2019/10/03

ベイカー・メイフィールドはなぜそんなにケンカを売りたいのか

シーズンをお楽しみ中のみなさん、こんにちは。もう先週のことなんですが、ちょっと書いてみてもいいでしょうか。クリーブランド・ブラウンズのQBベイカー・メイフィールドさんのことなんですけど。

昨シーズンはブラウンズを途中で解雇されたヘッドコーチ、ヒュー・ジャクソンさんをどういうわけかボロクソ対応してました。

ジャクソンさんは古巣のシンシナティ・ベンガルズに再雇用されたのですが、ベンガルズ対ブラウンズ戦の後、メイフィールドはジャクソンさんのハグを拒否。いやべつに体をくっつけたくないなら、それはそれでいいんですよ。

2度目の対戦では、フィールドで大っぴらにジャクソンさんにガンつけて、話題を呼んでいました。この前まで自分のコーチだった人を「fake=偽物」とまで言い放つほど。なになに、いったいどうしたん?コーチにいじめられてたの、もしかして?

本人によると、ブラウンズをやめて同地区のチームにすぐ入るなんて、裏切りだ。復讐してやる――みたいなつもりだったようです。

復讐・・・。そんなこと言ったって、クビになったら誰だって、使ってくれるところに行くんじゃないの。ましてやブラウンズで3勝36敗1分のヘッドコーチですよ。再就職先には苦労するのは予測できます。知り合いのお誘いを断る余裕はないでしょう。

仕事なんだからさー、コーチなんかどのチームだってどんどん変わってるじゃないのー、よっくわかんねーな、なーにこの人。と思っていたわけですよ。

(前置きが長くなりました)

すると先週はですね、NFL解説者レックス・ライアンが「メイフィールドは過大評価されている」と発言したことを受けて

「フレディ・キッチンズのありがたいお言葉によると、オレンジと茶色を着ていないヤツはどうでもいい。レックス・ライアンは、今どの色もつけてないだろ。それには理由があるのさ。なんとも思わないね」

と、元NFLコーチのレックス・ライアンをぐさり。言わなくてもいいことをわざわざ言って相手の気持ちを逆なでする、このチープショットが職人技ですね。解説者は批判するのが仕事だし、この時点でブラウンズは1勝2敗だったので、ライアンさんの意見も正論と言えば正論だったんですが。

と思ったら、今度はインスタグラムのコメント欄に「試合に勝てよ。こんなABみたいな投稿してないでさ」というファンの言葉を見つけて立腹。

「そのとおりだ・・・チームメイトへの不満を吐いて、ヘルメットで駄々をこねて、それから足を凍らせて落とすとするか」


単なるファンのコメントですよ。無視すればいいじゃないですか。それをわざわざABネタ持ってきて、この必要のないチープショット。あ~あ、ヤメときゃいいのに。と思ってたら、さっそくアントニオ・ブラウンがツイッターで反撃し「ラマーより下手くそ」みたいなこと言ってました笑。なんやねん笑。

話題を作ってくれるから、これはこれでいいですかね。こんな小さなドラマもNFLの楽しみのひとつです。

さて、メイフィールドにディスられたレックス・ライアンさんは日曜日の番組ではちゃんとオレンジと茶色のスーツをお召しになっておられました。


この日、ブラウンズは勝利をあげ2勝2敗に。メイフィールドさんは

「勝ったのはいい。だけどみんな態度を変えるなよ。オレたちをゴミに捨てやがって。忘れるもんか」

と語っていました。どうやらまたリベンジモード🔥🔥🔥。でもさ〜、シーズン前あんなに期待されてて開幕したら1勝2敗、インターセプトを6つも投げてて疑問符がついちゃうのは当然じゃあないですか〜。そんな当たり前のことにカッカしなくてもいいじゃないの〜。人の言うことなんて気にしなきゃいいじゃない〜。ひょっとして傷つきやすい男の子なんでしょうか、ベイカーくんは。

ということで、ここから一気に巻き返しを図るブラウンズに注目したいと思います。次の試合はマンデーナイトの49ers戦。ガロポロ対メイフィールド。ランドリー対キトル?よく知らんけど。

現在のところ7割の確率で49ers勝利が予測されてるみたいですが、何が起こるかわからないNFL。接戦を期待しています。

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