2021/12/31

【第16週】シーズンも試合もズルズル終了 ベアーズ@シーホークス戦

みなさんこんにちは。先週の試合は録画してあるんですが、まだ見ていないので、とりあえずベアーズ戦の報告です。

12月26日雪が降るシアトルで行われたシカゴ・ベアーズとの対戦は24対25でシアトル・シーホークスの敗戦となりました。シーズン通算5勝10敗。プレイオフからは完全に脱落が決定しました。

負けが続いたシーズンだし、プレイオフ無理っぽいし、でもベアーズだって先週プレイオフ争い敗退が決まってるし、まあ勝てるんじゃないのかな?なんて、のんびり眺めていたところ、終盤でハラハラする展開に。今年1年がギューと詰まった濃厚な残り5分。最後は1点に泣く結果となりましたが、元気を出して振り返ってみましょう。

まずは第1クォーター、WRメトカーフへのバスが通りシーホークスが先制点。

QBウィルソンからDKのタッチダウンって、めちゃ久しぶりです。調べてみたら、第5週のラムズ戦以来。はるか昔の出来事みたいな気がしちゃうなあ。昨年は1303ヤードをレシーブしたDKは、今年は現時点で846ヤード。ちょっと残念なシーズンになりました。

ベアーズは3番手のQBニック・フォールズが先発。果敢に攻め込み、ゴール前4ヤードから4th and Goalに挑戦です。今シーズンは、どのチームも4th downに挑む確率が高くなってますが、ここはシーホークスが守りきりました。

しかし、自陣2ヤードから始まった次の攻撃は 1ヤードも進めません。フィールド中央へ上がったパントをリターナーがゴール前15ヤードまで戻し、再びベアーズの攻撃に。もちろんタッチダウンを返し、7対7の同点に。

その後、RBラシャード・ペニーのタッチダウン、フィールドゴールも決まり17対7で前半を折り返しました。

まあこんなもんかな、と見てる方はのんびりムード。長く辛い今シーズンの傷を舐めながら、この試合の勝利をぼんやりと期待していました。

流れが変わったのは、第4クォーター中盤のフィールドゴール失敗でしょうか。一つ前のプレイがゴール前8ヤードでの3 and 4。QBウィルソンがサックされ、13ヤード後退。39ヤードフィールドゴールは左にそれ、点差は7点差のまま。

試合時間残り5分、ベアーズは自陣46ヤードで、4th and 4に挑戦しますが、パスインコプリートになり、ボールはシーホークスへ。

ディフェンスがしのいだ。フィールドポジションも有利。ここで2ポゼッション差にすれば、試合はほどんど決まるという場面。しかし、オフェンスが不発。涙。結局パントを蹴って残り3分。

7点を追うベアーズは、サクサクとゴール前15ヤードまで攻め込み、3rd and 14という正念場。ここでなんと、元シーホークスTEグラハムへのタッチダウンパスが通るんです。悲鳴。でもジミー・グラハム好きだから、まあいいや。

破れかぶれなのか、それともこんな試合で延長なんかやっとられん、というつもりか、ベアーズは2ポイントに挑戦。そしてこれが、まんまと成功。24対25で逆転です。悲鳴。

残り1分。タイムアウト2回。フィールドゴールまで行けば勝ち。QBはウィルソン。

しかし何も出来ませんでした。ホールディング、フォルススタートで後退もしました。ファーストダウンを取ることも叶わず撃沈。

ああ、こんな試合が多かったなぁ今年は・・・。

思い起こせば、第2週のタイタンズ戦だって、第4クォーターで14点差で勝ってたのに負けちゃったよ・・・。

かつては第4クォーターで勝てるチームだったけど、その面影はもう無い。

唯一の明るい話題はRBペニーの活躍か。この試合では135ヤードを走ってました。今年ブレークした選手となってくれたらいいな。あと、ディフェンシブラインも際立っていました。

報道陣はさっそくヘッドコーチ、クォーターバックの進退を憶測していますが、さて、どうなるのでしょうか。どっちも変わらない可能性も大いにあるのではと思います。

今シーズンはあと2試合となりましたが、もちろん勝ってほしい。レッツゴー!

2021/12/16

【第14週】満を持してラシャード・ペニーが疾走🏃 シーホークス@テキサンズ戦

 12月12日、シアトル・シーホークスはヒューストン・テキサンズと対戦し、33対13で勝利を収めました。なんと、今シーズン初めての連勝。これで5勝8敗です。

この試合では、RBラシャード・ペニーの活躍がなんと言っても嬉しいニュース。2018年ドラフト1巡指名の選手ですが、パッとしないまま2年目にACLを断裂し、それ以来故障がちでした。復帰が危ぶまれていたところ、この試合で大爆発。137ヤード、2タッチダウンという自己最高記録をマークしました。良かったね!

立ち上がりは、テキサンズがタッチダウンで先制点。シーホークスはフィールドゴールを返し、その後RBペニーの32ヤードランで逆転です。

2年ぶりのタッチダウンは、さぞや感無量だったことでしょう。

10対10の同点で迎えた前半残り52秒、シーホークスにボールが廻ってくると、最初のパスでいきなりビッグプレイ。

驚いたなあ、もう。WRロケットは、ギリギリのパスをスーパーキャッチする妙技を繰り返し、この試合はレシーブ5回、142ヤード。3年連続で1000ヤードという記録も達成しました。チームのナンバーワンレシーバーでありながら、スーパースターという感じがしないのは、身体が小柄なせいでしょうか。それとも謙虚な身の振る舞いか。まさに小さな巨人。

前半終了前にテキサンズもフィールドゴールを決め、16対13でハーフタイムへ。

後半ではディフェンスが踏ん張り、失点をゼロに抑えました。素晴らしい。一方オフェンスは、TEエベレットのキャッチ、RBペニーの47ヤードランで2タッチダウン、フィールドゴールも決まり、テキサンズを突き放しました。

ホッ。勝てて良かった。

RBペニーがこの試合をきっかけに、コンスタントに活躍してくれることを切に願います。

ペニーくん、試合後の記者会見では恥ずかしそうにしながら、怪我の間も諦めずにサポートしてくれたチームメイト、スタッフへの感謝を述べていました。

オフェンシブラインのブロックが良くてランが出たんだ。故障を抱えていた時はSNSで批判の声を聞いて精神的にキツかった。でも今はそれを無視できるようになった。怪我をしないで試合を終えることができてホッとしてる。

ほんと、それ。本人だけでなく、チームもファンもホッとしてます。無事に試合を終えることができるのが一番。

ということで、次戦はロサンゼルスでラムズ戦。今シーズンはすでに1度負けている相手です。QBウィルソンが指を怪我した因縁の試合で。ラムズは苦手だと思うんですが、なんとか一矢を報いてほしい。レッツゴーー!

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2021/12/09

【第13週】まだまだNFLシーズン絶賛参戦中 49ers@シーホークス戦

 12月5日、今シーズン2度目のサンフランシスコ・49ers戦は、シーホークスが30対23で勝利を収めることができました。連敗を3つで止め、これで4勝8敗です。

ホームでの試合ですが、空席が目立っていました。勝てないチームはお客さん入らないですね。1階サイドライン席にナイナーズの赤ジャージが多かったのは、シーズンチケット持ってる人が売り払っちゃたんでしょう。

試合は、両チームともターンオーバーが3つずつ、セイフティ、フェイクパントなど波乱に満ち、ファンを大いに楽しませてくれました。なんつっても勝ったから!勝ったらもうなんでもヨシ!

フェイクパントは、シーホークス最初の攻撃で出ました。さすがにもう後がないチーム。RBホーマーが直接スナップを受けて73ヤードを駆け抜けました。

自陣27ヤードからよくやった。保守的コールを信条とするチームですが、ドロ沼から抜け出すためには、何でもやったれムードです。

しかし次の攻撃ではTEエベレットがファンブル。すかさずタッチダウンを返され、あっという間に7対7。笑顔を振りまいていたQBガロポロが、今度はLBワグナーめがけてインターセプトを発射。

でも前に進めないんです。シーホークスオフェンスが。ペナルティとサックで2nd and 43と後退し、結局56ヤードフィールドゴールを失敗。

ここまでのオフェンスは、先週に引き続き崩壊したままです。😩😩😩ゴールラインまで辿り着ける気がまったくしない。

第2クォーターでは、プレイクロック時間切れの寸前でタイムアウトを取り、直後のプレイでディレイ・オブ・ゲームの罰則を食らうという事態も。頭を掻きむしりそうになるダメさ加減😩😩😩。

しかしその3rd and 14の更新に成功。WRメトカーフへの33ヤードパスで吹っ切れました!それからRBピーターソンが持ち込んでタッチダウン。

前半2ミニッツを切ってからのドライブは、かつてのQBウィルソンを彷彿させる攻め込みで追加点に成功。前半を21対23で折り返しました。第1クォーターの絶望感を考えれば、上出来すぎる2点差でありませんか。

後半も波乱は続きます。ナイナーズはキックオフのボールをファンブル。シーホークスはゴールラインでTEエベレットがパスをお手玉してインターセプション。DEダンラップがQBガロボロを沈めてセイフティ。QBガロポロ発Sディグズ着のインターセプト。

ターンオーバーの連続で忙しいったらありゃしない。

そして、とうとう決まりました。QBウィルソンからWRロケットへ、ストンと落ちるパスが。

逆転成功、30対23!

第4クォーター終盤には追加点のチャンスが訪れます。残り時間5分半。ゴール前4ヤードで4th and 1。通常であればフィールドゴールを狙うチームですが、ここで躊躇なく更新を選択。ゴール前1ヤードへ進むのですが、3 and Goal でショベルパスを受けたTEエベレットがこの試合3度めのファンブル。ナイナーズがリカバー。

すごいですね。一人で3回ってある?

QBガロポロ率いるナイナーズオフェンスは、逆方向に96ヤードを攻め込みます。最後のプレイはゴール前3ヤードからの4th and Goal。パスはDEダンラップが伸ばした手にぶつかり、地面に落ちて試合終了。

いやもう、久しぶりの勝利です。忘れていたぜ、こんな気持ち。

悲惨だったオフェンスがよく持ち直してくれました。ディフェンスはランをよく防ぎました。後半を無失点に抑えたのスゴい。

スペシャルチームも頑張った。ラインバッカー兼フルバックのニック・ベロア選手はブロックでタッチダウンを2つアシスト。

RBペニー選手はブリッツをブロック。27ヤードのランも出ました。ペニーくん、やれるじゃないか!ドラフト1巡のキミがチームを引っ張ってけばいいのだ!

期待のWRエスクリッジ選手もプロ初タッチダウンを決めました。よかった、よかった。

ということで次はヒューストン・テキサンズと対戦です。勝って、プレイオフに希望を残すことはできるのでしょうか。レッツゴーーー!

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2021/12/02

【第12週】プレイオフは遥か彼方に シーホークス@ワシントンフットボールチーム

11月29日、マンデーナイトのシアトル・シーホークス対ワシントン・フットボールチーム戦は、またしてもシーホークスの敗戦となりました。15対17。

これで今シーズン3勝8敗。QBウィルソンが復帰してから3連敗。オフェンスはサードダウン更新ができません。3 and Outが5回続いては深くうなだれるばかり。勝てる気がまったくしない。良くなる兆しもまったくない。チームは暗闇の中を迷走中。オフェンスは一体どうしてしまったのか😩😩😩

とりあえずこの試合を振り返ってみましょう。

両者ともパントで終わった立ち上がりの後、ワシントンは9分をかけた長いドライブでゴール前5ヤードまで攻め込みます。ディフェンスがゴールラインを防ぎ、かろうじてフィールドゴールに。シーホークスはタッチダウンで応酬し、7対3と逆転。

試合をリードするって、なんとまあ久しぶり。忘れていました、こんな気持ち。QBウィルソン復帰以来初めてのタッチダウン。サードダウンも2回更新できました。パアァァァ🌸🌸🌸と明るい光が見えたような気がしました。

第2クォーター中盤ではSディグズのビッグヒットからSアダムスのインターセプション。

おおお、いいぞ!次の攻撃ではWRロケットへの長いパスも出ました。ひょっとしてイケるのかも?!と思ったところで、RBコリンズのファンブルロスト。

ワシントンはタッチダウンを返しますが、エクストラポイントのキックをDEグリーンがブロック!

リプレイで見たら、ボールをヘルメットにぶつけて、自分でキャッチしてそのまま疾走するというワンマンプレイ。笑。タッチダウンで6点入るのかなと思ったら、2点だけでした。チェッ。

この時、DEグリーンを追いかけて走ったワシントンのキッカーが腿を負傷し、これが後半の試合運びに大きく影響を及ぼすことになりました。前半は9対9で終了。

第3クォーター、ワシントンはタッチダウンで追加点。キッカー負傷のため、2ポイントコンバージョンに挑戦し、みごと成功。9対17に。

その後、両チームともパントの蹴り合いが続きました。3 and Outが続くシーホークスオフェンス。もうやんなっちゃう。ディフェンスが頑張ってパントに持ち込んでも、あっという間に攻撃終了。え、もう出番?というディフェンスの声が聞こえそう。

そしてとうとう番を期して、ワシントンがレッドゾーンまで攻め込みます。キッカーが蹴れないので4th and 4を無理やりコンバート。ゴール前3ヤードからの4th and Goalは、タッチダウンのコールでしたが、判定でパスインコンプリートとされました。

8点差でシーホークスの攻撃となり、試合時間残り2分19秒。

サードダウンを更新できないオフェンスが、エンドゾーンまでたどり着くことはできるのでしょうか?1st and 10 でサックされた時には、本気でQBウィルソンの判断を疑いました。持ってないで捨ててくれ😩

しかし2nd and 19からファーストダウンを奪い、残り15秒でタッチダウンに成功。しかし同点を狙う2ポイントコンバージョンは、インターセプトに終わります。くく、この2点が憎い。

オンサイドキックは、シーホークスがリカバー!と思いきや、これがペナルティ。

なんかね、サイドラインと数字の間に最低2人、数字とハッシュマーク(フィールド中央のテンテン)の間に最低2人が位置しなきゃいけないみたいなんですよ。けど、ひとりがハッシュマークの中に入っちゃった。トホホ。審判、なんでこんな時だけよく見てるんだろうなぁ。

今シーズンのシーホークスを象徴するようなペナルティでありました。どよーん。2度めのオンサイドキックは無事にワシントンがリカバーし、試合終了。

点差は2点。しかし、ファーストダウンはシーホークス10に対し、ワシントン27。ランヤードはシーホークス34(!)に対しワシントン152、ポゼッションはシーホークス18分29秒に対しワシントン41分40秒という、圧倒的な差がありました。

ランは出ない。QBウィルソンはヘンなとこに投げてる。オープンになってるレシーバーを見逃してるみたい。判断にもキレがない。

こんなウィルソンを見るのは初めてなので、呆然としちゃいます。

こっち側に戻ってくることはできるのでしょうか。

このままシーズン終了はどうしても避けたいぞ。

ということで、次はランが面白いようにバンバン出る49ナーズとの試合です。3連勝中と、波に乗っています。一応10月には勝ってるんですけど、なんか遠い昔の出来事のような気がするなあ。

めげずにレッツゴー!


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2021/11/25

【第11週】勝てないドロ沼をズルズル行進中 カーディナルズ@シーホークス

 11月21日、シアトル・シーホークスはホームでアリゾナ・カーディナルスと対戦し、13対23で負けました。通算3勝7敗で迷走が続いています。

カーディナルスはQBマレーとWRホプキンスが欠場し、万全とは言えない態勢でした。試合中にフィールドゴールも2回失敗してくれました。そんなオマケがあったにもかかわらず、あっけなく完敗。ひどい。なんでこうなった(泣)。

カーディナルスは控えの35歳QBコルト・マッコイ選手が登板し、QBウィルソンを凌ぐ活躍をしていました。相手チームではありますが、下積みの長いベテラン選手が活躍するのっていいですよね。羨ましいなあ。

シーホークスの攻撃は、いきなりRBペニーの18ヤードランで幕を開けました。2018年のドラフト1巡指名ですが、怪我が続き試合から遠ざかっていた選手。今週の練習ではいい仕上がりで、晴れて先発となりましたが、最初のプレーの後、医療テントにまっしぐら。ハムストリングスを負傷したらしいです。ううう。

なんかこう、今シーズンを象徴するような流れ・・・。

前半はフィールドゴールに2回成功し、6対13で折り返します。レッドゾーンまでは行けても、タッチダウンができません。いろいろイライラするものの、1ポゼッション差でハーフタイムなら、まあこんなものでしょうか😩

後半でやっとRBダラスがボールを持ち込んでタッチダウン。13対16で第4クォーター残り7分です。反撃できるのかもしれない。ヨッシャー!!

しかしカーディナルスはすぐさまタッチダウンで応戦。13対23で残り2分20秒と追い詰められ、最後の攻撃は4th and 12 を投げ捨て試合終了となりました。

QBマッコイはパス成功率80パーセント。ポゼッションはカーディナルズ40分に対してシーホークス20分。ディフェンスの時間が長くなったら、そりゃあ試合後半で疲労がたまる。なぜオフェンスが進まないのか。なぜサードダウンの更新ができないのか。なぜチグハグなプレーになってしまうのか。コーチの指導が悪いのか、チームの士気に欠けるのか。

問題が山積みです。

今シーズンはあと残り7試合。これからどう戦っていくのでしょうか。チームはどん底。これでズルズルといってしまうのか。それとも、困難に立ち向かう屈強な意志を見せてくれるのか。もはや試合がどうこうではなくて、自分との戦い。これまでにない大きな挑戦になりそうです。

ところでカーディナルス、いいチームでしたね。ディフェンスを当惑させてた動画を紹介しときます。54番LBワグナー、56番ブルックス。ランニングバックにハンドオフかと思わせて、スルッと誰かが・・。

また、フィールドに12人選手がいる混乱も。「良くコーチされているはずのチームが。過去にこんなミスがあっただろうか」

ということで、次はマンデーナイトフットボール。2連勝中のワシントン・フットボールチームとの対戦です。この試合が今シーズン最後のプライムタイムゲームになりました。13週のサンデーナイトにも予定されていたのですが、(業績不振のため)午後の試合に変更と発表されています。くくく、悲しい。

殴られても殴られても立ち上がる、そんな姿を見せてほしい。期待しよう❗❗❗

2021/11/18

【第10週】雪のちらつくランボーで完封負け シーホークス@パッカーズ戦

また負けてしまったシアトル・シーホークス。ランボーフィールドでのグリーンベイ・パッカーズ戦は0対17で完敗です。QBウィルソンにとってはプロ入り始めての無得点試合。通算3勝6敗となり、世間の厳しさをひしひしと感じるシーズンとなっています。

10月7日のラムズ戦で指を負傷し、4週間ぶりの登板となったQBウィルソン。一方パッカーズQBロジャーズは新型コロナ陽性で1試合欠場したあとの復帰戦でした。両選手とも、いつものキレはなく調子はいまいち。ディフェンスの戦いとなった試合は、第4クォーターまで0対3のままでした。勝つチャンスはあった。しかし、どうしてもゴールラインを割ることができませんでした。くくく・・。

振り返ってみましょう。

パッカーズの攻撃は、Kクロスビーの42ヤードフィールドゴール失敗で幕を開けました。まあ!ツイているのかも?ほのかな期待が膨みました。しかしシーホークスオフェンスはファーストダウンが取れずパントの連続。

第2クォーター中盤、パッカーズは27ヤードフィールドゴールを決めて先制でs。前半残り4分でロジャーズがファンブル!という場面もあったのですが、判定はグリーンベイのボール。

同時リカバリーとなった場合は、攻撃チームのものになるという説明です。チェッ。

この後パッカーズはゴール前34ヤードまで攻め込んで4th and 2。残り時間1分7秒で、フォースダウンの更新に挑戦しますが、シーホークス期待のルーキーCBブラウンが待ったをかける!

スティーラーズ戦でも肝心なところを止めてました。「ビックプレイ・トレイ」という名前を轟かせてほしいなあ。

前半残り1分でシーホークスの攻撃となりましたが、ここでも何もできません。敵陣35ヤードでホールディングを取られ、フィールドゴールも蹴れずに終了。明らかに誤審だけどね!ブツブツブツ!でも3点差だから、まあいっか!

第3クォーターでは、ゴール前12ヤードまで攻め込んだものの、エンドゾーンでまさかのインターセプション。ガックリ・・・。逆転のはずが、まさかこんなことになろうとは。

しかしディフェンスも頑張りました。次のシリーズ、こちらもエンドゾーンでQBロジャースのパスをインターセプトに成功。

不注意なパスを投げるロジャース珍しいね!Sアダムスはベルトをつけるロジャースの真似をしてました。ランボーリープまでして、パッカーズのファンにヒンシュクを買ってたよ笑。

やられたらやり返す!勝てる気はしないけど、とりあえずまだ3点差。勝機はまだある!

しかし次の攻撃はむなしく3 and Outで終わり、パッカーズに再びボールが渡ります。この試合、ディフェンスはよく頑張っていましたよ。3点に抑えてるもん。でもフィールドに出てる時間が長いんです。疲労がたまります。とうとうタッチダウンを許し0対10に。

第4クォーター残り8分、2ポゼッション差を追うシーホークスは、QBウィルソンの長いパスを再びインターセプトされて万事休す。2人カバーされてるところにボール出さなくても、ね。まだファーストダウンなんだから急ぐことないじゃん、ね。焦っていたのかもしれないですが、とにかく駄目だったです。

そのあとパッカーズが追加点を加え、0対17で試合終了となりました。

ああ、プレイオフが遠のいていく・・・。

現在のところ、NFCは0勝8敗1引き分けのデトロイト・ライオンズが最下位。その上にシーホークス、ワシントンフットボールチーム、NY・ジャイアンツ、シカゴ・ベアーズが同率で並ぶという図になっています。16チーム中15位ではありますが、まだワイルドカード最後のスポットは狙える位置。(かな?)

カーディナルスと2回戦わなきゃいけないし、ラムズ戦、ナイナーズ戦も残っています。いったいどうなるのだ。負け越しシーズンになるのか、不死鳥のように蘇るのか。(頼むよ)

ディフェンスは良くなってんじゃないですか?問題はオフェンスだなオフェンス。スカーッとする試合を一発決めてくんないとやってられんわ!

ということで、次はホームでアリゾナ・カーディナルズ戦です。勝て!!!!!

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2021/11/07

コロナ陽性のアーロン・ロジャース 嘘つきなだけかと思ったらあっちの世界にブッ飛んでた件

みなさんこんにちは。NFLシーズン中盤をいかがお過ごしでしょうか。世の中って、本当にいろんなことがあるもんですね。7勝1敗で快進撃中のグリーンベイ・パッカーズに降ってわいたQBロジャースのワクチン騒動。嘘ついてただけかと思ってたら、とんでもないことになってました。こんな展開を誰が予想していたでしょうか。まるでNFLの試合みたい。

経過を振り返ってみましょう。

事の起こりは11月3日(水)朝。ロジャースがコロナ陽性のため、日曜のカンザスシティ・チーフス戦にはQBジョーダン・ラブが先発すると発表されました。ロジャースがチームに復帰できるのは、早くて11月13日(土)、シーホークス戦の前日。

ワクチン接種済みの選手であれば、24時間隔てた2回の陰性テストでチーム活動に復帰できるのですが、ワクチン未接種者は10日間の隔離が必要というのが、NFLのプロトコル。え、じゃあ、ロジャースってワクチン打ってなかったの?とざわめきが起こりました。

ワクチンしてない選手は、マスクすることになってたよね?マスクしてるロジャース見たことない。ザワザワザワ・・・。

とかやってるうちに、8月のビデオが浮上。

ワクチンは受けたんですか?という質問に「うん。免疫ができたよ」と答え、「チームにはワクチンを受けてない選手もいるが、個人の決断だ。その人たちを責めることはできない」と語りました。

「その人たち」だって。自分は蚊帳の外の発言。

今年夏には免疫を高めるホメオパシー療法を受け、それでワクチン接種と認めてほしいとリーグに申請し、却下されたという事実も報道されました。

今年、ワクチン未接種の選手は従わなければならないプロトコルがあります。

例えば、毎日のPCRテスト(接種者は週1回)。チーム施設内、遠征中はマスク使用(接種者はマスクなし)。施設内では他人と距離を取る。濃厚接触者になったら隔離。遠征時のホテルから外出禁止。などなど。

パッカーズ施設内で行われた記者会見で、ロジャーズはこれまでマスクを使用しておらず、これがプロトコル違反なのではと言われています。パッカーズの未接種選手はズームで会見を行っていましたが、ロジャーズはすべて対面。

また、未接種の選手は、チーム施設外で3人以上の選手で集まることが禁止でますが、ハロウィーン・パーティでジョン・ウィックに変装し、盛り上がっているロジャースも目撃されています。(パッカーズの選手が何人いたかは不明)

NFLレポーターのラポポートさんは、「パッカーズはロジャースが未接種だと知っており、施設内ではプロトコルを遵守していた」と語っていました。

そりゃそうでしょう。チームは選手の接種状況を把握してるはず。じゃあ記者会見は、マスクなしでワクチン接種済みを装うロジャーズに、チームが何も言えなかったということなんでしょうか?偉い人の気持ちを逆撫でることはできないと?

ワクチン未接種を公表するのはイヤだったのかもしれないけど、別に世間を騙すことはなかったよね。反ワクチンを明言している選手もいるじゃん。チームのリーダーなんだから、正直に言っとけばよかったね。どんな顔して出てくんだろう。マスクで現れたらちょっと笑っちゃうな・・・。なーんて思ってたんです。

そしたらさっそく登場しましたよ、ロジャーズが。金曜日にメガホン担いでパット・マカフィー・ショーに乗り込みました。

ボクちゃん嘘なんかついてないッ!ボクにはボクの理由があるッ!マスクなんか意味がないッ!って。

リーグのプロトコルには科学的根拠がない。ワクチン未接種者を辱めるためのもの。記者は全員ワクチン接種済でボクは毎日PCRテストをしてる。マスクは無意味である。

「マーティン・ルーサー・キングは言った。不公平な法律、意味のない規則には反抗する義務があるってね」

とか言ってたけど、キング牧師は黒人の市民権運動について言及したんじゃないの。あんたはマスクと毎日のPCR検査に駄々こねてるだけじゃん。パンデミックの中、安全にシーズンが開催できるようにと、NFLと選手会が同意したプロトコルじゃあないんすか。

mRNAワクチンの成分にアレルギーだから接種できない。(どんな成分か知らんけど)ボクは多面的に物事を分析する思想家なんだ。自分でリサーチを重ねたんだよ。資料500ページをNFLに送り、接種者と同じ扱いになるよう願い出た。ワクチンがそんなにいいものなら、何故まだ感染者が出ているのかな。だって。

重ねて、それこそ科学的根拠がないデマ(不妊、イベルメクチン)についても話していました。

恐ろしい。

さようならロジャース。

自分の世界でお幸せに〜。

ジョーダン・ラブ見るの楽しみ〜。

2021/11/04

【第8週】7年ぶりにジノ・スミスが1勝をあげた ジャガーズ@シーホークス戦

 3連敗中だったシアトル・シーホークスは10月31日のジャクソンビル・ジャガーズ戦に31対7で勝ち、通算成績を3勝5敗としました。ホームではこれがシーズン初勝利という、なかなか厳しいシーズンとなっております。

先発勝利は2014年以来というQBジノ・スミスが、この試合のMVPです。パスがスパスパ決まりました。しょっぱなからパス14回中14回成功は、今シーズンのリーグ記録。さらに試合のパス成功率は83.3パーセントで、キャリアベストとのこと。良かったです。

シーホークスは最初の攻撃で、まずタッチダウン。ホッとしました。先週の試合はオフェンスがダメだったので、この先制点はうれしい。その後、SディグズがQBローレンスのパスをインターセプト。それをWRメトカーフのタッチダウンにつなげて14対0としました。

かつてのチームメートCBグリフィンを振り切っての見事なキャッチ。ゴールポストに抱きついて、15ヤードのペナルティをもらってましたけども。もー、罰則厳しくてやんなっちゃう。

「ゴールポストを飛び越えた?飛び越えちゃったのか?彼ならできるかもしれないな」

なんて審判に言ってたHCピート・キャロル。「反則だって知らなかったんすよ。ダンクするのはダメだって聞いてたけど」とぼやくメトカーフに「教えときゃよかったな。私の責任だッ」ってコーフンしてました。

17対0で前半が終わり、第3クォーター中盤で24対0となると、勝利はかなり確定しました。ジャガーズはオフェンス、ディフェンスともうまく噛み合ってない様子。サイドラインのHCマイヤーさんが映ってましたが、あまり気持ちが入ってるようにも見えなかったです。4th down に4回挑戦して、3回失敗したのも痛かったと思います。

試合時間残り2分を切ってから、ジャガーズに得点を許し、シャットアウトはならず。しかし、直後のオンサイドキックからタッチダウンが炸裂。

前日、オンサイドキックの練習をした時もRBホーマーがキャッチし、「ずっと前にUSCでもこんなことがあったぞ」とコーチが盛り上がっていた様子です。

勝てて本当に良かったです。NFCは強いチームはめちゃ勝ってますが、低迷中のチームもたくさんあるので、ひょっとして7番目のプレイオフスポットを得る可能性も残されています。

第9週はバイウィークで、次戦は11月14日のパッカーズ戦。パッカーズQBロジャースはコロナ感染症陽性のため、チームに戻れるのは前日13日と報道されています。症状については分かりませんが、試合に出れるのか?ひょっとしてジノ・スミス対ジョーダン・ラブ戦になるのか?はたまたQBウィルソンの復帰戦となるのか?

とまあ、いろいろ楽しみではあります。シーホークスの試合はないですが、今週も好カードがめじろ押し。QBラブくんはどうなのか、チーフス戦が見たいなあ。

2021/10/28

【第7週】ガラガラと壁が崩れるように3連敗 セインツ@シーホークス

早くも第7週となった10月25日マンデーナイト、シアトル・シーホークスはホームでニューオーリンズ・セインツと対戦し、10対13で惜敗を喫しました。これで2勝5敗。困ったぞ。

QBウィルソンなしでは勝てないチームなのでしょうか?チームが抱えていた様々なほころびを、ウィルソンが取り繕っていただけなのか?メッキを剥がしたら、実は下位をウロウロするチームだったのか・・・。

先週のスティーラーズ戦に続き、またもや3点差の敗戦。勝てたかもしれないけど、しかしこの3点が、やはり力の差なんでしょう。んもー、ガッカリ。はァーーー。

シーホークスの攻撃で始まった試合は、まず、ラン・ラン・ラン。3rd and 1 を更新できずパントとなりました。いきなり来たよ、しつこいランが。QBジーノに投げさせないつもりらしい。明らかにヘッドコーチのさしがねです。

2度めの攻撃では、まずランを出してノーゲインの後、この試合初めてのパスが、タッチダウンとなりました。

競り勝ったDK!キャッチ後のゲインができる選手なんだから、とりあえずぶん投げろ!ジーノもいい気分になって自信つけろ!思わず立ち上がって拍手喝采の場面!!!

しかし、よかったのはこれだけ。この後の攻撃は、走っては止められ、走っては止められ、また走ってはまた止められ、QBジノ・スミスはパスを出せずにサックされ、パスを出しても55パーセントの成功率。得点できる気が、まるっっきりしません。

セインツのQBウィンストンもパスはいまいち。ディフェンスの選手はアンスポーツマンライクコンダクトを連発して、こちらとしてはラッキーな面も多くありました。CBラティモアとやりあっていたWRメトカーフ、一度もアンスポ取られなかったです。

7対10とリードされて後半に入り、第3クォーターでは44ヤードフィールドゴールに失敗して同点ならず。

その後、ゴール前28ヤードのファンブルリカバーから50ヤードフィールドゴールで同点に。

第4クォーター中盤には、敵陣23ヤードまで攻め込み、逆転のチャンスが訪れました。しかし、3rd and 11からQBジノ・スミスがサックをくらいマイナス11ヤード。53ヤードのフィールドゴールはもちろん失敗。

次のドライブでセインツがフィールドゴールを決め、これが決勝点となりました。

試合時間残り1分56秒、タイムアウト1回で攻撃は廻ってきたのですが、何にもできずに撃沈です。それもそうでしょう。ラン主体で攻めてて、2ミニッツ切ったからって「ジーノ、パスでお願い」と手を合わせても、リズムもできてないし無理。そんな虫のいいお願いを叶えてくれるのはウィルソンだけなんです。

この試合、WRメトカーフがボールに触ったのは2回、WRロケットも2回。一方、RBコリンズ16回、RBペニーが6回。オフェンスの一番の武器はメトカーフではないのか?なんで2番手RBに試合を任せるようなプレーコールになるのか。いくらヘッドコーチの信念といってもな。

そういえばオフェンシブラインも改善されてない。ここ数年同じじゃん。ドラフトもずっとハズレが多い。ドラフト指名権もトレードで失くしちゃった。なんで補強ができないのかな。停滞しかできないなら、いっそ全て変えみることが必要なのかも。と、いろんなことが頭をよぎります。

負けが込むと、悪い面しか見れなくなってほんと困るわ。

試合後の記者会見では、「ウィルソンがいなかったら、こんなに長くコーチはしていなかった」とHCピート・キャロルさんが語っていました。

とはいえ、ウィルソンはしばらく帰ってこないし、このチームでやっていくしかない。ジーノだって、こんな調子では来年の就職先にも困ると思うので、もっと頑張ってくれるでしょう。ディフェンスもRBカマラを止めることはできませんでしたが、13点に抑えました。ひょっとして改善されているのかもしれません。

(カマラすごかったですね。シェードがついたヘルメット、カッコよかったです。)

ということで次戦はホームでジャクソンビル・ジャガーズ戦。負けるかもしれないし勝つかもしれない。スプレッドを見たらシーホークスの-3.5(3.5点差で勝つという予想)だったので、これは全くの互角と同じ。

負けるわけにはいきません。どんな戦いとなるのか。この試合もまた、勝利を目指して応援を続けていきましょうぞ。レッツゴー!

2021/10/20

【第6週】先発ジノ・スミス延長なるも初勝利ならず シーホークス@スティーラーズ戦

10月17日サンデーナイト、シアトル・シーホークス対ピッツバーグ・スティーラーズは、20対23でシーホークスの敗戦となりました。これで2勝4敗。かなり厳しいシーズンです。

QBウィルソンは指の怪我で、2012年のプロ入り初めて先発を外れました。代わってQBジノ・スミスが出場。プライムタイムでジノ対ベンを見ることになろうとは。なんだか恐ろしいような気がしていましたが、試合は延長戦までもつれ、なかなかの接戦でした。やっぱNFLは面白い。

序盤は両チームともモタモタし、パッとしない展開。モタモタながもスティーラーズがタッチダウンを2つ決め、0対14とリードされたシーホークス。得点できる気配まったくなし。このままモタモタ60分が過ぎてしまうのか。ブーイングしちゃおうかな・・・。

なんて思ってたら、後半最初の攻撃でタッチダウンが出ました!ラン、ラン、ランと、とにかく走って、RBアレックス・コリンズがエンドゾーンへ持ち込みました。そうか、パスがいまいちなら走ればいいのか。結構やれるじゃないか。そういえば、元々こういうオフェンスがやりたいヘッドコーチだったじゃないの。

次のポゼッションでも得点を上げ、第4クォーターで17対17の同点に追いつきました。すごいぞ。全くの予想外。ファンなのに見くびっててごめん!

同点のまま2ミニッツウォーニングとなり、スティーラーズの攻撃です。必死に粘るシーホークスのディフェンス。もしかしたらインターセプトできたかもぉ!!そのままピック6になったかもぉ!というプレイもありました。惜っしいなあ、もう。

スティーラーズが52ヤードフィールドゴールを決めると17対20に。残り時間1分30秒でシーホークスにボールが回ってきました。QBジノがヒーローとなる時が、とうとうここに!

時間との戦いの中、タイムアウトを使い果たし、敵陣まで攻め込み、WRメトカーフにパスが通ったァ!と思ったらまさかのファンブル!

走ったらゴールラインを割れるかと思ったんでしょうかね。しかし、まさに一刻を争う瀬戸際。ファンブルリカバリーしたWRスウェインのところへQBウィルソンが飛び出してきて「早く早く!」って言ってるとこ見ていただけましたでしょうか?(0:10)

ユニホームを着ていないQBウィルソン、サイドラインでの様子が何度も映し出されていましたが、どっかの中学生が混じってるみたいな風貌でかわいかったです。

「ファンブル、カオス、時間切れ」みたいになってるところで、審判が悠長にキャッチのレビューかなんかやって、スティラーズのHCトムリンさん激おこ。怒ってる顔素敵でした。結局シーホークスが同点のフィールドゴールを蹴って、延長戦へ。

この試合インアクティブのQBウィルソンがコイントスの場面で登場してましたが、IR(故障者リスト)入りしててもこんなのできるんだなァと思ったり。

シーホークスの攻撃はパント。スティーラーズもまさかの3 and Outだったのですが、ここで👏この試合一番の👏ハイライト👏👏👏3rd and 4の更新を防いだ精魂のタックルが炸裂!

ルーキーCBトレ・ブラウンです。今年ドラフト4巡で指名されたオクラホマ大学出身。膝の怪我でIRでしたが、この日がデビュー戦でした。

コーナーバックがまず心配だったシーホークスディフェンスにとって、これは心が踊る朗報です。ルーキーの活躍って、ほんっとにいいですね。希望が見えるような気がします。

サードダウンを阻止し、サヨナラへの期待が最高潮となったまさにその時、ファンブルが起こりました。QBジノ・スミスのボールをLBワットがパンチして叩き落とす。ゴール前15ヤードでスティーラーズがリカバーし、フィールドゴールを蹴って試合終了。

先週も最後にインターセプトで泣いたQBジノ・スミスです。運がない。頑張ってただけに気の毒です。ただ、スティーラーズのTJ・ワットがすごかっただけなんです。はいはい、アンタはすごい。よーく分かりました!って感じ。

ということで、シーホークスは2勝4敗となり、スティーラーズは3勝3敗に。この差は大きいような気がするなあ。まだシーズン序盤ですけどね・・・。

次戦は、なんとまたもプライムタイム、マンデーナイトでセインツと対戦です。ジノ対ウィンストンという、これもまた見たいような見たくないような。

まず1勝を目標に、来週もレッツゴー❗❗

2021/10/13

【第5週】ラッセル・ウィルソン初の戦線離脱が決定 ラムズ@シーホークス戦

 10月7日、サーズデーナイトのロサンゼルス・ラムズ対シアトル・シーホークス戦は、17対26でシーホークスの敗戦となりました。これで2勝3敗。まずい。そして、チームの看板、QBラッセル・ウィルソンが指を負傷し降板。翌日ロサンゼルスで専門医の診断をうけ、即手術へ。4−8週間は試合欠場と報道されました。

なんたるこっちゃ・・・😩

あまりにも不運。しかし試合自体はなかなか見どころがありました。ひょっとして勝てるかも?という場面もあったんです。元気を出して振り返ってみましょう。

1. 第1クォーターでギャンブルを図るHCキャロル

2度めの攻撃、敵陣29ヤードで4th and 2となったシーホークス。普通なら間違いなくフィールドゴールを選ぶコーチが、コンバートに挑戦です。めっずらしい!ランで突っ込み、ギャンブルはあえなく失敗しましたが、どうせ意表を突くなら短いパスかなんか見たかったな〜。

2. Sディグスのインターセプト

次の攻撃、ラムズはファーストダウンをスパスパ更新して、あっという間にゴール前8ヤードへ。しかしここで、QBスタフォードがエンドゾーンへ投げ捨てようとしたパスをSディグスがインターセプト。

なんとまあ不注意なパスでしょう。でもライオンズでチームメイトだった二人ですから、QBの癖とか読んでたのかもしれませんね。知らんけど。

この後すぐシーホークスもインターセプトを献上し、仲良くおあいことなりました。波乱が続きます。

3. LTブラウン痛恨のホールディング

第2クォーター中盤にWRメトカーフがタッチダウンで先制点を上げると、ラムズはフィールドゴールで応酬。前半残り16秒、シーホークスはWRロケットへのタッチダウンが決まったかに見えましたが、なんとLTブラウンのホールディングで無効に。惜っしい。結局フィールドゴールも失敗し、追加点を上げることができません。

7対3で前半を折り返します。互角にやってるしイイかもしれない。勝てそうな気もちょっとします。

5. Sアダムス ロングパスをカバーできず

第3クォーター、3rd and 10でドカンとやられたこのプレイ。WRジャクソンに68ヤードを許したSジャマール・アダムスにみんなが注目しました。「ブリッツボーイ」なんてバカにされてますよ😭

6. QBウィルソン 右手中指を負傷

7対9と逆転された後の攻撃。崩れるポケット。襲いかかるDTアーロン・ドナルド。WRロケットへのパスはインコンプリートとなり、画面にはQBウィルソンの変形した指が映りました。うわ😱😱パスを出した手とドナルドがぶつかっちゃった。応急処置をして次のドライブにも出ましたが、やはり試合続行は無理らしい。

7. Pディクソンのダブルパント

「長い間フットボールやってるけどこんなの見たのは初めて」とキャロルコーチも語るダブルパント。選手も審判もファンも、んんん???これってアリ???ってなりました。

「僕も正確なルールは知らなかった」とPディクソンくん。「前にスペシャルチームのコーチに聞いたこともあったけど、確かな答えは分からなかった。

たとえペナルティになっても、もう1度蹴るチャンスがある。数ヤード下がったポジションになるけれど、自陣の深い位置でラムズにボールを渡すよりはいい」

と瞬時に考えました。コマのように回るボールを片手ですくい、再びパント。自陣21ヤードからボールは宙を舞い、コロコロ転がって敵陣11ヤードでリカバーされました。

フラッグが飛びましたが、パンターの体全部がスクリメージラインから出たと認められないため、ペナルティはなし。

オーストラリアンフットボールで育ったディクソンくんにとって、転がるボールキャッチして走りながらキックすることは自然なことだと話していました。

8. QBジノ・スミス 目の覚めるようなタッチダウン

第4クォーターから登板のQBジノ・スミスがすごい!ウィルソンよりスムーズにファーストダウン取れてない?長いパスでロングゲインなんて必要なし!ちょこちょこ10ヤード進んでけばいーの!と思わせる攻撃で、最後はWRメトカーフへのタッチダウンが炸裂。予期せぬヒーローの到来か!?

9. QBジノ・スミス 不運なインターセプトで終了

試合時間残り2分9秒、6点差を追うシーホークスにボールが回ってきました。え?勝てるかもしれないのん?伝説の2ミニッツドリルになってしまうのか?と思いきや、あっさり1発でインターセプトとなりました。世の中は甘くないっす。WRロケットが転んじゃったのも不運でした。

10.  40ヤードから攻撃開始て

タッチダウン、フィールドゴール後のキックオフで、キックしたボールがサイドラインを割った場合、40ヤードラインから攻撃開始になるとは知らなんだ。ラムズのキッカー、この試合では2度もそんなことをしてました。珍しいなあ、もう。

11. ディフェンス!ディフェンス!

この試合で476ヤードを失ったシーホークスディフェンス。4試合連続で450ヤード以上の損失はNFL史上タイ記録とのこと。チームのスタッツ見に行ったら、やはり32チーム中最下位のディフェンスでした。唖然。コーチ、どうにかしてくれよ・・・。ふと見れば、31位はチーフス。向こうも大変だなあ・・・。

5試合が終わって負け越しとなったシーホークス。先発QBが離脱し、スティーラーズ、セインツ、ジャガーズ戦のあとバイウィークとなります。予断を許しませんが、なにはともあれ、まず1戦。プライムタイムでQBロスリスバーガーとQBジノ・スミスを見るなんて、怖いというか楽しみというか、ちょっと胸が震えます・・。

険しい道のりですが、山もあれば谷もある。とりあえずレッツゴー❗❗

2021/10/07

【第4週】とりあえず同地区に1勝できた シーホークス@49ers戦

 みなさんこんにちは!どうなることかと思ったサンフランシスコ・49ers戦でしたが、シアトル・シーホークスは28対21で勝つことができました。ホッ。

負け試合確定!と頭をうなだれた第1クォーターからの急展開。あの時の絶望感は今でも忘れることができません。だって5回連続で3 and Out ですよ。なんっっっっにもできなかったです。5回の攻撃で獲得ヤードが−19。マイナス!!おいぃ!!

ディフェンスもボロボロやられてました。真っ先にタッチダウンを許した。簡単に攻め込まれてる。脳裏にはタイタンズ戦、そしてバイキングス戦の悪夢が蘇ります。先週の続きかよ・・・。「この試合から変わる」なんてSアダムスが大見得を切ってたけど全然変わってないじゃん。4週にしてシーズン終了・・・。オフシーズンは大改革がありそうだなぁ・・。

ところが、ハーフタイムが終わる頃にはなぜか同点に。はて?

ナイナーズは先発キッカーが試合前に負傷し、パンターの選手がフィールドゴールを蹴って失敗。そんな不運もあり、またQBガロポロもそれほど鋭くはないという感じ。先週のバイキングスQBカズンズに比べたら、いたって普通。ランニングバックも怪我人が続いている様子?知らんけど。

第2クォーターでシーホークスディフェンスは落ち着きを見せはじめます。6回目の攻撃でRBアレックス・コリンズがファーストダウンを更新すると、WRメトカーフへもパスが通り、7対7の同点へと持ち込みました。

後半はQBガロポロがふくらはぎの怪我で降板し、QBトレイ・ランスが登場。ヘルメットの中のほっぺがぽっちゃりしてかわいらしい。ルーキーくんこんにちは!しかしプレイはまだ未熟な感じが拭えません。ワイドオープンになったところへ1発長いパスを通し、タッチダウンもありましたが、もっと実戦での経験が必要な感じ。これもシーホークスにとってはラッキーでした。

これまでの3試合では第3クォーター無得点だったシーホークスですが、この試合では2タッチダウンに成功しました。まずQBウィルソンが頭からパイロンに突っ込んで逆転!おお!!直後にはキックオフしたボールをナイナーズのリターナーがファンブル。シーホークスのリカバーもラッキーでした。QBウィルソンがパスラッシュをかわして右に流れ、WRスウェインへのギリギリのパスでタッチダウンを決めると、21対7と、またたく間に形勢逆転。

あれ・・?負け試合だったのに、勝てるらしい・・・。

この試合ではRBアレックス・コリンズの台頭も嬉しいニュースです。第4クォーター、ボールを持ち込んでタッチダウンを決めました。2016年にドラフト5巡でシーホークスに入団しましたが、翌年にはリリース。ボルチモア・レイブンズで活躍した後、昨年から古巣に戻り、RBカーソンの後ナンバー2バックとしての位置を固めつつあります。

翌週、RBカーソンの慢性的な首の負傷が報道されたので、ますますRBコリンズの出番が増えることになるでしょう。頑張ってほしいです。

ということで、スタッツだけ見ればなんで勝てたのかよくわからない試合でした。オフェンスもディフェンスも大幅な改善が見られたわけでもなく、単純にボールの転がり方がラッキーだったのかなぁとも思います。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA234
    • 457SF
  • Turnovers

    • SEA0
    • 2SF
  • Possession

    SEASF
    31:4128:19
  • 1st Downs

    • SEA14
    • 23SF

しかし、すべてのファンがこの試合を(今シーズンを)諦めたあの第1クォーターの後、自分を、このチームを信じることのできた人がいたとすれば、その選手達の信念が勝因ではないかと思います。

次は中3日でロサンゼルス・ラムズ戦です。くわばらくわばら・・・。🙏🙏🙏

2021/10/01

【第3週】いったいどうしたディフェンスは? シーホークス@バイキングス戦

みなさんいかがお過ごしでしょうか。9月が終わり、そろそろ各チームの今年の戦力、課題が明らかになりつつあるNFL界隈です。ラムズ無敵!カイラー・マレーMVP?というNFC西地区で、シーホークスはドンケツです。1勝2敗となりました。

9月26日、ミネアポリスで行われたミネソタ・バイキングス戦は17対30で完敗。目を覆いたくなるようなディフェンスで、打つ手がありませんでした。どよーん・・・。先週の後半もアレでしたが、それよりも酷かった。現在のところ、1試合平均440.3ヤードを損失し、なんと👏堂々の👏リーグ最下位👏どよーん・・・。

思い出すのも辛い。しかし現実を真摯に受け止め、ゴホン、試合を振り返ってみようではありませんか。

シーホークスの攻撃で始まったこの試合。早々とWRメトカーフへのタッチダウンで先制。するとバイキングスも難なくタッチダウンを返し、殴り合いバトルになりそうな予感が。

この試合を分けるプレイがあったとすれば第2クォーター、バイキングス自陣22ヤードでの3rd and 3でしょうか。DEグリーンがQBカズンズをサックし、パントに持ち込んだかと思いきや、DBのホールディングでサードダウンの更新を許しました。

バイキングスは、そのまま攻め込んでタッチダウン。17対7のはずが、17対14と迫ります。シーホークスファンとしては、このガッカリ感ハンパなし。守れた得点じゃないか・・。あの不注意なペナルティがなければ・・・。

いやいや気を取り直して次行こー!と、次の攻撃では敵陣26ヤードまで攻めましたが、44ヤードフィールドゴールに失敗。まあいいよ。Kマイヤーくんって2020年シーズンからミスしたことのない人ですから、たまに外したって、そんなこともあるでしょう・・・と思う反面、ここでガッカリ感が2倍に増幅です。ミスって勝てるような試合じゃないよなぁ・・・。

ガッカリしてる間にバイキングスはまたもやタッチダウンを決め、17対21と逆転されて前半が終わりました。なんかしんないけど、QBカズンズ絶好調。こんなに上手かった???

そしたらもう、後半はズタボロです。

パスを簡単に通される。パスラッシュも効果なし。バイキングスのやり放題。走られ、投げられ、サードダウンを更新され、追加点が続々と入ります。フィールドゴールをパーンと3回。

シーホークスのコーナーバックが、レシーバーとかなり離れて位置している場面が何度も画面に映し出されました。「こんなに離れてて守れるワケないじゃーん」みたいな実況アナウンサー。チームの戦術なのか、選手の力不足なのか。きっとその両方に非があるのででしょう。

HCキャロルさんってディフェンス畑のコーチなのに、なんで2年続けてディフェンスダメダメチームになっているのか。うううう。誰か説明してほしい・・・。

一方オフェンスの方も、後半は不発でした。パント2回にフォースダウンの更新失敗。ポゼッションの平均時間も32チーム中最下位ですねん。もうちょっとフィールドに留まらないと、ディフェンスだって息が上がってしまうというもの。

かつては、第4クォーターに変な力が出るチーム(クォーターバック)だったはずなのに。リードされた試合をギリギリのところでひっくり返す力を潜めていたチームではなかったのか。何故こんなことに?

分からない。分からないことが多すぎるぅぅ!!

どんなチームにしたいんでしょうか。

前半飛ばして後半何もできないチームってのはやだな。なんとか勝つ道を見つけてほしい。まずひとつ。そこから道が開けるに違いない。と信じるしかなかんべさ。

ということで次は遠征してサンフランシスコ・49ers戦です。無心でレッツゴーー❗❗❗

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2021/09/23

【第2週】第4クォーターで14点差が水の泡と消えた タイタンズ@シーホークス戦

NFL第2週、シアトル・シーホークスはホームにテネシー・タイタンズを迎えましたが、リードした試合を詰め寄られ延長戦にもつれ込み、最後はフィールドゴールを決められて30対33で惜敗となりました。んーもー、なんなの😩

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前半は快調だったんですよ、ええ。QBウィルソンからWRロケットの美しいパスも相変わらずバッチリ決まってたんです。2ミニッツを切ってからは、パスがすぱすぱ決まってランも出て、7プレイ75ヤード48秒という目の覚めるようなドライブも披露。ディフェンスだってファンブルをリカバーしてさ、それをオフェンスがタッチダウンで返した時には、この試合もらい!と思いましたよね。

前半を終わって24対9とリード。

第4クォーター残り13分で30対16。

タイタンズはレシーバーのドロップも多かったし、かかとが出たとか判定されてタッチダウンも取り消されてました。シーホークスとしてはラッキーな面もあったので、ツイてるかもねェなんてのんびりしていたら、ドシンドシンという足音がとどろきました。

ヘンリー王のお通りーー!

走られました。もー思う存分。182ヤード3タッチダウンというタイタンズRBデレク・ヘンリー陛下。

前半は出鼻をくじくことに成功していました。しかし、一度フルスピードになった彼を一体誰が止められるのか。線路を超えて暴走する機関車のようではありませんか。

ヘンリーだけではありません。ランの道をつくるため、他の選手がブロックして手助け。ということをこちらのビデオで紹介していました。フットボールってまさにチームスポーツの極みという感じ。

チームスタッツをを見れば、やられまくりで、前半は勝っていたことが信じられません。

Team Stats

  • Total Yards

    • TEN532
    • 397SEA
  • Turnovers

    • TEN1
    • 0SEA
  • Possession

    TENSEA
    22:4242:33
  • 1st Downs

    • TEN33
    • 17

そしてそして、7点差と詰め寄られながら、何もできなかった攻撃陣。2回連続で3 and Out 。試合時間残り24秒、同点でボールが回って来ましたが敵陣まで攻めきれず。

延長戦では、ディフェンスが相手をパントに持ち込んだというのに、あっさりと3 and Outで撤退。

ショボすぎるううううううううう!フィールドゴールがなぜできない!ぐおおおおおおお!

加えて、くっだらねーペナルティが多すぎでした。反則10で計100ヤードのロス。100ヤードですよ、ひゃく。

今シーズンはトーンティングが厳しく罰せられています。下のプレーは、パスがインコンプリートだったのに、トーンティングで15ヤードを献上。

相手に向かって喝を入れたらダメなんだな。誰もいない空間に向かって怒鳴ってればいいのか。なんだかなーという気はしますが、反則になっちゃうなら守るしかありません。

ということで、思いっきりガッカリな、不安材料を多く残した試合となりました。

次戦はミネソタ・バイキングス戦です。2連敗してますから、気迫でぶつかってきますやん。2戦とも僅差ですから、実力はあるはずですやん。

しかし弱気になってもしょうがない。仕切り直して、今度はぜひ勝利を掴んでほしい。もうガッカリするのはいやだーーー❗レッツゴーー❗❗

2021/09/18

テイラー・ハイニキの伝説は続く ジャイアンツ@ワシントン・フットボールチーム

 先週に続き好試合となった今週のサースデーナイト。ニューヨーク・ジャイアンツ対ワシントン・フットボールチーム戦は、ワシントンが最後のフィールドゴールを決め29対30で勝ちました。

素晴らしいタッチダウンがあり、ドロップがあり、インターセプトが、ファウルで後退が、フィールドゴールの失敗が。いろんなミスがあり、それが試合を面白くしてくれました。これぞフットボールの醍醐味。うむ。

ジャイアンツのクォーターバック、ダニエル・ジョーンズくんも投げて走って大活躍。しかし、どんなにいいプレーをしても、なんかドンくさい感じがするのは何故なのか。足がめちゃ速いのに転ぶ姿が目に浮かぶ・・・。不思議な人です。

試合を分けたのは第4クォーター残り6分での、このプレイ。これでジャイアンツはガクンと気持ちが落ちたような気がします。

さて、この試合のMVPはなんと言ってもワシントン・フットボールチームのQBテイラー・ハイニキくん。

昨年のプレイオフ、ワイルドカードでいきなり先発し、のちにスーパーボウル優勝となるタンパベイ・バッカニアーズ戦で奮闘した彼を覚えていますか?

背番号を指差すチェイス・ヤングくんもナイス❗

歴史を紐解けば、ハイニキくんは2015年にドラフト外でミネソタ・バイキングスへ入団。4つのチームで解雇された後、XFLでバックアップ。大学に戻って勉強していたところ、ワシントンからお呼びがかかったのが昨年12月。ワイルドカードでQBアレックス・スミスに代わって先発し、今シーズンはQBフィッツパトリックが負傷したため、この試合先発に抜擢されました。

「去年の今頃は勉強してた」という人が、NFLで通用する選手であることを証明してみせました。

インターセプトもあったけど、そんなものには動じません。最後のドライブで逆転勝利を呼び込むんだからすごい。

チームもファンも新しいQBを盛り上げているようでした。チェイス・ヤングくんは去年からずっとハイニキ推し。

第4クォーター終盤のクライマックスはこちらで見ることができます。

もともと先発だったQBフィッツパトリックさんの復帰がいつかはわかりませんが、活躍が続けば、ハイニキくんが先発を奪うのかもしれません。ワシントン・フットボールチーム、来週はバッファロー・ビルズと対戦です。これも見たい。

見たい試合がいっぱいあって、なかなか大変な、しかし嬉しいフットボールシーズンです❗

2021/09/15

【第1週】ウィルソンの4TDで開幕勝利を飾った シーホークス@コルツ戦

みなさんこんにちは。NFL2021年シーズンが始まりましたね!シアトル・シーホークスはインディアナポリス・コルツと対戦し、28対16で勝利を収めました。勝ち星スタートでホッとしています。

前半を終わって21対10とリード。快調にタッチダウンを決めていたので、比較的安心して観戦できました。ヤキモキすることのない、こんな試合は久しくなかったよね・・・。いつ以来なんだろう・・・(遠い目)。

QBウィルソンは完璧な仕上がりでした。期待を裏切らないプレイの数々。すごいですね。10年もこれを続けるなんて。ほんと感心します。今シーズン初タッチダウンをキャッチしたのはWRタイラー・ロケット。相変わらず魅せてくれるじゃないですか。上から落ちてくるボールに合わせて体勢を変えながらのスーパーキャッチ。

「ホールディング、ディフェンス、ペナルティディクライン、タッチダウン」って自分でやってるのもかわいい・・・。

第2クォーター残り41秒では、サックされて1st and 20となってから、大きなムーンボールでタッチダウン。

初戦からこんなプレイを見せてもらって、もー、フットボールって本当にいいですね。

ファンブルがひとつあったものの、RBカーソンも力強い走りを披露していました。スタッツを見ますと、パス23回、サック3回、ラン26回とバランスのとれた攻め方で、プレイコールにも工夫が見られます。

新しいOC(オフェンシブ・コーディネーター)シェーン・ウォルドロンさんがかなり有能なのでは。昨年はロサンゼルス・ラムズのパッシングコーディネーターをしていた方です。ああ、今シーズンのオフェンスがどうなるのか、めちゃ楽しみ。

ディフェンスは、パスラッシャーがコルツQBウェンツを苦しめていました。昨年のコルツオフェンシブラインはかなり良かったと記憶してるので、これは意外。デプスがあるという噂のシーホークスのディフェンスラインに、大きな期待が膨らんでいます。ぽわ〜ん・・。

この試合のベストプレイはこちらでも見ることができます。個人的にはTEディスリーのスティフアームが結構好き❤

今年のNFC西地区は強豪がひしめき、激しい闘いとなるはず。第1週は揃って4チームが勝ち星を上げました。勝てる試合は勝ってかないと、後が怖そう。

次はテネシー・タイタンズとホームで対戦です。今週アリゾナ・カーディナルスが38対13で下した相手なので、シーホークスも負けるわけにはいかん。2勝目指してレッツゴーーー❗❗❗

2021/09/04

トム・ブレイディが語るハードヒットとクォーターバックの責任

みなさんこんにちは。お久しぶりです。いよいよNFL開幕間近!わーい!ブログもバンバン更新したいと思います。(自信ないけど)とりあえずリハビリに励みます・・・。

さて、先日タンパベイ・バッカニアーズのクォータバック、トム・ブレイディ選手が、ハードヒットとペナルティに関して話していました。

「NFLがヤワになった」というのは、よく聞かれる言葉です。もともと激しくぶつかり合う競技でありながら、近年はタックルやヒットに対する罰則が厳しくなりました。クォーターバックにぶつかっただけ、レシーバーにハードヒットするだけでファウルを取られる場面がよくあります。

安全な試合にしたい、クォーターバックを守りたいというNFLの趣旨は十分理解できます。怪我はないほうがいいし、大スターであるクォーターバックが負傷して欠場となれば視聴率もガタ落ちするわけですから。

罰則が厳しくなることで不利になるのはディフェンス。一方オフェンスの選手はこれを歓迎しているのかと思いきや、実はそうではないと話しています。

「クォーターバックにはボールを投げてはいけない場所があるんだ。レシーバーがヒットされて怪我してしまうから。

例えば、かつてレイ・ルイスと対戦した時、僕はフィールドの真ん中には投げなかった。うちのレシーバーは体が小さいし、彼がヒットしたらレシーバーは試合に出れなくなる。

今、ハードヒットはすべてペナルティになる。これは、オフェンスの誤りをディフェンスに罰則として課しているような気がする。

ベアーズの試合を見ていたら、クォーターバックがヘマをした。ブリッツが見えなかったのか、オフェンシブラインが悪かったのか分からない。ディフェンスの選手が突進してヒットし、ディフェンスのペナルティになった。

 自分とチームメイトを守るのはクォーターバックの責任だ。対戦相手に委ねるものじゃない。

この罰則が悪い習慣を生んでいる。オフェンスの選手は何をしてもいい。走る。スライドしない。カバレッジを気にせずパスを出す。失敗したらディフェンスのせいにすればいい。たとえクリーンヒットであっても。

オフェンス側の失敗と知りながら、ディフェンスは「このヒットはできない」と思うだろう。それがフットボールにとって良くない結果を招いている。

かつてはもっとレベルの高いプレイをしていた。試合の質が低下している。どのようにプレイすべきか、フットボールの基本と論理を選手に教えなければならない」

なーるほど。そうなんですか・・・。最近の試合しか知らないけど、深くうなずいた次第です。

レイ・ルイスさんはかつてボルチモア・レイブンズでプレイしたラインバッカーです。ハイライトはこちら。

ベアーズのQBって誰かな、プレシーズンだからジャスティンくんかな、ルーキーだからねぇ、なんてことも気になりました。

今シーズンは9月9日、ダラス・カウボーイズ対タンパベイ・バッカニアーズ戦で開幕です。スーパーボウル優勝のバッカニアーズは主力選手がチームに留まり、今年も有力候補と言われています。昨年バッカニアーズと2年契約を結んだQBトム・ブレイディは今年45歳。あと数年タンパで現役を続けたいと語っています。

数年?!さっさと引退してくれて一向に構わないんすけど❗❗