テキサンズのルーキークォーターバック、デショーン・ワトソンくんとシアトルの星ラッセル・ウィルソンさんの投げ合い、すごかったです。今年のゲーム・オブ・ザ・イヤー?シーホークスに関して言えば、そうなるかも。
QBワトソンくんは、今年ドラフト1巡全体12位指名された選手。クォーターバックとしては、2位ミッチェル・トラビスキー(シカゴ・ベアーズ)、10位パトリック・マホームズ(カンザスシティ・チーフス)に続いての3番目ですが、もはやナンバーワンの呼び声高し。器の大きさを感じさせる存在感がありました。
冷静で、窮地に立たされてもひるまず、プレイを作り出していくところなんか、QBラッセル・ウィルソンさんを彷彿とさせるよう。
「ルーキー・オブ・ザ・イヤーは、もう彼にしたら」とウィルソンさんも試合後のインタビューでさっそく宣言していましたよ。
試合は、ワトソンくんがいきなり59ヤードのパスを通して先制。「カバーしてたオレの責任」とばかりに胸を拳で叩いていたシーホークスのセーフティ、アール・トーマスさんが、次のドライブではインターセプトに成功。
Deshaun Watson tested the Legion of Boom, and Earl Thomas made him pay for it. pic.twitter.com/b0ipo46300— CBS Sports (@CBSSports) October 29, 2017
んもー、アールすごいな!去年足折ってリハビリしてたなんて信じられない!狙ってたよね、鋭い目つきで!
This is what you call capturing the moment. Pic by @rodmarphoto: pic.twitter.com/xmsBmjvXzW— John Boyle (@johnpboyle) October 30, 2017
しかし、このくらいでへこたれるワトソンくんではありません。この後もパスを通しまくってTDを2つ追加。21対21の同点で前半を終わりました。
第3クォーターではCBリチャード・シャーマンさんがワトソンくんのパスをインターセプト。それをフィールドゴールで得点し、この試合始めてのリードを奪ったシーホークス。
第4クォーターではテキサンズTDで逆転。シーホークスもTDを返し34対31とリード。残り5分少し。よし、あとはディフェンスに任せよう。無得点で抑えれば、勝利はこっちのもの!とグーを握り締めましたが、2プレイ後にはWRディアンドレ・ホプキンスさんが72ヤードを駆け抜けてタッチダウン!
えーーーー!ディフェンスぼっろぼろ。。。。。。。
大丈夫、ラッセルがまた行くでー!レッツゴー!とレッドゾーンまで攻め込みましたよ、シーホークスは。ゴール前20ヤード1st and 10。しかし、ここで痛恨のインターセプトを放ってしまったQBウィルソン。ボールはテキサンズへ渡り、残り2分55秒。
だめか・・・。
誰でもそう思ったことでしょう。でもラッセル・ウィルソンは違いまっせ。
「ボールはこっちに戻ってくる。絶対に。そうなるはずだ。ベンチに行って、2分のドライブの準備をしたんだ。レシーバー陣にはこう言った。残り1分30秒くらいでボールが戻ってくるぞ。多分タイムアウトはない。もしかしたら1つあるかも。準備してろよ。コールがくるぞ」
シーホークスにボールが回ってきたのが、残り1分39秒。自陣20ヤードラインでタイムアウトはなし。
一投目はフィールドの中央へ、大きなアーチを描く52ヤード余りのロングパス。
WRポール・リチャードソンにはカバーが一人ついていましたが、彼の跳躍能力を見込んでの、チャンスに賭ける信頼のパスでした。リプレイで見ると、レシーバーの体が伸びて最高点でボールをキャッチしたのが分かります。すんごーーーー!
WRタイラー・ロケットへ19ヤードパスを通したあと、3プレイ目でTEジミー・グラハムが18ヤードタッチダウン!歓喜に揺れるセンチュリーリンクフィールド。
Steve Raible call of the go-ahead Jimmy Graham TD, complete with Raible's voice cracking & ensuing Russell Wilson flute celebration pic.twitter.com/pGamSjt8YF— Ben Baldwin (@guga31bb) October 30, 2017
イェーイ、勝ったーーーー!!さぁ踊れ踊れーーー!いつもクールな小人も笛を吹きながらやって来たぞーーー!(うわーラッセルごめんよぉ・・・)
この後、21秒を残してテキサンズボールとなりましたが、まだ気は許せません。最後にやっとCBシャーマンがインターセプトし、試合終了。
今思えば、2分49秒からのテキサンズ攻撃はすべてランでした。1度はファーストダウンを取れたものの、2度目は更新できずパントに至ったわけです。ランで時間を稼ぎ、試合終了へ持っていくのは常套手段ではありますが、この試合当たっていたワトソンくんに1回くらいパスさせれば、2回のファーストダウンを奪って試合を決めていたのではないか。
なーんて、そんなことも思います。いや、両QBとも素晴らしかった。
「ヒューストンはラッキーだよ。来年には彼はリーグで五本の指に入るQBになるだろう。あの二人(ブレイディ、ロジャース)を入れてだ。彼には、勝ってやる、という競争心を煽られるよ」
と、ワトソンくんをベタ褒めなのはリチャード・シャーマンさん。試合中、第3クォーター終盤でルーキーQB足首を痛めたか?と思えた時には
「もうちょっとだ!今は降板できないぞ!」
とワトソンくんに声をかけ、試合が終ってからも
「これまでオレ達と戦った、どのQBにも負けない試合だった。歴史に残るQBとプレイしてきたけどね。どこまでも戦い続ける姿勢に敬意を払うよ」
とあいさつしたそうです。
しかし、なんといってもラッセル・ウィルソンさんですよ。スカスカOラインをものともせずスクランブルしまくり。そんな中でパスをガンガン通す。ランニングバック陣がキャリー16回計5ヤードしか進めない中、一人でパス452ヤード、ラン30ヤードを稼ぎ出しました。
これがプロ入り99回試合目。400ヤード以上パスを記録したのは、これが初めて。
よーし、ラッセルにどこまでもついて行こう。笛の音に踊らされてどこまでも(しつこい・・・)。
ということで、次週はもう9週目。はや!今シーズンも盛り上がって行きまっせ~。
生放送で見てましたが、めちゃくちゃシビれる試合でした‼︎残り20数秒でのジミーグラハムさんへのTDの時思わず叫んでしまいました!笑
返信削除相手のワトソンさんもほんとにルーキーか?と思えるほどの活躍ですごかった!
ここからさらに選手の大きな怪我なく調子を上げてシーズンを突っ走っていってほしいです‼︎
あとジミーグラハムさんがトレードされなくてよかったです!笑 Go Hawks !!
私は立ち上がってバンザイでした!!ねー、すごい試合でしたね。グラハムさんトレードなしでほんとよかったです。終盤戦どんどん活躍してほしい。みんな怪我なく最後まで突っ走ってくれることを祈りましょう!Yaaaaaay! Go Hawks!
返信削除いつもブログの更新楽しみにしています!!試合は点を取られたら取り返す、最後までどちらが勝つのかわからないものすごいシーソーゲームでしたね!!それにしても、シーホークスの前半ラン獲得ヤードがたったの3ヤードだったことには驚きました。"BEAST MODE"のような驚異的なランオフェンスがまた見たいです。頑張れ!! Go Hawks!!
返信削除こんにちは!ランが全然出ませんでしたね。チームとしてはランでがんがん稼ぐオフェンスをしたいと思うので、まだ期待してます。長いランが出ると気持ちいいですよね。次の試合はレイシーをもっと走らせるみたいですが、ランニングバック陣に後半戦がんばってほしいです。Go Hawks!
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