2022/10/28

【第7週】そろそろジーノを信じる時がやってきたのかも シーホークス@チャージャーズ戦

10月23日、シアトル・シーホークスはロサンゼルス・チャージャーズと対戦し、37対23で勝ちました。これで通算成績4勝3敗。NFC西地区暫定1位です。

最初の攻撃でインターセプトもありましたが、シアトルQBジーノ・スミスはこの試合でも素晴らしい出来。パス成功率が74パーセント、レーティングが105.5。タイトエンドへ、レシーバーへ、多彩なパスを回し、サードダウンは9回中5回更新成功。文句の付けようがないクォーターバッキングです。

ルーキーRBウォーカーも走りまくって168ヤード、2タッチダウン。タックルをブレークして前に進む力が圧倒的。それほど大きくない体のどこに、こんな力が隠されているのか。

そして何より、ディフェンスが目覚ましく向上しました。これが一番嬉しい。フォースダウンを2回阻止。ランを抑えてわずか53ヤード。つい最近まで30点も40点も取られてたのに。バカバカ走られてたのが嘘みたい。コーチが「改善できる、よくなる」って言ってたの、ホントだった。

格上と見られていたチャージャースに勝ったことで、チームに自信がついたのは明らか。ファンの期待も膨らむ一方ですよん。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA404
    • 329LAC
  • Turnovers

    • SEA2
    • 2LAC
  • Possession

    SEALAC
    26:0333:57
  • 1st Downs

    • SEA24
    • 21LAC

前半は両チームとも2回ずつターンオーバーしながら、まずシーホークスが先制点。QBジーノからWRグッドウィンへの絶妙なパスでタッチダウン。次に、RBウォーカーがズドドドドとなだれ込みました。

第1クォーターで17対0とリードし、その後17対14まで詰められますが、WRグッドウィンが2つ目のタッチダウンに成功。途中WRメトカーフが怪我で退場したものの、遜色ないオフェンスで、前半を24対14で折り返しました。

後半も危なげなく点を重ね、第4クォーター中盤、RBウォーカーが74ヤードランで試合を決定づけました。瞬間最高時速22.09マイル。ボールを持って走る選手としては今年最速記録とのこと。

プレーもさることながら、この試合ではHCキャロルの印象的な場面がありました。第3クォーター、シーホークスの攻撃で3rd and 5。ディフェンスがニュートラルゾーンに入り、フリープレイになるかと思ったら審判の笛。まさかのフォルススタートと宣言されたのですが、リプレイでは明らかに誤審(たぶん)。

ジーノが審判に詰め寄り、コーチも審判に不服申立て。結局判定はそのままで、腹を立てた様子でハドルに戻るQBを「ジーノ!」と呼び止めるコーチ。

直後のプレイは、WRロケットへの12ヤードパスでサードダウン更新に成功。どやつくジーノがアップで映し出されました。

この試合は元NFLQBマーク・サンチェスが解説してたんですが、彼の大学時代はコーチだったピート・キャロルが腕をまわして「落ち着け」と言ってくれたそう。実況中に何度も「コーチキャロル」という言葉が口をつき、敬いの気持ちがにじみ出てました。

最近のスポーツ番組でも「ジーノがプロ入りした時を知ってるけど、NFLでやれる選手には思えなかった。コーチキャロルがジーノに自信をつけた」と彼がコメントしてました。

「結果が出ないと、チームは若い選手をすぐ諦める。それがNFLの現実だ。若いクォーターバックには辛抱が必要だ。大切なのは、苦しい時にも努力を惜しまない、正しい姿勢を持ったクォーターバックを見つけること。

長い間、試合に出場できなくて辛かった。だけど、困難が人を強くするって言うだろう?この年月が僕にとって良かったんだ。

今シーズンがどうなるかは分からなかった。ピート・キャロルが「先発争いのチャンスだぞ」と言ってくれた時は嬉しかった。僕を信用してくれた。それが僕に必要なことだった。

ラインマンと共にフィールドで全力を出し切る。コーチされたとおりにプレーする。それだけしか考えていない。シンプルだ。

チームのここまでの成功は、コーチへの信頼と信念から始まっている。ルーキーのオフェンシブライン2人、コーナーバック2人、ランニングバックを先発させるコーチは多くない。ずっと試合に出てなかったクォーターバックに躊躇するコーチもいる。だけどピートはそうじゃない。自分の目を信じてるんだ。若い選手をずっとコーチしてきた。チャンスを与えてくれる」

ジーノ2.0も語っています。

シーホークスのオフェンスは変わりました。去年までのようにヤキモキすることがない。ジーノができること、できないことを見極めて、能力を活かしたプレーを組み立てているんだと思います。

「ジーノはやれと言ったことをやってくれる」とコーチが言ってたことがあって、じゃあやってくれなかったのはラスなんかい笑と思いましたが、ブロンコスで苦労しているウィルソンを見ると、彼の能力を引き出していたのはコーチなのかもという気もします。

ウィルソンのトレード当時は「シーホークスバカじゃねーの」「ピートが辞めろ」という声もありましたが、いやはや世の中、どんなコトが先に待っているか分かりませんねえ。

ということで、次は6勝1敗で進撃中のジャイアンツ戦です。挑戦あるのみ。レッツゴーーー❗❗

2022/10/19

【第6週】期待のルーキー組がチームを引っ張った カーディナルス@シーホークス戦

10月16日、ホームで行われたアリゾナ・カーディナルス対シアトル・シーホークス戦は9対19でシーホークスが勝ちました。やったー!

相手に許した点が、なんとヒトケタ。そのうち7点はスペシャルチームにやられたタッチダウンなので、オフェンスに許したのは試合最初のフィールドゴールのみ。ディフェンス陣、やればできるじゃあないの。

初めは例によってランに緩めなディフェンスで、サードダウンもあっさり更新されていましたが、試合が進むにつれ締まっていった感じ。カーディナルズのフォースダウン更新5回中4回ストップしたのも大きな流れを作りました。

また、この試合ではパスラッシュも効いていて、カーディナルスQBマレーを7回サックしています。QBジーノも5回サックされたけども。

Team Stats

  • Total Yards

    • ARI315
    • 296SEA
  • Turnovers

    • ARI2
    • 1SEA
  • Possession

    ARISEA
    29:1630:44
  • 1st Downs

    • ARI15
    • 19SEA

前半は3対9でシーホークスがリードしてハーフタイムへ。両チームともフィールドゴールの得点です。カーディナルズはレッドゾーンでフォースダウン更新に失敗したのが痛かったし、シーホークスもゴール前での決定打に欠けました。

後半最初の攻撃で、カーディナルスはフォースダウン更新に再度失敗。次のドライブでは、走って攻め込むQBマレーのボールをCBブライアントが叩き落とし、CBウーレンが素早くカバー。

しかしこのターンオーバーは無得点に終わります。その上、パントでPディクソンがファンブルし、一瞬の間にカーディナルスのスペシャルチームがタッチダウン。アチャー・・・

3点差に詰め寄られましたが、シーホークスは次の攻撃でRBウォーカーがエンドゾーンへ走り込んで9対19に。これが決勝点となりました。

この後、カーディナルスはゴール前でフォースダウン更新にまたもや失敗。第4クォーター残り4分では、QBマレーのパスをCBウーレンがインターセプトして試合が決まりました。

シーホークスはルーキー活躍が光りました。

まずは2巡で指名したランニングバック、ケネス・ウォーカーⅢ。怪我でシーズンエンドとなったRBペニーに代わって先発となりましたが、もうこの人に任せて大丈夫ですね。横にヒョイと身を交わす切れ味。タックルを振り切るビーストモード仕様。

44回キャリーでミスタックル22回はリーグトップとか。んもー、期待しちゃいますやん。

ドラフト5巡のコーナーバック、タリーク・ウーレンは、4試合連続でインターセプションに成功。運動能力抜群で、キャンプではシーホークスの元選手達がこぞって称賛してましたが、噂は本当でした。実戦を重ね、リーグ中にその名が轟きつつあるところ。

また、ウーレンの反対側を守るドラフト4巡、コービー・ブライアントは、これまでに4回のファンブルフォースを記録。これもなんかレアですね。期待できそう。

オフェンシブラインのルーキーふたりも頑張っているし、今年のドラフトは大当たりみたい。新人が活躍すると、未来が輝いて見えますわ。

ということで、次はチャージャーズ戦です。このディフェンスがフェイクじゃないことを見せてほしい。勝機はどの試合にも訪れるはずなので、チャンスをしっかり掴んでレッツゴーーー❗❗

2022/10/11

【第5週】走られまくるディフェンス絶賛続行中 シーホークス@セイント戦

10月9日、ニューオーリンズで行われたシアトル・シーホークス対セインツ戦は、32対39でシーホークスの敗戦となりました。これで2勝3敗の負け越しです。

パント失敗やファンブルなどミスもあったけど、勝てるチャンスもありました。しかし例によってディフェンスが守りきれなかったのが最大の敗因です。

セインツはテイサム・ヒル、RBカマラ共に100ヤード以上を走りまくり。ランで235ヤードも許しちゃうって、どうゆうこと?いくらなんでも酷すぎる。ヒルはランで3タッチダウン、パスでも1タッチダウン、スペシャルチームでも大活躍。彼の笑顔が何度も大きく画面に映し出されていました。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA396
    • 438NO
  • Turnovers

    • SEA1
    • 2NO
  • Possession

    SEANO
    37:3522:25
  • 1st Downs

    • SEA15
    • 26NO

ポゼッションの時間にかなり差が出ました。シーホークスは少ないスナップでタッチダウンが取れてたし、サードダウン更新率も悪かったため(9回中1回成功)、後半はほとんどディフェンスが出ずっぱりという状況でした。

試合序盤は、お互いフィールドゴールとタッチダウンで10対10。シーホークスの最初の失敗は、第2クォーターに起こりました。自陣21ヤードからのパントをPディクソンが蹴りそこね、セインツがリカバー。すかさずヒルが走り込んでタッチダウン。

HCによれば、ロールアウトしてパントするはずだったそうですが、ディクソンくんは自分の前が空いちゃったので、「走れるかも?」って思っちゃったのかもしれません。一瞬の迷いがミスに。でもまあいいんですよ。こんなことくらい。

その後シーホークスも追加点に成功し、エクストラポイントのキックは外したものの、前半を終わって19対17でリード。

シーホークスの攻撃で始まった第3クォーターは、最初のプレーがWRメトカーフのファンブルロスト。これがセインツのタッチダウンに結びつきました。

シーホークスもルーキーCBウーレンが、QBダルトンのパスをインターセプトしたのですが、ミッドフィールドからの攻撃はパントで終了。

19対31と2ポゼッション差で始まった第4クォーターで、QBジーノ・スミスからWRロケットへのタッチダウンが成功し、1ポゼ差に迫ります。

素晴らしいパス。ジーノやるじゃん。それにしても本当にキャッチが上手いロケットくんよ。体小さいけどテクニシャンって感じ。2ポイントコンバージョンは失敗しますが、とりあえず6点差になりました。

そして、次の攻撃では、期待のルーキーRBウォーカーが69ヤードを走り抜けて逆転に成功❗❗

やったあ!32対31!!と喜んだのも束の間、3プレイ後にはテイサム・ヒルが60ヤードを疾走しエンドゾーンへまっしぐら。これが決勝点となりました。

ディフェンスは一体どういうつもりなのだ!全く改善の跡がない!テイサム・ヒルの笑顔ばかりが輝く、この絶望感といったら。

試合時間残り5分でシーホークスに攻撃のチャンスが回ってきたのですが、ウイニングドライブにはなりませんでした。ファーストダウンを取れず、最後はQBジーノがサックされて終了。

セインツのQBダルトンはいちおうバックアップ、そして先発ワイドレシーバーを3人欠いていました。そのチームに39点を許すって。

第5週が終わって、1試合平均430ヤードを許すシーホークスディフェンスは、押しも押されぬ32チーム中32位のビリッケツです。なんか去年もそんなこと言ってたような気がするなぁ。NFL史上始まって以来の最低な記録とかなんとか。

ため息。

この試合ではRBペニーが足を骨折し、シーズンエンドと報道されています。本人もさぞや悔しいことと思います。今シーズンへの期待が高かっただけに。

次戦はホームでカーディナルス戦です。2勝3敗の同地区争い。シーホークスのオフェンスはイケるみたいなので、あとディフェンスをどうにかしろ。カーディナルスのQBマレーくんに走られたら結構腹立つと思います。

そうならないことを祈りながらレッツゴーーー❗❗

2022/10/04

【第4週】怒涛のオフェンスゆるゆるディフェンスの熱い戦い シーホークス@ライオンズ

10月2日、フォード・フィールドで行われたシアトル・シーホークス対デトロイト・ライオンズ戦は、48対45でシーホークスが勝利を収めました。両チーム合わせて93得点。すごいですね。シュートアウトというよりは、両チームともディフェンスがゆるすぎた感じ。

ライオンズは先発選手5人が欠場し、シーホークスに取ってはラッキーな試合だったことも否めません。

とはいえ、シーホークスQBジーノ・スミスは精度あるパスを連発し、驚くほどの出来。今シーズン4試合のパス成功率がリーグトップで77.3パーセントらしい。ひょっとしてエリート?この試合ではパス30回中23回成功、320ヤード、タッチダウン2と輝いていました。

RBペニーも151ヤードを疾走し大ブレーク。WRメトカーフも149ヤードを記録し、オフェンスは大きく前進しました。

ディフェンスが45点も許しちゃうのは困りますが、勝ったからまあいいか。スタッツはこんな。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA555
    • 520DET
  • Turnovers

    • SEA1
    • 2DET
  • Possession

    SEADET
    26:5433:06
  • 1st Downs

    • SEA27
    • 27DET

まずシーホークスがオープニングドライブでタッチダウン。次のライオンズ攻撃を3回で終わりにしたと思ったら、パントリターンでWRロケットがファンブル。ライオンズがボールをリカバーしタッチダウンを返しますが、エクストラポイントのキックをミス。

という波乱を予想させるスタートでした。ロケットならファンブルしたって文句はないけど、リターナーはもっと若い選手にやってほしいなあ、ベテラン選手使わんで。

オフェンスは前半で24点を得点。ディフェンスは前半終盤、敵陣12ヤードで2nd and 23という絶好の機会に、長いパスで1発更新を許したのが痛かった。その後もじわじわと攻められ、前半残り3秒、ゴール前1ヤードから4th and Goalでタッチダウンを献上。ハーフタイムで24対15。

後半最初のプレーは、シーホークスCBウーレンのピック6。

抜群の身体能力を持つ期待のルーキー。シーズン2つ目のインターセプトで初タッチダウン。ボールを奪う瞬間の加速がしなやか。

これで31対15とシーホークスがリード。試合は決まりかな、と思うじゃないですか。ところがまだまだ。フィールドゴールが大きく左に逸れ、ガバガバディフェンス絶好調で、第4クォーター残り5分、ライオンズが41対38まで追い上げます。

なんで3点差になってんの?

負けたら最低。敗戦となった場合の心の準備もしつつ迎えた残り2分14秒、敵陣41ヤードからの3 and 5 。更新できなかったらパントかな。そうなったらディフェンスが3点を守り切れる可能性は・・

なんて思ってたら、ランが出ました。なんつうプレーコール!

ちょっと安心の2ポゼッション差にして、2ミニッツに突入。案の定やすやすとタッチダウンを許しましたが、オンサイドキックはかろうじてキープし、1勝を得ることができました。

良かったです。

ペニーくんがいっぱい走ってた。ジーノも良かった。なんと言っても緩急自在のプレーコールに感心しました。OCウォルドロンさんに拍手。

そしてサックを許さなかったオフェンシブライン。すげーーーー。こんなの見たことないーーーー。

加えて、サードダウンは12回中9回更新に成功。サードダウンって、こんなに更新できるものだったのか・・・。3 and Outを見慣れたすぎていましたわ。この試合はパントがゼロ。チームの歴史上初めてのパントなし試合ということです。

おまけはWRメトカーフくんのトイレ退場。歩いたら漏れそうだったらしいです。

ということで、次戦はニューオーリンズでセインツ戦。オフェンスのますますの成長、ディフェンスの改善を願いながらレッツゴーーー❗❗