2022/07/26

QBウィルソンが去った2022シーズンはなかなか悩ましいかもしれない件

みなさんこんにちは。お久しぶりです。長いオフシーズンがそろそろ開けると聞いてやって来ました。今週にはトレーニングキャンプが始まるとか。キャー。

シアトル・シーホークスファンにとって、このオフシーズンにQBウィルソンがデンバー・ブロンコスに移籍してしまったことが、まずは大きなニュースでした。

個人的にも、NFLにハマったきっかけがウィルソンだったので、かなり動揺しました。いったいどうしたらいいんだ、ブロンコスを応援するようになっちゃうのかな、でもブロンコスの試合は全試合見れないな(TVネットワーク的に)とか。

しかし時が経ち、シーズン開幕が近くなった今、すっかり吹っ切れた自分に気づきました。ウィルソンは元カレだと。あるいは元ダンナ。そういう気持ちにかなり近い。実際、MY EX QBってことですから。それも、棄てられた感じがめちゃしてます。

だって、移籍後の公式声明でシーホークスは「トレードはウィルソンの希望だった」と明言してるんです。オーナーのジョディさんも、キャロルHCも、GMシュナイダーさんも、3人揃ってはっきりと。「これだけは言っとく」姿勢が全面に出てました。

一方ウィルソンは、ブロンコスの記者会見で「言い出したのはボクじゃない。双方が同じ気持ちだった」と微笑み「そのうち本を書くから待っててよ」なんてサラッと返してるワケなんですが、テキトーなこと言ってんじゃねーよオラという気持ちしかないです笑。

いや、契約残り2年だし、QBの値段は上昇中だし、このへんでリセット検討って案もフロントにはあったでしょう。でもウィルソンがシアトルにいたいと希望するなら、出せますか?出せないよ。フランチャイズQBなんて、なかなか手の平に落ちてきませんから。

私が勝手に思うに、彼はシアトル・シーホークスとして勝つことよりも、自分のレガシーを選んだんです。キャリアが終わった時、どんなふうに自分が記憶されるか。低迷しているブロンコスを救い、スーパーボウル優勝に導き、エルウェイ、マニングと並ぶスター街道を歩む未来を追いたかった。

ラン・ラン・パスばっかやってるシーホークスにオレの未来はねーぜアバヨという決心を誰が責めることができるでしょうか。プロのアスリートが、実力を最大限に発揮できる場所を選ぶのは当たり前のこと。

しかしファンとしては夢を見たかった。コーチのやり方に不満があったら腹を割って話し合え。チームのために、チームメイトを鼓舞し、スーパーボウルを目指して、絶対諦めない信念を持って突き進む姿が見たかった。

ラッセル・ウィルソンがシーホークスのユニホームでスーパーボウルに勝利する姿は、泡の向こうに消えてしまった。チェ・・・。

一方、ウィルソンの方は、ついこの間までシアトルにいたことなんか全て忘却の彼方。

デンバーの「4番目のロンバルディートロフィーはもうすぐ」って、はぁああ?シアトルでこんなことしたことあるうう?!

プライベートの練習場エンドゾーンにはチームのロゴ。シーホークスのロゴを塗ったことなんてありましたぁあああ?!

そんでそんで、新しい子犬の名前がブロンコ。はぁああああ?シーホークスのマスコット、ブリッツくんの名前をつけたことはあるのかオリャアア?!

もはや嫉妬の塊となった自分です。ハァハァ。

フッ、まあいいよ。ブロンコスのヘッドコーチはウィルソンのしたいオフェンスを構築するって言ってるし、彼の望みが叶うならそれでいい。自分の場所で自分の思うことを思い切りするのが一番だ。イキイキするウィルソンのオフェンスも見たいです。Let's Rideはちょっとダサと思うけど。

ということで、今年のシーズンも楽しみですね。シーホークスの開幕戦はマンデーナイト、ホームでブロンコスと対戦です。負けたら泣く。シーホークスの先発QBはいったい誰なんだ・・・誰なんだ・・・誰なんだ・・・(以下エコー)