けっ、大げさもいいとこ~。ヒューストン警察署に提出した盗難届の「被害額」欄 にペイトリオッツがそう書いただけやん~自己申告でさぁ~。と、斜め目線で見ておりました。
メキシコでそのジャージが発見されたというニュースを聞いた時にも、正直、呆れました。車の盗難とか空き巣窃盗とか、警察なんか何にもしないくせに、汗臭いジャージ探すのにFBIなんか使ってんじゃねー!国民の税金をそんなことに使っていいのか!警備管理を怠っていたNFLとペイトリオッツに任せておけばいいんじゃー!と。
トム・ブレイディのスーパーボウル着用ジャージ。ペイトリオッツファンにとっては、お宝でしょうが、世界の99.9パーセントの人にとってはどうでもいいことっすよね。ふっ。
と、そんなニュースも忘れかけていた矢先、実は、19歳の少年がこの事件を解決する手掛かりを提供していたという話が。
Right now @Dylan_Swaggner New England hero who helped @FBI find Tom Brady's jersey joins @HeraldRadio. #Patriots https://t.co/H2LettT3bA pic.twitter.com/ULhIlW31Bv— Boston Herald Radio (@HeraldRadio) April 5, 2017
この人、ディラン・ワグナーさんは、シアトル在住のペイトリオッツファン。(どうですか、この写真。地元放送局がわざわざ12'sの旗を飾っとるw)スポーツもの記念品の収集家なんだそうです。
去年12月にeBayというサイトを通して、ジャージを1着売ったワグナーさん。それを買ったメキシコ人収集家と、自分のコレクションを見せ合ったそうです。写真を送って。相手からは30枚も写真が送られてきました。
「オレ、こんなの持ってんだぜ」「うおおおお!スゲーー!」と、盛り上がったのではないでしょうか。コレクター同士ですからね。そのいくつかの写真の中に写り込んでいたのが、49回スーパーボウルのトム・ブレイディ着用ジャージでした。
「あれ?それ、どこで見つけたの?」というワグナーさんの質問に、「ん、まあ、後で教えてあげるよ」と答えたメキシコ人。実は、この人が今回のジャージ盗難犯人でした。
去年12月には、49回スーパーボウルのジャージが紛失したことは公表されていませんでしたから、「いいなぁ。本物かなぁ」で終っていたところ、今年のスーパーボウル後にブレイディのジャージが盗まれる事件が発覚。
ワグナーさんはペイトリオッツPRやヒューストン警察に連絡を取りましたが、折り返しの電話はかかってこなかったそう。
そんなところに連絡してきたのが、友人のATFスペシャルエージェント、クリストファー・アロンさん。(ATFとはアルコール、タバコ、銃を取り締まる連邦政府機関)アロンさんもコレクターで、12月の写真をワグナーさんと見ていました。
「彼がESPNの記事へのリンクを送ってきてくれた。それには、ブレイディがジャージを盗まれたのはこれが初めてじゃないと書いてあった。シーホークスとのスーパーボウルでもあったことだと。人が努力して勝ち取ったものを、堂々と盗むヤツがいるなんて信じられない」
と語るワグナーさん。友人のATFスペシャルエージェントがFBIに連絡し、ワグナーさんは犯人の情報を提供したというわけです。
「彼(エージェント)が言うには、スタジアムのビデオだけじゃ証拠が不十分だったらしい。僕の写真がなかったら、家宅捜査の許可は取れなかったかも」
だそうですよ~。
19歳の少年が、コレクターつながりでATFエージェントと友達だってこともすごいし、この犯人もコレクションを愛するあまり、つい足が出たってところがミソ。隠しておけばいいものを、ちょっとトム・ブレイディ見せてやろうか、すごいだろ?なんて気持ちが、命取りになりましたね。あぁ~。
「いつか、トム・ブレイディと会えるといいなあ。夢が叶ったらいいな。ジャージが彼の元に返ってきて本当に嬉しいよ」
と語ったワグナーさん。トム・ブレイディがペイトリオッツの試合に招待してくれるだろうよ!飛行機代、宿泊代付き、サイン入りジャージ、ボール、その他もろもろ付きで。
ねぇ~。5000万円のジャージ2着も見つけてもらったんよ~。
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