォーターバック。(同年の1巡1位指名がジョン・エルウェイ)

9年間プロ選手として、ずっとQBエルウェイのバックアップを務めてきました。選手時代にスーパーボウル敗退が3回。第21回、24回の負け試合では、後半に登板しました。

サンフランシスコ・49ersのクォーターバックコーチとして第29回スーパーボウル優勝。(QBスティーブ・ヤング)

デンバー・ブロンコスのオフェンシブコーディネーター兼クォーターバックコーチとして第32、33回スーパーボウル優勝(QBエルウェイ)

ヒューストン・テキサンズのヘッドコーチを8年、ボルチモア・レイブンズのオフェンシブコーディネーターを1年務めた後、2015年デンバー・ブロンコスのヘッドコーチに就任。ヘッドコーチとして第50回スーパーボウル優勝。

そういえば、去年スーバーボウルで勝った時に、「前の3つのスーパーボウルリングは息子たちにくれてやる~だけど今回のはオレのもんだぞ~」って喜んでました。ヘッドコーチとしてのリングは、そりゃあ嬉しかったんでしょう。

記者会見では、

「これまで20数年、コーチ業に情熱を持って取り組んできた。同じような情熱を持てるものを探すつもりだ。人生には、することがたくさんある」

とも語っていました。そして奥さんには「彼女のおかげで、ばらばらにならずにここまで来れた」と感謝していましたよ。

ああー、ほんっと残念。もうキュービアックさんが見れないなんて。時々テレビに出てくれるのかな?いや、そんなタイプにも見えないな・・・。でも、短い間(私にとっては2年)でしたが、キュービアックさんに会えてよかったです。またいつか、元気な姿を拝見したいです。

選手の方々もコメントしていますが、QBシーミアンさんのを紹介します。

「コーチには大きな借りがある。僕なんかドラフトされるはずじゃなかった。ここにいるはずじゃなかったんだ。なのに、こんなチャンスをくれた。ドアを開けて、プレイさせてもらった借りがある。つらいけど、進んでいかなきゃ」

ボン・ミラーさんも、キュービアックさんへの想いを長い作文で綴っていました。


キュービアックさんは、ボンさんにいつも特別指令を出していたんだそうです。チームミーティングの後、そっとボンさんを傍らに呼んで、「練習にちょっと激しさがほしい」とか「焦点をここに当ててやってくれ」とか、チームのムードメーカーとしての使命を割り当てられていたと。

シーミアンさんが先発QBとなった時も、「彼をチームとして後押ししてくれ」と頼まれて、ボンさんや他ベテラン選手がロッカールームを盛り上げたそう。

いつも大きな視点で見て、プランを立てる。それがキューブ(キュービアックさんのニックネーム)だぜ。コーチとしてブロンコスに来た最初の日から、自分のことを信頼してくれた。目先の練習のことだけじゃなく、広い目で、自分にどんなことができるか考えるようになった・・・・

というようなことを書いてました。

みんなに惜しまれ去っていくキュービアックさん。ちぇー、一人でなんかカッコいい幕切れにしちゃってさー。家でごろごろしてたって、奥さんに「んもー邪魔。外で仕事してくれた方がよっぽどいいわ」とか言われんじゃないのぉーーーー。

という気もしますが、お疲れ様でした!