2016/01/28

負けたあと、CJ・アンダーソンさんを励ましたトム・ブレイディはいいヤツじゃないか

AFCチャンピオンシップでデンバー・ブロンコスに負けたニューイングランド・ペイトリオッツ。さぞや悔しかったことでしょう。でも、その試合のあと、「トム・ブレイディがこんなことオレに言ってくれたんだよー!うおー!嬉しいぜ、コンチクチョー!」と胸を熱くしたブロンコスの選手がいました。

ブロンコスのラニングバック・CJアンダーソンさんです。インスタグラムにアップした写真がこれ。



この男を嫌いなヤツはいっぱいいるけど、コイツがみんなに見過ごされて199番目にドラフトされたことはオレに希望をくれたんだよ。オレもドラフト外で、いろんなことを克服してきたんだ。そして試合のあとにオレにこう言っってくれたのさ。「CJ、よくやったな。みんなの方が間違いで、お前はこのリーグでやれるんだってことを証明したじゃないか。お前はいい選手だ。おまえの走り方好きだぜ。偉大な選手なるように登り続けていけよ」これはすごく意味ある言葉なんだ。だってオレは、トムが乗り越えてきたことを見ながら育ったんだよ。そして、誇らしいことに、オレはトムのチームに3勝2敗で、毎年そのチームと試合ができるのをうれしく思ってるんだ。トム、こんな言葉をかけてくれてありがとう。忘れないぜ。お前を嫌いなヤツはいっぱいいるけど、オレはむっちゃ尊敬してるぜ。このリーグでお前がやってきたことを見れてよかった。これからはオレの番だ。

って、すんごい感動してる様子がじんじん伝わって来ました。

けど、感動ついでに、"a lot of people hate this man" とか "I know a lot of people don't like you" とかトムさんの嫌われ加減を繰り返して言ってるところがwwww笑わせるよねwwwwwいや、本当にトムさんの言葉が嬉しかったんだなあってのは分かるけど。嬉しすぎてそこまで気が回ってないwwwwwそんで、ペイトリオッツ相手に3-2ってこともさりげなく自慢しちゃったりしてwwwwけど、トムさんをMAD RESPECT(大文字)してるのは痛いほど伝わる・・・!

なんか、このCJアンダーソンさんもシンプル(単純?)でいい人って感じがするし、負けたあとに相手にこんな言葉をかけたトム・ブレイディも、なかなかやるじゃあないですか~。トム・ブレイディ、好きな選手じゃないけど、さすがだよ。I respect him, too!

CJアンダーソンさん、スーパーボウル頑張ってね!!トムさんも応援してるよ!

2016/01/27

カロライナでは痛い目にばっか遭ってるカーソン・パーマーさん

週末のNFCチャンピオンシップではカロライナ・パンサーズにコテンパンにやられたカーソン・パーマーさんですが、前回カロライナを訪れた時にも、さんざんな目に遭っているというニュースを見かけたので、それを紹介します。


それは、3年前のクリスマスイブ前日。当時パンサーズだったグレッグ・ハーディ(ってアイツか!暴行事件を起こしてカウボーイズに拾われてトム・ブレイディのワイフはいい女だとか軽口たたいた問題児か!)選手が、パーマーさんに激突!

「すごいヒットだったよ。あばら骨とか折れたし、肺とか腎臓にも穴があいちゃってさ」と語るパーマーさん。「その夜は、家に帰れないって思ったんだ。たぶん2、3日は病院にいることになるだろうって。飛行機になんか乗らしてくれないだろうって」

けど、クリスマスだから妻と子どもが待つ家へ帰りたかったパーマーさんは、お医者さんにお願いしたんです。そうしたら、飛行機に乗れるようにするため、お医者さんはパーマーさんのもうひとつの肺に穴をあけたとのこと。

「ボクは医者じゃないからよくわかんないんだけど、なんかそうやって飛行機に乗らしてくれたんだ。ホテルに閉じ込められなくてよかったよ」


このプレイがレイダーズとしての最後になったカーソン・パーマーさん。このあとトレードでアリゾナに来るわけですが、いや、ほんとフットボールの選手って大変・・・。こんなとこにはもう行きたくないって思うぞ、普通の人なら。

来年もいいプレーを続けてほしいです!

2016/01/26

カーソン・パーマーとラリー・フィッツジェラルドが気の毒すぎたアリゾナ・カーディナルス@カロライナ・パンサーズ戦

あ、悪夢としか言いようがない。
こんな結果を、いったい誰が予想していたことか。

2015年シーズンのNFCチャンピオンシップは、15-49でアリゾナ・カーディナルズがカロライナ・パンサーズにボロ負け。見るも無残なメッタ切りの試合になりました。

今年MVP候補にも挙がっていたアリゾナのQBカーソン・パーマーさんは、インターセプト4+ファンブル2で、ターンオーバー計6つ。信じられないだろ、この数字!


パーマーさん、今年は自己最高の記録をおさめていたんですよ。4671ヤードのパスも自己最高(リーグでは4位)なら、タッチダウン35(リーグ2位)も自己最高。QBR(ESPNが計算したクォーターバックの指標)においては、リーグ1位!

ドラフト1位でシンシナティ・ベンガルズに入って9シーズン過ごして、オーナーともめて「トレードに出してくれないなら引退するわ」とか言って、そのあとレイダーズ、カーディナルズと渡り歩いて、去年はACLのケガでシーズンを棒にふり、リハビリに精を出し、そして今年。カムバックして、怒涛の勢いでカーディナルズをプレイオフまで連れてきた人じゃあないですか。

大学でパーマーさんをコーチしていたピート・キャロル(現シーホークスのヘッドコーチ)さんも、「彼にとってすばらしい年になったよ。ずっと待ってたんだよ。勝てるチームで、力を発揮できるチャンスが来たんだ。彼のキャリアにとってすばらしいことだ」って言ってたし、前のコーチやチームメイトも「精神的にも肉体的にも強いヤツなんだ」って言ってたし。

パーマーさん自身も、今年はオレの年って思ってたかもしれない。プレイオフの経験あまりないけど、ここで勝つことができれば、エリート・クォーターバックの仲間入りって。「スーパーボウルの本命はカーディナルズ」って思ってた人もいっぱいいたと思う。

それが、この結果だもの・・・。

「プレイオフは信用できないパーマー」ってレッテルが付いたよ・・・。

なんでだろう?メンタル弱いから?何試合か前に脱臼した指が、まだ完治してなかったから?

(メンタルといえば、ワタシはキャム・ニュートンだってメンタル弱いと思ってんだけど。今はチームが盛り上がってるから調子に乗ってるだけで、あっという間にガタガタこわれる選手だと思ってるよ。)

点数が離れすぎたから、何かをしなくちゃって焦ってたのかも。それも原因のひとつでしょう。

試合後の記者会見ではラリー・フィッツジェラルドさんが泣いていました。「こんなカタチで負けるなんて・・・」って。

ドロップが少ないフィッツジェラルドさんが、この試合では2ドロップ。




カーディナルズ、こんなもんじゃないと思うけど、勝ち運がなかった。ラリーさんにはぜひスーパーボウルのリングをあげたいけど・・・。




2016/01/25

ブロンコスのディフェンスがトム・ブレイディをつぶしてペイトンさんをスーパーボウルに連れてった件


今週はもうシーホークスの試合がない・・・。むっちゃさみしいよ・・・・。

と、しんみりしながら見たAFCチャンピオンシップのニューイングランド・ペイトリオッツ@デンバー・ブロンコス戦でした。

デンバーのQBペイトン・マニングさんは、もう39歳で、たぶん今年で引退かな~足の怪我もあったし、たいへんだったよね~もう1回くらいスーパーボウルに行かせてあげたいな~でもプレイオフにあんまり勝てない人だから、トム・ブレイディのほうが有利かもね・・・なんて思っていました。

けど、ふたを開けてみれば、トム・ブレイディ、いったいどうした?!

いつもの、あの怒りまくって、怒鳴りまくって、背後で火がボーボー燃えてるようなトムはどこに行った?!ぎらぎらした、あの目つきをどこに置いてきたんだよぉ!なんか、試合を通して、異様に静かで、それが一番驚きました。こんなのトム・ブレイディじゃない。ちょっと困惑しているようにも見えたんだけど・・・。

それはデンバーのディフェンスがすごかったからなんでしょう。ニューイングランドのオフェンスラインが守りきれなくて、ブレイディさんが何回も倒されてた。フィールドのカバーもよくて、パスを出しあぐねてたし。


スタッツによると、23回ヒットをうけたトム・ブレイディさん。今シーズン、ヒットは1試合で12回以上受けたことはなく、今日が今シーズン最高。

QB一人じゃ試合は勝てん。スーパースターがひとりいれば、なんとか勝てるスポーツって結構あると思うんだけど、フットボールはそんなことは絶対にないんだよ。一人一人が自分の役割をきちんと果たさないと勝てない、究極のチームスポーツ・・・と改めて、また思いました。

しかしよ、こんなに静かなブレイディさんって、ワタシは初めて見たのでちょっと驚きました。ひそかにケガでもしてたんじゃないのかって疑うくらい。


試合後の記者会見には、ペイトン・マニングの息子さんも登場。カワイイ~。

2016/01/21

脳震盪(コンカッション)は怖すぎる!元NFL選手の話


「もし、過去にもどれるなら、フットボールはしてない。野球を選ぶよ」と語った、元ピッツバーグ・スティーラーズの選手のことがニュースになりました。

この人は、元ピッツバーグ・スティーラーズのアントワン・ランドル・エルさん。スーパーボウルのチャンピオンにもなった、ワイド・レシーバーです。

現在36歳のエルさん、階段を昇り降りするのも苦痛で、横向きにならなければ降りられないことも。そして、物忘れが激しいのだそうです。

「妻に何度も何度も同じこと訊いているんだ。で、『それ、さっきも言ったわよ』って言われるのさ。夜に3回訊いても、次の朝には忘れてる。」

「神様に祈ってるんだ、こんな症状を無くして下さいって。長生きして、子どもたちが大きくなるのを見たいし、孫だって見たい」

「フットボールは愛してる。けど、今思うと、野球ならまだプレイできてた」

「今の子どもって、(昔より)大きいし、速いだろ。脳震盪とか脊髄損傷とか、ダメージがひどくなるばかりなのさ。正しいヘルメット、正しいパッドをつけたって、下半身不随になるかもしれないんだよ」

「フットボールは過激で暴力的なスポーツなんだよ。フットボール選手なんて、毎週交通事故に遭ってるようなもんだよ」

・・・・。

コンカッションを含め、フットボールをすることの危険性はよく報道されているけど、こうして生の選手の声を聞くと、さすがに、マジで恐ろしい。

9月にシーズンが始まって、10月にはみんな体がボロボロと言われてるフットボール選手たち。みんながみんな、ランドル・エルさんのようになるわけではないものの、そういう危険性を大いにはらんでいるということです。

毎週毎週ケガ人続出だしな・・・。


野蛮なスポーツなんだよ。けど、すごく魅力あるスポーツなんだよ。チームでやるスポーツの真髄と言ってもいい。


選手のみなさんが故障しないように、毎週祈りながら見ているよ・・・。

2016/01/19

次のNFLシーズン開幕まで、あと33週だよ、みんな!!


プレイオフ2週目、ベスト8の試合が終りましたね。みなさんのチームは勝ち続けていますか?

ワタシのチーム、シアトル・シーホークスは負けてしまいました。えーん!!悲しい!!

試合後は、何をする気力もなくなりました。月曜日も、一日どんより過ごしました。何がつらいかって、もう試合がないのがつらい。ヘルメットの下で光る、ラッセル・ウィルソンさんの集中しまくった眼差し。草原に放された犬っころのように駆けるタイラー・ロケットさんの姿。なんか知らんけどイキリまくって騒いでいるリチャード・シャーマンさんなんかが、もう見られなくなるんですよ・・・・。涙。

試合のことは言いますまい。

とか言って、言っちゃうんだけど、あと5分あったら勝ってたな!「またオンサイドキックかよ~」「そんでこれ取っちゃうのかよ~ww」と、シアトルファンの人なら、胸が高鳴ったことでしょう。去年のグリーンベイ戦が脳裏によみがえったことでしょう!勝つしかねーだろ!ミラクルプレイの再現で!!って。残念ながら、それは叶わなかったんですが。チェッ。

試合後の記者会見は、みんな前向きでした。

ウィルソンさん「来シーズンが待ちきれない。もっと強くなって、またここに帰ってくるのが楽しみ」

シャーマンさん「中心選手は若い選手ばかりだし、まだピークに達してない。まだぜんぜん終ったわけじゃない」

って言ってた。サバサバした表情で。

そうだよね!前を向いていこう!いくらかチームのメンバーは代わるだろうけど、ジミー・グラハムさんやトーマス・ラウルさんやリカルド・ロケットが帰って来る。もっといいチームになって、来年はスーパーボール行こう!

すばらしいシーズンをありがとう!!ほんっとうに楽しかった!!


あと33週でレギュラーシーズンが始まるよ!


2016/01/17

キャム・ニュートンよ シアトルファンの旗を見よ!シーホークス@カロライナ・パンサーズ

さあ、プレイオフのシアトル・シーホークスvsカロライナ・パンサーズ戦ですね!!

みなさん、パンサーズのスタジアムには、大きな応援旗を持ちこめないという規則があるのを知っていましたか?

今年、新しくできた決まりです。11月8日の対グリーンベイ・パッカーズ戦のあとに。

なんでそうなったかというと・・・

この日の試合前、パッカーズのファンが持ってきた横断幕を、パンサーズのQBキャム・ニュートンさんがひっぺがし、パッカーズファンから奪い取るという出来事がありました。


パッカーズファンのドブさんによると、「ボクたちの方に来て、幕をはがして持って行っちゃったんだよ。冗談かなと思ったけど、返してくれなかった」とのこと。この横断幕を作るのに、ドブさんは5万円(強)も使ったのに。

キャムさんが言うことには、「ボクたちはこのスタジアムでプレイすることに誇りを持っているんだぉ。ボクは自分のテリトリーを守っただけなんだぉ。敬意(リスペクト)の問題なんだぉ」ということですが

け、ケツの穴小せぇwwwwガキかwwwでかい体してw

他のチームのファンが旗をふってるだけでガタガタいうなやwww

キャムって、ほんと目立ちたがり屋で見掛けだおしなだけ(今年はMVPとるだろうけど)・・・とワタシなんかは思うわけですが、とにかく、こういうことがあったので、パンサーズ側は、これからは60cm×60cm以上の旗は持ってきちゃダメと決めたワケです。

このルールを聞いたシーホークスのファンはどうしたか?

シャーロッテ近郊に住むマンディさんは、手芸の店にとんで行き、緑と青色の布を大量に買い込みました。そして、小さい旗を作りまくりました。その数282。

マンディさんのfacebookより

マンディさんは、スタジアムに来たシーホークスファンに、この旗を配る計画。

「ヘイ、キャム。282取ってみる?やってごらん」とマンディさんは言っています。


さてさて、この小さい旗、明日テレビに映るかな?


2016/01/16

チップ・ケリーさんがサンフランシスコ・49ナーズのヘッドコーチに就任したのでびっくり


え??フィラデルフィア・イーグルスをクビになったチップさんが、こんなに早くコーチに復帰?それもサンフランシスコ・49ナーズ??

NYジャイアンツを辞任したコフリンさんも49ナーズと面接したと聞いたので、「コフリンさんの49ナーズも見てみたい・・・」と思ってたんですが、チップ・ケリーだよ!

今年イーグルスをグダグダにした張本人。オフシーズンにチームの中心選手をどかどかトレードしまくって、自分のやり方を押し通し、「選手との信頼関係なし」「黒人選手を差別してる」などとスポーツニュースを1年中騒がせました。そして、成績はといえば、期待はずれの6勝9敗。シーズン最後の1試合を待たずに、イーグルスに解雇されてしまったヘッドコーチ。

トレードに出された選手の一人、デショーン・ジャクソンさんなんかは、「(チップさんが)チームをめちゃくちゃにしちゃってさ。選手にだって家族がいるだろ。地域にずっと貢献してきて、ファンとか子どもたちともいい関係をつくってきたのに、そんな選手をバタバタ切りやがってさ。(チップさんが解雇されたのは)自業自得さ」とコメントしてました。


プロボウルにも選ばれるくらいの有力RBでありながら、トレードで飛ばされたリショーン・マコイさんも辛らつにチップ・ケリーさんを批判していました。「選手のことなんかどうでもいいと思ってんのさ。特に黒人の選手はね。さっさと放出しちゃっただろ。」

12月にマコイさんのバッファロー・ビルズとイーグルスが対戦する週には、「オレはあいつ(チップさん)と握手なんかしねーよ。あいつも知ってんだろ、そんなことは」と言ってたし。

チップさん、フィラデルフィアに来る前はオレゴン大学でコーチをして成功を収めたけど、NFLで大人の選手をコーチをするにはちょっと問題があるんじゃ?1年で選手が入れ代わりする大学生なら言うこと聞くことかもしれないけど、プロの選手とは信頼関係が築けないんじゃ?ってのが大方の見方らしいです。

そ、その人が49ナーズのコーチだもんよ。

今年ぐっちゃぐっちゃの49ナーズ。2012年にスーパーボウルまで行ったのに、ここまでみごとに堕ちたのは、オーナーとGMが当時のコーチ、ジム・ハーボウさんと衝突したせいじゃないの?今度はうまくやっていけんのかい?

チップさんでチームが救えるのか?

そしてチップさんはQBコリン・キャパニックさんをどうするのか?

またチップさんがいろいろニュースを撒き散らしてくれるのか?

など、オフシーズンもなかなか目が離せません。49ナーズにも頑張ってほしいんだよね・・・。

2016/01/14

プレイオフ・ワイルドカード 極寒のミネソタでシーホークスが逃げ切る・・・!

OH MY GOD!!! と何人の人が叫んだことでしょう、この瞬間。

ミネソタ・バイキングスが逆転するはずだった、このフィールドゴール。27ヤードからの(楽勝)キックをブレア・ウォルシュ選手が、なんと大きく左にそらす。

おい!!!

ワタシはリビングで口をあけたまま唖然とし、ダンナの部屋からは大笑いしてる声が響いてきました。

テレビではリチャード・シャーマンさんが地面につっぷして、マイケル・ベネットさんが天を仰いで神様に感謝してるところが映ってた・・・。

勝ったよ、おい!!

ごめんな、ミネソタの皆さん!!悪いけど、次のラウンドに行かせてもらうよ!


-20℃という寒さの中、ディフェンスの対決になったこの試合。バイキングスは、RBエイドリアン・ピーターソンさんのファンブルが致命的だったね・・・。レギュラーシーズンのラッシュヤード1位、「バイキングスの顔」のエイドリアンさんが抱えてたボールをシアトルのSSキャム・チャンセラーさんが叩きおとしてファンブル。そのターンオーバーがシアトルの決勝点に結びついてしまったんですね。エイドリアンさんがサイドラインで痛恨の顔してるのが何回もアップになってたよ・・・・・。

試合後のインタビューでも「オレの責任」って言ってた。キッカーのウォルシュさんはロッカーで号泣してたそうです。

「なんであそこであんなミスを・・・」って、負けたほうはいろいろ考えるだろうけど、それ、「なんか知らないけど、そんなふうになっちゃったんだ」としか言いようがないでしょう。なにが起こるか、最後まで本当にわからない。そんな試合が今年もたくさんありました。

もー、バイキングスの分まで頑張って、SBまで行くしかないっしょ、シーホークスは!


他にもいろいろ見所があったので、いちおうそれを載せときます。

シアトルWRダグ・ボールドウィンさんの片手キャッチ!!

オデル・ベッカムに負けてないぜ!

冷凍庫の中で試合しているような状態で、よくこんなキャッチできるな!!手もガチガチ、ボールも石みたいにコチコチだろうよ。

でも、これサードダウンでのキャッチなんですけど、このドライブは得点に結びつかなかったので、残念。


ぎえー!!とテレビの前で悲鳴をあげたプレイでしたが、なんということか、35ヤードのパスになった!ちょっと~、優れたQBっていろいろいるけど~こんなことできるの、ほんと、ラッセル・ウィルソンさんしかいないよ~。ラッセル・マジックとしか言いようがないっす。この2つあとのプレイが、ダグ・ボールドウィンさんへのタッチダウンになりました。

オフェンス陣へのプレイコールを告げるとき、口が凍えて思うように動かなかったと言っていたラッセル・ウィルソンさん。またもう1週、彼のプレイ、シーホークスのプレイが見れるので、とっても嬉しいです。

次は、カロライナ・パンサーズ戦。

むっちゃいいカード!楽しみ!!!

パンサーズをコテンパンに叩きのめしてほしいぞう!!

2016/01/05

NYジャイアンツのコフリンさんが辞任してみんながちょっとさびしくなった日

NYジャイアンツのヘッドコーチを12シーズン務めたトム・コフリンさんが、辞任を発表しました。

ジャイアンツをスーパーボールで2回勝たせたコフリンさん。けれど、最近ではプレイオフを4年続けてのがし、負け越しとなったシーズンが3年続きました。自分にとっても、チームにとっても、そうする時だと判断したんでしょう。

噂はちらほらあったけど~う~ん、残念・・・。

コフリンさん、69歳という年齢ながら、いつもサイドラインで怒ったり怒鳴ったり、熱いところを見せていて、その「フットボールそんなに好きなんだな!このジジイ!」って感じがすごくよかったんです。

パンサーズ戦でオデル・ベッカムJrさんが荒れたときには、「何で彼をちょっとベンチで休ませないんだよ?」とも思いましたが、プレイオフがかかった大試合、力が上の相手に何かやってくれるのはベッカムしかいない・・・というコーチの心情も、よーくわかります。

そしてオデルさんへの非難ごうごうとなった試合後、「オデルの行動は批判されるべきだけど、オレは性格とか、人格とか、人としてのオデルを前面的に擁護するよ」と語った姿勢もカッコよかった。


ジャイアンツのコーチを始めたときは、コフリンさんがすごく厳しくて――練習でもなんでも5分前に集合していないと遅刻とみなされとか――選手との摩擦もあったようですが、選手をフットボールのプレイヤーとしてだけでなく、人間として育ててくれたと、みんなが感謝の言葉を twitter などで伝えまくっています。

(イーグルスのチップ・ケリーさんの解任とは大違い・・・)

オデルさんは「コフリンコーチ、大好きだよ。これからも、ずっとボクのコーチだ」と言っているし、QBのイーライさんもさびしそう・・・。

でも一番じーんとしたメッセージはこれ。

As I sit back and reflect on Coach Tom Coughlin, I remember all the one on ones in your office talking football, game plan, etc. I think back to when I was named captain and I used to try and beat you to the facility. I would get there at 6, you where there. I got there at 530 and you were there. 5 am... I knew I would beat you then.. NOPE YOU WERE THERE. I remember feeling the hood of your car and it was cold. Come to find out there were nights you slept in the office. No one worked harder, no one demanded more and I LOVE YOU for it. I chose this picture for one reason and one reason only. Everyone knows you for your dedication to your team and how intense you are on the football field. But I will remember you for helping me become a man and challenging all of us to be better husbands and fathers and men. You did it the right way Coach. And you might be retiring from coaching but I'm sure this isn't a goodbye. That's not in your nature. #halloffame #5minutesearly #areyoush*ttingme
A photo posted by THEREALJUSTINTUCK91 (@therealjustintuck91) on

「今、こうしてコフリンコーチとの思い出をふりかえってみると、コーチの部屋で、フットボールのことやゲームプランなんかを語り合ったことが浮かんでくる。あれは、オレがキャプテンに指名されたときだったかな、コーチより先に練習場に来てやろうって思ったんだ。けど、6時に行っても、5時半にいっても、コーチはもう先に来てた。だったら5時だ、これなら負けないだろうって行ってみたら、それでもコーチの方が早かった。コーチの車のボンネットを触ってみたら、冷たかったのを覚えてる。コーチが練習場のオフィスで寝ることもあったんだって、あとから知ったよ。コーチより頑張る人は見たことないし、コーチくらいオレたちに要求を出してくる人もいない。そこが大好きだよ。この写真を選んだのには、理由がある。コーチの、チームへ貢献、フットボールへの情熱は、皆の知るところだ。だけど、オレが男になるように手伝ってくれたこと、オレたちがいい夫、父親、人間になるように、鍛え上げてくれたことは、ずっと覚えておく。コーチのやり方に感謝してる。引退するのかもしれないけど、これがサヨナラじゃないよね。そんなコーチじゃないもんね」

って、ジャイアンツでプレイして、今はレイダース所属のジャスティン・タックさん。

コフリンさん、ジャイアンツは退任したものの、まだアクティブってことだから、すぐにまたどっかのチームのコーチに就任するかもしれません。

そうなったらいいな!またコフリンさんの熱いところがみたい。

フィラデルフィアか、サンフランシスコか、マイアミもあいてるし、クリーブランドも。(インディアナポリスはパガーノさんの続投が決まって、へ~マジですか・・・とちょっと驚きました)


<UPDATE>
各チームとも、来シーズンのヘッドコーチは契約済みなので、2016年中にコフリンさんの復帰はなさそうです。残念。

コフリンさんの辞任記者会見のとき、QBイーライ・マニングさんが泣きそうになってたので、ビデオ貼っときます。イーライ・・・。うるうるしてる・・・。(0:41 くらいのところから)



「(イーライは)優秀で、競争心があって、本当にいい選手なんだよ。わたしが辞めることを(イーライは)自分のせいだと思ってるようだけど、そうじゃない。(略)イーライ、2日後にはトレーニングに戻るんだ。毎年やってるようにな。頑張れ」

やめてくコーチにこんなこと言われたら、誰だって泣くよ・・・。

しかしよ、ジャイアンツよ、コフリンさん辞めさせて、他のコーチはみんな続投決定って、コフリンさん一人に責任押し付けて終わりかよ・・・。

あああああレギュラーシーズンが終っちゃったあああああ

とうとうNFLのレギュラーシーズンが終った・・・。

もうマンデーナイトフットボールもないし、木曜のゲームもないんだ・・・。

土曜日のプレイオフまで、なんもないのか・・・。

と、すでに悲しくなっております。あと1ヶ月はプレイオフがあるものの、そのあとは、いったいどうすればいいのか。この、心に開くであろう大きな穴をどうやってふさげばいいのか。ワタシは今から不安です・・・。だって、あと、2016年の秋まで待たなきゃいけないんだよ・・・。

もっとシーズン長ければいいのに、とも思うけど、こんな過激で野蛮なスポーツをプレイするのは、体にとって16週がやっとなんですよね。毎週毎週、応援してる選手が怪我しないように祈りながら見てるんだよ、ホントに。

今年プレーして楽しませてくれた選手の皆さん、ありがとう。

オデル・ベッカムJrさんのスーパープレイを見るの、来年も楽しみにしてるよ!

マリオタくんも、期待してるよ!

アンドリュー・ラックくんも万全の体になって戻ってきてね!

アデュー、みなさん。しばしの別れ・・・。


ということで、まずは、はりきってプレイオフを楽しみますっ!!

シーホークスよ、SBへまた連れてってくれ~!!