2016/05/21

2016年NFLランキング72位にダグ・ボールドウィンさん初登場

シアトル・シーホークスの怒りんぼう、ダグ・ボールドウィンさんが、今年のNFLランキングにデビューです!

さんざん「平凡」とか「フツー」と言われてきたシーホークスのレシーバー陣ですが、そんなことないっすよ!今年はいろいろ見せてくれましたよ!ルーキーのタイラー・ロケットさんも素晴らしい活躍だったし、シーズン後半では、このダグ・ボールドウィンさんが爆発。最後の6試合で、タッチダウンが11!


「2015年、ダグ・ボールドウィンよりタッチダウンをした者はいない。フリオ・ジョーンズよりも。アントニオ・ブラウンよりも。オデル・ベッカムよりも」

って、すごいや~ん。さらに付け加えると、シーホークスのオフェンスはランが中心で、年間のパス数は、全チーム中、下から数えて5番目。ボールドウィンさんがターゲットにされたのは104回なんですが、タッチダウン上位のワイドレシーバー5選手の平均ターゲット数が162回です。え?ボールドウィンさん、すごいやんか!

キャッチ(78)、ヤード(1069)、タッチダウン(14)数でも、自己最高記録です。すんごくいい年になりましたね~。


ボールドウィンさんは、フロリダ州の小さな町の出身。高校卒業時にスカウトに来たのは、ただ一校。そのスタンフォード大学に進みましたが、途中で学業にもフットボールにも行き詰まり、「もうやめたい・・・」とお母さんに電話したこともあったそう。

スタンフォードでチームメートだったリチャード・シャーマンさんも、去年のボールドウィンさんの活躍を喜んでいるひとりです。

「こんなシーズンになって本当によかった。アイツはもっと賞賛されるべきなんだ。ほめ言葉を10倍にしてもいいくらい。だって、これまでたいへんだったんだ。体は小さい。高校3年の時は両肩を痛めた。大学では3年生で2軍に落とされた。一番輝ける時期なのに。ドラフト外のルーキーとしてNFLに入って、爪をひっかくようにして、戦ってきたんだ」と。

まったくよ~人が頑張ってんのに「オメーはダメだ」ってさんざん言われて腹が立つのも当たり前だよな!ということで、怒ったダグ・ボールドウィンさんのビデオをひとつ貼っときます。

2014年シーズンのNFCチャンピオンシップでグリーンベイ・パッカーズに勝ったあとのインタビュー。当時、元NFL選手で解説者のディオン・サンダースさんが、シーホークスのレシーバー陣を「平凡」「フツー」と呼んでいたことに腹を立てていたボールドウィンさんです。



「あなたたちレシーバーが延長戦で勝利に導いたわけですが、どんなことを克服したんですか?」

「さあね!これが『平凡』な、『フツー』のレシーバーがやることさ!よう、ディオン・サンダース!オレら、どうだよ?ああ?どうだい?オレら、スーパーボウルに行くぜ!」

おお、言ってやれ!

でも、もうボールドウィンさんを平凡と呼ぶ人もいないでしょう。シーズンオフには恋人にプロポーズもしたし、ちょっとは角がとれるのではないでしょうか。

今年も、よりいっそうの活躍を期待したいです。オデル・ベッカムJr さんばりの片手キャッチもどんどん見せてほしいぞ!

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