2016/05/03

パクストン・リンチを歓迎する さわやかサンチェスさん

デンバー・ブロンコスがドラフトでQBを指名したって、マーク・サンチェスさんはへっちゃらです。パクストン・リンチさんには早々とウェルカムメッセージを送り済み。チームが新人QBを指名したことは、ボクへの信頼の証なんだ!と明るい顔で、記者会見に登場しました。


「ドラフトって、特別な日だよ。夢が現実になったんだ。おめでとう、チームへようこそ。ボクにできることがあったら、なんでも言ってくれ」

とルーキーQBに伝えたというサンチェスさん。ポジションを自分と争う相手を手助けするということについてはどうなの?と訊かれて

「自分に自信があるなら、問題はない。テクニックでもフットワークでも、フィールドの外のことでも中のことでも、ボクができることなら助けるつもりだ。ボクだって先輩の選手にそうしてもらった」

と答えました。サ、サンチェスさん、素晴らしいじゃないですか!ティーボウさんといっしょのときにグダグダ言っていたのがウソのよう。なんか、輝いて見えるよ・・・。

ペイトン・マニングさんとブロック・オスワイラーさんが去ったあとのブロンコスにやってきたマーク・サンチェスさん。その後も、49ナーズからQBキャパニックさんが来るとか、イーグルスのQBブラッドフォードさんを連れてくるとかいう話がありました。ベテランのQBではなく、新人をドラフトしたことは、先発QBはサンチェスさんでいくという、チームの意思表示。与えられた機会に感謝し、前進するだけだと語っています。

「ベテランQBが来ることになっても、新人をドラフトすることになっても、ボクの焦点は変わらない。大切なことは、チームメイトと信頼関係を作り上げること、プレイブックを学ぶこと、コミュニティに貢献すること。そしてチームのリーダーとしての自分を確立することだ。時間をかけてやっていく」

「誰がチームに来て、チームの構成がどうなるか、とか、そんなことには振り回されない。感情の奴隷にはならない。自分ができることをやるだけだ。そんなの、どうでもいいんだよ」

おお、サンチェスさん、なんか達観してるような発言を。立ち上がって大きな拍手を送りたい!ブラボー!!って。

この人、こんなにさわやかな人だったん・・・?それとも、何かがサンチェスさんを変えたん?これが大人になったってことなん?と、ちょっと感動しましたです。

マーク・サンチェスさんは、3月にブロンコスに移籍して以来、本気でリーダーシップを発揮しています。オフェンスのチームメイトをカリフォルニアに招待し、ミニキャンプをはったそうです。家を借りて、みんなで練習するだけでなく、ゴルフをしたり食事をしたりと、チームメイトといい関係を作り上げようと意気満々。

いいじゃないですか~。張り切ってますね~サンチェスさん。こんなにやる気になっている人がいたら、チームも盛り上がるでしょう!まだ、サンチェスで大丈夫かな?って思っている人もいるでしょうが、そんな人たちを見返すようなプレイを、開幕試合で見せてほしいです!

サンチェスさん見たいよ~。パクストン・リンチさんも見たいけど~

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