2020/12/30

【第16週】蘇ったディフェンスでNFC西を制覇 ラムズ@シーホークス戦

やったー!シーホークスがラムズを破った!

なかなか得点の入らない渋い試合になりましたが、シアトル・シーホークスは20対9でロサンゼルス・ラムズを下し、NFC西地区のタイトルを獲得しました。2016年以来の地区1位。

ここ最近のラムズ戦においては、HCマクベイとQBゴフのいいように点を取られまくってる印象がありました。しかし、この日はフィールドゴールのみ9点に抑えることに成功。

シーズン当初はスカスカ、リーグ最低と言われたディフェンス陣です。「コーディネーターを首にせい、コルァ」という声も上がっていましたが、見事に復活したじゃあないですか。ここ数試合抱いていた「あのう、最近はちょっと良くなったすよね?」という希望的観測が、実証されたように思います。

QBゴフは、ネジが1本外れたダメな方のゴフくんでした。シーホークスのプレッシャーが効いていたのかもしれません。第3クォーターの終わりには、デイフェンス選手のヘルメットに指をぶつけて負傷するという不幸にも見舞われました。

前半は両者ともフィールドゴール2つずつで6対6。シーホークスオフェンスはリズムに乗れず、ラムズQBゴフはインターセプト1つを献上。

後半最初の攻撃は、QBウィルソンがサードダウンからWRムーアへ45ヤードパスを決め、やっとエンジンがかかります。最後は自分で持ち込んでタッチダウン、この試合最初のリードを奪いました。

次のドライブ、ラムズはシーホークス陣7ヤードまで攻め込みますが、ここでSアダムスがビッグプレイを決める!

んもー、すごいなアダムス!!!端っこから端っこまで猛ダッシュ!タッチダウンを防いだこのプレイのあと、シーホークスはゴール前1ヤードからの4th and Goalを守りきり、無得点に抑えたのが、この試合のハイライト!

ジャマール・アダムスはこの試合でも縦横無尽にフィールド上を駆け回り、チームを盛り上げておりました。この人の気というかエネルギーがすごい。この熱さは周りの選手を巻き込まないではいられない。

LBブルックスもLBライトも要所で活躍していました。ライトさんなんか10年目で、契約は今年までだけど、来年もプレイしてほしいぞ。

LBボビー・ワグナーに関しては「やっぱ体の動きがちょっと遅くなったかもね」なーんて思ったりしてたんですが、こんなビデオを発見。リーダーとして若手をしっかり指導しています。実力と経験で、シーホークスディフェンスを司る神ワグナー。合掌。

0:22  画面右がワグナー、中央がブルックス。ボールにつられて前進するブルックス。

0:39 「戻れ!そこじゃない、後ろに行け!」とワグナー。

1:15  同じプレーで今度はちゃんと修正するブルックス。

こういう細かいところ、けっこう大事と思います。勝負を決めるのは、一瞬の積み重ね。

心配していたQBウィルソンの調子も、後半で絶妙なパスを投げていたので上向きなのではと思います。よし!

最終戦はアリゾナで49ers戦となりました。この試合に勝ち、パッカーズがベアーズに負け、セインツがパンサーズに負ければNFC1位シード獲得ですが、そんなに都合よく行くもんかいな〜。

パンデミックが世界を揺るがした2020年、NFL開幕も危ぶまれたものの、こうやって無事にレギュラーシーズンを消化することができたことには感謝しかありません。選手のみなさん、スタッフのみなさんお疲れ様でっす!楽しませてもらってます!

1月も盛り上がって行きましょう。さあ来いプレイオフ。レッツゴーーーー!

2020/12/26

【祝】ジョシュ・アレン率いるバッファロー・ビルズがAFC東地区覇者になった件

今シーズンのAFC東はバッファロー・ビルズが地区優勝を果たしました。おめでとうございます!

25年ぶりの快挙に、NFL界隈が湧きました。長らく続いたニューイングラッド・ペイトリオッツ王朝が終焉を迎え、新しい時代が訪れた。そんな歴史の変わり目を感じさせてくれる出来事です。

だって、数えてみたら2001年から過去20年間でペイトリオッツが18回もタイトルを取ってるわけですよ。(かろうじて2002年にジェッツ、2008年にドルフィンズが1位に)去年まで11年連続で地区優勝に輝いていました。

しかしついに今年、タイトルを奪還するチームが出現。試合を終え、地元に帰ってくる選手団一行を、熱狂的ビルズファンが空港で待ち構えていました。王者の帰還を大歓迎。

気温マイナス5℃の夜中。すごいね。

ここまで11勝3敗のバッファロー・ビルズですが、今年の躍進は、やはりQBジョシュ・アレンくんの成長によるところが大きいのではないでしょうか。

強肩で球をぶん投げまくる。ディフェンスの選手をハードルのように飛び越える。ハッスルプレーで盛り上がるけど、ミスも多い。ドタバタ走り回るでかい腕白坊主みたいな印象だった彼。

それが今シーズンは一回り大きくなって、なんか眩しい姿に。アッ・・・。

パス成功率を見ると、1年目52.8パーセント、2年目58.8パーセント、そして3年目の今年68.7パーセント。タッチダウン数が1年目10、2年目20、3年目30(残り2試合)。著しい成長は、投球フォームを改良した成果だと報道されていました。

「スーパーボウルで、トニー・ロモと2時間くらい話したんだ。投球のメカニクス、頭と体を同じ軸で回転させること、左腕を締めること、足の位置に関わらず、同じフォームで投げることなんかを。すごく勉強になった」

と振り返るアレンくん。オフシーズンには、クオーターバック指導に定評のあるジョーダン・パーマー(QBカーソン・パーマーの弟)さんの元、メカニクス改造に取り組みました。フォームをデジタルマッピングで分析し、徹底的に矯正。パスの正確さが増しただけでなく、ボールが早く飛ぶようになったと本人が語っています。

ビルズは、2017年にマクダーモットさんがヘッドコーチに就任、その4ヶ月後にGMビーンさんが加わり、チーム再建が始まりました。現在のロースターを編成したフロントの功績は大きい。

さらに今年はWRステフォン・ディグスを獲得。ドラフト1巡と4・5・6巡をバイキングスへ、代わりにディグスと7巡がビルズへ。トレードの是非が話題になりましたが、今となっては、成功と言うしかありません。

今年契約したWRコール・ビーズリーもスロットレシーバーとして地道に活躍中。QBアレンの武器を揃え、それが見事に当たった感じでしょうか。

また、リターンスペシャリストWRアンドレ・ロバーツの功績も大きいと、GMビーンさんは語ります。

「良いフィールドポジションを彼が取ってくれる。今の時点で、スペシャルチームは4つの分野で10位以内に入ってるんだ。パント、パントリターン、キック、キックリターンのすべてにおいて。オフェンスとディフェンスは話題になる。スペシャルチームがもっと語られてもいいと思う」

ディフェンスも、シーズン後半は失点平均21.5となかなか。気がついたら強豪チームになっていた感がハンバないバッファロー・ビルズ、おそろしや。プレイオフでも大暴れしそうな雰囲気です。

レギュラーシーズン残り試合はペイトリオッツ戦、ドルフィンズ戦と続きます。同地区争いも見ものですが、プレイオフでのチーフス戦とか、かなり見たい。

でもね、洗練されたジョシュ・アレンもいいかもしれないけど、たまにやらかすドタバタアレンが見れなくなると思うと、少しさびしい気がするなぁ・・・。

現在ニューヨーク州保健局は、プレイオフのホームゲームに6700人の観客を入れる方向で検討を始めました。ビルズマフィアにとっては嬉しいニュースになることでしょう。

2020/12/22

【第16週】ディフェンスが守りきってプレイオフ出場決定 シーホークス@ワシントン戦

いよいよ佳境に入った2020年シーズン。シアトル・シーホークスはワシントンフットボールチームと対戦し、20対15で辛くも逃げ切りました。10勝4敗でプレイオフ出場決定です。

さらに、同日ロサンゼルス・ラムズがNY・ジェッツに負けたため、暫定NFC1位へと躍進。ヨッ📣

ワシントン・フットボールチームはディフェンスがリーグ4位、DEチェイス・ヤングをはじめとするフロント4が強烈ということで、パスプロテクションが心配でした。

しかし蓋を開けてみれば、パスをすぐ出す作戦とオフェンシブラインのおかげでサック0、QBヒット3のみ。なんだ、やればできるじゃないの。いつもこんな風にしてください。

前半は攻守ともにまずまず。CBグリフィンのインターセプトもあり、13対3で折り返しました。

後半早々RBハイドがタッチダウンを決めて20対3とリードを広げます。これはイケる!と拳に力が入りましたが、ここからオフェンスが停滞しました。3 & Outが2回。次にインターセプトを献上。

スクランブルで走りながら出したパスが、ディフェンスの手に引っ掛かりました。QBウィルソンの不注意なミス。1st & 10なんだから無理する必要はなかった。まだ不調気味なのかもしれません。

ジリジリと反撃を続けるワシントンは、時間残り1分18秒で、ゴール前23ヤードまで攻め込みます。点差は5点。

第4クォーターで2度タッチダウンを許したシーホークスディフェンスが、ここで防ぎきれるのか。

ボールが戻ってきても残り時間が。ここは守るしかない。という正念場で、なんと連続サックが炸裂。2nd and 10でDEコリアー、3rd and 15でDEダンラップがQBハスキンスを沈めました!

4th and 24からのパスはインコンプリートとなり試合終了。ディフェンスが守り切ったこんな勝ち方は、これからの自信に繋がるのではないでしょうか。そんな気がします。

この試合ではCBダンバーの代役を務めたDJ・リードが大活躍。49ersがウェイバーにかけたところを拾った選手ですが、今シーズン出場機会を得て急成長。ダンバーが復調しても、先発出場となりそうです。

「今年プレーしているはずじゃなかった。もし誰も拾ってくれなかったら、今頃は家にいたはず。僕に何ができるか、誰も知らないままだった」

DJ・リード。この試合では多分自分が狙われるだろうと「ムカついて」いたそう。軽く見られた怒りを武器にしたナニクソ魂はWRダグ・ボールドウィンを彷彿させるとキャロルHCは語っています。

Sジャマール・アダムスは、初めてのプレイオフ出場に喜びを隠しきれません。試合後のインタビューで「もー、こんなの慣れてないからさ。いつもだったらバケーションの計画してるところなんだ」と興奮した様子。指の骨折2本を抱えていますが、ポストシーズンもハッスルプレーを見せてくれるに違いない。

さてこの試合ではエンドゾーンの新型カメラが映す、こんな画像も話題になっていました。

臨場感あふれてます。

さて次は地区優勝決定戦となるラムズ戦。ジェッツが勝てるなら、シーホークスだって勝てないハズはないだろう。勢いをつけてプレイオフ突入したいところです。

レッツゴーーーーー!

2020/12/20

素朴な青年ジャスティン・ハーバートが新人賞へまっしぐら!!の巻

 第15週のサースディナイト、ロサンゼルス・チャージャース対ラスベガス・レイダース戦をみなさんご覧になりましたでしょうか。

レイダースは負傷したQBカーに代わって控えのQBマーカス・マリオタくんが途中から登場。チャージャースQBジャスティン・ハーバートくんと投げあい、延長戦にもつれ込む好試合となりました。

久々の試合出場となったマリオタくん、大活躍でした。これで控え選手なんてもったいない。NFLで先発を張れる選手です。第4クォーターの2ミニッツを過ぎてのインターセプトが痛かったですけどね。あそこで決勝点上げてたら完璧だったなあ。

チャージャースQBハーバートくんも、鋭いパスを決めて314ヤード2TD。その実力を全国に披露しました。この人の、予想外とも言える活躍は、今年の明るい話題のひとつ。オフェンシブ・ルーキー・オブ・ザ・イヤーとの声が高まっています。

延長戦残り3分の土壇場で、53ヤードの長いパスを決めたハーバート。一気にゴール前2ヤードへ攻め込み、最後はQBスニークで逆点勝利となりました。

いつもは口数の少ないジャスティンですが、"I was in! I was iiiiiinn!!!"と断固として主張。はいはい、わかりました。あー可愛すぎる❤

マリオタくんはオレゴン大学の先輩ということで、同窓生対決となったこの試合。ハーバートくんは、子どもの頃から地元オレゴンダックスのファンだったそうです。

「クレイジーな試合だった。ボクはマーカス(マリオタ)を見ながら育ったんだもの。大好きな選手だったんだ。同じフィールドで試合できるなんて、こんなすごいことない」

「彼は運動能力があって、モバイルで、正確なパスが出せて・・・彼のようになりたいとずっと思っていた。自分のヒーローと対戦できるなんて、素晴らしい経験だ」

と、試合後に話していたハーバートくん。

この試合で、今シーズンのタッチダウンパスは27。ベイカー・メイフィールドのルーキー記錄に並びました。あと2試合あるので、これは新記録樹立間違いなし。

さて、ハーバートくんは、先月そのヘアカットが話題にもなっていたんですが。

さっぱりしていいじゃーん。が、あとでコンディショニングコーチに切ってもらったと聞いて、は??ってなりました。ウェイトルームで切ってもらった。鏡がいっぱいあるから。短かくなったらなんでもいい。

今どきの20代男子でこれはかなり珍しいかも??NFLの選手なんかオシャレさんが多く、みんな髪型ピシッて決めてません?洋服とかも。

そんな中でこの、「髪なんかどうでもいい」という彼。清々しいじゃないですか。前は長髪だったけど、じゃあ、あれは「床屋行くの面倒くさくて放っておいた」だけ?

ヘアバンド姿の時もあったけど、オシャレじゃなくて、単に「髪の毛が落ちてくるから」だったのかもしれん。

この試合でもベンチに座ってた姿は、けっこうトラ刈り風だったです。しかしそんなことはどーでもいいジャスティン。素晴らしい。

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また、食生活については、朝5時起きで、練習施設への車中でプロテインバー2個。チョコレートピーナッツバター味が好き。施設のカフェテリアで朝食、ランチを取り、夕食はサブウェイのサンドイッチをテイクアウトするという話です。

サブウェイのサンドイッチ・・・。

「2週間ずっとそうしてる。ひとつはステーキとチーズ、もうひとつはチキンベーコンランチ。帰宅途中で買えるってのがいいよね」

なんて言ってます。あの、アスリートってもっと食事に気を使うもんじゃないんすか?シェフを雇ってる人もいるし?アボガトアイスクリームなんての食べる人もいるし?

なんかこのザックリ感、新鮮です。さすがルーキー。

チョコミントアイスクリームとピーナッツバタークッキーが大好きだけど、あまり食べないようにしている。8時10分には就寝するので、それで助かってるかも。とも。

「もともと夜型だから、朝起きるのはつらいんだ。でも仕事だからね。やらなくちゃ。しばらく練習して慣れてきたけど、まだすごく大変だよ」

だって。2メートル近い身長がありながら、中学生みたいなジャスティンです。

好感度ばっちしじゃあないですか。体はでかいし、走るし、ロングボムはピカイチだし。いいQBになる予感しかありません。今年の試合はもう見れないかもですが、来年の活躍を乞うご期待❗❗

2020/12/15

【第15週】世にも珍しい圧勝で一息 ジェッツ@シーホークス戦

12月13日、ホームでのニューヨーク・ジェッツ戦は、無事にシアトル・シーホークスが40対3で勝利を収めました。良かったです。

今シーズン全敗中とはいえ、先週はレイダースとギリギリまでもつれこんだジェッツ。何が起こるか分からないNFLですから、ちょっとは心配しておりました。しかし噂に違わぬ不調のチームで、攻守共に助けられた感じ。

前半はターンオーバーが両チームひとつずつ。QBウィルソンのインターセプトには正直青くなりましたが。ははは(冷や汗)。ジェッツはなんとフィールドゴールを3回失敗してくれて、23対3で折り返し。

第3クォーターではウィルソンがタッチダウンを2回決めて勝負あり。第4クォーターは控えのQBジーノ・スミスが登場しました。シーホークスは大差で勝つ試合がないので、こんなの、ほんと珍しい光景です。

40得点は今シーズン最高で、3失点もシーズン最低。これは相手がジェッツだからなのか、それともディフェンスが良くなっている証なのか。過去5試合で平均16.2失点なら、まずまずなのかも。明るい未来を期待したいなぁ・・・。

さて、この試合は、Sジャマール・アダムスが古巣と対戦。試合前には、昔の仲間とハグして和気あいあいでした。ジェッツのDCは急遽解雇されて、対面叶わずでしたけど。

インターセプションできた球を落としたのがちと残念。

Sアダムスはこの試合で1サックを記錄し、これで今シーズン計8.5。ディフェンシブバックとしてのNFL史新記録とのこと。怪我で4試合欠場、そしてあと3試合を残してのこの数字は、かなりすごいのでは。まだ数字が伸ばせそう。

LBシャキーム・グリフィンは今シーズン初サックに成功!

両チームとも、大きな怪我をする選手がいなくて良かったです。シーホークスは、離脱中の選手がこれから次第に戻ってくるはず。

レギュラーシーズンはあと3試合を残すところとなりました。あわよくば全勝し、プレイオフに勢いをつけてもらいたいところです。気を引き締めてレッツゴーーー!

2020/12/13

ハリー・スタイルズが熱狂的パッカーズファンであることが発覚した件

みなさん、知っていましたか?ハリー・スタイルズがグリーンベイ・パッカーズのファンだって。

私は全然知らなかったです!!つい最近、トレンドに入ってた「パッカーズ」をクリックしたら、ハリーの顔が出てきて、おおおおおおおぅ!?!?ってなりました。

どうやら数年前から周知の事実だった模様。おかしいなぁ。なんで知らなかったんだろうなぁ。ワン・ダイレクションは聞いてたけどなぁ。芸能ニュースに疎かったせいかなぁ。

そして検索すればするほど、ガチのバッカーズファンであることが判明しました。手始めにこんな写真を。

バッカーズの帽子かわいい❤左上の着こなしも❤クリックして写真大きくして鑑賞してください。

こんなのは序の口で、まさに数え切れないほどのパッカーズのTシャツ、ジャージ、チーズヘッド姿が公表されています!こちらをクリック

見ました?なんと腕にタトゥーも。パッカーズの毛布を腰に巻いたり、エプロンまで持っているというハマりよう。

コンサートではチーズヘッドをかぶり、パッカーズの旗を振って盛り上がっていたようです。ウィスコンシン州外のスタジアムでは、堂々と地元チームのファンを煽っていたらしい。😂シアトルでは、「ワリぃな、シーホークスファンにはよ」と言いながらチーズヘッドをかぶったという証言も。

パッカーズの元選手ドナルド・ドライバーさんと交友があったり。

もちろん応援中。

この人、イギリス出身なのに、なんでアメフトチームにはまってしまったのか。イギリスなら、サッカーのマンチェスターなんとかとか、トッテナムとか、そんなのがあるでしょうに。

「6歳の時に自転車で転んで、膝を擦りむいたんだ。そしたら緑と金色の血が流れて、それ以来さ」

なんてインタビューで話していたんですが、うん?なにそれジョークなの?イギリス人の冗談よく分からんなぁ。

ロサンゼルスに来るようになり、友達がウィスコンシン州出身だったので、試合を見てるうちに。というのがきっかけのようです。ふと試合を見かけてハマる・・・私たちとおんなじじゃん。

ワン・ダイレクションが全米ツアーをした当時のプロモーションでは、各地で地元のNFLチームのユニホームを着たらしいんですが。ハリーだけユニホーム着用を断固拒否。

ベアーズのなんか、汚いものでも持つように指先でつまんでいます😂😂😂シーホークスのも仏頂面😂かろうじてカレッジのユニは袖を通してるようですが(サンアントニオ)。

まあでも、推しチーム以外のユニはさすがに着れませんよね。みなさん、どうですか?シーホークス以外のロゴがついてたら・・・私はちょっとそれは身につけられません。(踏み絵か!)

この忠誠心というかなんというか、スポーツチームに対する気持ちの入れようって、なんとも不思議。なんでこうなちゃうんだろうなぁ。ねぇ。

ということで、最後にお気に入りのコマーシャルをひとつ。ママの気持ち分かりすぎちゃって、もう。

2020/12/10

【第13週】入念な傾向と対策に敗北した ジャイアンツ@シーホークス戦

12月最初の日曜日、シアトル・シーホークスはホームでニューヨーク・ジャイアンツと対戦し、17対12で惜敗しました。これでシーホークスは8勝4敗。ジャイアンツは5勝7敗となりました。

シーホークス有利のハズでしたが(ジャイアンツ負け越してるので)、見事な番狂わせ。ダメダメな試合でも、最後はなんとか勝ってくれるんじゃないかと期待しましたが、それも叶わず。ダメなまま終了です。ガーン・・・。

昨年など「苦しんでもなんとか競り勝つ」というパターンが多かっただけに、ギリギリの試合を落とすのは、かなりイヤーな感じです。(負けたアリゾナ戦とか)

「最後のドライブでQBウィルソンにボールを渡せばなんとかなる」という、盲目の信頼が揺らぎつつあります。NEW!

試合時間残り1分45秒で攻撃権を得たシーホークス。さあ、2ミニッツドリルで逆転のチャンス!という場面はありました。

しかし、この日ずっとくすぶり続けたオフェンスは、この瀬戸際になってもエンジンがかかりません。あっという間に3rd and 10 でサックされ、4th and 18。パスがインコンプリートで敗北決定。

スタッツを見れば、そんなに悪くもないように見えますが、オフェンスがてんでダメでした。

  • Total Yards

    • NYG290
    • 327SEA
  • Turnovers

    • NYG1
    • 2SEA
  • Possession

    NYGSEA
    30:1129:49
  • 1st Downs

    • NYG13
    • 21SEA

ウィルソン、ボール持ちすぎ。判断遅い。

スクランブルしてもサックされる。クルッとターンしたところを捕まえられる。うーん。ウィルソンも32歳。一廻りも若い選手に比べたら、瞬発力は劣るのかもしれないなぁ。NEW!

サック5回で計47ヤードを失いました。1度に10ヤード弱失ってたら、オフェンスのリズムが作れません。

それならランを出せばいいものを。終わってみれば、ラン22回・パス43回という選択でした。これでいいのか。

苦境に立つシーホークスオフェンス。

しかしの見方を変えれば、ジャイアンツのディフェンスが素晴らしかったという事実も。ウィルソンを苦しめるため、ジャイアンツDCパトリック・グラハムさんが採った対策とは。

手を地面につけ位置につくディフェンスの選手は2人。その他の選手は中腰でいるため、マンカバーをオフェンシブラインが判断しにくい。

パスラッシュをすると見せかける。が、後ろに下がって、オフェンシブラインの隙間を狙う。猛然とダッシュし、QBをサック。

パスラッシュから下がった2人の選手は、QBの様子を伺いながらゾーンカバー。

という方法が効果を上げていたようです。下は、RBカーソンのブロックを粉砕し、QBウィルソンに襲いかかるSジャブリル・ペッパーズ。この威力。早すぎて、何が起こったのか。

Sペッパーズは、昨年WRベッカムとのトレードにより、ジャイアンツに移籍。この日は合わせて9タックル、1サック。今シーズン目覚ましい活躍を見せています。

トレードによるドラフト1巡指名権で獲得したDTローレンスも着実に力を伸ばしているジャイアンツ。

これはフロントオフィスの勝利かな。新コーチに就任したジョー・ジャッジさんも正解だったようです。

開幕5連敗だったジャイアンツ。それ以後5勝2敗で現在に至ります。低迷するチームを立て直すって、めちゃ難しいことなのでは。ましてやルーキーのコーチには。

「最初ジャッジが来た時は、マジ厳しすぎると思った。『こんなのできない』という選手もいた。だけど、彼の勝利に対する熱意、選手への期待がだんだん分かってきたんだ。彼のやり方に納得せざる負えない。こんなに短い間にチームをまとめるって難しいことだよ。負けが込んでチームがバラバラになりそうな時、彼は本当に良い指導者だった」

と、ジェッツから移籍したDEウィリアムズさんも語っています。

HCジャッジさんは長年の慣習も変更。遠征の場合、試合終了後すぐ飛行機に乗り、自宅到着が朝方になるのが普通でしたが、それをホテルに1泊してから帰ることに決めました。

十分な睡眠をとって月曜日に帰宅。火曜日休みで、リフレッシュした水曜日から再機動。これが、疲労回復を助けているのかも。

これから後半戦に注目が集まりそうなジャイアンツです。現在のところワシントン・フットボールチームとNFC東地区の首位争い真っ只中。

シーホークスはジェッツ戦、ワシントン戦と続きます。残すところ今シーズンもあと4試合。迷走するオフェンスは、いったいどうなってしまうのか。

ウィルソン、プリーズカムバックーーーー!!

2020/12/03

【第12週】とりあえず勝ったけどウェンツは一体どうしてしまったのか シーホークス@イーグルス戦

先週はサースディナイトの試合だったため、今週のマンデーナイトまで中9日。けっこう待ちくたびれていたフィラデルフィア・イーグルス戦でしたが、シアトル・シーホークスは無事に勝ち星をあげることができました。23対17。結局1ポゼッション差ですが、勝ったので良し。

シーホークスは立ち上がりから、なんと2回連続で4th downの更新に失敗。1度目はゴール前2ヤードから、2度めは敵陣37ヤードから。競った試合であれば致命的なミスとなったでしょうが、イーグルスの不調に助けられ、挽回することができました。

1ヶ月ぶりにRBカーソンとCBグリフィンがラインナップに戻ったのが嬉しいニュース。カーソンの力強い走りが炸裂して、安心しました。

WRメトカーフは自己最高のレシーブ177ヤードを記錄。ブロックのミスがあり、ドロップもあったけど大活躍です。通算レシーブヤードでは現在リーグ1位だって。へえええ、すごい。そんな選手がシーホークスにいるとは。

「ボクはデトロイトでメガトロンと一緒だったけど、キミはまだまだだな」と試合前にイーグルスのディフェンシブコーディネーターに言われたというメトカーフくん。闘志に油を注がれ、メラメラと燃え盛ったようです。

でも実際負けてない。

2018年にカレッジの試合で首を怪我。一時は選手生活を危ぶまれるも、プロ入りを表明。ドラフトでは見過ごされ、ワイドレシーバーとしてはやっと8番目に指名される。そしてプロ入り2年目でNFLのトップに躍り出るって、天と地の振り幅がすごいです。たった2年で、この差。

そりゃあ怪我のあとは自分を疑った時もあったでしょう。それでもトレーニングを重ね、今の場所まで来たことに感服します。まだ22歳。(ってウィルソンがいつも言ってる)

怪我から5ヶ月後、コンバインで良い結果を出し(40ヤードダッシュのあと?)お母さんに電話したところ。DK頑張ったよ。

しかしこの試合で一番印象に残ったのが、イーグルスのQBカーソン・ウェンツでした。

2017年にはMVP候補になる活躍をしながらACLを負傷。復帰後、ずっと低迷が続いています。今シーズンも不調と聞いてましたが、改めて試合を見て愕然とするくらい。

ターゲットの外れたパス多発。要所でレシーバーのドロップ。パスとレシーバーの走る方向がズレてて、コミュニケーションできてない感じ。パスプロテクションなし。サック6。ランニングバックがパッとせず、QBが一番走る。

ギクシャクした感じが拭えません。それなのに、コーチはなんの対策もせず使いっぱなし。みたいに見えました。

このままやらせていいのか?なんでQBジェイレン・ハーツをちょっと出してすぐ引っ込めるのか?どういう意図があるのか?残り3分からハーツを出しても良かったのでは。

不調に悩むQBをベンチに下げて、試合を外から見させるという方法はないのか。イーグルスの内部事情知らないけど、バツゲームじゃないんだからさ。

「観客がいなくて一番助かってるのはカーソン・ウエンツだ。ファンがいたらブーイングの嵐だっただろう」という言葉も聞きました。

QBって大変・・・。

もう12週なんだけど、これまでずっとこんな調子だったのかな。もしそうなら、かなりまずいのではないでしょうか。ウェンツではなくてコーチが。というふうに思いました。

ということでもう12月!シーズンは終盤に差し掛かります。はや。

シーホークスは次週ジャイアンツ戦ですが、取りこぼしのないよう頑張ってほしい。みんな怪我しないでね。レッツゴーーーーー。