クォーターバック不作と言われた今年のドラフトで、最初に指名されたQBはピッツバーグ大学ケニー・ピケットくんでした。ピッツバーグ・スティーラーズが1巡20位で獲得。
その後しばらくQB指名は無く、3巡74位でアトランタ・ファルコンズがデズモンド・リダー、3巡86位でテネシー・タイタンズがマリーク・ウィルスを指名。スティーラーズは、ブラウンズQBメイフィールドに興味を示しているとの噂もあったのですが、即戦力として評価の高いルーキーを選択しました。
「よう、ケニー今夜何してんの?テレビ見てる?」なんて言いながら1巡指名を告げるHCトムリンさんも嬉しそうなんですが、電話を受け取ったケニーくんがまた、感激のあまり顔を上げることができません。
Kenny Pickett is a Pittsburgh Steeler
— Johnny McGonigal (@jmcgonigal9) April 29, 2022
The moment he gets the call and finds out he’s being selected with the 20th overall pick in the #NFLDraft pic.twitter.com/Zk38Gi2Ey9
これ。これだよドラフトは。ルーキーくんの涙が見たいんじゃ。
さて、ピッツバーグ大学パンサーズの練習施設は、スティーラーズと隣接しています。建物内の事務所、ロッカールーム、ウエイトルームはもちろん別々なのですが、戸外のフィールドは共用。
正面入口は4メートルほど離れており、ケニー君は、レッドシャツ1年を含め過去5年間、右側のピット・パンサーズ用のドアを使っていました。
One door away. #H2P #HereWeGo pic.twitter.com/phjzfCoX8h
— Pat Narduzzi (@CoachDuzzPittFB) April 29, 2022
「ピット側のドアから入る時、いつも左側を見て、いつかそっちから入りたいと思ってたんだ。それが現実になるなんて」
と語るケニー・ピケットくん。施設内で時々会ううちに、HCトムリンさんとは顔なじみになりました。でもQBロスリスバーガーと話したことは無し。スティーラーズの練習風景はよく見ていました。
「僕の家族やコーチはずっと、隣のドアからプロ生活が始まったらいいのにねって話してたんだ。不思議なものだね。32チーム全部と面接して、興味を惹かれたチームもあったし、そうでないチームもあった。スティーラーズはもちろんリストの上。チームの姿勢、エッジの効いたプレイ。僕に合ったチームだと思う」
今年のQBの中では、一番プロに近いと言われる選手で、HCトムリンさんは彼の予測力と投球の正確さを高く評価しています。
ドラフト前は手が小さいこと(8.5インチ)、ファンブルが多いこと(52試合で38回)が話題になり、揶揄されましたが、実際に試合で勝てばそんな声も消えるでしょう。QBトルビツキー、QBルドルフと共にスティーラーズの先発争いをすることになります。
話変わって、シーホークスの7巡、WRメルトンくん指名の瞬間も珠玉のひとコマ。GMシュナイダーさんの「これから指名するよ。オーケー?」の後、「サンキュ・・」でもう声が割れてるのがね、ホントにいいの〜。
All the emotions 🥺#GoHawks x @getbusy__bo pic.twitter.com/KVBLAvRDbm
— Seattle Seahawks (@Seahawks) April 30, 2022
GMとかHCとか役得だよね〜。朗報を告げるって、めちゃ楽しいに決まってる〜。ルーキーくんたちの、プロ選手になる夢が叶った瞬間だもの〜。あ〜めでたい。
というわけで、プロ入りを果たした新人の皆さんの、これからの活躍に大いに期待しようではありませんか❗❗
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