2015/10/31

何をしても憎めないヤツ トニー・ロモ

NFL7週目。シアトルは@ダラス・カウボーイズ戦。

ロモさん、出ないんだよね~。第2週でやらかした鎖骨の骨折治療中で、復帰は11月22日のドルフィンズ戦の予定とのこと。ふーん、ロモさん見たかったな~でも、シアトルが勝つためには出ないほうがいいんだけど・・・。

なんて思いながらロモさんの wiki ページを眺めていたら、ロモさん、ドラフト外でカウボーイズに入ったとの記述が。

ええええええ、知らなかった!

ドラフト下位で指名されながら、トップレベルのQBになった人 といえば、トム・ブレイディ(6巡目)さんや、ラッセル・ウィルソンさん(3巡目)などが有名ですが、ロモさん、ドラフト外かよ!すごいね。それで「アメリカのチーム」と言われているダラス・カウボーイズのQBを10年もやってるって、ただの人じゃあない。

3年ほどボールのホルダー(キッカーが蹴るボールを支える人)をしたあと、4年目のシーズン途中からカウボーイズのQBとして大活躍してファンの心をわしづかみ。しかし、プレイオフで歴史的大チョンボ*を犯し、「なんかコイツ、どっかヌケている・・・」という印象をみんなの心に残したのでした。

(*大チョンボとは→ 2006年プレイオフのワイルドカード戦。第4クォーター、残り1分19秒。シーホークス21-カウボーイズ20。19ヤードのフィールドゴールを決めればダラスが逆転!という場面で、ホルダーのロモさんが、スナップされたボールをファンブル。あわててゴールラインに走るもタックルされて、カウボーイズ敗退―――というエピソードです。)

トニー・ロモさんて、なんか、気のいいどっかヌケてる近所の兄ちゃんって感じなんです。あのタレ目でいつもニコニコしているせいでしょうか。ほっぺの深~いエクボのせいでしょうか。真面目な顔してても、なんか笑いがこみ上げてくるんです、ロモさん見てると。

3年バックアップQBをしてた時も、「苦節」とか「苦労」とか「忍耐」とか言う言葉とは反対のところにいたんじゃないかな。「ビックプレイを見せてやるぜ」とは思っていたかもしれないけど、「何が何でも先発の座を勝ち取ってやる」っていう気迫はなかったんじゃ?フットボールで遊んでるだけで人並み以上のお金がもらえるし、プレッシャーもないし、バックアップQBってけっこうオイシイ・・・って思ってたんじゃないの~???

何をしててもどこか軽い。そこが魅力の気のいいヤツ。

そんなロモさんの魅力が発揮されたコマーシャルがこれ。



ダイレクトTVというNFLの試合が全部見れるというサービスのCMです。

「ハロー、トニー・ロモだよ。ダイレクトTV使ってるんだよ」
「ハーイ、アート・クラフト好きのトニー・ロモだよ。ケーブル使ってるんだよ」

「ダイレクトTVだと、全試合ライブで見れるんだ。最初から最後までね」
「ケーブルだと、全部見れないんだよ。だから、紙粘土で欲求不満を解消してるの」

「どんな試合でも見れるんだ。8試合のミックスからね」
「ボクはカップケーキとブラウニーをミックスしたよ。クラウニーっていうんだよ」

このCMには、ペイトン・マニング版とかアンドリュー・ラック版もあるんですが、このトニー・ロモ版が一番ハマってるな!ロモさん似合ってるんだよ~。これ演じてるの、すごく楽しそうwww

今日はハロウィーンなので、ロモさんの仮装をした人たちをちょっと紹介。


この人、顔もロモさんに似とるわ!!

2015/10/27

飛行機に乗り遅れたテキサンズのQB、解雇される


苦戦を続けているヒューストン・テキサンズ。先週のマイアミ・ドルフィンズ戦では、ハーフタイムで、なんと、41対0(!!!)で負けてた。ドルフィンズ相手に!!(試合終了では44対26)

このマイアミ行きのチームの飛行機に乗り遅れ、自腹を切って飛行機のチケットを買ってマイアミに駆けつけたバックアップQBのライアン・マレットさんが解雇されたというニュースが。

このマレットさん、去年2014年8月にニューイングランド・ペイトリオッツからテキサンズに来て、今年のキャンプではテキサンズのナンバーワンQBの座を争っていました。でも、開幕戦は他の選手(ブライアン・ホイヤーさん)で行く、と発表されたあと、チームの練習に寝坊して遅刻。「新しい目覚まし時計買ったから、もう大丈夫さ」というコメントを残していました。

(マ、マジか・・・。練習ったって、そんなに朝早くってことはないよね・・・)

試合前、土曜日のチームミーティングにも遅刻したマレットさん。理由は、「え、だって道路が混んでて・・・」。ヘッドコーチはその場で彼をクビにしたかったそうですが―――報道されていないだけで、勤務態度にいろいろ問題があったんだろうなぁと想像できますね―――ゼネラルマネジャーに押しとどめられたのだそうです。だって、バックアップQBがこの人しかいないので。

テキサンズ、今年の初戦はホイヤーさんが先発したものの、第4クォーターからマレットさんが出場。そのあと4試合はマレットさんが先発しました。5週目のコルツ戦では、マレットさんがハードヒットを受けた後ホイヤーさんに代わり、そのあとマレットさんの体は大丈夫だったけど、試合にもどることはなし。

NFLチームの先発QBを争える立場なのに。頑張って、もっとできるところを見せたら、レギュラーのQBになれたのに、自分のチャンスを、みずから棒にふったね・・・。

どっかのチームが、拾ってくれることがあるのかな・・・。

オレ様がマイケルジョーダンの邸宅だぜ

マイケル・ジョーダン。

大好きだったよ・・・。一世を風靡したよね。今でもエアジョーダンブランドが売れまくっているのには驚くよ。マイケルをリアルタイムで見ていない世代にも人気なんだね。

ということで、シカゴ郊外にあるマイケル・ジョーダンさんの邸宅のプロモーションビデオが公開されました。




「お前、自分のこと御殿だとか豪邸だとか言ってんの?ハハハ!ちょっとコレ見てみろよ。自分のこと、デカいと思ってるかもしれないけど、オレはオメーよりデカいんだよ・・・」とナレーションをつけている、これはマイケルさんの声だね。

この家、2012年に29億円(強)で売り出されましたが、現在の売値は15億円。この物件を取り扱っている不動産屋さんの販売促進用ビデオです。う、売れないのか・・・・。

「家」って言うか・・・ただのデカい建物だもんね・・・。

コレ、誰が掃除すんの・・・?

って人を雇うに決まってんだろうけど、そんなとこに目がいってしまいます。「そんなに人よびたくねーよ」とか。

マイケル・ジョーダン大好きのお金持ちが買うのかもしれないけど、盛大にリノベーションしてこのマイケルくささを払拭しても楽しいと思うな!それか、マイケル・ジョーダン博物館にするとかね。

2015/10/20

インディアナポリス・コルツの首をかしげるトリックプレイ????

NFL6週目、ニューイングランド・ペイトリオッツVSインディアナポリス戦。

去年のデフレートゲートの発端になったAFCチャンピオンシップ以来の、両チームの対戦でした。怒りに燃えるトム・ブレイディがコルツを叩きのめすぞ!というのが大方の予想で、トム・ブレイディのお父さんなんかは、「60点入れてほしいなぁ。トムが500ヤード投げて8タッチダウンするといいなぁ」と語っていました。

ペイオリオッツ、つえー。でも、コルツもなかなか頑張ってるやないの、という第3クォーター。ペイトリオッツに勝つのは、並大抵のことしてたらあかんよね・・・とは誰もが思うでしょうが、コルツが4thダウンで見せたこのプレイはいったい???


Unique (ユニーク)どころじゃなくって、テレビのアナウンサーも言ってるけど、insane (キチガイじみた)、bizarre (異様な)プレイ。い、いったい何をしようとしていたんでしょう、コルツ。ボールを持ってた選手も何をするかわかってないような顔してました。「え?あ?どうすんの、これ(汗)」みたいな。

試合は34-27でペイトリオッツが勝ったんですが、「ペイトリオッツがコルツを負かしたんじゃない、コルツがコルツの首を自分で絞めたんだ」とニュースの人が言っていました。まさにそのとおり。次の日のスポーツニュースはみんなこぞって「コルツ何考えてんねや??アホすぎ~」という調子でした。

すると水曜日にコルツのパンター、マカフィーさんがラジオに出演して、このプレイを解説してくれました。

まず、このボールをスナップした人、グリフさんはここのポジションに入るはずじゃなかったと。このポジションに入るハズだった選手は第2クォーターに怪我をして、急遽このポジションに入ったのは、一度も(!)このプレイを練習してなかった、不幸なグリフさん。(!!!)

コルツがしたかったのは

コルツのパントチームがサイドラインに走っていく → 相手が、「むむ、パントじゃなくてオフェンスか?!」と思って、ディフェンスチームをあわてて出す → パントチームとディフェンスチームの入れ替わりで、多すぎる人数がフィールド上に → そこでスナップして、too many men の反則をとる → コルツの1stダウンに

ということのようです。でも、ペイトリオッツはあわてたりしなかった。ディフェンスチームも出てこなかった。

その場合にどうするか?

「そうなったらオフサイドをとろう」という練習もしてたんだけど、その練習中、このグリフさんはパントしたボールをキャッチする役目で、みんなが集まってるところから遠い反対側にいたので、みんながどんなことを話していたかは伝わってなかった・・・・。

ははは。パニクらせようと思ったペイトリオッツはパニクらず、パニクっていたのはコルツのコーチか。コーチのパガーノさん、これでクビだろう!という声もあるけど、さあ、どうなるのかな~。

2015/10/19

フリーフリッカーを見せるもシーホークスは2-4

シーホークスが日曜の試合で見せたこトリックプレイ、これ、フリーフリッカー(蚤飛ばし)というんだそうです。

そして40ヤードのパス+キャッチ!ディフェンダーがいたのに、よくあんなパス投げられるな!!レシーバーが絶対キャッチすると信じていなきゃできないプレイだな!!!ラッセル・ウィルソンさん肝っ玉すわってるな!!!!

ジミー・グラハムさんとラッセルさんの息も合ってきた!二人のケミストリーが作られるのを、今、目撃してるんだ・・・とひとり静かに盛り上がっていたワタシです。キャッチをしたあとのジミーさんの雄叫び(声は聞こえなかったけど)にもぞくぞくしたよ!

けど負けた!!

第4クォーターで!!またしも!!

負けた4試合は全部勝てる試合だったのに。あっという間に2勝4敗になって、プレイオフがあやうくなってきた。けどプレイオフにはぜったい出れるチームだ!何がいけないとか、どこが弱いとか試合の分析は専門家にまかせといて、ファンとしては引き続き応援するしかない!ここでグダグダ行くようなチームじゃないだろう!!!

次の試合は木曜日。相手はサンフランシスコ49ナーズ。

長い・・・。木曜まで何時間・・・?それまでちょっと暗い井戸の底でじたばたしよう・・・・




2015/10/17

パントをブロック!タッチダウン!ニューオーリンズに希望の火をともした二人

木曜夜のアトランタ・ファルコンズVSニューオーリンズ・セインツ戦。

アトランタは5-0で快進撃中、一方ニューオーリンズは1-4で今シーズンはもうダメかな・・・という状況で迎えた一戦なので、大方の人がアトランタの余裕勝ちと思っていたことでしょう。ところが、セインツが試合開始早々にタッチダウン!おや?と思っているうちに、ファルコンズのパントをブロック、それをタッチダウンして一気に14対0!


パントをブロック!初めて見たよ!こんなんあるんだね!

この、ほとんど不可能にしか見えないパントブロックを、同じスーパードームで、同じファルコンズ相手に、9年前にやってみせた人がいました。スティーブ・グリーソンさんです。


2006年のこの試合は、ニューオーリンズにとって特別な意味をもつ試合でした。

前年にハリケーン・カトリーナで大きな被害をうけたニューオーリンズ。セインツの本拠地スーパードームには何万人という被災者が押し寄せ、そこでは混乱が。ドームの修理のため、セインツはシーズン中スーパードームを使うことができず、近隣のスタジアムを借りてホームゲームを消化し、3-13のボロ負けで2005年終了。

そして翌年、スーパードームが再オープンされた時のホームゲームが、このファルコンズ戦だったのです。ハリケーン・カトリーナ以後、修復されたスタジアムでの、初めての試合。迎え撃つは、それまで負け知らずのファルコンズ。試合前にはグリーンデイとU2が Wake Me Up When September Ends と The Saints Are Coming を歌って盛り上げてくれました。

そこでの、この、ほとんど奇跡ともいえるパントブロックからのタッチダウン。

怒涛の歓声。揺れるスタジアム。想像に難くありません。

ひとつのプレイが人に与える勇気と希望って素晴らしいな!


この試合を見た人の心に深く刻まれるプレイを見せてくれたグリーソンさんですが、その後、ALSを発症します。

ALSとは、脳から筋肉に伝わる神経が侵される病気で、まず手足の筋肉が動かなくなり、食事をする筋肉が動かなくなり、最後は呼吸をする筋肉も動かなくなって死に至るという病気です。グリーソンさんがこの病気と向き合いながら、たくさんの人に勇気を与えている様子は、いろいろなニュース番組で取り上げられています。そのグリーソンさんの固い信念とニューオーリンズの復活を心に留めておこうぜ!という銅像も作られました。今週の、この試合前には、グリーソンさんを称えるセレモニーが行われました。

それでこの試合で、グリーソンさんが見ている前でのパントブロックだもの。

グリーソンさんのパントブロックは復興さなかのニューオーリンズに希望を与え、今週のマイケル・マウティさんのパントブロックは、今シーズンはもう終わりかよ・・・と思ってたセインツのファンに希望を与えました。

今回パントブロックしてタッチダウンを決めたマウティさん、じつは9年前、グリーソンさんのプレイをスーパードームで見ていたそうです。

当時ニューオーリンズの高校生だったマウティさん。観客席でそのプレイを見て以来、自分も同じことをするのが夢だったと語っています。

「その時のことを思い出すと、今でも鳥肌がたつよ。すごい歓声だったんだ。今まで行ったスタジアムの中で一番すごかった。試合前に人が泣いてた。信じられないくらい感動的だった。忘れられない。彼はボクのヒーローなんだ」

奇跡的なパントブロック。お互いのプレーを目の前で見た二人。同じ場所で同じ対戦相手。負けを予想されてた試合に勝って、みんなに希望を。

って、なに?!出来すぎじゃないのかよ、おい!?

と思った木曜の夜でした。試合は31-21でセインツの勝ち。セインツがんばれ!プレイオフ行こう!ドリュー・ブリーズさんの笑顔はいいなぁ、いい人そうだなぁ。もっと見たいな。


2015/10/11

クレイ・マシューにバカにされるコリン・キャパニック

コリン・キャパニックさん、いったいどーしたの?

サンフランシスコ・49ナーズのQBコリン・キャパニックさんの迷走が止まりません。去年も首をかしげるようなプレイがあったけど、今年は試合を重ねるごとにパフォーマンスがひどくなって、そのひどさが、なんかもう・・・。テキトーに放っているとしか見えないパス。やる気があるのかないのかわからないプレイ。先週のパッカーズ戦は、あまりに悲惨で、ちょっと見ていられないような気持ちになりました。

3年前にスーパーボールまで行ったQBとはとても思えないような有様なんだよ!


2015年は、初戦バイキングスに20ー3で勝ったものの、スティーラーズに18-43、カーディナルズに7-47でボロ負け。パッカーズには2-17の完敗。4試合でタッチダウンが2(!)、インターセプション5。カーディナルズ・パッカーズ戦2試合で、6/19=31.6%のパス成功率・・・。

パスが通らない。インターセプトされたボールをタッチダウンされる。サックされる。今まで自信満々で威張ってたキャパニックさんが、蹴飛ばされた猫みたいになってる。ファンじゃないけど、見てるのがつらい。

で、先週のパッカーズ戦ですよ。


キャパニックさんをサックしたあと、パッカーズのクレイ・マシューさんが、腕にキスしてみせるという・・・。これ、キャパニックさんのマネ。タッチダウンを決めたあと、自分の腕の筋肉にキスするってのがトレードマークのキャパニックさん。そのマネをして、からかってる。

そしてクレイ・マシューさんがキャパニックさんに向かって、「おめーはラッセル・ウィルソンじゃねーんだよ You ain't Russell Wilson, bro 」と言っているのも、マイクに拾われてしまいました。


バカにされて、からかわれているキャパニックさん。けど、ここでずるずると落ちていくような選手じゃないと思うよ。力、もっとあるだろう!見せてくれよ!

今週彼がどんなプレイをするのか、たくさんの人が注目しているでしょう。いいプレイを見せてくれるのか、はたまた、どん底に落ちていく彼を見ることになるのか。今週、49ナーズはNYジャイアンツと日曜夜にキックオフ!

2015/10/10

コルツを救ったマット・ハッセルベックさんの涙

NFL第5週の木曜日は、インディアナポリス・コルツ対ヒューストン・テキサンズ戦でした。

ここまでコルツは2勝2敗、テキサンズは1勝3敗と苦戦しているチーム同士。コルツのQBアンドリュー・ラックさんは、前週に引き続き肩の故障で出場しなかったので、「んじゃー、まー、JJワットさんがどんなにすごいのか見てやろうじゃないの~」と思って眺めていた試合でした。だって、JJワットさんて、一応今年のNFLのナンバーワン選手に選ばれた人だからさ。

けど、ワットさんはふるうことなく(コルツのオフェンシブラインが頑張っていたから)、「なんか~どっちもパッとしないチームだな~」と眺めてたんです。結果はコルツが27-20で勝ったんですけど、試合後のインタビューで、アンドリュー・ラックさんの代役を努めた、コルツのQBマット・ハッセルベックさんが泣いてたんです。

えええ、どうしてこの人泣いてるん?40歳のベテランQBに何があったん?


リポーター 「試合前に、病気でひどい具合だって言ってたけど、この試合はどんなふうに大変だったの?」

ハッセルベックさん 「思ったよりつらくはなかった。試合前は、最後までもたないんじゃないかと思ったけど。なんでかわかんないけど、やり通すことができたんよ」

リポーター 「どうして泣いてるの?」

ハッセルベックさん 「もう(ボクの中に)何も残ってないんだよ、たぶん I got nothing left maybe」


調べてみたら、ハッセルバックさんはこの1週間ずーっと病気で、試合の2日前には病院の救急室に駆け込むくらいで、「月曜・火曜は死の床にいるみたいだった」ってコーチが言うほどで、試合前日のミーティングでは話すこともできず「ゾンビみたいに座ってるだけ」で、試合当日まで点滴受けて寝てたんですと。けど、「オレ、バックアップQBだから出るよ」ってコーチに告げたハッセルベックさん。

そんなふうにはぜんぜん見えなかったですよ、試合中。決めどころはきちっときめて2タッチダウン。ガッツいプレーを見せてくれていたもの。

すごいなあ。プロの仕事じゃないですか、これ。アンドリュー・ラックさんもサイドラインで興奮して見てたよ。そしてハッセルバックさんを抱きしめて喜んでた。


先週のジャクソンビル戦から、アンドリュー・ラックさんの代わりに先発したハッセルベックさん。その試合の途中から具合が悪くなり、ハーフハイムに吐いたんだそうです。それでもジャクソンビルに勝ち、今週も勝って、0-2でシーズンが始まったコルツを3-2までもってきた立役者じゃないですか。不調のラックさんに代わって、コルツの今シーズンを救ったといってもいい。ああ、いいものを見せてもらったよ!

ハッセルバックさんは1998年に6巡目でグリーンベイ・パッカーズにドラフトされ、ブレット・ファーヴさんのバックアップを3年努めたあと、シアトルに移籍。レギュラーのQBになってスーパーボールまで行くほど活躍し、そのあとテネシー、インディアナポリスと渡り歩いてきたベテラン選手。17年もNFLにいるって、ちょっとすごい・・・。いろんなことがあったんだろうなあ・・・。

来週コルツと戦うのは、あのニューイングランド・ペイトリオッツ。ラックさんは回復するのでしょうか?またハッセルバックさんの出番があるのでしょうか?

2015/10/04

アーロン・ロジャースと49ナーズの因縁とは?

去年のMVPに選ばれ、NFLのナンバーワンクォーターバックと評価が高いアーロン・ロジャースさん。先週のカンザスシティVSグリーンベイ戦でもカンザスシティをコテンパンにやっつけて、余裕のニコニコ顔を何度もテレビカメラにぬかれてましたね。

「はー、アーロン・ロジャースさん、すごいね~」と見てたら、アナウンサーが、カンザスシティのQBアレックス・スミスとロジャースはドラフトの同期生と言うではないですか。スミスさんがQBで1番目にドラフトされたって。

ええええー、そうなんだー。10年前にはドラフト1位で指名され、今はなんとなくパッとしないアレックス・スミスさん・・・。一方、10年前に、待って待ってやっと24番目に指名され、トップQBとなったアーロン・ロジャースさん・・・。

と探してみたら、2015年ドラフトのビデオがありました。



カリフォルニアで育って、カリフォルニア大学でフットボールをしていたアーロン・ロジャースさんは、もちろん、子供の時からサンフランシスコ・49ナーズの大ファン。

「49ナーズがドラフトしてくれるって思ってたよ。だって、ボク、(カリフォルニア州)チコの出身だし、車で3時間の距離だし、バークレー校に行ったし、いいクォーターバックだろ?」とロジャースさん。

「49ナーズのオフェンスコーディネーターと面接したときも、いい感触だったんだ。ボクにいい印象をもってくれたという確信があった」

「49ナーズとボクって、ぴったりの組み合わせだと思った。赤とゴールドのユニホームを着ることになるのかって思ったんだ・・・」

「直接(49ナーズに)訊いてみたんだよ、誰を指名するのかって。そしたら、『キミだよ』って言われたんだ。忘れないよ・・・」

そしたら!そしたら、1位指名の獲得権があり、QBを必要としていた49ナーズが指名したのは、な、な、なんとアレックス・スミスさん!

その時のロジャースさんの「マジかよ・・・」という顔!(4:14)

そして、次々とほかの選手が指名され、テレビカメラが困惑するロジャースさんの顔をアップで映し続け、「アーロン・ロジャースはいつ指名されるのか」でみんなのエサにされ、パート2のビデオでは女のアナウンサーに「2週間前には、あなたが1位で指名されるのが当たり前って評判だったんだけど、それ、どうしちゃったのかしらね?」なんて情け容赦ない質問を浴びせられるロジャースさん・・・。で、結局、24番目にグリーンベイ・パッカーズが指名することになるわけですが。

49ナーズに1位指名されたアレックス・スミスさんは、その後、なんとなくパッとしない成績のまま、コリン・キャパニックさんが出てくると、レギュラーの座を奪われるというハメに・・・。その当時のインタビューで、ロジャースさんは

「ボクとアレックスは友達なんだ。ドラフトの同期だしね。彼はすごくいいクォーターバックだよ。オフェンスコーディネーターとかコーチがすごく入れ替わって、彼はすごくたいへんだったと思う。彼の力をもっと大切にしてくれるチームでチャンスをつかんでほしいよ」

とコメントしています。アレックス・スミスさんは、その後2013年にカンザスシティ・チーフスにトレード。

・・・ってことで、第4週目の明日はグリーンベイVSサンフランシスコ戦に注目です。

といっても、去年からゴタゴタが続くサンフランシスコ・49ナーズ。先週はアリゾナにボロ負けしてたぞ。47-7!!!コリン・キャパニックさん、どーしたの!?あの自分のムキムキ腕にキスしてたキャパニックさんは、こうしてどんどん落ちていくのかよ・・・・。グリーンベイが圧勝と思うけど、サンフランシスコも頑張ってほしいぞ!


2015/10/01

NBA ジェームス・ハーデンがアディダスと200億円契約をすると・・・

ジェームス・ハーデンさんを知っていますか?

NBA ヒューストン・ロケッツの選手です。レギュラーシーズンのバスケはほとんど見ないので、わたしも詳しいことはわかりません。髭のおじさんで、なんか、うまいらしい。MVP の投票では、ステフ・カリー選手につづいて2位だったらしい・・・。

このハーデンさんがアディダスと13年で200億円(強)のスポンサー契約をした、というのが、この夏ニュースになって、ええええええ、この髭おじさんそんなに人気があるんかい・・とびっくりした次第ですが、今日、10月1日に、その契約が始まったそうなんです。

そして


「スペシャル・デリバリ~」って、いいなあ!!!!

こんなにシューズもらえるんかい!!200億円もらって、その上に!!

A photo posted by jharden13 (@jharden13) on

いいなあ・・・としか言いようがないで。