2018/05/13

ルーキー・オブ・ザ・イヤーに輝け! マイケル・ディクソン

みなさんこんにちは、長いオフシーズンをどのようにお過ごしでしょうか?

ルーキーキャンプがあっちこちで繰り広げられていますが、シーホークスのキャンプでは、新人マイケル・ディクソンくんのパントに皆が驚異の声を上げましたよ。
10ヤードからのモンスターパント!

「実際の試合はもっとスゴイんだぜ。ビックリするよ。長距離もいいんだが、20ヤードラインの内側で、狙ったところに落とすことが出来るんだよ。クレイジーさ」

とはディクソンくんの大学時代を知る方のコメント。え、そうなんすか?!見たい。早く見たいなぁー。

プーチキックを上げる時、スパイラルをかけたい時には、ボールの持ち方も変えるという職人技も持っています。(って、ほかのパンターもやってるかも)

ディクソンくんはオーストラリアのシドニー生まれ。小さい頃はサッカーをしていましたが、9歳でオーストラリアンフットボールへを始めます。大活躍したジュニア時代が終わった時、アメリカンフットボールのボールを蹴るポジションに目が向きました。カンガルー皮のボールを蹴るのには自信がある。もしかして僕にもできるかも。

親元を離れ、メルボルンにあるキックアカデミーで練習を積んで数か月。コーチがビデオをアメリカの大学に送ったところ、テキサス大学から奨学金の話が舞い込みました。

初めてアメリカンフットボールを蹴ってから、2年後には大学最優秀パンターに贈られるレイ・ガイ賞を受賞し、3年後にはNFLチームに入団。すごいですね。ビデオのインタビューを見る限り、すんごく真面目そう。というか、不思議くんかもしれないなぁ。究極のマイペース野郎。とりあえず、ボールを蹴ることにしか興味がなさそうな人に見えます。

さて、コンバインではシーホークスとの面接で「競争心はある?」と質問され、その後、「よし、じゃあ、瞬きしないでどれだけ目を開けていられるかな?」という運びに。

1回目は風が目に入り、14秒で終わり。2回目は両手を上げて風を防ぎ、暗いところを見るなど工夫をして時間を延長。またやってもいいと言われたので、今度は目玉をぐりぐり動かしていろんなところを見つめることで眼球を「フレッシュに保ち」ずーっと開けていることができた、と真顔で語っています。

・・・マジっすか・・小学生じゃないんだからさ・・・。こんなんで競争心があるかどうか分かるんかい?!と思ったけど、いや、こういう原始的な方法が真理をつくのかもですね。(ホントか?)

彼の名前はマイケル・ディクソン。今はぺーぺーのルーキーですが、ひょっとしてNFLの歴史に残る神パンターとなるかもしれませんよ!その可能性は十分にある!

ということでプレシーズン試合でディクソンくんの実戦パントを見るのを楽しみにしています。

2018/05/06

Thank You! クリフ・アブリル&ピンポン仲間たち

「第4週に首を怪我した時は、これがシーホークスのユニホームを着る最後だとは思いもしなかった。腕に感覚が戻り、指のしびれが無くなったので、正直、試合に戻れると思った。ドクターに病院にいくように言われたけど、まあ形式だけだろうと。MRIをして家に帰り、『ひょっとして1、2試合欠場するかもな、最悪の場合』というつもりだった。これでシーズンが終わるとは考えもしなかった。ましてや、シアトルでの最後になるなんて」

と語るクリフ・アブリルさん。この怪我から7か月後、今回の身体検査がクリアできなかったことから、シアトル・シーホークスよりリリースされました。ずっと噂されていましたが、現実に発表となるとやはり寂しいです。

しかし、引退とは語っておらず、お医者さんと相談しつつ、その時が来れば自分と家族のために最善の決断を下したいとのこと。

2008年ドラフト3巡でデトロイト・ライオンズに入団し、5シーズン後にフリーエージェントとなりました。大型契約を期待しましたが、ディフェンシブエンドの市場は厳しく、ベンチ外でも見本となってほしいと勧誘されたシーホークスと2年契約したのが2013年。

「ロッカールームを見渡すと、シャーマン、アール、カム、KJがいた。素晴らしい選手の集まりだと肌で感じた。考えても見てくれ。デトロイトでは、負けることが多かった。ルーキーで16敗シーズンも経験した。5年間でプレイオフ出場は一回だけ。しかし今、スーパーボウルを、チャンピオンになることを期待されるチームの一員となったんだ。

それまでしたことはなかったが、シアトルでの数年はピンポンばかりしていたような気がする。毎日だ。2台使って試合することもあった。試合そのものよりトラッシュトークで白熱した。みんなが、自分こそトップ5だと断言し、ナンバーワンだと豪語する選手もたくさんいた。

実際のところピンポンの王者だったのは・・・アールだろう。ジミー・グラハムもうまかった。その次はルーク・ウィルソンかな。シャーマンじゃないのは確実だ。すまんな、兄弟。😉

しかし、ハウシュカがいた時は誰も寄せ付けなかった。冷静なのさ。試合を制していた。今思うと、昨シーズンはピンポンをする時間があまりなかった。それが良くなかったのかもしれない。

ロッカールームで誰かとケンカ腰になった時は――と言ってもふざけてるだけなんだが――「ピンポンで決着つけようぜ」というのが定番だった。

楽しかったな。しかし本気の真剣勝負だ。オフシーズンの後、多分スーパーボウルで勝った翌年だったと思うが、アールが急に上手くなったんだ。鋭いサーブでみんなを圧倒した。

『アール、ズルしてるだろ!』って僕は言ったよ。

どうやってズルするのか自分でも分からなかったが、アールのラケットでも調べてやろうと思った。そしたらアールがこう言うんだ。

『ズルじゃないぜ。卓球台を買ったんだよ。家でやってるんだ』

シアトルでの卓球台の売れ行きは、その年すごかったに違いない。みんな卓球台を買って、家で練習したんだ。オフシーズンのあと、チームに戻る時に備えてね。そのくらいシリアスだったのさ。

ピンポンがオレたちの成功の秘訣だったのかもしれない。ロッカールームの団結に結びついていたんだと思う。

昨シーズンはピンポンをあまりしなかった。それが問題だったかもしれない。負傷者が多く出て、同じチームとは言えなかった。シャーマン、カム、そして自分も倒れた。他にも数人。それほど選手を失うと――特にシャーマンやカムのようなリーダーを欠けば、影響は免れない。

だけど、ピンポンの時間が少なかったと今でも思っている」

と語るクリフ・アブリルさん。懐かしい名前がいくつか出てきたけど、このオフシーズンでチームはガラッと変わり、2013年のスーパーボウル優勝経験者はすでに数人のみとなりました。時は流れ、いろんなことが変わっていきます。

今年すでに移籍が決定した仲間、マイケル・ベネットさんへの別れの言葉は

「一緒にシアトルに来て、一緒に去ることになった。僕たちがここで成し得たことを誇りに思う。どんな時でも僕を支えてくれて感謝している。キミのチームメイトへの忠誠心を疑うヤツがいたなら、ジョニー・ヘッカーに聞いてみろって言ったらいい😂」

優れたチームメイトがいたことで、自分も奮起し努力できた。スーパーボウルで勝てたこと、プロボウルに選ばれたのも、彼らがいたからこそ。シアトルでチャンスをくれたキャロルコーチ、GMシュナイダーさん、オーナーのポール・アレンさんにも感謝していました。

そしてファンにも。

「試合の日のスタジアムは忘れることができない。欠場してサイドラインに立っていた時、ファンが熱狂し地面が揺れるのを足元に感じた。その時ほどプレイしたいと思ったことはない。君たちのその熱情。その瞬間この世界でやりたいことはただひとつ、フィールドに出て君たちに代わって戦うことだ。

プロスポーツの中で、君たちみたいなファンはどこにもいない。どこにもだ。

フィールドの上だけじゃない。君たちは僕たちのビジネスにも協力してくれる。チャリティ活動も。フットボール選手としてだけでなく、地域の一人の人間として成功するよう応援してくれる。その見返りとして求めるのは、僕たちが日曜日にすべきことを遂行するだけ。

シアトルでの5年を誇りに思う。何も思い残すことはない。シアトルでプレイするのは本当に特別なことだった。

ありがとう、シアトル。シーホークスじゃなくなるのが寂しいな・・・なんて冗談さ。いつだってシーホークスの一員だからね。Go Hawks!」

というお別れの言葉でした。アブリルさんは両親がハイチ出身なので、ハイチでのチャリティ活動にも精力的に取り組んでいます。学校を建設したり孤児院を訪問したりフットボールキャンプを開催したり。活動はこれからも続いていくでしょう。

フィールドで輝いている姿を私たちに見せてくれてありがとうーーー!!!そしてこれからの人生にもグッドラック!!

なお、アブリルさんと首に負傷を負ったカム・チャンセラーさんは6月の検査で今後の去就が決まるようです・・・

2018/05/02

ドラフトでむっちゃムカついた ジョシュ・ローゼン

「正直ムカついたな、順位が落ちたのには。1、2、3位も過ぎて、訳が分からなくなった。チームが僕をパスしたことに本気で腹が立ったんだ。指名されたら嘘の笑い顔を作って、嬉しいフリをしなきゃと思ってたんだけど、実際に指名されたら、どういう訳かそんな想いは飛んで行った。歓喜したよ。

僕が指名される前、9つの間違いが犯されたのさ。これからの10年で、それが大きな間違いだったということを必ず証明してみせる」
なんてドラフトの日に言っていたQBジョシュ・ローゼン。アリゾナ・カーディナルズに全体10位で指名されました。

「いや、あれは言い過ぎだったな。クォーターバックは3人だから、間違いは3つだった」なんて後日訂正していましたが、いや、それあまり訂正になってないようなw

会見の時は相当カッカしていました。立ち上る湯気が見えるよう。正直すぎ。私は全然構わないんですけど、「黙っとれ若造が」と思う人が少なからずいるかもです。

ドラフト24位まで落ちたアーロン・ロジャースだって、かなりムカついたでしょうが、こんなふうに大っぴらにブーたれてはいなかったでしょう。テレビ番組でローゼンくんのメンター役になったロジャースさんが、指名後にはお祝いのツイートをしていました。

さて、このローゼンくん、自分が思ったことをズケズケ言うと評判なんですが、今回もローゼン語録をいろいろ残してくれています。

クォーターバックとオフェンシブコーディネーターの関係については・・

「スタートレックの脳間通信に置き換えてみるんだ。まず彼の脳を取り出して、できるだけを自分の脳に入れようとする。そうすると僕がフィールドで確認したり判断を下す時には、彼は彼の脳で全く同じ判断を同時にしているのさ」

??????頭が良いと評判のローゼンくん、このブッ飛び方もなかなか。意表を突いてくれます。スゴイとしか言いようがない・・・。

ドラフトに関する一連のイベントについては

「どれもそんなに真剣に捉えるべきことじゃないんだ。僕たちは何も言えないけどね。ドラフト前にいろんな参加義務があって、面倒くさいよ。都市から都市を飛び回る。ワークアウトに次ぐワークアウト。40ヤードを走る。コンバインやプロデイをする。正直に言って、チームが形式でやってるだけなんだ。だってもう選手のテープは見てるだろう。テレビのためなのさ。それが終わってホッとしてる。これで実際に重要なことにやっと取り組める」

ね、正直。ジョシュ・ズケズケ・ローゼンと私はこれから呼ぶことにしますよ。

この自由奔放な物の言いようについては

「過去3年間黙っていたら、もっと高い順位で指名されていたかもね。だけど、そんなの嫌だ。自分自身でいたいし、アリゾナ・カーディナルズは僕がどんな人間を知っている。バカなことを言って不必要に怒りを買う子どもではない。毎日練習施設に入る時には、僕がどんな青年かを皆知ることになるだろう」

ということです。これからもいろいろ言ってくれるんじゃないでしょうか、ズケズケ・ローゼンくんは。NFC西は結構楽しみですよ。ガラポロ&シャナハンにゴフ&マクベイ、そしてひょっとしてルーキー・ローゼン&新コーチ。激戦区をシーホークスが勝ち抜いてくれるよう期待しています!

2018/04/29

2018年シーホークスドラフト指名選手まとめ

3日間のNFLドラフトが終わりました。ふぅー。シアトル・シーホークスは、5巡でLBシャキーム・グリフィンを指名。まさかと思っていたけど、本当にこんなことが起こるんですね。嘘みたい。でも良かった!👏👏👏

それでは、1巡指名のラシャード・ペニー選手に続く、2018年シーホークスドラフト組を紹介します。

3巡(79位)DE ラシーム・グリーン 南カリフォルニア大学
もっと高い順位で指名されるはずの選手ですが、高校時代にACLを痛めていたことの不安から指名を見送られていたようです。シーホークスのチームドクターが2回検査を行い、問題なしと判断しました。大学ではインサイドでの起用が多かったのですが、本人はアウトサイドが好きだとのこと。

マイケル・ベネットが移籍し、クリフ・アブリルも多分引退、去年1番に指名したマリック・マクドウェルも交通事故からの復帰が困難――と、パスラッシャーが手薄になっているので、納得の指名ではないでしょうか。(えー、でもOラインは・・・?)

「込み入った問題は全くない選手。しっかりしている。20歳と若いのに、わざと髭をはやして年上に見せようとしてるみたいだよね」とGMシュナイダーさん。(リンク先の写真参照)

「最初の言葉が『明日行っていいすか?明日から練習していい?』だったよ。嬉しいね。大学では人気者だった。みんなに好かれていたよ」とHCキャロルさんが語っていました。


4巡(120位)TEウィル・ディスリー ワシントン大学
ええー、タイトエンド?!まあ確かにジミー・グラハム、ルーク・ウィルソンが抜けてはいますが、ここでTEとは思いませんでした。

地元ワシントン大出身。ブロックにかけてはピカいちの選手です。昨年は78回のパスブロッキングのうち、一度としてプレッシャーを許していません。もともとディフェンシブラインの選手でしたが、練習でパスキャッチして遊んでいたらTEにコンバートさせられたという話。

シーホークスは、フリーエージェントでもブロック上手なエド・ディクソンと契約していますから、ランゲームの復活に本気のようです。(でもOラインは・・・?)

5巡(141位)LBシャキーム・グリフィン フロリダ中央大学
みんなが待ち望んでいたこの指名。ドラフト1・2日目は会場控室に招待されていたシャキームくんですが、3日目はホテルの部屋に親戚一同が集合していました。ずーっと待っていて、ちょうどトイレに立った際に携帯電話が鳴りました。双子の兄シャキールが発信先の地域番号を見てトイレに突進、タックルしたそうです。喜びのタックル、いいっすね!

ということで指名の電話を受け取るシャキームくんと、弟を抱きしめるシャキールくん。

別のアングルでは、お母さんが泣き崩れているところが見えます。お母さーん、本当に良かったですね!みんな喜んでいますよー。

「そんでオレと住む?ダメ?」というのが、この後のシャキールくんの言葉だっだそうです。HCキャロルさんによると、ウィークサイド(ってどっち?)のラインバッカーで使う予定とのことです。

5巡(146位)CBトレ・フラワーズ オクラホマ州立大学
大学ではセーフティをのポジションでしたが、シーホークスではコーナーバックをするとのこと。リチャード・シャーマン、ジェレミー・レーン、デショーン・シードを失っていましたから、この指名も妥当かな。

腕の長さ32インチ(81 cm)以上がシーホークス CBの条件(らしい)ですが、この人は33 7/8インチ(86 cm)。昨年はチームトップの79タックル、2インターセプトを記録。2000年に1巡でバッファロー・ビルズに指名されたおじさんが親戚にいます。

「カムやアールを見て育ってきたんだ。リチャードがもういないのは残念だけど、チームの一員になることが嬉しい」とフラワーズくん。先輩を脅かす活躍をぜひ見せてほしいです。(しかしOラインはいつ・・・?)

5巡(149位)Pマイケル・ディクソン テキサス大学
トレードアップして獲得したのが、オーストラリア人のパンターです。高校までオーストラリアンフットボールの選手でした。60ヤードパントを頻繁に見せてくれるとか。2017年テキサスボウルでは、11パントのうち10パントが敵陣15ヤード内(敵陣10ヤード以下が7、5ヤード以下が4)という芸術的パントで観客を魅了しMVPを獲得しています。(このリンクで見てね)

シーホークスには、現Pジョン・ライアンがいますが、36歳という年齢、キャップヒット年3.2億円、また、昨年の飛距離平均45.0に対してディクソンくんは平均48.8ヤード、ということを考えると、世代交代は必須です。

5巡(168位)OTジャマーコ・ジョーンズ オハイオ州立大学
やっと来ました、オフェンシブタックルが。もう来てもらっただけで、誰でも嬉しいです。「3巡辺りの選手。昨年はRTイフェティがリーグ最高16ペナルティを犯しているので、すぐに代役となるかも」という解説者の声も聞こえます。なんでもいいから、とにかくQBを守ってね。お願いしまっす!
6巡(186位)DEジェイコブ・マーティン テンプル大学
もうひとりくらいOライン取ってほしい・・・と思いましたが、またもエッジラッシャー。「ラッシャーとしては小柄ではあるが、動きは素早くタフだ」というGMシュナイダーさんの評です。6巡を待つ、その気持ちを紛らわすために、スポンジ・ボブを見ていたところに指名の電話が入り、そのあと、涙が出てきたとのこと。お兄さんが現在ニューヨーク・ジェッツに所属するLBジョシュ・マーティン。2016年のカンファレンス決勝には、足を骨折しながらも出場したというタフな選手です。

7巡(220位)QBアレックス・マゴー フロリダ国際大学
ラッセル・ウィルソン以後、シーホークスが初めて指名したクォーターバック。大学では4年間ずっと先発でした。今年のドラフトでは計10人のQBが指名されましたが、マゴーくんはその9人目。マイアミ・ドルフィンズが興味を示していたと、ふと聞きましたが、ドルフィンズのQB指名はゼロでした。

以上、シーホークスのドラフト2018年組でした。彼らのほかにもドラフト外で何人か契約、また、ミニキャンプに招待される選手もいるでしょう。皆さん、頑張れー!ロースターに残って、フレッシュなプレイを見せてほしいです。

Oライン一人しか取ってないけど、これでいいんか?とも思いますが、まあチームを信じて見守っていくしかないです。しかしあれですね、指名のお知らせ電話って、みんな嬉し泣きしてくれて、GMって役得ですね。朗報を伝えるって、いい気持ちだろーなあ。シャキール・グリフィンに電話を入れた時は、ドラフトルーム全体が感動していたそうです。GMシュナイダーさんは電話をコーチの渡した後、ぐちゃぐちゃに泣いていたと、HCキャロルさんが話していました。

ということで、ルーキーはこれからが勝負!ガンバレーーー!!!


2018/04/27

シーホークスのドラフト1位はRBラシャード・ペニー

さてドラフト一日目。みなさんのチームはいかがだったでしょうか。シアトル・シーホークスは1巡18位の指名権をトレードダウンし、27位でサンディエゴ州立大出身のランニングバック、ラシャード・ペニーくんを指名しました。

ニューヨーク・ジャイアンツが2位指名したRBサキオン・バークリーに続いて、このポジション二人目の指名です。シーホークスといえば、オフェンシブラインが弱点だし、ディフェンスも人材流出が続いているので、CBかDE、もしかしてOTと思っていたら、なんとRB。

1巡で取るべき選手ではない、2巡か3巡が適当、という世間の声も聞きましたが、シアトルの首脳陣はこの人をどうしてもほしかったようです。18位でも指名しようと思っていた。27位にもトレードダウンの話が来たが、それを断って指名を行使。指名後には即、ペニーをトレードしてくれという話もあったと、GMシュナイダーさんが記者会見で語っていました。

「いいコ なんだよ」とシュナイダーさんが褒めれば、「スピードもある、ダイナミックな選手だ。それに謙虚でもある。スペシャルチームでも力を発揮して、タイラーの荷を軽くしてくれるだろう」とHCキャロルさんも興奮を隠しきれない様子でした。

リターナーとしても優れているというラシャード・ペニーくんの強みは、①コンタクト後に稼ぐヤード数と、②タックルをかわすこと。このカテゴリーではドラフトRB中1位となっています。ゴリゴリと走るタイプなんでしょう。いかにもシーホークスが好きそうなランニングバック。「ランゲームを確立するのが一番の目標だ」と数日前にHCキャロルさんが言っていましたが、本気でしたね。


大学での記録を見ると、最後5試合でいずれも200ヤード以上を記録し、1キャリーの平均が10ヤードって、すごくないすか?なんかすごく期待しちゃうなぁー。

ラシャードくんのお兄さんもランニングバックで、2年前にドラフト外でアリゾナ・カーディナルスに入団しています。同地区での兄弟対決があるかもですね。即戦力になりそうな気がします――っていうか、そうじゃなきゃいかん!昨シーズンは散々だったシーホークスのRB陣。走ってたのはQBラッセル・ウィルソンしか記憶にない・・・。今年はぜひ改善してほしいと思います!

2日目のドラフトでは一つしか指名権がないシーホークスですが、またトレードあるかもしれないし、いちおう全部で9人は指名できる予定です。オフェンシブラインを取ってほしいなー。ディフェンスもー。ということで、あと2日楽しみにしたいと思います。シャキーム・グリフィンがどこに行くのかも気になっております・・・。


2018/04/22

地元の星からNFLスターへ まっしぐら サクオン・バークリー

3月14日はサクオン・バークリーの日!ということで、ペンシルベニア州コプレイではパレードが行われました。今年のNFLドラフト超有望株、10年に一人の逸材、将来NFLの看板となる選手、とも評されるランニングバック、サクオン・バークリーくんが育ったのは、人口3000人程の小さな町ですが、この日は5000人の人が集まりました。

式典では、開催を決めた町の偉い人が「コプレイの歴史に残る、重要な日です!」と演説し、サインをもらう列には2時間半待ちという人も。警備員が中断させようとすると、「どうして?」と言ってサインを続けたバークリーくんです。


サキオン・バークリーくんが生まれたのはニューヨークのブロンクス。父親のおじさんがボクシング世界チャンピオンで、父親もアマチュアボクサーでした。しかし、強盗罪で悪名高いライカ―ズ刑務所に入ったこともある父親は、ドラッグ常用者で、出所後も更生できぬまま何度も逮捕されます。ギャングによる犯罪が多発する、こんな所で子どもたちを育てるのは危険すぎると、母親は親戚を頼ってペンシルベニア州行きを決意しました。

「一緒に来るなら来てもいい」と通達された父親は、ドラッグを止める決意をして家族に同行。しかし、ペンシルベニアでも生活は厳しく、両親は子どもたちを親戚に預け、しばらくホームレスだったこともありました。コプレイという町で落ち着いたのが2005年のこと。

ドラッグとはキッパリ手を切った父親ですが、「いや、1度だけやってしまった。2004年だったかな。ホームレスになって、どうすればいいか分からなかったんだ。4ヵ月程続いたが、それからは無縁だ」と語っています。

このお父さん、左腕にはニューヨーク・ジェッツの入れ墨があり、「このチームがね、苦しい時には、私を引っ張ってくれたんだ」とも。

「たくさんの人が僕の性格や態度を評価してくれているけど、それは両親のおかげなんです。こんなふうに僕を育ててくれました。二人がいてくれたことに感謝しています」とサキオン・バークリーくん。小さなころから、「大きくなったらお母さんに家を買ってあげるからね」と言い続けてきましたが、それが現実となるのももうすぐです。



上記のリンク先記事にバークリーくんの写真が何点かありますが、肩を組んで写っている白人の女の子がカイリーさんという中学校からの友達です。サキオンくんより2歳上で運動神経抜群。すぐ仲良しになって、連日カイリーさんちでサッカーボール取り合いの乱闘を繰り広げました。家具はメチャクチャ。サキオンがカイリーを投げ飛ばせば、カイリーがバックドロップを食らわせるという具合。

「コンカッションになったこともあったわ。私がカウチに頭を強くぶつけちゃって。でも私達はそんなの気にしなかった。タックルもしたし、ボールを取れるならどんなことでもしたのよ」

とカイリーさんは語っていますが、コワいですねぇー。でかい中学生、体を持て余して何やっとるんや。あー、コワッww

そんなバークリーくん、高校時代には陸上競技大会でこんな話もあります。

女子100Mハードルで1位になった選手が、記録時計の不備で再度決勝をすることに。しかし高跳びにも出場し、疲労がたまった足で臨んだ2回目の決勝レースでは8位になって涙を飲みました。この一部始終を見ていたサキオン・バークリーくんは、見も知らぬこの選手に自分が100Mで取った金メダルをプレゼント。

「この話を新聞社に言ったらサキオンは怒っちゃって」と言う陸上部コーチ。「彼は誰にも知られなくなかったんですよ。サキオンにはこう言いました。こんなこと誰もしないんだよ。こんな話は誰も聞いたことないんだよ、って」

彼の謙虚で実直な性格には、高校、大学のコーチも太鼓判を押すところ。高校卒業時にはディビジョン1の大学が自分にオファーくれるなんて信じられないと、一時ラトガース大学に在籍しています。結局ペンシルベニア州立大学に移籍するのですが、その際ラトガースのコーチやスタッフにひどく申し訳ないと思いました。「今でもね。彼はコーチへの電話を、ずっと悪かったと思ってるのよ」とカイリーさん。

そしてなんと、ドラフト前にはガールフレンドとの間に赤ちゃんが生まれ、新米パパとなる予定です。「彼がいいお父さんになるのは間違いないわ。正直、フットボール選手としてよりいいかも」とカイリーさんはここでも褒めまくり。

サキオン・バークリーくんはどこに指名されるのでしょうか?クリーブランド・ブラウンズが1位でクォーターバックを指名することになれば、2位のニューヨーク・ジャイアンツか。レシーバーにオデル・ベッカム、ランニングバックにサキオン・バークリーというジャイアンツって、見たいなあーーーー。

2018/04/17

QBにしておくにはもったいないかもしれないラマー・ジャクソン

今年のドラフトには将来を有望視されているクォーターバックが何人かいますが、そのうちの一人が、ルイスビル大学出身のラマー・ジャクソンくんです。なんといっても、抜群の運動能力。足がむっちゃ速いので、ワイドレシーバーに転向したら?という話もあるとか。

「いや、そんなこと聞かれていない。そんな話がどこから出たのか分からないな。僕はクォーターバックだよ」

と本人は答えています。もし転向するように言われたら?とコンバインで質問されると、「そんなチームには行きません」ときっぱり。

コンバインでのドリルの結果は、いっさい成績なし。40ヤードダッシュは走らないと聞いていましたが、みごとに全部パスしていました。走ったり飛んだりの記録が良すぎるとQBとして不利だと判断したのでしょうか。40ヤードダッシュに関しては、今年のクォーターバックの中でトップは確実で、過去を見てもマイケル・ビック以来の速さでは?と言われています。

大学入学当時、チームはクォーターバックを多数抱える一方、パントリターナーに困っていました。そこで、コーチはジャクソンくんの運動能力を見込んで、リターナーの練習をさせたそうです。すると、練習後にコーチのところへ電話が入りました。ラマー・ジャクソンくんの母親フェリシア・ジョーンズさんから。

あなたがラマーをほしいってスカウトに来た時、クォーターバックという話じゃなかった?パントリターナーって、クォーターバックとは大分違うんじゃないかしら?

フロリダの高校からケンタッキー州の大学に勧誘する際、コーチが親子に約束したことを改めて確認し、その後ジャクソンくんがリターナーの練習をすることはなかったということです。

似たようなことは高校でもありました。相手のポゼッション、ヘイルメリーパスの状況で、ジャクソン君の能力を知っていたコーチが彼をセーフティのポジションに起用すると、あとでジョーンズさんから忠告が入ったそうです。

「コーチ。彼はクォーターバックなのよ。それ以外には考えてほしくないわ」


8歳の時に交通事故で父親を亡くし、同じ日に祖母も他界しました。それからお母さんの励ましでフットボールをしてきました。高校卒業時には多数の大学から勧誘されましたが、クォーターバックで、できるだけすぐ実践で使ってくれる大学、という点を重視して選びました。コーチにも意見を言い、試合の後にはジャクソンくんのレシーバーにも反省点をアドバイスするという母親です。

「ズバリと言ってくれるんだ。僕たちみたいな選手には、それが必要だ。『なんでこの人が僕につべこべ言うんだ?』なんて思わないよ。彼女はよく見ている。何が起こっているかよく知っているんだ」

と語るのは、ジャクソンくんの大学でのレシーバー、ジェイレン・スミスくん。

ジャクソンくんのチームメイトからも信頼され、プロデイで息子のパスをキャッチするレシーバーも選びました。ワークアウトが終わると、数人のレシーバーがジョーンズさんを囲んで抱擁を交わしています。

ラマー・ジャクソンくんはエージェントなしでドラフトに臨みます。弁護士等のサポートチームはもちろんいますが、母親がマネージャーでエージェント代わり。プロでも二人の二人三脚は続くのかもしれません。



大学2年生の時には史上最年少でハインズマン賞を受賞。現在ヒューストン・テキサンズのデショーン・ワトソン、今年の受賞者ベイカー・メイフィールドを抑えて選ばれました。今年のドラフト候補生中、クォーターバックでは4番手か5番手という評判ですが、秘められた能力が高そうではありませんか。さて、どのチームに指名されるのか。

今年は1巡に二つ指名権(23・31位)を持つイングランド・ペイトリオッツかも?はからずも、クォーターバックの後継者を育てなければならない時期。現QBのブレイディさんも、こんなインスタのコメント欄で「彼は野獣さ!!!」とラマー・ジャクソンくんを褒めていますよ!(めずらし~)