2016/01/26

カーソン・パーマーとラリー・フィッツジェラルドが気の毒すぎたアリゾナ・カーディナルス@カロライナ・パンサーズ戦

あ、悪夢としか言いようがない。
こんな結果を、いったい誰が予想していたことか。

2015年シーズンのNFCチャンピオンシップは、15-49でアリゾナ・カーディナルズがカロライナ・パンサーズにボロ負け。見るも無残なメッタ切りの試合になりました。

今年MVP候補にも挙がっていたアリゾナのQBカーソン・パーマーさんは、インターセプト4+ファンブル2で、ターンオーバー計6つ。信じられないだろ、この数字!


パーマーさん、今年は自己最高の記録をおさめていたんですよ。4671ヤードのパスも自己最高(リーグでは4位)なら、タッチダウン35(リーグ2位)も自己最高。QBR(ESPNが計算したクォーターバックの指標)においては、リーグ1位!

ドラフト1位でシンシナティ・ベンガルズに入って9シーズン過ごして、オーナーともめて「トレードに出してくれないなら引退するわ」とか言って、そのあとレイダーズ、カーディナルズと渡り歩いて、去年はACLのケガでシーズンを棒にふり、リハビリに精を出し、そして今年。カムバックして、怒涛の勢いでカーディナルズをプレイオフまで連れてきた人じゃあないですか。

大学でパーマーさんをコーチしていたピート・キャロル(現シーホークスのヘッドコーチ)さんも、「彼にとってすばらしい年になったよ。ずっと待ってたんだよ。勝てるチームで、力を発揮できるチャンスが来たんだ。彼のキャリアにとってすばらしいことだ」って言ってたし、前のコーチやチームメイトも「精神的にも肉体的にも強いヤツなんだ」って言ってたし。

パーマーさん自身も、今年はオレの年って思ってたかもしれない。プレイオフの経験あまりないけど、ここで勝つことができれば、エリート・クォーターバックの仲間入りって。「スーパーボウルの本命はカーディナルズ」って思ってた人もいっぱいいたと思う。

それが、この結果だもの・・・。

「プレイオフは信用できないパーマー」ってレッテルが付いたよ・・・。

なんでだろう?メンタル弱いから?何試合か前に脱臼した指が、まだ完治してなかったから?

(メンタルといえば、ワタシはキャム・ニュートンだってメンタル弱いと思ってんだけど。今はチームが盛り上がってるから調子に乗ってるだけで、あっという間にガタガタこわれる選手だと思ってるよ。)

点数が離れすぎたから、何かをしなくちゃって焦ってたのかも。それも原因のひとつでしょう。

試合後の記者会見ではラリー・フィッツジェラルドさんが泣いていました。「こんなカタチで負けるなんて・・・」って。

ドロップが少ないフィッツジェラルドさんが、この試合では2ドロップ。




カーディナルズ、こんなもんじゃないと思うけど、勝ち運がなかった。ラリーさんにはぜひスーパーボウルのリングをあげたいけど・・・。




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