2018/10/30

【第8週】QBレイティング💯はじめ全てが上向き⤴️ シーホークス@ライオンズ戦

バイウィーク明けのシアトル・シーホークスは好調の波に乗っています!なんか知らんけどシーズン開始当初とは全く別のチームになったみたい。デトロイト・ライオンズと対戦した今週は28対14で勝ち星をあげ、4勝3敗となりました。

クォーターバック、ラッセル・ウィルソンさんなんか、QBレイティング満点の158.3を記録しました。第2クォーター終盤までインコンプリートのパスはゼロ。WRロケット、WRムーア、TEディクソンへ次々とタッチダウンパスを決め、ハーフタイムで21対7。試合が終わってみればパス17回中14回成功、248ヤード、3TD。

ちょうど、MLBワールドシリーズ開幕中なので、野球のセレブレーションでお祝いしていましたよ。

今シーズンはウィルソン⏩ロケットが熱く、これまで6タッチダウン、レイティングも満点です。ウィルソン⏩ボールドウィンも見たいんですが、これから後半戦のお楽しみにしときます。

パスもいいけど、ランも頑張っています。パス17回に対してランは42回とランニングバックの出番は多く、RBクリス・カーソンがブルトーザーのごとく突き進んでいます。その闘志溢れる走りぶりたるや。カーソン、あんた😭😭😭ありがとう!!!

去年のドラフト7巡指名でした。去年先発RBの座を勝ち取ったかと思いきや第4週に足首を怪我してシーズン脱落。今年はグッと体重を増やして戻って来て、キャロルコーチはキャンプの時からカーソンの爆発力に感嘆していました。それがやっと、今になって分かったよ・・。カーソン、あとは任せた!

そしてディフェンスも悪くない。シャーマン、チャンセラー、トーマス、アブリル、ベネットとそうそうたるプロボウル選手がいなくなり、どうなることかと懸念していましたが、若い選手に任せて大丈夫ということが判明しました。ディフェンスのヤード数なんか、ここまで4位ですやん。ターンオーバーだって、この試合3つも稼ぎましたやん。

前ではDEフランク・クラークが暴れ、後ろではSマクドゥーガルが張り切っています。セーフティからコーナーバックにコンバートしたルーキー、トレ・フラワーくんも良い感じ!これは、ひょっとしてディフェンスの若者を指導するコーチ陣が大変優秀なのではないでしょうか。

OCショッテンハイマーさんにいたっては、ついこの間まで非難の嵐だったのに、今や誰も文句言う人はおりません。なんつー変わりようでしょうか。勝ってれば文句のつけようがありませんからね!このまま頼むよ、ショッティーさん。

後半戦に向けて明るい材料ばかりだったこの試合。KJ.ライトさんもシーズン初登場でした。パンサーズから移籍したTEディクソンさんも。あえて言えば、ペナルティヤードでしょうか。試合の時は気にならなかったけど、7つで111(!)ヤードを献上しました。

そして最後に期待のパンター、マイケル・ディクソンくんの大胆なフェイクパントからのファーストダウン更新。

ゴール前でパスをインターセプトした直後の攻撃で、自陣3ヤードからの4th and 8。残り時間は2分ちょっと。点差は14点。

「時間を稼いで、セーフティにするはずだったんだ。右へ走って、誰かにぶつかる前にラインの外に出ることになっていた。だけど、前を見たらガラ空きだったのでファーストダウンが取れると思った。タックルされるのは分かっていた。ファーストダウンが見えたから、ボールを抱えて走ったんだ。走り出してから『もう後には引けない。行くしかない』って思ったよ」

と語るディクソンくん。

「あの時は、真っ先にシュナイダーコーチ(スペシャルチームコーチ)のことが頭に浮かんだ。『おいおい、彼はなんて言うんだろう』って。そしたら、ファーストダウンが取れて『ああ良かった。これで試合に勝てる』と。びっくりしたよね、面白かったけど」

と言うのはWRダグ・ボールドウィンさんで、QBウィルソンさんも「一瞬ヒヤッと」したと語っていました。

ディクソンくんによれば、実はロンドンに遠征した時に、「走れるチャンスがあったら走ってもいいよ」とキャロルコーチが冗談まじりに言われたので、それが頭のどこかにこびりついていたそうです。練習の際、スペシャルチームコーチにそのことを話すと、「いや、それは冗談に決まってるから。走ったら絶対ダメ」と一蹴されていました。

それでも走ったディクソンくん、なかなか大胆なやつ・・・。

ということで、後半戦、大いに期待できそうなシーホークスです。後は怪我をしないでこのまま突っ走ってほしい。プレイオフに出場だーーーー!

2018/10/27

キックリターンもランもパスもブロックも。何でもできるQBテイサム・ヒルの登場

本来のポジションはクォーターバック。しかしランニングバック、レシーバー、タイトエンドの位置につくこともあり、キックオフリターナーもこなす。スペシャルチームで大活躍中のニューオーリンズ・セインツ第3QBテイサム・ヒルを、あなたはもう見ましたか?

走って良しタックル良しと使い道無限大のヒルくんを、ヘッドコーチのショーン・ペイトンさんは大変気に入っているそうです。QBドリュー・ブリーズさんによると「ショーンは新しいおもちゃをもらったみたいw」とのこと。

プロ2年目。彼の運動能力に目をつけたセインツのスペシャルチームコーチが「ちょっと借りていいかな?」と自分の部署に引き入れました。NFLデビューは去年のパンサーズ戦で、キックリターナーへのタックルを2つ記録。

今シーズンは42ヤードキックリターンをはじめ、フェイクパントからのパス、ランでのタッチダウンなど、多彩なプレイでセインツオフェンスの注目株となっています。

身長188cmで体重 100kg。大学のプロデイでは40ヤードダッシュで4.44秒を記録しました。(ちなみにオデル・ベッカムJr.は4.43、ディアンドレ・ホプキンスは4.57)ウエイトルームでも超人ぶりを見せ、コーチからは700パウンド(318kg)のスクワット禁止令が出ていたとか。

500バウンド(228kg)のスクワットは、普通に椅子から立ち上がっているみたいだとセインツのパンター、モーステッドさんが証言しています。😲😲😲

大学時代はアクション映画のヒーロー、ソーをもじって、「ソーターバック」と呼ばたことも。

アイダホ州生まれのテイサム・ヒルさんは、高校を卒業するとオーストラリアで2年間モルモン教の布教活動に務めました。その後ブリガムヤング大学に入学。ハインズマントロフィーの候補者と噂されたこともありながら、シーズンエンドの怪我を4回経験します。

上腕二頭筋の靱帯剥離、腓骨の骨折、足甲の複雑骨折と靱帯損傷、上腕三頭筋の剥離・・・。また、2016年にはお兄さんが急死し、フットボール選手でもあったお兄さんの背番号7をつけるようになりました。

困難が続き、落ち込んでいる時に電話をくれたのが、当時サンフランシスコ49ersのヘッドコーチをしていたジム・ハーボーさんです。(スタンフォード大学コーチ時代に高校生のヒルくんを盛んにリクルートしていた縁)

「テイサム。オレとか君みたいなヤツは、しのぎを削ってないとダメなんだよ。それがフットボールフィールドならいいんだけど、君は今それができない。それなら人生で戦おう」

この言葉が最良のアドバイスだったとヒルさんは語っています。「クラスでも一番になろうと争った。今の場所にたどり着くまでずっと戦ってきたんだ」

大学卒業後は、ドラフト外でグリーンベイ・パッカーズに入団しました。プレシーズン試合には出場しましたが、53人のロースターには残ることができずリリースされ、セインツと契約を結ぶことに。現在28歳でプロ2年目。

「争うのが好きなんだ。フィールドの上が大好きさ。それに、ドリューとハドルを組むのが楽しいんだ。ドリューと一緒にフィールドに立って、彼から学ぶことができる。フットボールキャリアで最高のハイライトさ」

今週はサンデーナイトがニューオーリンズ・セインツ対ミネソタ・バイキング。昨年のプレイオフ、ミネソタミラクルのリベンジ戦です。テイサム・ヒルにも注目しよーーー!


2018/10/21

ニック・ボサの決断についてティム・ティーボウが熱く語る!!の巻

みなさん、ティム・ティーボウを覚えていますか?あの、ティーボウ旋風でNFLを盛り上げてくれた神の子ティーボウ。現在は、マイナーリーグで野球に汗を流した後、秋になるとカレッジフットボールの解説なんかをしています。話題になる回数は減ったけど、彼は今でも、あの熱いティーボウのまま。

今週は、オハイオ州立大学ニック・ボサくんについて熱弁をふるっておりました。

ニック・ボサくんは、来年のドラフト1位指名も噂されているというスター選手で、ポジションはディフェンシブエンド。ロサンゼルス・チャージャースのジョーイ・ボサの弟であり、父親は1巡でマイアミ・ドルフィンズに指名された選手、父方の祖先は20世紀初頭のシカゴでギャングの親分をやっていたという、なんかすごい家系の持ち主。

このボサ弟くん、9月に体幹の筋肉を痛め、手術をすることになりました。シーズン後半まで離脱の見込みと報道されていましたが、今週になって、大学はドロップアウトし、NFLドラフトに備えてリハビリとトレーニングに集中する意向を発表しました。

オハイオ州立大学チームメイトからは彼の決断を擁護する声が多く聞かれました。カレッジで体を酷使するよりも、プロになって高い契約金をもらう方が理にかなっている。将来を見据えての、彼の判断を責めることはできない。そんな意見が主流を占めていました。

しかし、それに納得できなかったのが、(ドン!机を叩く音)我らがティム・ティーボウ。




「彼は素晴らしい選手だ。チームにも愛されている。今朝、体力コーチのミッキー・マローティさんと話したけど、彼のことが大好きで、涙ぐんで話してくれた。彼は努力を惜しまず、フィールドでは破壊力を発揮する。チームメイトにも慕われている。

深刻な故障で、復帰できたとしても12月上旬。ドラフトで上位指名されれば、20億から30億円の契約をもらえるだろう。すごいことだよね。だけど、50歳になって振り返った時、少しは後悔が残らないだろうか。

『チームメイトはプレイオフに出場して、アラバマ大と決勝戦を戦った。自分も一緒にやれたはずだった』って。『自分は金のほうが心配だったのか』って。

彼の家族はすでに何億円も稼いでいる。彼だって、大金を手にするだろう。自分の体を温存したいという気持ちは痛いほど分かる。両方の考え方に納得できる。しかし、カレッジの決勝戦は人生に一度しか訪れない。たった一度のチャンスなんだ。

優勝できるチームじゃないか。兄貴はチャンピオンシップを勝ち取った。優勝を争いたいと思わないのか。兄のように?僕だったら故障を治してチームに合流する。チャンピオンシップに挑戦するんだ」

ティーボウの熱い言葉を聞いて、さわやかな風が心を通って行きました。

他の人だったら、「なにをキレイごと言ってんだョ」と一蹴されるかもしれない。しかし、ティーボウの言葉は純粋で、彼の真実。こんなことを言えるのは、彼しかいない。

金だけを判断の基準にしていいのか?それより大切なものがこの世の中にはあるだろ?って、魔法の粉をみんなに振りかけてくれてるんですよ、この人。

「おじいちゃんになった時、自分の孫をオハイオ州立大のスタジアムに連れてって、こう言うことができるんだよ。

『アラバマに勝てるとは、誰も思っていなかった。ハインズマントロフィーを取ったトゥア・タゴバイオラがいたんだよ。だけど自分は準決勝に戻って来れた。4位だったけど、1位のチームを破ったんだ』

僕は賭けるよ。全てを賭ける。負けるときは負けるだろう。だけど全力を尽くして、どこまでも戦うんだ」

さぁ、みんなでハドルを組もう!ティーボウを囲んでハドルだーーーー!

――という、ひさびさのティーボウ便りでした。

ちなみにトゥアくんはまだハインズマンを取っていません。私も去年から彼のファンで応援してるけど、アラバマむっちゃ強くて応援のしがいがないんです。このチームに勝てるところがあるのかな?そのうちNFLにもドラフトされるんだろうけど、どこのチームに行くのか、大変気になっております・・・。

2018/10/19

シーホークスを救い、地域に貢献したポール・アレンさんに合掌

先日のことですが、外はもう真っ暗な帰宅途中「さ~本日のシーホークスニュースは何かな~」とツイッターを開けたら、選手たちの追悼ツイートが続々流れて来て唖然としました。シーホークスのオーナー、ポール・アレンさんが亡くなったって。えぇ・・・。

突然の訃報。確かにこの前、悪性リンパ腫が戻ってきたことを公表していました。治療を開始し、医師団は経過を楽観視していると語っていたのに。人の命のはかなさよ。


元シーホークスのRBマーショーン・リンチマイケル・ベネットさんも心にしみる言葉を残していました。「惜しみなく援助する心、優しい気遣いに今も感謝しています」と。

パッカーズに行っちゃったジミー・グラハムさんは、記者の質問に答えて

「親しくしてもらっていた。膝の故障の際には親身になって助けてくれた。ご家族のことを思うと心が痛む。素晴らしい人だった。自分より他人を思いやり、受け入れてくれた。僕のキャリアの中でも重要な、本当に助けが必要だった時に」

と語っています。ロッカールームや練習施設に顔を出して、選手たちに声をかけて、彼らの私生活も気にかけて、チームを応援してたんだなと思います。

HCピート・キャロルさんは、アレンさんに会って感銘を受け、シーホークスのコーチになることを決めたと語っていました。そうでなければUSCに残っていたと。

オーナーでありながら、威張って外に出てこない。チームの運営は信頼するGMとヘッドコーチに託し、自分はプレイオフのホームゲームで旗を揚げて会場を盛り上げるのみ。3歩下がって、チームとファンと地元シアトルを静かに応援してくれていました。

遠くから見ていると、なぜか回りになじめないようなイメージ。ひょっとして教室の隅っこに座っている、人付き合いが苦手な子どもだったんじゃないの・・・と勝手に思っていました。そういう主流から外れた、アウトサイダー的なところが好きでした。

ファンにもチームにも愛されていたオーナーですが、もともとアレンさんはNFLの大ファンというわけではありませんでした。それよりも大好きだったのがバスケットボールで、1988年にポートランド・トレイルブレイザーズのオーナーになりました。

1996年当時、シーホークスのオーナー(カリフォルニア出身の不動産デベロッパー)はシーホークスをアナハイムに移動しようと、大きなトラックに荷物を積み始めました。そこで、チームをシアトルに残したいと願う地元の権力者が、ポール・アレンさんに買収を嘆願。プロフェッショナルチームを即座に買えるような人は、この人しかいませんでした。

ビジネスとしてではなく、自分の住む地域への責任という意味でアレンさんも買収を納得。それまで使用していたキングドームは老朽化のため、新しいスタジアムを建設する必要もありました。シーホークスがシアトルに留まり、新スタジアム建設費用の一部を税金で賄うことに賛成かを問う投票がワシントン州で行われることになりました。賛成多数ならば、アレンさんがチームを買収しスタジアムを建設。反対ならこの話は無かったことに。

州民投票は僅かの差で賛成多数で可決。シーホークスはシアトルに留まることになったのでした。あー、よかった。

シアトルだけではなく、プロフェッショナルチームは地域と密接な関係を持っています。チーム全体として慈善活動に協力したり、選手が自分のチャリティ団体を立ち上げたり。地域の振興・福祉に大きな力となり、試合をすれば街全体が盛り上がる。それが無くなるなんて、考えただけでも恐ろしい・・・。

ポール・アレンさんはシアトルを中心に科学技術、環境保全、教育、文化等様々な活動に私財を投じました。ポップカルチャー博物館、戦闘機博物館、脳細胞の研究、象の保護、宇宙開発。多彩な人で、インターネットの幼少期に、スポーツ専門のウェブサイトのラフスケッチを書いたりもしていました。



また、音楽界の大物クインシー・ジョーンズさんは、「ポール・アレンはジミ・ヘンドリックス並にギターと歌が上手い」と、かつてインタビューの際に発言しています。アレンさんのでかいヨットの上で、デビッド・クロスビー、ジョー・ウォルシュ、ショーン・レノン、スティービー・ワンダーと一緒に演奏して「むっちゃウマ」だったって。

シーホークスのスーパーボウル祝賀会でもギターを披露していたそうです。

アレンさん、本当にありがとうございました。天国からシーホークスを応援しててね!!!





2018/10/16

【第6週】オフェンシブラインが明暗を分けた シーホークス@レイダース戦

ロンドン、ウェンブリースタジアムで行われたシアトル・シーホークス対オークランド・レイダース戦は終始シーホークスが試合の主導権を握り、27対3で勝利を収めました。

オープニングドライブは7分半かけてタッチダウン、最後のドライブも試合時間残り8分25秒からボールを保持したまま二―ルダウンで試合終了と、時間もコントロールしていました。前半途中くらいから、「あれれ?今日は問題なく圧勝?」という感じで、安心して観戦できました。こういう試合も、たまにはいいものです。

ランもよく出ていて、3rd downも更新していました。タッチダウンが決まるべき時にはきっちり決まっていました。ディフェンスはパスラッシャー祭りでサック6を記録。RBマーショーン・リンチのランも45ヤードに抑えていました。

レイダースのオフェンスラインがボロボロで、それが一番びっくりです。鉄壁と言われていた時がありましたよね?2年前くらいの話だっけ?シーホークスのパスラッシャーが、息もつかせぬ勢いでレイダースQBデレク・カーが襲いかかり、正直気の毒になるくらい。こんなにつぶされたら、ポケットにいるのが怖くなるだろうよね。Oラインの先発選手が故障で欠場しているのだと解説者が語っていましたが。

ついこの間まで、同じようにオフェンスラインに苦しんでいたシーホークスのファンとしては、感慨深いものがあります。QBウィルソンは、本当によくやっていました。ボロボロのOラインに文句の一つも言わず、四方八方に走り回り、懸命にボールをつなごうとしていましたよね。「さっさと投げりゃぁいいんだよぅ」なんつって、ファンは勝手なことをほざいていましたが、あくまでも前を向き、果敢に敵に向かっていったその姿。(サックもされてたけど)ラッセル、ありがとう。(涙)そして、この2試合ほど安定してきたシーホークスOラインのありがたさにしみじみ・・・。

ってゆーか、そういえば去年までのオフェンシブラインコーチ、トム・ケーブルさんが今年はレイダースのOラインコーチを務めていますよね。ひょっとしてケーブルさんが原因なのか?この人に6年もラッセルをまかせていたなんて信じられん!犯罪か。

シーホークスのOライン、なぜ良くなったのか私には説明できません。しかし、タンパベイから戻ってきたスィージーさんと元ドラフト1巡でシアトルが3チーム目というDJ.フルーカーさんがどうもカギを握っているらしい。そしてもちろん、昨年ヒューストンからやって来たデュアン・ブラウンさんも頼りになれる親分です。見てください、こんなポケット。こんなものを今シーズン目にすることができるとは・・・。


こんなプレイもありました。ボールを落としてヒヤッとする間もなくタッチダウンという、QBウィルソンの商標付きプレイ。


あと、タックルしようと突っ込んだかつてのチームメイトLBブルース・アービンが足を痛めたのを見て大丈夫?と気遣うQBウィルソンもよかったし、シーホークスベンチにカム・チャンセラーさんがいたのもよかったです。チームと一緒にロンドンへ行ったなんて知らなかった。このままDBコーチになったらいいじゃないですか~。ねぇ。


ディフェンスはDBも良くやっていたし、DEフランク・クラークさんが大暴れしていました。後半は気持ち悪くなって出場できなかったそうですが、ディフェンスの60スナップ中29スナップに出てサック2.5、ファンブルフォースが2。

ということでシーホークスは明るい材料を持ってバイウィークに入ります。一方、レイダースはどうなのよ。就任当初は、ロックスターの再来みたいに華々しく報道されていたHCジョン・グルーデン。10年で100億円の長期契約。話題には事欠きませんが、いったいロッカールームはどんな様子なんでしょう。レイダースファンなんか怒ってるんだろうなあ、たぶん。

QBカーのサックは2016年16回(リーグ34位)、2017年20回(30位タイ)に比べて、今シーズンは6週目ですでに17回という記録だそうです。

ここから持ち直すことができるのか?


2018/10/08

【第5週】手を伸ばしたその先に勝利が・・・ ラムズ@シーホークス戦

惜しかった!勝てたかもしれない試合だった!負けたけど、むっちゃ面白かったーーー!!

ここまで4戦全勝のロサンゼルス・ラムズをホームに迎えた第5戦は、33対31でシアトル・シーホークスが惜敗しました。残念です。

大方がラムズの一方的な勝利を予想していました。それを思えば「互角に戦えたから良かった」という声もあるでしょうが、いや、やっぱり勝ちがほしかった。だって、そこまで見えてたもの。ラムズに土をつけて「やったーーー!」って盛り上がりたかったな。

僅差で負けるってことは、そこまでの力が無いということですが、チームは良く戦いました。オフェンスはここまでで一番いい出来です。ランが面白いように出ていたし、要所でQBウィルソンがビッグプレイを決めてくれました。

そういえば、去年なんかチームのリーディングラッシャーがウィルソンだったじゃないですか。今年なんかランニングバックが1試合100ヤード走ってるんですよ。ひょっとしてオフェンシブラインが改善されてるんじゃないの?スーさんとダーノルドをちゃんと抑えてましたよね!?イフェティくんもファウルが減った!

希望が見えてきたような気がします。かすかな光が前方に、確かにある。あとはそこを目指して突進するだけじゃー!

最初のパントをブロックされた後、なんとボールをゴールラインでインターセプト。そのボールをタッチダウンに持ち込んで先制点。第1クォーターで得点できるなんて思ってなかったので、うれしいサプライズ!

その後も逆転されたり、同点に追いついたりする好試合だったのですが、試合を分けたのは、シーホークスの最後のポゼッションです。

第4クォーターで2点差を追うシーホークス。WRタイラー・ロケットへの44ヤードパスで敵陣32ヤードまで攻め込みました。残り時間は4分半。ここでゆっくり時間を稼いでフィールドゴール、あわよくばタッチダウンをという正念場でした。

フォルススタート(−5ヤード)➡ラン(+2ヤード)➡ホールディング(−10ヤード)➡パスインコンプリート➡パスインコンプリートで、敵陣45ヤードから3rd and 23のコンバートに失敗しました。ファウルでじりじり後ろに下がってしまったのが痛かった。パントをした時点で3分30秒あったので、もう一度攻撃できる可能性はあったのですが、決めるべき時に決められないとNFLで勝つことはできません。

ラムズは次のポゼッションで3rd and 1をコンバートできず、パント態勢に入るとシーホークスがタイムアウト。その後ラムズはプレイを変更し、4th and 1のコンバートに挑戦。結局QBスニークを成功させ試合終了となりました。

なぜここでタイムアウトを?と話題になっていましたが、HCピート・キャロルがタイムアウトを要請したのは3rd and 1のプレイ直後だったそうです。審判がチェーンで長さを測るため試合は一時中断しましたが、その後「タイムアウトをやっぱり取りたい?」と確認されました。残り時間1分39秒でプレイクロックは33秒あったことから、タイムアウトを選択したとのこと。次のオフェンスに時間を残すために。

ラムズQBゴフさんによれば「(タイムアウトの後)パントだと思ったよ。フィールドに出て審判に声をかけて、後ろを見たらオフェンスが出てきたんだ。『そうか、行くんだな』と思ってショーン(HC)の所に行ったら、QBスニークだって言われたんだ」とのこと。

HCショーン・マクベイさんは、どうしようか悩んだそうですが、選手がコンバートを信じていたから賭けてみることにしたそうです。

勝敗を分けるプレイを決めるのが勝者ですね。

ラムズのオフェンスはレシーバーがよくオープンになっていて、パスをどんどん決めていました。HCマクベイさんのゲームデザインが素晴らしいとみんな褒めていました。シーホークスのディフェンス陣も抗戦したと思いますが、タックルミスが目立ったかな。若い選手が多いので、これから後半戦に向けて力を伸ばしてくれるのではないでしょうか。

2勝3敗となりましたが、これからに期待ができそうな戦いぶりでした。調子を上げて、ぜひプレイオフに行ってほしい。来週はイギリスでオークランド・レイダーズ戦。必勝ですね!



2018/10/07

ドリュー・ブリーズがパッシングヤード記録を樹立する日

マホームズだメイフィールドだと新人クォーターバックばかり騒がれている昨今ですが、みなさん、ニューオーリンズ・セインツQBドリュー・ブリーズの輝かしい記録が、すぐそこまで来ていますよ。

パッシングヤードで歴代1位になる、その日が。

現時点(2018年10月4日)での記録は

ランク選手名ヤード
1ペイトン・マニング71,940
2ブレット・ファーブ71,838
3ドリュー・ブリース71,740
4トム・ブレイディ67,418

あと98ヤードでブレット・ファーブ、200ヤードでペイトン・マニングに並ぶところまでせまっているこの記録。ひょっとして今週のマンデーナイト、ワシントン・レッドスキンズ戦で新記録設立となるかも。今シーズン4試合を終って、最低記録がジャイアンツ戦の217ヤードですから、いくっしょ。

6フィート(183cm)と小柄な体格。アーロン・ロジャースやトム・ブレイディに比べて過小評価されがち(?)かもしれませんが、ガッツあるプレイでファンの心をつかみ、全幅の信頼を置けるQBです。でしょ?みんなブリーズ好きですよね!

5000ヤードを記録したシーズンはこれまでに5回あり、最近では2016年に5208ヤードを投げています。トム・ブレイディ、ペイトン・マニング、ダン・マリノ、マシュー・スタフォードらも5000ヤードを記録していますが、全員が1シーズンのみの成績。それに対して、ブリーズときたら5回も達成しているんですよ!すご!

パスのコンプリート数はすでに歴代1位、パスタッチダウンは4位。言うことなしの成績ではありませんか。しかしニューオーリンズに移籍した2006年当時は、20ヤードパスもままならず、肩の故障からの復帰が危ぶまれていたという話も。

というわけで、NFLの小さな巨人ドリュー・ブリーズのこれまでを振り返ってみます!

2001年、2巡トップで当時のサンディエゴ・チャージャーズに入団。クォーターバックとしては、全体1位のマイケル・ビックに次ぎ、2人目の指名でした。

2001年11月4日 第8週 対チーフス戦
プロ入り初試合は、先発QBダグ・フルーティが故障したための代役でした。最初のドロップバックでファンブルし、それをリカバー。19対0の劣勢から20対19と逆転したものの、最後は25対20で敗戦となりました。プロ入り初タッチダウンを記録。1年目の出場はこの試合のみに終わりました。

2002年9月29日 第4週 ペイトリオッツ戦
2年目で先発QBへと昇格し、最初の4試合に勝利。前年スーパーボウル優勝を果たしているペイトリオッツ&トム・ブレイディには21対14で投げ勝ちました。この年の記録は8勝8敗、3284ヤード、17タッチダウン、16インターセプション。

2003年11月2日 第8週 ベアーズ戦
開幕から1勝7敗。8週目のベアーズ戦の途中で降板し、その後6週間QBフルーティに先発の座を明け渡しました。「これまでこんなに落胆したことはない」と後にブリーズは語っています。この年は11試合に出場して2勝9敗。

2004年10月3日 第4週 タイタンズ戦
1勝2敗で迎えた4試合目、調子の上がらないブリーズに、コーチは「いつでも代わりは控えている」と通告しました。チームはドラフト1巡でQBフィリップ・リバースを指名したばかり。奮起したブリーズはこの試合38対17で勝利を収め、12勝4敗でシーズンを終了。初めてプロボウルに選出され、NFLカムバック選手賞にも選ばれました。

2005年12月31日 第17週 ブロンコス戦
9勝7敗シーズンの消化試合。ファンブルしたボールをリカバーしようと飛び込み、利き腕の肩関節を全面損傷します。シーズン終了後、ブリーズに興味を示したのはドルフィンズとセインツのみでした。結局、肩への不安からドルフィンズがオファーを辞退し、ショーン・ペイトンが新コーチとなったセインツと契約が成立しました。

「選手生命を絶つ肩の故障。そういう認識だった。しかし、彼は弛まぬ努力を続けたんだ。信じられないカムバックだ。今でもプレイし続けている」

と語るのは肩の手術を執刀したお医者さんです。

2008年12月28日 第17週 パンサーズ戦
1シーズンで5000ヤードを記録するNFL史上二人目の選手となりました。ダン・マリノの5084ヤードに15ヤード足りない記録でしたが、以後これを破る記録も打ち立てました。2011年、2012年、2013年、2016年にも5000ヤード以上を記録しています。2シーズン以上5000ヤード記録を持っているのはブリーズの他には誰もいません。

2009年9月13日 第1週 ライオンズ戦
初戦で自己最高の6タッチダウンを記録。358ヤードを投げ45対27で勝利を収めました。13連勝と快進撃を続け、スーパーボウルを勝ち取ります。ニューオーリンズに始めてトロフィーを持ち帰りました。

2011年12月26日 第16週 ファルコンズ戦
ダン・マリノが持っていたシーズンパッシングヤード記録(5084)大幅にを打ち砕きました。この年の記録は、5476ヤード、46タッチダウン、14インターセプト。「一人の名前しか記録には残らないが、これはみんなのものだ」とロッカールームでスピーチし、チームメイトを始めスタッフ全員へ感謝の気持ちを表しました。

2015年1月1日 第8週 ジャイアンツ戦
1試合で7タッチダウンを記録する史上8人目の選手となりました。対戦相手のQBイーライ・マニングも6タッチダウンで、52対49と接戦に。ブリーズはパス50回中39回成功、505ヤード。自己2番目の成績でした。

2016年9月11日 第1週 レイダーズ戦
自己最高となる98ヤードタッチダウンパスをWRブランディン・クックスがエンドゾーンに持ち込みました。シーズン後半には両者が再び87ヤードTDを記録。ブリーズにとって2番目に長い記録となりました。

2018年9月23日 第3週 ファルコンズ戦
3タッチダウンパスと自らの2タッチダウンランで、延長戦を43対37で勝利に導きました。第4クォーターではタックルをかわすスピンムーブを披露。18年間のキャリアで第4クォーター又はオーバータイムでの逆転は42回あります。

ということでマンデーナイトは全国放送。ホームでの試合。「5週目の試合をマンデーナイトにしたのには理由があるだろうね。僕たちは馬鹿じゃないよ」と笑ってコメントしていたドリュー・ブリーズ。記録よりもまず、セインツの4連勝が大事だとも語っています。

ブリーズがセインツに移籍したのはハリケーン・カトリーナでニューオーリンズが多大な被害を負った年の冬。初めて訪れた際、新HCペイトンが車で案内の途中、被災の傷跡が残る地域に迷い込みました。崩れた家屋や、道の真ん中に船が転がっているのを目撃し、この地域の復興に協力したいと思ったと語っています。

前年カウボーイズのアシスタントコーチを務めていたHCショーン・ペイトンは、ニューオーリンズには来たくなかったのだとインタビューで話していました。パッカーズのヘッドコーチ職にも面接に行き、決まるだろうと思っていたのに、HCマッカーシーが就任したとの知らせを聞いて、電話をホテルのベットに叩きつけたそうです。ww

QBドリュー・ブリーズ、HCショーン・ペイトン、そしてセインツが復興を目指すニューオーリンズの人たちの希望となったのではないでしょうか。地域の人といっしょになってコミュニティを盛り上げていく、そういうのもスポーツの醍醐味ですよね。

マンデーナイト、レッドスキンズ対セインツ戦に注目です!

2018/10/01

【第4週】魔のグレンデールでアール・トーマス離脱 シーホークス@カーディナルス戦

シアトル・シーホークスのSアール・トーマスが、アリゾナ・カーディナルス戦第4クォーターで足首を負傷。カートで運ばれ退場しました。レントゲンの結果、足首の骨折でIR(故障者リスト)に。今シーズンは絶望。シーホークスのユニホームをもう着ることはないでしょう。

フィールドに倒れたトーマスの周りには選手が集まり、膝を突いて無事を祈っていました。シーホークスの選手だけでなく、カーディナルスの選手も。


長期契約更新またはトレードを要求してホールドアウトしていたのに、試合で怪我を負ってしまうなんて、最悪のシナリオ。不運としか言いようがありません。気の毒すぎる・・・。

脚を固定されカートに乗せられ、カーディナルの選手たちに肩をポンポン叩かれて退場して行ったんですが、アール・トーマスは中指を突き立てていました。シーホークスベンチに向けて。

これがシーホークスでの最後の姿。

こういうことがあるから契約金の保証がほしいという選手の気持ちも正しいし、30歳を前にした選手の契約更新を渋るフロントオフィスの姿勢も正しい。どちらを責めることもできません。NFLって厳しいビジネスだと改めて実感し、気持ちがちょっと沈むだけです。

NFL選手の給料って安くない?比べちゃいけないのかもしれないけど、MLBとかNBAの選手の契約金と比べると、格安の給料で危険な仕事に身体を張るフットボール選手たち。NFLの給与体系をどうにかして、選手にもっと払ってやれよ。アール・トーマスが望むだけの保証金を誰か払ってやってくれ・・・。


ここ、アリゾナ州のグレンデールにあるカーディナルスの本拠地は、2015年のスーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツに負けた場所でもあります。そして昨年のサーズディナイトフットボールでは、CBリチャード・シャーマンがアキレス腱を切り、SSカム・チャンセラーが選手生命を絶たれる怪我を負ったといういわく付き。

なんだよここ!でっかいダンプカーに塩を積んでって、撒く必要があるのでは?もうここで試合したくないです・・・😭😭😭😭

一応試合は20対17で勝ちました。前半でフィールドゴールを2つはずしたKジャニコスキーさんが最後の土壇場で52ヤードを決めて。でも勝った気がしない。気持ちがどんより・・・。気になった点をいくつか挙げると

●オフェンスがスッキリしません。なんかこうチグハグ?プレイコールが悪いのか何なのか。3rd and 1でパス?いや、決まりゃあ何も言わないんですが。サードダウンのコンバージョンは10回中0ですよ。よくこんなんで勝てましたね・・・。カーディナルスの度重なるドロップのおかげです・・・。

●キッカー問題やっぱり今年も続くの巻。

●ルーキーTEディスリーも負傷退場。かつてジミー・グラハムさんがやったところを痛めたらしい。初戦では105ヤードを稼ぎ、ブロックも上手い有望株です。軽症であることを祈るばかり。

●ヒップの故障で欠場したRBクリス・カーソンに代わってRBマイク・ディビスが大健闘。101ヤードに2タッチダウンでした。タッチダウンした後おねんねセレブレーションをしていましたが、「オレのこと忘れちゃ困るぜDon't sleep on me.」ってつもりだったんでしょうか。

一方で今年ドラフト1番指名RBペニーくんなんか出番が少なくて、ディビス21キャリーに対して9。そんなに使う気がないんなら、1巡指名は他のポジションでもよかったんじゃないの~?とでも言いたくなります。

●カーディナルスのルーキーQBジョシュ・ローゼンくんはいいパスを投げていました。レシーバーのドロップがなかったら、要所で波に乗れていたかもです。この試合はシーホークスが勝ちをもらったけど、次の試合頑張ってや。

ボビーが手を貸してあげなくてスマンね!


ということで、来週はロサンゼルス・ラムズ戦です。

勝てる気がぜんっぜんしませんけど!!!!