2016/05/14

サム・ブラッドフォードのエージェントがトレード要求のウラについて説明してた

先月、フィラデルフィア・イーグルスが、ドラフト2位でクォーターバックを指名する姿勢を見せたことで、QBサム・ブラッドフォードさんは、トレードを要求していました。

3月にイーグルスと2年で36億円(強)の契約を結んだばかり。だけど、新人QBが来るなら、フィラデルフィアには居たくないということで。自分の不満を表明するため、練習を2週間休んでいました。

ファンやメディアから非難されたあと、ブラッドフォードさんは、今週月曜日からチームの練習に復帰。これで一件落着?かどうかわかりませんが、ブラッドフォードさんのエージェント、トム・コンドンさんが、この件について説明していました。


「ポジション争いをするのが嫌だから」というのが、トレード要求の理由ではないと。

イーグルスがトレードアップして、ドラフト2位指名権を得た時点で、コンドンさんは、自分のクライアントであるブラッドフォードさんがよりよい立場でプレイするには、ブロンコスがいいのではないかと考えました。

「フィラデルフィアに短期間しかいられないのは分かっていた。彼らは(ドラフトを)ビジネスの観点から決断した。私達のビジネス的決断は、こうだ。この立場を改善できるか?」

「その時点で、デンバー・ブロンコスはQBを必要としていた。彼らには、マーク・サンチェスがいた。いいQBだ。でも、私達がそこに行くことはできるだろうか?だから、サムは練習を休んで、不満を表明したんだ。結果、思ったとおりになった。ブロンコスがイーグルスにコンタクトをとってきた」

しかし、交渉はまとまらず、ドラフトでイーグルスはカーソン・ウェンツさんを指名。デンバー・ブロンコスはパクストン・リンチさんを指名しました。

「ブロンコスは、もうQBが必要ない。だから、私達に一番いいのは、サムがイーグルスの練習に戻って、システムを学んで、サムの能力を示すことだ。サムは今年いいプレイをすると思うよ。たぶん来年も。そのあと、トレードかフリーエージェントだ」

とのことです。「自分がよりよい立場で仕事ができる場所を探すため」と聞けば、うーん、そんなもんなのかなあと思います。コンドンさんも、自分のお客さんにとってのベストを考えていたということだし。へぇ~。

このトム・コンドンさんという人は、ものすごく有能なエージェントなんだそうです。マニング兄弟、ドリュー・ブリース、RGⅢ、トニー・ロモ、マシュー・スタッフォード、アレックス・スミス等、そうそうたる選手が依頼主。す、すごいな・・・。選手よりずっと稼いでそう・・・。

ということで、イーグルスのQB争いはどうなるのかな~?ってことも、これからの楽しみです。ドラフトからだいぶ経ちましたが、ブラッドフォードさんとウェンツさんはまだ対面してなくて、OTAの時に初めて会う予定だそうです。

ブラッドフォードさん、チェイス・ダニエルさん、ウェンツさんという順でロッカーが並んでいます。

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