2023/12/27

【第16週】今度はQBジーノが逆転のウイニングドライブ シーホークス@タイタンズ戦

 12月24日、ナッシュビルで行われたシアトル・シーホークス対テネシー・タイタンズ戦はシーホークスが20対17で勝利することができました。良かったです。

試合前にはシーホークスがやや有利と見られていましたが、全くそんなことはなく、「いやあ、これ負けちゃうのかな」という展開でした。しかし第4クォーター、最後のドライブで逆転タッチダウンに成功。

先週のQBロックに続き、今回はQBジーノ・スミスが勝利を呼び込みました。

シーホークスタイタンズ
獲得ヤード273287
パスヤード215125
ランヤード58162
ターンオーバー00
ファーストダウン2123
サードダウン更新率7/136/12
ポゼッション26:0933:51

試合はまず両チームで合計4回のパントが続き、タイタンズはRBヘンリーがパスを放って先制点。

その後シーホークス、タイタンズ共にフィールドゴールを決めて3対10で前半を終えました。

シーホークスのオフェンスはリズムがつかめず、ディフェンスはタイタンズRBヘンリー、RBスピアースにかなり走られていました。

後半はシーホークスの攻撃で始まり、ゴール前9ヤードまで攻め込みますがエンドゾーンまではたどり着くことができず、フィールドゴールで3点を返すのがやっと。

そして、次のドライブでようやくこの試合初めてのタッチダウン。12対10と逆転します。

明らかにタッチタウンなのに審判の判定はアウトオブバウンズ。はあああ?!と思ってたらHCキャロルさんが赤旗チャレンジして、やっとタッチダウンが認められました。

タイムアウトは減らないけど、この試合2回目のチャレンジなので、もうチャレンジはできないとの実況に憤慨しちゃいました。赤旗1回無駄にしたやんけ。審判ちゃんと見てくれッ。

(調べてみると、2回のチャレンジが成功だったら3回までチャレンジ可能らしい。この日はすでに第1クォーターでWRボボのキャッチにチャレンジ失敗してました)

タイタンズも負けずに反撃し、RBヘンリーが持ち込んで13対17とひっくり返します。残り時間は3分21秒。

なんか先週も見たような点数。見たようなシチュエーション。でも今週はQBジーノ。

サードダウンでWRロケットへパス、3 and 14はスミス=エンジグバが更新。

最後はゴール前5ヤードからTEパーキンソンにパスを通してタッチダウン。再度逆転して20対17。試合後にQBジーノもHCキャロルさんも言ってましたが、キャンプの時からずっと練習していたプレイコールだったそうです。

試合時間残り57秒からのタイタンズの攻撃はディフェンスが封じて試合終了。最後のプレー、CBウーレンのヒットはHCキャロルさんが褒めてました。最近の試合ではベンチ入りさせられていたので好プレーはチームとしても嬉しい。

ランディフェンスは苦しみましたが、この試合ではサック6回を記録。また、今週は奥さんの出産で練習を離れていたSラブも赤ちゃんが22日に生まれ、なんとか試合には間に合いました。睡眠不足だったようですが、頑張ってくれました。

ということで、残すところあと2試合。スティーラーズとカーディナルズに勝って、ぜひプレイオフへの切符を手に入れてほしいです。またギリギリの試合になりそうですが、レッツゴー❗❗❗

2023/12/21

【第15週】QBドリュー・ロックのタッチダウンがシーズンを救った イーグルス@シーホークス戦

シーホークスファンのみなさんこんにちは。マンデーナイトの興奮は冷めましたでしょうか。勝った!勝った!勝ちました!最後のタッチダウンが劇的に決まったぁー!バンザーイ!

負傷の先発QBジーノに代わって2試合続けて登板したQBドリュー・ロックが最後に92ヤードを攻め込み、WRスミス=エンジグバが決勝点を決めました。結果はフィラデルフィア・イーグルス17対シアトル・シーホークス20。

イーグルスシーホークス
獲得ヤード321297
ターンオーバー20
ファーストダウン2316
サードダウン更新率9/166/14
ポゼッション32:5827:02

試合はまずイーグルスがタッチダウンで先制点。どちらもフィールドゴールで点を加え10対3でイーグルスがリードしハーフタイムに。

後半ではシーホークスRBウォーカーが久しぶりのタッチダウン。イーグルスも1ヤードラインからお得意のムリヤリおしくらまんじゅう発動で17対10。シーホークスがフィールドゴールで4点差に迫ったのが、第4クォーター残り10分でした。

次のドライブでは、シーホークスSラブがQBハーツのパスをエンドゾーンでインターセプト。しかしシーホークスの攻撃は虚しく3 and Outに終わります。ディフェンスがイーグルスの攻撃を50ヤード付近でパントに持ち込み、シーホークスQBロックの手にボールが渡ったのが試合時間残り1分52秒。

この日のシーホークスオフェンスはランを中心に攻撃を進め、可もなく不可もないという感じだったQBロックが、ここで怒涛の2ミニッツドライブ

3rd and 10のピンチ2回を乗り越え、WRメトカーフのスーパーキャッチ2回を経て、最後はWRスミス=エンジグバへのタッチダウンでついに逆転。

すごい。こんなに嬉しいことはない。

この後イーグルスの攻撃になりましたが、Sラブがこの試合2つ目のインターセプトを決めて、シーホークスの勝利が決定。通算成績を7勝7敗にしてプレイオフに希望をつなぎました。

ヒーローインタビューではQBロックの声が震えていました。

今の気持ちを言葉に表せない。今年2試合目に出場する自分をみんなが助けてくれた。オフェンスだけじゃない、ディフェンスも、コーチも、チームのみんなが。これまで長かった。いつでも試合に出れるように準備はしていた。でも、ベンチで試合を見ながら「自分にもまだできるのか?」と疑うこともあった。先週試合に出て、「僕にもまだできる」と分かったんだ。

あのプレイコールは一生忘れない。ジャックス(JSN)が1対1になったら投げることを決めていたんだ。そのとおりになった。最高の気分だ。全てのことに感謝している。

というようなことを言っていました。試合後の記者会見では、この2週間、練習やフィルム室でQBジーノが励ましてくれたこと、最後のドライブの直前にはジーノが「お前がフィールドで一番の選手だ。勝利に導くんだ。やってこい」と背中を押してくれたことにも感謝の言葉を述べていました。

ふたりとも控えの選手だった期間が長かったし、先発で成績を残せずに、メディアやファンに叩かれた過去もあります。

ジーノは昨シーズンの開幕ブロンコス戦が忘れられない試合になったと思うし、ドリュー・ロックもこれが忘れられない試合になるでしょう。

彼らの輝いた瞬間を目撃することができて、私達も感無量。いやー、スポーツって本当にいいですね❗❗❗

最後のドライブは、オフェンシブラインもよく持ちこたえました。クリーンなポケットでQBを助けたし、DKも難しい球をよく取った。

QBロックが低い球投げちゃって、「ごめん、悪い」ってDKに謝ったら、「あやまんなくていいんだよ、投げてりゃいいんだ」と言われて「そうか、そうだな」と笑ったという話をドリュー・ロックが披露してて、それもいいなあと思いました。

もうしばらくこの試合の余韻に浸って、次戦はタイタンズ戦です。プレイオフ目指して頑張って欲しい。レッツゴー❗❗❗

2023/12/13

【第14週】ナイナーズに5連敗 最後はDKが退場に シーホークス@49ers戦

12月10日、サンタクララで行われたシアトル・シーホークス対サンフランシスコ・49ers戦は、16対28でシーホークスが負けました。ナイナーズとの対戦成績は今年2敗、昨年から続けると5連敗です。悲しい。

ラムズ、ナイナーズ、カウボーイズ、ナイナーズと負け続け、通算成績6勝7敗。ピート・キャロルさんがシーホークスのヘッドコーチとなってから4連敗は初めてということです。

シーホークス49ers
獲得ヤード324527
ターンオーバー22
ファーストダウン1719
サードダウン更新率2/116/11
ポゼッション30:4529:15

527ヤードってすごくないすか。それよりすごいのが、1プレー平均9.9ヤードを許しているという事実。ビッグプレーを何度も許したゆるゆるディフェンスが情けない。

まず最初のプレーがナイナーズRBマキャフリーの75ヤードラン。えーーー?!と思う間もなくエンドゾーンに持ち込まれ、試合開始1分未満で先制点。象徴的でした。

シーホークスはQBジーノ・スミスが怪我のため欠場。代わってQBドリュー・ロックが登板しました。最初のドライブは快調にWRメトカーフのタッチダウンで同点に。

ナイナーズQBパーディのインターセプトもありましたが、それを点に結びつけることはできず、WRディーボ・サミュエルに54ヤードのタッチダウンを決められるなどして、10対14でハーフタイムに突入。

4点差だからまあいいか、って感じだったのですが。

後半はナイナーズWRアイユークに45ヤードをもぎ取られ、TEキトルにも44ヤードを献上してナイナーズはタッチダウンが2回。シーホークスは、タッチダウンもありましたが、インターセプトが2回。

最後のインターセプトの際には乱闘状態に。

ボールを取られたWRメトカーフがナイナーズLBワーナーを抱えて地面へ落とす。立ち上がろうとするメトカーフの頭をワーナーが後ろから突き飛ばす。メトカーフがワーナーのヘルメットに掴みかかる。で、HCキャロルさんも出て来てました。

シーホークスWRメトカーフ、ナイナーズCBレノアーが退場となりました。

ナイナーズは前日のミーテイングでDK・メトカーフを焚きつけることを話し合ったと報道されています。冷静さを失った過去のDKのフィルムをHCシャナハンがスクリーンに映し出し、「14番を怒らせよう。怒らせたやつにはクリスマスプレゼントを」と語ったとか。

DK、まんまと相手の思うつぼにはまってしまったか。

DKが怒ったりしても私は全然構わないんですけどね。15ヤードのペナルティは困るけど。でも、どのチームもここを弱点の一つとして狙ってくるに違いないので、まあ彼も考えるんじゃないでしょうか。

しかし、グダグダディフェンスはずーっと続いていますね。去年もこんなこと言ってたような気がするなあ。

ということで、次はマンデーナイトのフィラデルフィア・イーグルス戦です。イーグルスも2連敗中なので、両者とも負けられない状況。今のところオッズはイーグルスの−4なので、ひょっとして勝てるかも?

ナイナーズ戦を途中で離脱したCBウィザースプーンくんは復帰できる見込みと聞いています。プレイオフはまだ狙える位置にいるのでレッツゴー❗❗❗

2023/12/09

【第13週】つかの間の夢は儚く消え3連敗 シーホークス対カウボーイズ

時が経つのはなんて早い。あっという間に12月。あっという間に第13週が終わりました。着々とシーズン終盤戦に差し掛かっていますが、シアトル・シーホークスは3連敗を喫して現在6勝6敗。プレイオフ予想のワイルドカード枠から脱落し、苦戦を強いられています。

11月30日サーズデーナイトはダラス・カウボーイズとの対戦し35対41で敗戦。前半は五分五分で、勝つチャンスも見えたのですが、最後には逆転されて涙を飲みました。ううう。瀬戸際で勝てないのが力の差。

シーホークスカウボーイズ
獲得ヤード406411
ターンオーバー10
ファーストダウン2533
サードダウン更新率9/148/14
ポゼッション23:3336:27

試合はまずカウボーイズがフィールドゴールで先制。その後、WRメトカーフの弾丸のごとくフィールドを疾走してタッチダウン。

DK! DK!シビレました。走りのフォームが美しい〜。

カウボーイズも難なく2回タッチダウン。シーホークスは51ヤードのフィールドゴールに失敗した後、RBシャーボネーが持ち込んで追加点。前半終了間際WRメトカーフがタッチダウンに成功し21対20と1点リードしてハーフタイムに突入です。

のWRスミス=ジグバのタッチダウンが取り消されましたが、CBウィザースプーンが肩を抱いてていい感じ❤仲良しさん。

第3クォーターでは両チームともタッチダウンで追加点。シーホークスQBジーノがインターセプトを放った後、カウボーイズのフォースダウンを止め、それをWRメトカーフがこの試合3度めのタッチダウン。35対27でシーホークスが8点リードしていました。

ところが、第4クォーターでは得点ができません。フォースダウン更新に失敗し、ダウン3回。一方カウボーイズはフィールドゴール2回、タッチダウンと2ポイントコンバージョンで合計14点を追加し、結局35対41で試合終了となりました。

オフェンスは健闘したものの、勝負どころで得点できず、ディフェンスは点数入れられすぎ。勝つって難しいなあ。

この試合では両チームともパントがゼロ。審判の黄色い旗が飛びまくり、シーホークスはペナルティ10回130ヤード、カウボーイズはペナルティ9回127ヤードでした。すごいですね。審判にブーブー言うのも楽しかったけど、負けてガックリ・・・。

そして次は再びナイナーズ戦です。こないだイーグルスをコテンパンにしてましたね・・・。昨シーズンから数えてナイナーズ戦5回目ですが、ずっと勝てないシーホークスです。

一矢報いるチャンスはあるのでしょうか。なんか、QBジーノが怪我のためQBロックが先発する可能性もあるとか聞いてます。怖い。怖いけど見たい。頑張って欲しいです。

〈おまけ〉

タッダウンのセレブレーションで手話を披露したWRメトカーフくんは、毎週1回リモートで手話を習っているそうです。大学時代にもコースを取ったことがあり、新しいことを身につけようと今シーズンから始めました。

手話ができるLBマフェくんから、試合前日に"standing on business"を教えてもらい、タッチダウンしたら使うつもりでした。「自分の責任を果たす」「やることはやる」みたいな意味。

手話を使うコミュニティから「手話を広めてくれてありがとう」との声が届いているそうです。

2023/11/27

【第12週】サンクスギビングのプライムタイムにホームで惨敗 49ers@シーホークス戦

シーホークスファンのみなさんこんにちは。コテンパンにやられた試合から、もう立ち直りましたでしょうか。本当にガックリ来る試合でしたね。ラムズに負け、ナイナーズに負け、2連敗。そしてまた厳しいスケジュールが待っています。

11月23日感謝祭の休日は合計3試合が行われ、最後のナイトゲームがサンフランシスコ・49ers対シアトル・シーホークス戦でした。結果は、31対13でシーホークスの完敗です。

49ersシーホークス
獲得ヤード377220
ターンオーバー12
ファーストダウン2314
サードダウン更新率5/113/11
ポゼッション35:3024:30

数字ではよく分かりませんが、歴然とした力の差を見せつけられた試合。

試合開始早々、ナイナーズはRBマキャフリーがスルスルと攻め込み、WRサミュエルがタッチダウン。シーホークスはWRエスクリッジの66ヤードキックリターンで、おおおおお!と会場を沸かせますが、敵陣33ヤードから1ヤードも進めずフィールドゴールで7対3。

第2クォーターでRBマキャフリーがタッチダウンを決めると、2プレイ後にはシーホークスQBジーノのパスがインターセプトに。これはディフェンスがパントに持ち込んでくれました。

しかしRBマキャフリーが2度めのタッチダウン。シーホークスは前半残り2分でパントをキャッチしそこねてターンオーバー。ナイナーズがフィールドゴールで点を重ね、シーホークスは53ヤードフィールドゴールをw失敗。24対3でハーフタイムとなりました。

もうこの時点で勝負あり。オフェンスもディフェンスもスペシャルチームも向こうが上です。

しかし後半に入るとLBブルックスのピック6で24対10に❗❗❗

3rd and 9からWRスミス=エンジグバのスーパーキャッチが冴えわたる❗❗❗

「よし、このドライブでタッチダウン。そしたら1ポゼ差」と儚い夢を見ましたが、フィールドゴールがやっとのオフェンス。

第4クォーター終盤でナイナーズがこの試合4個目のタッチダウンでダメ押し点。試合終了となりました。

少しでも競ってくれればなあ。

停滞気味のオフェンスは、先週から引き続き7クォーターでタッチダウンがありません。この試合ではサック6回のQBジーノ。スカッとするようなドライブをまた見せてもらいたい。

ということで、次戦はまたも木曜日。8勝3敗の強敵ダラス・カウボーイズが相手です。シーホークスが勝つ見込みは20パーセントしかなく、9.5点差で敗ける予想が出ていますが、どうなることやら。一矢報いることはできるのか。レッツゴー❗❗❗

2023/11/23

【第11週】また負けました涙 シーホークス@ラムズ戦

11月19日、ロスアンゼルスのSoFiスタジアムで行われたシアトル・シーホークス対ロサンゼルス・ラムズ戦は、16対17でシーホークスの敗戦となりました。今シーズンはラムズに2敗。残念です。

スタッツはこちら。

シーホークスラムズ
獲得ヤード291267
ターンオーバー11
ファーストダウン1620
サードダウン更新率5/152/9
ポゼッション32:0627:54

ペナルティに至っては、12回で130ヤード。対するラムズは9回で92ヤードですから、これも影響しました。

前半は快調な試合運び。まずラムズを3 and Out で打ち取ると、WRメトカーフのタッチダウンで先制点。WRスミス=エンジグバのキャッチもあり、RBシャーボネーのランもあり、オフェンスがうまく起動していました。

ラムズもゴール前2ヤードまで攻め込みましたが、フォースダウンをシーホークスディフェンスが阻止。その後前半終了間際にタッチダウンを返して、シーホークス13対ラムズ7でハーフタイムに。

ここまでは良かった。

第3クォーターではシーホークスがフまずィールドゴールで追加点。16対7とした後、QBジーノ・スミスがDEアーロン・ドナルドに倒されて肘を負傷。戦列を離れました。なんと。

QBロックが登場しましたが、レシーバーとの息が合わず、ファーストダウンが取れません。

ラムズQBスタッフォードのパスをCBウーレンがインターセプトする場面もあったのですが、そのボールも3 and Outでオフェンス終了。追加点には結びつきません。

ラムズは次の攻撃でタッチダウンを決め、16対14と迫ります。3プレイ後には、QBロックがWRロケットへ放った長いパスがインターセプトに。これをラムズがフィールドゴールに持ち込み、16対17と逆転。試合時間は残り1分半。

サイドラインで肘に氷を当てていたQBジーノが再登場です。WRロケットへ、WRメトカーフへとパスを決め、最後は55ヤードフィールドゴールへ持ち込みましたが、これが失敗。涙の敗戦となりました。

キッカーのマイヤーズを責めることはできません。この試合では54、43、52ヤードのフィールドゴールを決めています。最初のドライブでタッチダウンを決めたものの、その後ずっとレッドゾーンまで攻めることができなかったオフェンス。これをなんとかしてほしい。

ああ、第4クォーター、3rd and GoalでのCBウィザースプーンが取られたDPIの誤審も悔やまれる。

しかし嘆いているヒマはありません。木曜日サンクスギビングデーのナイナーズ戦がすぐそこに。恐ろしいです。怖いもの見たさでレッツゴー❗❗

2023/11/15

【第10週】ラストミニッツでフィールドゴールが決まった コマンダーズ@シーホークス戦

11月12日、ホームにワシントン・コマンダーズを迎えたシアトル・シーホークスは、試合時間残り3秒でフィールドゴールを決め、26対29で勝利を収めることができました。良かったです。

スタッツはこんな感じ。

コマンダーズシーホークス
獲得ヤード356489
ターンオーバー10
ファーストダウン1627
サードダウン更新率7/154/14
ポゼッション29:3330:27

486ヤードは今シーズン最高記録。内訳はパス369ヤード、ラン120ヤード。観戦中はオフェンスにもどかしさを感じていたので、これはちょっと意外でした。特に前半はQBジーノのパスが精度に欠け、レシーバーがキャッチできませんでした。

とはいえこの試合ではインターセプトもなく、勝負時にタッチダウンを決め、残り1分を切ってからのウイニングドライブを完璧に遂行したQBジーノ。ファンの期待値が高すぎるのか、まだまだ彼を信じきれないところが悩ましい。

でもチームメイトは口を揃えて「ジーノを信じてる」って言ってるので、それでオーケーでしょう。

試合はコマンダーズのタッチダウンで始まりました。が、ポイント・アフター・タッチダウンのキックに失敗。コマンダーズはこの後フィールドゴール1回、シーホークスはフィールドゴールに3回成功し、9対9で前半を終了。

先週の試合を含め、これで5クォーターを通してタッチダウンがゼロ。なかなかじれったいオフェンスです。

第3クォーター、ようやくRBウォーカーが64ヤードを疾走しタッチダウン。

スッキリしたぁ。けど、チェックダウンがたまたまラッキーにも得点に結びついたのは事実。まだまだオフェンスに疑問は残ります。

ディフェンスが無理やりボールを奪い取った後も、3 and Out で終わりの攻撃。何かこう、パッとしないまま第4クォーターに入ると、両チームともガンガン得点を重ねました。

コマンダーズがタッチダウンで同点に追いつくと、負けじとシーホークスもタッチダウンで7点リード。コマンダーズはフォースダウンをコンバートしつつ、試合時間52秒でタッチダウン。26対26の同点に持ち込みました。

延長戦になるのか、ここで決めるかのシーホークスオフェンス。自陣25ヤードから敵陣25ヤードまで果敢に攻め込み、最後は43ヤードフィールドゴールをKマイヤーズに託しました。

最後のパスをキャッチした後、無理やり数ヤード稼いだWRメトカーフにシビレます。早くダウンしないと時間がないギリギリのところ。この数ヤードがフィールドゴールの成功を導きました。

あー良かった。これからのスケジュールを考えると、落とせない一戦でしたから。

試合後は、コマンダーズTEローガン・トーマスさんに「息子が大ファンなんだ。15歳だけど体格同じだよ」と声かけられたDK。すぐさまユニホームを渡すところがいいですね。先輩に「イエス、サー」って言ってるのも好感持てます。

ディフェンスでは、LBマフェが7試合連続でサックを記録。これはチーム記録だそうです。ニューヨーク・ジャイアンツからトレード移籍したDEウィリアムズもサックを記録しています。

さて来週はロサンゼルス・ラムズと対戦です。開幕戦では負けているし、なかなか勝てないイメージがありますが、頑張ってもらいましょう。レッツゴー❗❗

2023/11/07

【第9週】攻守ともに格上に惨敗 シーホークス@レイブンズ戦

11月5日のシアトル・シーホークス対ボルチモア・レイブンズ戦は、3対37でシーホークスのボロ負けでした。こっちがフィールドゴール1回に対し、向こうはタッチダウン4回にフィールドゴール3回。圧倒されて惨敗。

スタッツはこんな。

シーホークスレイブンズ
獲得ヤード151515
ターンオーバー22
ファーストダウン629
サードダウン更新率1/126/13
ポゼッション19:5640:04

515ヤードも献上しました。そのうちランが298ヤード。恐ろしい。なんでこうなった。

一応振り返って見ましょう。

シーホークスの先攻で始まった試合は、まず両チーム合わせて5回連続パント。「むむ、なかなか渋い試合」と思っていたら、第2クォーターでレイブンズがタッチダウンで先制点。

「シーホークスも追撃ィ」と思う間もなくQBジーノのパスがインターセプトに。しかしシーホークスディフェンスもレイブンズQBラマー・ジャクソンをサックし、ボールを奪い返します。

2年目のLBマフェくん、今シーズンはすでにサック6回を記録。メキメキと力を上げています。

一旦は胸を撫で下ろしたオフェンスですが、いかんせんファーストダウンが取れません。3 and Outでパントの後、レイブンズRBエドワーズが2度めのタッチダウンに成功。14点差でレイブンズのリード。

はぁー厳しい。シーホークスはWRメトカーフの50ヤードゲインもあったのですが、レッドゾーンを攻めきれません。フィールドゴールでやっと3点。

前半残り1分を切ってレイブンズの攻撃となり、最初のパスをファンブルさせてターンオーバーに。

しかし直後にジーノもサックされてファンブル。涙。結局レイブンズが前半終了前にフィールドゴールを決め、3対17でハーフタイムに。

後半はもう、見るも無惨な有り様でした。第3クォーターを終わって3対30。第4クォーターからレイブンズはバックアップQBハントリーを投入。それでも追加点を献上しました。涙。

この試合でシーホークスのランヤードはわずか28。ランを止められ、オフェンシブラインはQBジーノを守りきれず、出ずっぱりのディフェンスも為す術なく敗退。

結構イケるんじゃないか、昨年より良いチームじゃないか、と挑んだ一戦でしたが、まだまだでした。と言うか、レイブンズ強い。

HCキャロルさんはこれまでシーホークス237試合を指揮しましたが、1試合でファーストダウン6回は過去最低記録。今シーズンのNFL全試合でも最低の記録だそうです。涙。

まあ、気を取り直して行きましょう。次はホームでワシントン・コマンダーズ戦。思いっきりぶつかってほしい。レッツゴー!!

2023/11/02

【第8週】スミス=エンジグバのタッチダウンで逆転勝利 ブラウンズ@シーホークス戦

10月29日、ホームにクリーブランド・ブラウンズを迎えたシアトル・シーホークスは、試合時間残り38秒で逆転タッチダウンに成功し、20対24で勝利することができました。良かったです。これで通算成績5勝2敗。

この試合では90年代のデザインを復刻させたスローバックユニホームを着用。眩しい青色がフィールドに映えました。チームは違えど元NFL選手JJ・ワットさんもお気に入りの模様。

シーホークスは最初の攻撃でルーキーWRボボがタッチダウン。ジェットスイープで右サイドに走った瞬間、中央に空きを見つけて飛び込んだって感じ?

BOBO! BOBO! 状況を読んだ判断力がナイスです。

次にファンブルリカバリーでブラウンズのボールを奪うと、WRロケットのタッチダウンで追加点。一気に0対14とシーホークスがリードするという出来すぎとも言える立ち上がりでした。

ブラウンズがタッチダウンを返した後、シーホークスはフィールドゴールで追加点。第1クォーターを終了して7対17。

ここからシーホークスの攻撃は沈黙しました。

3 and Out、3 and Out、インターセプト、3 and Out、インターセプト、3 and Out、パント。

しーん・・・。さすがにリーグ1位のディフェンスを誇るブラウンズ相手ではありますが、それにしたって一体どうした。第2クォーターから第4クォーターの2ミニッツ直前までこんなでした。

ディフェンスがフィールドで出ずっぱりで、試合終了後のポゼッションはブラウンズ34:40に対しシーホークス23:20。

ブラウンズはじわじわとランで攻め込み追加点。第3クォーターで逆転し20対17に。

刻々と時間は減り、残り2分4秒。ブラウンズの攻撃は3rd and 3。更新に失敗してもフィールド奥深くへパントを蹴り込むことのできたブラウンズは、あえてパスを選択。放たれたボールをシーホークスSアダムズがヘッディング。宙へに浮いたボールをSラブがキャッチしてターンオーバー。

残り1分57秒でチャンスが到来しました。そのウイニングドライブ。

職人ロケット。力づくのメトカーフ。サイドラインを割らずにヤードを稼いたTEノアの好判断。メトカーフのパーフェクトなブロック。スミス=インジグバのフィニッシュ。安堵するジーノ。

いやー最後のドライブで勝つって、ホントにいいですね。

わーい!勝ったー!

ディフェンスが頑張ってくれたし。インターセプトもあったけど、最後はジーノも決めてくれたし。RBシャーボネーも力強い走りを見せたし。ブラウンズDEギャレットをオフェンシブラインが抑えたし。チーム全員で勝ち取った試合です。

厳しい試合を耐えた経験は大きな意味を持つはず。11月の連戦の糧になってくれることでしょう。

試合を分けたヘッディングを、Sアダムスは「メッシ直伝」、Sラブは「ロナウドみたい」と笑っていましたが、こんなジョークも勝った試合ならでは。

来週は6勝2敗のレイブンズとの対戦です。巷の評判では、7割がたレイブンズ有利と見られていますが、ぜひ善戦を期待したい。レッツゴー!

2023/10/24

【第7週】ルーキー2人のTDとディフェンスで勝利を呼び込んだ カーディナルス@シーホークス戦

10月22日、シアトル・シーホークスがホームにアリゾナ・カーディナルズを迎えた一戦は、10対20でシーホークスが勝つことができました。ホッ。

シーホークスはWRメトカーフが腰と肋骨の怪我で欠場。代わってドラフト1巡20位指名WRスミス=エンジグバがプロ入り初タッチダウンを記録しました。やっと!チームもファンも待っていたプレーに拍手!

同じくドラフト1巡指名の仲間CBウィザースプーンくんが、このTDを飛び跳ねてめちゃめちゃ喜んでました。スプーンくんはプレーもさることながら、フィールドに持ち込むエネルギーが熱い。この人がチームに加わって本当によかったねぇと思います。

試合は第1クォーター終盤にシーホークスがタッチダウンで先制。

JSN! JSN! JSN! 控えめなコなのでちょっと心配しちゃってましたが、もう大丈夫っしょ!

次のカーディナルスの攻撃は3人で終了だったのですが、パントリターンをリターナーのRBダラスがファンブル。ゴール前30ヤードからカーディナルスの攻撃となり、フィールドゴールを献上。

続いてカーディナルはQBドブスがゴール前25ヤードから走り込んで10対7とリードしますが、シーホークスもタッチダウンを返します。

ドラフト外ルーキーWRボボのスーパーキャッチ。インコンプリートと判定されましたが、HCキャロルさんがチャレンジし、リプレイの結果足の甲がラインの内側に残っていると認められました。

BOBO! BOBO!  こちらも控えめなルーキーですが、歳はDKと同じ25歳。

前半を10対14で折り返し、後半はシーホークスの攻撃から始まりました。しかしゴール前1ヤードから1st and Goalを攻めきれず、フィールドゴールで追加点。次のドライブでは、サードダウンからQBジーノの無理なパスがインターセプトされてターンオーバー。次の攻撃でもスナップされたボールをQBジーノがファンブルでボールを失います。

この試合で、なんと3度のターンオーバー。ひどいですね。

それでもなんとか勝てたのはディフェンスのおかげです。先月と比べると、サードダウン更新を止める確率が上がり、被得点も被ヤード数もぐんと下がりました。

そしてはやり注目を集めていたのはCBウィザースプーンです。インターセプトとサックは味方のペナルティで打ち消しになりましたが、縦横無尽に大活躍。

当たりが激しいので怪我だけが心配です。

この試合ではLBヌオスが途中から怪我で退場。胸の筋肉の手術のためシーズンエンドと報道されています。好きな選手だけに残念すぎる😭😭😭

ということで、来週はクリーブランド・ブラウンズ戦です。ナイナーズ、コルツとの接戦を制し2連勝中のチーム。オフェンスもディフェンスもシーホークスの力が試される一戦となります。レッツゴー!

2023/10/18

【第6週】レッドゾーンの決定打に欠け惜敗 シーホークス@ベンガルズ

 バイウィーク明けの10月15日、シアトル・シーホークスはシンシナティでベンガルズと対戦し、13対17で破れました。残念。

チームのスタッツでは相手に優っているように見えますが、レッドゾーンで攻めきれず決勝点を上げることができませんでした。あとまあ、ターンオーバーかな・・・。 


シーホークス ベンガルズ
獲得ヤード 381 214
ファーストダウン 24 15
ターンオーバー 2 1
ポゼッション 34:01 25:59

試合はシーホークスの攻撃から始まり、まずはRBウォーカーが持ち込んで先制点。ベンガルズもタッチダウンを返し、次の攻撃で追加点を加え、7対14と難なくリードを奪います。

連続タッチダウンを決められたディフェンスは、この後なんとか持ちこたえます。シーホークスはKマイヤーが55ヤードフィールドゴールに成功し、前半を10対14で終了。

後半早々には、ベンガルズQBバローがWRチェイスに放ったパスをCBブラウンがインターセプト。モメンタムを呼び込んだシーホークスがベンガルズ陣に攻め込みます。

サードダウンを更新し、ゴール前へとなだれ込むルーキーWRボボのヤード・アフター・キャッチどうですか!ガッツいプレイに立ち上がって拍手!!

これがゴール前4ヤードから1st and Goalになるのですが、3プレイ後には、QBジーノからWRスミス=インジグバへのパスがインターセプトされて逆転のチャンスが消滅。

シーホークスは次の攻撃でもゴール前5ヤードで1st and Goalとなりましたが、ゴールラインを割ることができずフィールドゴールで追加点。じわじわと13対14ですが、追い越すことができません。

次の攻撃では、自陣で再びインターセプト。ターンオーバーとなったボールをベンガルズが52ヤードフィールドゴールに結びつけ、13対17に。

試合残り時間3分半、シーホークスにゴール前7ヤード1st and Goalと絶好のチャンスが訪れます。しかし、これも4th and Goalがサックに終わり無得点。

ディフェンスがベンガルズの攻撃をを3回で抑え、再び攻撃となったのが残り時間1分半。ゴール前9ヤードまで進みましたが、最後は4th and 8の更新に失敗し試合終了となりました。

シーホークスのオフェンスが停滞した。逆に言えばベンガルズのディフェンスが守りきった、ということなんでしょう。QBジーノのサックは計4回。試合後半でプレッシャーが大きかった印象です。

一方QBバローもサック3回ですから、パスラッシュ含め、シーホークスのディフェンスは大健闘しました。「俺はいつでもオープンだぜ」と語るWRチェイスを80ヤードに抑えていたのも良し。去年に比べ、大幅に上向きなディフェンスです。

先週のジャイアンツ戦でもオフェンスはなかなか点を取ることができませんでした。QBジーノの調子がイマイチだったかも。レッドゾーンで攻め方の工夫も必要です。WRスミス=インジグバのキャッチが増えたのは良かったし、RBシャーボネーの走りが増えてもいいじゃないかな。

まあそんなわけで敗戦は残念ですが、悪くはない試合でした。

次はホームでアリゾナ・カーディナルズ戦。これもまた気を抜けない一戦です。NFLって本当に勝敗が読めない試合ばかりなので。怪我をせずに勝ってほしい。レッツゴー!

2023/10/06

【第4週】プライムタイムにCBウィザースプーン登場 シーホークス@ジャイアンツ戦

 第4週のマンデーナイト、シアトル・シーホークスはメットライフ・スタジアムでニューヨーク・ジャイアンツと対戦しました。RBバークリー、OTトーマスを欠くジャイアンツオフェンスをシーホークスが圧倒し、24対3で完勝。良かったです。これで通算成績3勝1敗。

この試合ではドラフト1巡5位指名のコーナーバック、デボン・ウィザースプーンがピック6を含む大活躍。実況解説の元QBトロイ・エイクマンも絶賛しまくりで、ウィザースプーンの名が世に大きく知れ渡ることになりました。

試合はジャイアンツの攻撃で始まり、スルスルとゴール前27ヤードまで攻め込みましたが、4th and 1をシーホークスディフェンスが堅守。

パントが続いた後、自陣25ヤードでジャイアンツQBジョーンズがサックされてファンブルし、最初のターンオーバーとなりました。これをWRメットカーフのタッチダウンに結びつけ、まず7対0。

第2クォーターではジャイアンツが53ヤードフィールドゴールを決めて7対3に。

前半終盤、QBジーノ・スミスが膝を痛めて退場し、シーホークスはバックアップQBドリュー・ロックが登場。

これはゴール前で膝がダウンしていたのでタッチダウンにはなりませんでしたが、RBウォーカーが持ち込んで追加点。14対3とリードしてハーフタイムに突入。

後半はQBジーノが復帰。最初の攻撃はゴール前15ヤード4th and 1のギャンブルに失敗。次の攻撃も53ヤードフィールドゴールに失敗し、試合の流れが変わるかもしれない不安がぼんやりと。

フィールド中央から攻撃を始めたジャイアンツは、ゴール前16ヤードで4th and 1。これをQBジョーンズがなんとスクランブルで更新。ゴール前5ヤードまで攻め込み、ついに追加点かと誰もが覚悟したその時。

CBウィザースプーンがパスをインターセプトし、97ヤードを独走。21対3として試合をほぼ決定づけました。🔥🔥🔥

第4クォーター中盤でもSディグスがインターセプトに成功し、シーホークスが追加点。後半はシーホークスディフェンスがサックを量産し、ジャイアンツは全く打つ手がありませんでした。

LBワグナー、LBブルックス、LBヌオス、CBウィザースプーンがそれぞれ2サックを記録し、チームでは計11。

驚きました。ディフェンスが良いチームとは言えなかった。長期に渡って。先週だってQBダルトンとWRシーレンにザクザクやられてましたよな。ジャイアンツのオフェンスが酷かったのかもしれないなあ。

でもディフェンスが良い方向に向かっていることは間違いなし。とりあえずはバイウィークでゆっくり休養し、第6週のシンシナティ・ベンガルズ戦でのパフォーマンスを期待したいです。

13ヶ月ぶりに復帰したSジャマール・アダムスは、試合開始早々QBジョーンズの膝に頭を打ち、コンカッションで退場しました。残念ですがしようがない。次戦では勇姿を見せてくれるはず。

シーホークスはバイウィークですが、好試合が目白押し。ゆっくりのんびり観戦したいと思います。

2023/10/02

引退も考えたジャマール・アダムスがついにニューヨークで戻ってくるぞ

みなさんこんにちは。シーズンまっただ中いかがお過ごしでしょうか。見逃せない試合が毎週目白押しですね。

さて、今週はいよいよシアトル・シーホークスにSジャマール・アダムスが帰って来ます。

昨シーズンの初戦でまさかのシーズンエンド。太ももの筋肉を断裂し、ずっと治療とリハビリに専念してきました。8月末からチームの練習に合流し、ついに試合に出場できるまでに回復しました。

彼の熱いプレー、フィールドに持ち込むエネルギーをまた見れる。本当に嬉しいです。

13ヶ月ぶりに試合前の記者会見にも登場し、復帰までの道のりを語っていました。

怪我をしたのは昨年9月12日、ホームでのデンバー・ブロンコス戦。ブリッツでQBウィルソンをサックしようとした時、右に動く身体とは逆に左足が地面に着地。立ち上がった瞬間に、筋肉が切れたことを悟りました。

「カートで退場したくなかった。できるだけ早く、歩いてサイドラインへ出た。ベンチに下がると、(左足の)膝の皿が右に寄っているのに気がついた。ドクターに重大な怪我だと宣告された」

両親がロッカールームを訪れ、スタッフやHCキャロルさんも様子を見に来たところで大泣き。

1週間後に手術後を受け、脚を真っ直ぐに固定するギプスを20週間以上つけていました。ベットから起き上がるのも、シャワーをするのも誰かの手助けが必要な車椅子生活でした。

「厳しい日々だった。引退も考えた。いろんなことが頭を巡った。これで選手生命が終わりなのかと。でもMRIの後、復帰すると自分に言い聞かせたんだ。どのくらいかかるのか、どうなるのかも分からない。だけどやるしかない」

「暗い場所にずっといた。自殺を考えたわけじゃないが、フットボールからも人からも離れて、暗い気持ちになっていた。人を避けて、電話にも出なかった。人生について考えた」

他のチームメイトとは異なる、リハビリを含んだトレーニングメニューをこなす日々。キャンプには間に合わず、復帰は開幕後に。第4週のニューヨーク・ジャイアンツ戦に焦点を絞っていました。アダムスにとっては、プロ入りして3年間在籍したニューヨーク・ジェッツの本拠地でもあるメットライフ・スタジアムでの一戦。

「僕にとって特別な場所。ニューヨークへ帰郷する試合だ。ビジター側で変な気持ちになるだろう」

「長い間、誰もヒットしていない。プレーすることが本当に楽しみだ。ひとつのプレー、試合の一瞬一瞬を大切に思う。チームメイトと共に飛行機に乗ること。こうやって記者会見で話すこと。チームのミーティングに座って(ヘッドコーチ)ピートのは話を聞くこと。すべてのことが意味を持っている。20週間以上座ることさえできなかったんだ。貴重な体験だった」

「心が研ぎ澄まされたと思う。この経験を乗り越えて自分はここにいる。これからの旅を、今シーズンを楽しみにしている。復帰できて本当に嬉しい」

と語っていました。

メットライフ・スタジアムのトンネルをくぐって、フィールドに駆け戻るジャマール・アダムスに拍手喝采を送りたい。

レッツゴーーーーーーーーー❗❗❗


2023/09/27

【第3週】ファンを含めチーム一丸となって嬉しい勝利 パンサーズ@シーホークス

 9月24日、シアトル・シーホークスはホームでカロライナ・パンサーズと対戦し、27対37で勝利を飾ることができました。これで2勝1敗。良かったです。

パンサーズはドラフト1位のルーキQBヤングが足首の故障で欠場し、ベテランQBダルトンが登板しました。同じくベテランWRシーレンにビシバシとパスを決める一方、パンサーズのラン獲得ヤードは44に留まりました。

ひょっとしてシーホークスのランディフェンスが良くなっているんでしょうか。そうなら嬉しい。

前半はまずパンサーズがフィールドゴールで得点を上げた後、シーホークスが3回連続フィールドゴールで3対9とリード。パンサーズがタッチダウンで逆転し、QBジーノ・スミスのパスがインターセプトされるという場面もあり、パンサーズ13対シーホークス12でハーフタイムに。

後半に入るとシーホークスが5度目のフィールドゴールで追加点。WRメトカーフへの長いパスも通り、RBウォーカーのランも出ていたのですが、タッチダウンまで持ち込めないモヤモヤが募ります。

しかし第3クォーター中盤、パンサーズの55ヤードフィールドゴール失敗が転機に。

自陣45ヤードから始まった攻撃で、シーホークスはゴール前4ヤードまで攻め込み、ランを3回繰り返しRBウォーカーがこの試合初のタッチダウンに成功。

第4クォーターでは両者がタッチダウンに成功し20対29に。

試合時間残り4分51秒、2ポゼッション差を追うパンサーズは自陣35ヤードでフォースダウン更新に挑みますが、これをシーホークスDTリードがサック。

ゴール前27ヤードでボールを得たシーホークスは、ルーキーRBシャーボネーが突撃ラン。

最後は、ドラフト外契約ルーキーWRボボがタッチダウンを決めて試合を決定づけました。

ラインの内側に脚を残すテクニックが巧みじゃあないですか。ロケット先輩がコーチしてくれたのかもしれません。

プロ入り初の記念すべきタッチダウンとなったボールは、ロケット先輩がボールボーイのとこまで探しに行って、ボボくんに渡してくれました。ボボくんは感激し、ボールはお母さんへ贈るとのこと。

タッチダウン決めた時、なんかちょっと恥ずかしそうなとこが良かったです。

さて、この試合では観客の大きな声援が影響して、パンサーズのフォルススタートが合計8回。ファンも大いに勝利に貢献しました。

パスラッシュが不安なシーホークスではありますが、この試合では3回サックを記録。また、クォーターバックへのプレッシャーは計36回で第3週ではリーグトップとのスタッツも。ほんとかいな。

そしてまた、ルーキーCBウィザースプーンが要所で当たりの強いプレーを見せ、その気迫がフィールドを盛り上げました。

オフェンシブラインは先週に続きバックアップの選手が務めてますが、QBジーノに十分な時間を与えているところがエラい。

Kマイヤーも全部キック決めてくれたし、オフェンスもディフェンスもチーム全員が貢献して勝った試合です。勝利は本当に嬉しい。

ということで、来週はニューヨークでマンデーナイト、ジャイアンツとの対戦です。昨年初戦で負傷して以来戦列を離れていたSジャマール・アダムスが出場するという話を耳にしました。うわー楽しみ。レッツゴー❗❗❗

2023/09/20

【第2週】WRタイラー・ロケットがパイロンに飛び込んでOTを制す シーホークス@ライオンズ

 9月17日、シアトル・シーホークスはデトロイトでライオンズと対戦。延長戦までもつれこみましたが、37対31でかろうじて勝利を得ることができました。良かったです。

シーホークスは先発のオフェンシブタックル2名が怪我で欠場すると発表されていたので、うおー、ライオンズDEハッチンソンを止められるのか(汗)と心配でしたが、持ちこたえました。嬉しい。

代わりのタックルが頑張った。他の選手がパスプロテクションを手伝った。タイトエンド3人出てたプレーもあったし。オフェンシブコーディネーターが対策を講じてくれたんです。みんなが力を合わせた結果です。

また、ドラフト1巡全体5位で指名したCBウィザスプーン君もやっとこの試合でNFLデビュー。待ってました。

試合はまず両者ともタッチダウンでスタート。シーホークスがパントに終わった後、ライオンズはゴール前31ヤード4th and 4でフォースダウンの更新に挑戦。

先週のカンザスシティ・チーフス戦では自陣17ヤードでフォースダウンに挑んだライオンズHCキャンベルさんですから、このくらいは想定内。

しかし、ここでCBウィザースプーンがQBゴフのパスを叩き落とす!(上の動画)

このボールをシーホークスが敵陣27ヤードまで運ぶのですが、45ヤードフィールドゴールをKマイヤーがミス。およよ。

Kマイヤーくんは前半でもうひとつ、56ヤードフィールドゴールにも失敗し、一方ライオンズはフリーフリッカーを含め多彩な攻撃を披露。前半はシーホークス7対ライオンズ14で終了しました。ライオンズのOC行けてますね!って感じで画面には何度もアップで映されてました。

後半は最初のプレーでライオンズRBモンゴメリーがファンブルし、シーホークスがリカバー。これをタッチダウンに持ち込んでまず同点に。

ライオンズの進撃も続きます。次のドライブでは再度ゴール前11ヤードで4th and 3 をコンバートし、最後はRBモンゴメリーが持ち込んでタッチダウン。このチーム、パンターいります?って感じです。

第4クォーターではシーホークスCBブラウンがライオンズQBゴフからピック6を奪い、31対21と10点差までリードしたのですが、またたく間にライオンズが反撃し、試合時間残り3分で点差は3点。

これでシーホークスが時間をかけてボールをキープすれば勝ちの場面じゃあないですか。ところがどっこい。そんなにうまく試合が運ぶ訳がありません。

サードダウンを更新したと思ったら、パスをキャッチしたTEパーキンソンがオフェンシブパスインターフェアランスを取られ、3rd and 18に。次のプレーではスクランブルしたQBジーノが下がりに下がりまくって、マイナス17ヤードでこの試合初めてのサック。4th and 35を自陣3ヤードからパントしてライオンズにボールが渡ります。

残り1分44秒、50ヤードラインから攻撃を開始したライオンズは試合終了直前にフィールドゴールを決めて、31対31の同点で延長戦に突入しました。

バックアップQBロックくんがコイントスに勝ち、シーホークスの攻撃で延長戦がスタート。

先程自滅サックを演じたQBジーノ・スミスですが、この試合全体では精巧なパスをビシバシ決めていました。パス41回中32回成功(78%)、311ヤード。

ファーストダウンを3回取り、最後はWRタイラー・ロケットがパイソンに飛び込む決勝タッチダウンで試合終了となりました。

タイラー・ロケット❗❗頼りになる小さな巨人❗❗

試合後、HCキャロルさんが彼を評して「永遠にプレーしてほしい」って言ってましたが、本当にそう。うんうん(深く頷く)。

というわけで、通算成績は1勝1敗となりました。この1勝はでかい。2敗とイーブンは雲泥の差。勝ち星を重ねて行きましょう。次はホームでカロライナ・パンサーズとの対戦です。

レッツゴー❗❗

2023/09/15

TEカイル・ルドルフが語るQBトム・ブレイディの素顔

みなさんこんにちは。シーズンが開幕し気持ち踊る毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか。

第1週最後の試合、マンデーナイトではなんとQBアーロン・ロジャースが倒れ、時代の流れを感じるこの頃。ロジャースもブレイディもブリーズも、もういなくなってしまいました。

昨シーズンでやっと引退したQBトム・ブレイディのため、ニューイングランド・ペイトリオッツは初戦試合前に記念セレモニーを催しました。ブレイディ本人、オーナーのクラフトさん、WRエデルマンさんなんかが参加してたようです。よく知らんけども。

トム・ブレイディはペイトリオッツで20年、タンパベイ・バッカニアーズで3年と長いプロ生活を送りました。現役最後の昨年、バッカニアーズで一緒にプレーしたカイル・ルドルフさんの話を紹介します。

タイトエンド、カイル・ルドルフさんは33歳。ミネソタ・バイキングに10年在籍した後、ニューヨーク・ジャイアンツに1年、そして昨年はバッカニアーズに在籍。プロボウルにも選出された選手で、先日引退を発表しました。

「バッカニアーズに移籍したのは、最高のクォーターバックとスーパーボウルで勝つためだった。ブレイディが僕を誘ってくれたんだ。良い結果を期待していたけど、思ったようにはならなかった。殆どの試合は戦力外でベンチにも座れなかった。本当に残念だ。(昨年は9試合79スナップに出場)

だけどトム・ブレイディとの経験は素晴らしいものだった。まず最初に、人との接し方だ。バッカニアーズのオーナー対する態度と全く同じように練習施設の清掃員に接するんだ。午後6時半、みんな帰宅して、もう施設には一人か二人しか選手が残っていないような時に。

そしてチームメートへの接し方。トムの隣のロッカーは空いていて、そこを見ると、毎日ヘルメットやユニホーム、写真、フットボールでいっぱいになっている。彼にサインをもらおうと、皆がそこに入れておくんだ。ポストイットのメモが付いて、「ジミーにサインしてくれ。誕生日なんだ」なんて書いてある。

練習が終わると、トムはそこに座って全部にサインするんだ。ほどんど毎日。

誰だって時には嫌なヤツになるだろう。トムだって、そうならない方がおかしいんだ。でも彼は違った。フィールドの外でも大変な1年だったはずなのに。(昨年は離婚協議の真っ最中)

僕にとって、彼は最高のチームメートだった。タンパに行ったのは、彼と優勝するためだった。望んだようにはならなかったけど、シーズン中ずっと彼は僕の肩を抱いて励ましてくれた。フットボール選手としての僕を成長させてくれた。試合だけじゃない。それよりも水曜の、木曜の練習で。

33歳の元プロボウル選手が2軍チームで練習している。行き先はふたつだ。ふてくされてチームの重荷になるか、毎日精一杯努力して少しでも上達するか。

彼は僕に言ってくれた。「やろう。続けるんだ。僕がチャンスをやる。君にパスを出す」って。

僕が真剣に練習してることを彼は喜んでくれてたと思う。そして今思い返してみると、その練習がどれほど好きだったか。水曜、木曜、金曜が本当に大好きだった。

レギュラーシーズンの最終戦はアトランタだった。トムのプロ生活最後のレギュラーシーズン試合。最初のドライブで僕はフィールド上にいた。そして彼が僕にタッチダウンパスを放ったんだ。彼のレギュラーシーズン最後のタッチダウンだ。僕にとってもNFLで50個目のタッチダウン。そのボールは今、タンパの僕のオフィスに飾ってある。大事なボールだ。

僕が一番感銘するのは、彼の姿勢だ。フットボールの外では噂や否定的なことが彼の周りで渦を巻いている。だけど彼はそれを練習施設には絶対に持ち込まない。いつもポジティブだ。チームに入る前は、トムをこれ以上スゴいと思うことはないだろうと思っていたけど、それは違った」

カイル・ルドルフさんは9月4日に引退を表明し、今年はカレッジフットボールの解説者となります。ミネソタ・バイキングの選手として第3週のチャージャーズ戦で記念式典が行われる予定。長い間お疲れ様でした!

2023/09/12

【第1週】惨敗で初戦スタートの今シーズンの行方は? ラムズ@シーホークス

 2023年シーズンのNFLが開幕しました。パチパチパチ。第1週、シアトル・シーホークスはロサンゼルス・ラムズと対戦し、なんと30対13で完敗。黒星スタートとなりました。

今シーズンはチーム再建の時期と言われていたラムズ。ナンバーワンレシーバーのクーパー・カップも欠いていましたが、人の噂は当てになりません。有利と見られていたシーホークスは手も足も出ませんでした。

まあ、前半はよかった。タッチダウンもあり、フィールドゴールもあり、相手のフィールドゴールをブロックし、しかしその後39ヤードのフィールドゴールを失敗し、7対13でハーフタイムに突入。

後半に入るとオフェンスはシーンと沈黙。ファーストダウンを取れずに3 and Outを4回繰り返しました。後半の獲得ヤード数がまさかの2ヤード。2ヤードぉ?

行き場のない怒りを相手レシーバーにぶつけてしまったWRメトカーフはトーンティングのペナルティでマイナス15ヤード取られるという有様。いきなり人をどついちゃあかんよねぇ。

シーホークスとは対象的に、ラムズはすべての攻撃で得点を重ね、連続23点。後半だけで287ヤードを獲得。ラムズQBスタフォードがシーホークスディフェンスを切り刻みました。さすがはスーパーボウルで勝利したクォーターバック。やっとサードダウンに持ち込んでも、それを難なく更新される無力感と言ったらもう。

試合全体の獲得ヤード数はラムズ426ヤードに対しシーホークス180ヤード。ポゼッションの時間は39分23秒に対し20分27秒。パスラッシュは皆無。やられまくるディフェンス。

なんかこう、去年も見たような風景・・・。

期待のルーキー陣も目立つ働きはありませんでしたが、まあそれはいいんです。初戦だし。

一方でラムズには新星が登場。3年目のWRトゥトゥ・アトウェルが119ヤード、ドラフト5巡のWRプカ・ナクアが119ヤードと大活躍。アトウェルくんはルーキーの年にはキャッチなし、昨シーズンはレシーブ合計298ヤードと、ほとんど無名に近かったのに、いきなり1戦目で100ヤード超え。これはめちゃ嬉しい。5巡のレシーバーの活躍もイイなあ。

若い選手が活躍するとチームが盛り上がりますよねえ。ああ、シーホークスもそんな景色が見たい。早く。

ということで、来週はデトロイトでライオンズ戦です。怪我で退場した二人のオフェンシブラインマンは大丈夫なのでしょうか。開幕試合でカンザスシティ・チーフスを破り、意気が上がっているに違いないライオンズ。

震える声でレッツゴー・・・。

2023/09/03

ジェッツに移籍したアーロン・ロジャースがサイコーに幸せらしい件

みなさんこんにちは。いよいよ開幕が間近に迫りました。それぞれのチームの今シーズンはどうなのか、見どころたくさんで非常に楽しみです。

長年在籍したグリーベイ・パッカーズからニューヨーク・ジェッツに移籍したQBアーロン・ロジャースの今シーズンも興味津々。

ニューヨークに到着早々、マジソン・スクエア・ガーデンでNBAの試合を観戦したり、テイラー・スイフトのコンサートで踊ったりと、私生活を満喫している姿も報道されました。また、チームが頼んでもいないのに33億円(2年で)の給料削減を申し出たり、OTAからずっと練習に参加したりと、昨年までとは打って変わり、所属チームに全身全霊で入れ込んでいる様子。

先日は、「素晴らしい夢の中にいるようだ」と今の生活を語っていました。

「いい夢から覚めて、『ああ、またあの夢に中に戻りたい』って思うことがあるだろう?僕は今その夢の中にいるようだ。これが本当に現実なのか?イカしてるじゃないか。

練習が終わって感じる新鮮な空気、沈む夕日。チームメートと会い、交わす会話。うまくできたプレー。ドライブしている時に街を眺めて、ふと感じるんだ。自分は素敵な人生を送っていると。自分は今いるべき場所にいる。与えられたチャンスを嬉しく思う。

大きな声では言わないが、毎日思っている。チームメイトと一緒にくつろいでいる時なんかに、サイコーだなって」

ロジャーズの口からこんなポエムがついて出るとは。およよ。

まさかグリーンベイへの当てつけとは思いませんけども。地球上に幸せな人が増えるっていいじゃないですか、ねえ。

そんなアーロン・ロジャースはプレシーズン3戦目、ニューヨーク・ジャイアンツ戦にジェッツQBとして初登板。

元パッカーズのチームメート、WRランドル・コブ選手も今年ジェッツ加入。ロジャーズと二人揃ってのジェッツ初戦に張り切り過ぎちゃったのか、ブラインドサイトのタックルをかまし、反則を取られてしまいました。

「トレーニングキャンプで稼いだ給料、罰金に持ってかれるぞ。もう2014年じゃないんだよ」とロジャーズが苦笑すると、コブさんが「悪い悪い。うっかりしちゃったんだよ。しばらくタックルしてないからさ」なんて言ってます。

しかしヒットされた選手はたまったもんじゃありません。コンカッションで退場。後日、このプレーには約130万円の罰金が課されました。

この後、ジャイアンツLBワード選手がジェッツQBロジャースを押し、「何してんだ、気ぃつけろ」とロジャーズが怒鳴る場面もありました。「お前なんか知らねーよ」とお互いトラッシュトークが炸裂。

いいですねえ。火花の散らし合い結構好き。

LBワードさんは、WRコブにヒットされた選手をジェッツが笑ってたのでムカついたと話しました。

それを受けてロジャースは「そんなことはしてない。でっち上げだ。どうでもいい話だ」と反発。

「チームは注目されている。期待も大きい。足を引っ張りたいやつも多いだろうし、応援してくれる人も多い。プレッシャーもあるけど、楽しみだよ」

ジェッツの初戦はマンデーナイト、バッファロー・ビルズとの対戦です。-2.5 点でビルズが有利と見られていますが、好試合間違いなし。躍動する選手たちを早く見たいな!!

2023/08/27

ドラフト外からシーホークスに新星が🌟WRジェイク・ボボ

みなさんこんにちは。いかがお過ごしでしょうか。

プレシーズン3試合が終わり、いよいよ開幕間近となりました。まずは8月29日にロースター53人の発表が控えています。チームに残れるか残れないか、若手選手にとっては厳しい瀬戸際。そんな新人のひとり、シアトル・シーホークスのドラフト外契約ワイドレシーバー、ジェイク・ボボくんを紹介したいと思います。

プレシーズン3試合では7キャッチ、125ヤード、2タッチダウンを記録し、すでにファンの間で人気急上昇中。マサチューセッツ州出身の彼は、デューク大学で4年間プレーした後UCLAに転校し、昨シーズンは817ヤード7タッチダウンという成績でした。

コンバインにも招待されましたが身体能力テストはせず、プロデイに走った40ヤードダッシュの記録が4.99。レシーバーとしては致命的に「おっそ!」という評価で、ドラフト指名はなし。

走ったグラウンドが濡れていたせいなのかもしれません。しかし過去20年間のコンバインで、4.85より遅いレシーバーは皆無。今年に限っては、4.99以上の記録を出したオフェンシブラインマンが5人いるとのこと。

ストップウォッチで測った時には4.7台だったと本人は言っているようなのですが、まあお世辞にも速いとは言えません。

そんな評価を物ともせず、キャンプで何度もファインプレーをキメたボボくん。QBジーノの放つパスをダイビングキャッチ。LBワグナーが弾いたボールを持ち前の運動能力で捕球。

「彼には驚いてる。ミニキャンプやOTAの時には誰も彼のことを知らなかったんだが、今や彼のプレーをみんな期待している。連日良いプレーを見せてるよ。オープンになって、ボールをキャッチしている」

とQBジーノ・スミス。"More Bobo"というのがチームの合言葉みたいになってるそう。

また、ルーキーRBシャーボネーが走ったプレイでは、ボボくんのブロックをHCキャロルさんが絶賛。画面下の方でDBを引き付けている19番がボボくんです。

「僕にとっては、小さく見える一つ一つが大切なんだ。ランブロックやアサイメントを理解すること、他の選手がオープンになるためのルートを走ること。自分の成功のために必要なことだ」

と本人は話しています。

新人はスペシャルチームに起用されることも多く、彼の走力にスカウトが躊躇したのも仕方ありません。しかしシーホークスでは1巡指名WRスミス=ジグバ選手が手首故障のため、ボボくんがパントリターナーの練習もしているそうです。

「まあ見ててよ。スピードだけじゃない。方向転換、ペースの切り替え。ディフェンスの選手に僕が速いと思わせることが肝心なんだ」

身長193cm、体重93kgと大柄な体つき。試合後のヒーローインタビューでは、ニコニコした笑顔がかわいい好青年でした。開幕試合はWRメトカーフ、WRロケットに続く第3レシーバーかもしれません。今シーズンの大きな飛躍を期待したいです。

2023/05/01

㊗️2023年シーホークスドラフト指名選手こんにちは

今年のドラフトで、シアトル・シーホークスは合計10人の選手を獲得しました。希望に満ち溢れる2巡から7巡のルーキーはこの人たち。

2巡37位  OLB デリック・ホール オーバーン大学

補強必須のポジション、エッジラッシャーの指名です。チームの、ファンの、大きな期待をどーんと受け止めてくれるはず。まずは、指名直後の感激シーンをどうぞ。

ドラフトはこういうシーンが本当にいいです❤

コンバインの運動能力テスト総合評価は、今年のエッジラッシャーの中で4位。40ヤードダッシュと立ち幅跳びの記録は、過去20年のエッジラッシャーのトップ10パーセントに入るとか。

身長191センチメートル、体重116キロという立派な体格ですが、生まれた時は935グラムの未熟児でした。予定日より4ヶ月早い出産だったそうです。脳に出血があり、助かっても植物状態になるからと、医者は人工呼吸器を外すことを勧めましたが、母親は拒否。5ヶ月を病院で過ごして退院しました。幼少の頃は、頻繁に病院通いをし、重度の喘息だったということです。

その子がプロ選手になるなんてお母さんも感無量だったことでしょう。 人間てすごい。

オーバーン大学ではキャプテンを務め、昨年ミシシッピ州で洪水被害があった時には、フットボールで得た収入を寄付し、故郷を支援しました。ロッカールームで信頼される選手に違いない。

釣りと狩猟、トラックの改造も趣味。シニアボウルの会場には自慢のトラックで乗り付けました。

2巡52位 RB ザック・シャーボネー UCLA

毎年恒例ランニングバック指名は、このポジション3人目のシャーボネーくんを獲得。1巡では8位と12位でRBが指名されています。

「ここまで残っていたのは驚き。昨日2人(RBロビンソン、RBギブス)がすぐ指名されたからね。今日は最初からデリックとザックを取るつもりだった」とGMシュナイダーさん

過去2シーズンで、タックルを破った数が124。全体8位指名のRBビジャン・ロビンソンに続く記録です。力強い走りで、RB1ウォーカーに続くRB2を期待したい。RBダラスを含め、やっとチームのランニングバックが3人になりました。

4巡108位 G アンソニー・ブラッドフォード LSU

昨シーズンはライトガードで11試合、レフトタックルで1試合に出場。LSUが全米チャンピオンになった2019年はフレッシュマンで、その時先輩だっだのがシーホークスGルイス。ドラフト前にシーホークスを訪問した時に再会して、「一緒にプレイできるかも」なんて話をしたそうです。

4巡123位 DT キャメロン・ヤング ミシシッピ州立大学

「ドラフト前の接触で、シーホークスには行きたいと思っていた」と語るヤングくんは190cm、138kgのノーズタックル。「体を張って、スクリメージラインを圧倒するのが自分のプレー。ランを止めるし、パスラッシュもする」

5巡151位 DE マイク・モリス ミシガン大学

大学ではインサイドからパスラッシュまで、ディフェンシブラインの様々なポジションをこなしました。「チャンスを貰って本当に感謝している。この指名を無駄にはさせない。自分が持っている全てを出して頑張る。モンスターが来たと思ってくれ」とめっちゃ張り切ってます。

5巡154位 C オルセグン・オルワティミ ミシガン大学

両親がナイジェリアからの移民というオルーくんは、バージニア大学で3年プレーした後ミシガン大学に移籍。昨年は全米トップセンター賞、ディフェンス・オフェンスを含むトップラインマン賞を受賞し、ミシガン大学も最優秀オフェンシブライン賞に輝きました。うッ、眩しい・・。

6巡198位 S ジェリック・リードII ニューメキシコ大学

身長175cm、体重89kgと小柄な体格。「背の低い選手のために、やれることを証明したい。僕らだって、どんなサイズの選手とでも張り合える」と話すリードくん。セーフティ、ニッケル、スペシャルチームと、いろんなポジションをこなす予定。

元シーホークスのKJ・ライトさんと出身地が同じで、家族同士が仲良しだそうです。

7巡237位 RB ケニー・マッキントシュ ジョージア大学 

2年連続全米チャンピオンに輝いたジョージア大学で、昨シーズンは先発14試合でラン829ヤード、レシーブ504ヤード。

GMシュナイダーさんもカッコいいんだけど、RBコーチがめちゃ優しそう❤良いスタッフ揃ってるなと思います。

一日中待っているのに鳴らない電話。エージェントとフリーエージェントの相談をしていたところにシーホークスからの電話が飛び込みました。

「こんなに落ちるとは思っていなかった」と泣きながら語るケニーくん。これをモチベーションに世の中どーんと見返したって。

ドラフト指名の10選手の他、ドラフト外フリーエージェントとして28人と契約しました。その他にも何人か招待選手を加え、ルーキーミニキャンプは5月12−14日に行われます。

みんながんばれーーー❗❗

2023/04/28

シーホークス1巡指名はCBウィザースプーンと WRスミス=ジグバ

 今年のNFLドラフト1巡2つの指名権を持っていたシアトル・シーホークスは、全体5位でコーナーバック、全体20位でワイドレシーバーを指名しました。

5位はパスラッシャーが本命、ひょっとしてQBリチャードソンかという声もあったのですが、なんとコーナーバック。イリノイ大学デボン・ウィザースプーンくんです。

他のチームからジャンジャン電話がかかってきたそうですが、トレードダウンはせずに指名を選択。「絶対取りたい選手2人のうちの1人だった」とGMシュナイダーさんは語っています。

HCキャロルさんにいたっては、彼にぞっこん惚れ込んでいる様子。

「こんな選手に巡り合うことはめったに無い。同じ資質を持った選手で思い出すのがトロイ・ポラマルだ」

USC時代にコーチしたSポラマル選手は2003年にドラフト1巡でピッツバーグ・スティーラーズに入団。12年間活躍し殿堂入りを果たしました。

「トロイと一緒にプレーしたことがあれば、私の言っていることが理解してもらえると思う。試合を認識し、チャンスを見抜く力だ。彼はそこがすごかった。(ウィザースプーンは)近いものを持っている」

コンバインの面談では静かで謙虚だったというスプーンくんですが、シーホークスの練習施設に招待し、深く質問すると心を開いて話してくれました。

「どんな考え方をするのか知りたかったんだ。じっくり話をした後、彼は特別な選手だと確信した」とHCキャロルさん。

ドラフト前夜に夕食をテイクアウトしようと車で出かけたら、信号で停まった前の車がイリノイ州のナンバープレートだった。「まさか」と思い、ドライブスルーの列に並ぶと、そこでも前に止まった車が、さっきとは違うイリノイ州のナンバープレートで驚いた。

という話もHCキャロルさんが聞かせてくれました。

高校2年からフットボールを始め、バスケットボールと陸上競技でも活躍。伸びしろがまだまだありそうなスプーンくんです。期待しよう!

20位指名は、オハイオ州立大学ワイドレシーバー、ジャクソン・スミス=ジグバくん。

2021年シーズンはレシーブ1606ヤード。ローズボウルでは347ヤード、3タッチダウンという成績で、この時点でドラフト10位以内の選手と言われていました。

ところが、2022年シーズンはハムストリングスの故障で、出場したのがわずか3試合。それがシーホークスにとっては幸運だったのでしょうか。20位で今年ナンバーワンと評価されたレシーバーを獲得することができました。

3月に行われたオハイオ州立大学のプロデイにはシーホークス首脳陣が揃って参加。

「彼のワークアウトは素晴らしかった。無理をしないで準備させる。飛び抜けた才能がある選手だ」とシュナイダーさんが言えば、HCキャロルさんは「下半身が強く、方向転換が秀逸。ダッシュして止まる、出るがパワフル。ワークアウトでそれを見ることができた。会って話ができたのも良かった」と語っています

お兄さんがメジャーリーグ、ピッツバーグ・パイレーツの選手であることも紹介されました。

レシーバーって生意気そうな選手が多い中、このジャクソンくんはなんかソフトな感じ。それでいて自分の力と練習には自信があるという風なのが興味深いです。

タイラー・ロケット、DK・メトカーフにジャクソン・スミス=ジグバというシーホークスレシーバー陣、熱いじゃあないですか。いやもう期待するしかないっしょ。

1巡で2つ指名ってこんなに嬉しいものだとは知らなかったなぁ。

(続く)

2023/04/04

秒読みに入ったかもしれないアーロン・ロジャースの移籍はいつ

みなさんこんにちは。オフシーズンをいかがお過ごしでしょうか。なんと、もう4月。ドラフトまであと少しですね。

先日は、レイブンズQBラマー・ジャクソンが3月2日にトレード希望をチームに伝えていたとツイッターに投稿し、話題になっていました。まだまだ落ち着かないNFL界隈です。

そんな中、なかなか決定しないのがQBアーロン・ロジャースのニューヨーク・ジェッツへの移籍。チーム同士の話し合いが難航か。もうすぐ決まると言う噂もあり、ドラフト前には決着するはずという話も聞くのですが、これまでの流れを振り返ってみましょう。

1月8日

レギュラーシーズン最後の試合で、デトロイト・ライオンズに敗戦したグリーンベイ・パッカーズ。QBロジャーズはWRコブと肩を組んでランボーフィールドを後にしました。これがランボーで見るロジャース最後の姿か・・・と思うとしんみり。

通路でカメラマンの撮影をたしなめるロジャースにも同感でした。そっとしといてあげて。常日頃彼を憎らしく思っている人(自分)でさえ、そんな感じ。

試合後の記者会見では、今後の動向はゆっくり考えたいと話していました。

1月26日

ナサニエル・ハケットがジェッツのオフェンシブコーディネーターに就任。昨年はデンバー・ブロンコスのヘッドコーチでしたが、成績不振のためシーズン終了を待たずに解雇。その前はパッカーズで3年間オフェンシブコーディネーターをしていました。この間にQBロジャースは2年連続でリーグMVPに選出されています。

QBロジャースのハケット称賛は周知のことだったので、QB獲得のための第一歩ではと噂されました。

2月23日

「ロジャース、暗闇から帰還す」との大見出しがスポーツニュースに。「自分が今どこにいるのか、人生の立ち位置を知りたい」というQBロジャースは4泊5日を暗闇の中で過ごし、この日現実世界に戻りました。

オレゴン州の隠れ穴。半地下でクイーンサイズのベッドが一つ、バスルームと瞑想用のマットがあるそうです。

今後の動向についての表明は、この時点でまだなし。

3月7日

オーナー、GMダグラス、HCサラー、OCハケットを含むジェッツ使節団が、カリフォルニア州のQBロジャース自宅を訪ねたと報道されました。やはりジェッツはその気です。

パッカーズの了承は得ているのでしょうが、すごいですね。プライベートジェットに乗って、オーナー様御一行が参上って。

3月14日

ジェッツがWRアレン・ラザードと契約すると報道されました。パッカーズに5年在籍したフリーエージェントの選手です。

同日、「QBロジャーズはジェッツに獲得してほしい選手を提示。WRランドル・コブ、WRアレン・ラザード、TEメルセデス・ルイス、そしてWRオデル・ベッカムJR」という情報も流れました。

3月15日

ロジャースがパット・マカフィー・ショーに出演。ジェッツでプレーする意向を表明しました。

・暗闇に入った時には90パーセント引退するつもりだったが、出てきた時には現役続行の気持ちに変わっていた。

・パッカーズからは「ゆっくり決めてくれ、戻ってくるなら喜んで迎え入れる」と言われていたが、暗闇から出て携帯電話をWi-Fiにつないでみたら、自分抜きでチーム構成を進めている事が分かった。

「暗闇の後、パッカーズに戻ってくれと言われたら戻ったか?」と聞かれて、「いや、彼らが自分抜きでやろうとしているのは昨年から感じていた」とも語り、この辺は矛盾してるんですが、現在のフロントへの不満は明らか。自分をドラフト指名した、過去の首脳陣は良い人達だったと強調していました。(その中には現在シーホークスGMシュナイダーさんも)。

3月27日

例年のチーム合同会議に参加したパッカーズGMグーテクンストが、シーズン終了後に何度もロジャースに連絡したが返信がなかったと発言。「連絡がとれない時点で、GMとしての仕事をしなければならなかった」

以上のように色々動向はあるものの、トレードの正式決定はまだ発表されていません。当初はパッカーズがドラフト1巡指名権を要求したが、条件は緩和したという話も聞きます。

ジェッツ側としては、今シーズン後に引退する可能性もある選手に1巡は出せない。今年の成績と来年のロジャースの進退を考慮に入れた条件付き指名権になるかもしれません。

ややこしそうな交渉がこちらの記事に。

ジェッツの今シーズンプログラムは4月17日に始まります。実際の練習が始まるのが5月後半、ミニキャンプが6月中旬。ミニキャンプまでは出席義務はないので、過去何年かロジャーズの参加はミニキャンプからになっています。

しかしジェッツとしては早くトレードを決めて、シーズンの準備を始めたいところ。

4月27日がドラフトです。パッカーズはこの日の指名権が欲しいはず。5月1日までにはQBジョーダン・ラブの5年目オプションも決定しなければなりません。行使されれば約20億円保証。

一方で、6月1日より前にトレードの場合、パッカーズはロジャースのサラリーキャップ40.3億円を今シーズン負うことになります。6月1日以降にトレードの場合はキャップは分割され、今年15.8億円、来年24.5億円。

もしドラフトまでにトレードが決定しなければ、パッカーズにとってトレードを急ぐ必要はなくなります。浮いたキャップ分で選手を補強したほうが得策でしょう。

万が一、話がまとまらない場合、ずるずると7月下旬のトレーニングキャンプまでトレードが伸びる可能性もあり。しかし、ジェッツとしてはそれは避けたい。

また、ロジャーズは今年58.3億円が保証額。開幕試合までに在籍チームが支払うことになっていますが、ジェッツはこの何割かをパッカーズに支払ってほしいはず。その金額とドラフト指名権を考慮に入れると、もうこれは、どうしたらいいのか。両者とも悩ましいところです。

2008年、パッカーズQBブレット・ファーブのトレードの際は、パッカーズがジェッツの2009年ドラフト4巡(条件付き)指名権を得ました。プレー時間の条件を満たし、これが結局3巡に。ジェッツがプレイオフに出場していれば2巡、スーパーボウルに出場していれば1巡となるはずでした。

ファーブのトレードをまとめた元ジェッツGMによれば、今回のロジャーズには、2023年2巡と2024年条件付き2巡か3巡が適当ではないかと見ています。

両チームのファンのみなさん、早く決まるといいですね。そうじゃない私達は、まあゆっくりポップコーン食べながら待ちましょうか。

2023/03/26

シーホークスが指名するかもしれない2023年ドラフト候補 エッジ編

みなさんこんにちは。本日はディフェンス、パスラッシャーのドラフト候補を予習しておこうと思います。シアトル・シーホークスは今年5位指名権を持っています。このうち誰かを指名するに違いありません。ドキドキ。

ウィル・アンダーソン Jr. OLB アラバマ大学3年

1年生から先発で大活躍。1年時はサック7、QBプレッシャー65(2位)。2年生でサック17.5、プレッシャー82(1位)、3年生はサック10、プレッシャー60(1位)と数字は下がったものの2年連続でオールアメリカン選出されています。

爆発的な速さ。ブロックをかわすフットワーク。相手を追う執拗さ。ポジション的には小さめながら均整の取れた体格。ターミーネーターというニックネームも。

情報筋のコメント:「大学でサックできる選手はプロでもサックできる。今年のクォーターバックの誰よりも、プロで成功するだろう」

NFL公式サイトの評価は7.02。 

⬇評価の目安は一応こんなふうになっています。

8.0文句無しでパーフェクト
7.3-7.5何度もプロボウルに選ばれる選手
7.0-7.1プロボウル選手
6.7-6.91年目から先発
6.5−6.6有力選手かバストかの可能性あり

タイリー・ウィルソン DE テキサス工科大学4年

大型で腕が90cmと長いのが特徴。パワーもあります。昨シーズンは11月に足を骨折しシーズンエンドに。コンバインの体力測定はベンチプレスだけ参加しました。「27か28回できる」とインタビューでは言ってましたが、結果は23回。(それでもすごい)公式サイトの評価は6.77。

ジェイレン・カーター DT ジョージア大学3年

2021年、2022年と2年連続カレッジ全米チャンピオンに輝いたジョージア大学のスター選手。コンバイン中に逮捕令状が発布されてニュースになりました。1月の深夜に市街でカーレースに興じた無謀運転の罪です。競争していた車は電柱にぶつかり大破。運転していたジョージア大学スタッフと選手が死亡し、ドライバーの体内からは規定量2倍のアルコールが検出されました12ヶ月の執行猶予、10万円罰金、地域奉仕、運転講習の判決が出ています。

3月15日のプロディでは、コンバインのときよりも体重が増え、ドリルを途中で中止。肩で息をしていたとも報道されました。

当初はディフェンスのトップ選手と評していたモックドラフトもありましたが、指名順が落ちるのは免れない様子。公式サイトの評価は7.05。

ノーラン・スミス OLB ジョージア大学4年

昨年11月に大胸筋の手術をして大学はシーズンエンドとなりましたが、コンバインでは飛んだり跳ねたりしてました。40ダッシュがワイドレシーバーよりも速い!抜群の運動神経。

タフではあるけれどもエッジとしては体が細めなのが懸念されるようです。公式サイトの評価は6.33。(そのうち先発になるかも枠)

情報筋のコメント:「この体格で17試合できるのか心配だ。体重を増やしても今のスピードを保てるのかどうか」

ルーカス・バン・ネス DE アイオワ大学2年

チームメートからヘラクレスという呼ばれる体格と風貌。高校までアイスホッケーもしていました。好きな選手はJJ・ワットと語り、ワットさんのような正統派ヒーロー風雰囲気を醸し出しています。

公式サイトの評価は6.40。(2年内には先発選手枠)

んん?イーグルスが指名するのかな・・・。

マイルス・マーフィー DE クレムゾン大学3年

高校の先輩にブラウンズRBチャブ、レイブンズRBドレイク、ジャガーズTEイングラムがいるという、なんかすごい所の出身。地元でNFLについてのアドバイスをしてくれたそうです。

プロになってサックしたい選手はビルズQBアレン。大学時代は同じチームのQBローレンス(現ジャガーズ)に触ったことがなく、近づくだけでコーチに怒鳴られたと笑ってました。ジョージア州出身なので子供の頃からファルコンズファン。両親がシーズンチケットを持ってたそうです。

ハムストリングの調子が悪く、コンバインでのワークアウトはなし。クレムゾン大学のプロディでも運動はせず、個人のプロディを4月に行います。

公式サイトの評価は6.42。(2年内には先発選手枠)

丸くてかわいらしい表情。人が良さそうな感じ。

みなさん1巡で指名される可能性大です。シーホークスは・・・やっぱり・・アンダーソンくん狙ってるかなあ・・・カーディナルに先に指名されちゃうかなあ・・・。

2023/03/18

熱い血がたぎるRBジャマール・ウィリアムズのセインツでの活躍を期待したい件

みなさんこんにちは。フリーエージェント契約であちこちざわめくNFL界隈ですがいかがお過ごしでしょうか。

デトロイト・ライオンズのRBジャマール・ウィリアムズさんはニューオーリンズ・セインツと契約がまとまりました。3年で約12億円、8億円保証。

ライオンズファンはガッカリに違いない。ファンのハートをがっちり掴んだ人気者の移籍です。

実は私も好きな選手。出会いは昨シーズン最終試合。みなさん覚えているでしょうか。サンデーナイトにランボーフィールドで行われたライオンズ対グリーンベイ・パッカーズ戦。

同日午後の試合でシーホークスが勝ち、ライオンズのプレイオフ出場は消滅。パッカーズは勝てばプレイオフ、負ければシーホークスが代わりにプレイオフへという瀬戸際。

ライオンズにとっては、いわば消化試合。得るものは何もない。本気で戦って怪我なんかしたら次の契約に響くもん。そう考えてもおかしくない状況で、ライオンの群れが意地を見せました。寒さがなんだ。缶詰野郎の祝賀会なんか邪魔してやる。舐めんじゃねえ。

ほとんどの人がパッカーズ勝利を予測する中、劣勢と見られたライオンズが20対16で見事に最終戦を飾りました。

いやー、いい試合だった。第4クォーター、フィールドゴールで同点にすることもできたライオンズがフォースダウンを強行。RBウィリアムズが持ち込んで逆転に成功。試合時間残り1分、ゴール前でまたもやライオンズがフォースダウンに。QBロジャーズにボールを渡してなるものかと、ファーストダウンを取ったQBゴフのパスには全米がしびれました。(多分)

RBウィリアムズはこの試合2つのタッチダウンを決め、シーズン通算17TD。RBバリー・サンダースが持っていたフランチャイズ記録を更新しました。

それより話題になってたのが、試合後のヒーローインタビューです。

「ひいじいちゃんが死んじゃたんだ。この試合は彼に捧げる(涙)。じいちゃんのために勝つことができてよかった。(鼻をすする)92歳だった。じいちゃんがいたことに感謝している。彼のためにフットボールもできた。感謝しかない。思い出がこみ上げてくる。空から見てくれてると思う。喜んでるはずだ(感涙)」

ヒイがつくおじいさんいるってすごいな・・まあ90過ぎてるしね・・と眺めてたら、途中でウィリアムズさんが豹変するんです。(0:47)

「俺たちはデトロイト・ライオンズだ。バカにするな。テレビは見ないが、みんなパッカーズが勝つと言ってたのは知ってるぜ。バカにすんじゃねえ。この涙に騙されんなよ。顔の下は凶暴なんだ」

って変わり身はや!

そういえば選手紹介でナルトのハチマキなんかしてました。何て言ってるかさっぱり分からんけど。

この試合の前、QBロジャースのライオンズをけなす発言について感想を求められたインタビューでは

「テレビ見ないからね。そんなこと気にしない。フットボールをして、家に帰ったらポケモンのゲームしたいだけなんだ」

と答え、記者が「ポキモン?」と言うと発音を正してました。テレビは見ない。アニメしか見ないと語るアニメ好き。

時を遡れば、トレーニングキャンプで涙ながらにチームを鼓舞していたのもこの人。

「あきらめるな。疲れた時は去年を思い出せ。疲れたら、もうできないと思ったら、去年の記録を思い出すんだ。去年は俺たちじゃない。俺たちはできるんだ。心だ。俺は泣きそうだ。みんなが大事なんだ。全力を尽くせ。一緒にやるんだ!」

熱い。キャンプですよ。パッドを付けて練習した初日だったみたいです。こんな熱い人がいたら、燃えないわけにはいかない。ジャマールありがとう!最高のチームメイトに乾杯だ!

ライオンズは貴重な人材を失いました。でも今度はニューオーリンズでその魅力を発揮してくれることでしょう。RBアルビン・カマラとの2枚バック。暴行事件なんてくっだらないことやってないでアニメを見ろ!とカマラの背中を押してほしい。

セインツでの初会見ではポケモンの宣伝してましたけども・・・。

2023/03/15

ナンバーワン評価のブライス・ヤングとドラフトQB候補

みなさんこんにちは。オフシーズンをいかがお過ごしでしょうか。

コンバインもとっくに終わりましたが正直追えてないです(汗)。でもクォーターバックくらいはちょっと調べておこうかな。だってシーホークス首脳陣が言ってたんですよ。ドラフト5位指名なんてめったにないチャンスだからQBもアリだって。いやいやハハハまたそんな。しかしこればかりは開けてみなければ分かりません。

今年のドラフト、巷で高評価のクォーターバック陣はこちらの方々。

ブライス・ヤング アラバマ大学3年

小柄とは思っていたけど、ちっちゃ!中学生?

一緒に歩いているのがミシガン大学TE身長198cm。こっちがデカすぎなんすよねフツーの世界では。大学公式で6フィートと発表されていたヤングくんの身長は、コンバインの身体測定で5フィート10インチ(178cm)と判明しました。体重は204パウンド。もちろんこの日のために増量したはずなので、ベストはもっと軽いはず。

背が低いと言われた有力選手のコンバイン測定は下記の通り。

ブライス・ヤング2023178cm93kg
カイラー・マレー2019178cm94kg
ベイカー・メイフィールド2018184cm98kg
ラッセル・ウィルソン2012180cm93kg
ドリュー・ブリーズ2001183cm97kg

カイラ−君と数字は同じですが、見た感じはかなり細め。華奢な体型を危惧するGMもいるでしょうが、NFLアナリストの評価はダントツです。状況を判断し、プレイを予測する能力が秀逸。視野が広い。冷静。

「ずっとこんな体型だし、急に縮んだわけじゃない。十分やれると思う」と語るブライス・ヤングくんはインタビューでも落ち着いています。気負いがなく、自然で、信頼できる好青年。

大学1年の時は現ペイトリオッツQBマック・ジョーンズくんのバックアップを務め、2年目に先発となりハイズマン賞を受賞。イーグルスWRデボンタ・スミスくんと大学寮では同室で、お父さんは心理学の専門家。

身長が何だ。プロでの活躍をぜひ期待したい。ただ一つのリクエストはヒゲを剃ってほしいなぁ。ないほうがスッキリしてカワイイはず。過去のハイズマン受賞者が揃うCMでもチャーミングです。コンバインのワークアウトには参加せず、記者会見とチームとの個別面談をしていました。


C.J. ストラウド オハイオ州立大学3年

身長191cm、体重97kgの申し分のない体格。コンバインでは投球をガンガン決め周囲を唸らせました。パスの正確さに定評があり、動きもスムーズなポケットパサー。

「大学の試合でもっと走れるところを見せたかった。ちょっと後悔してる」と動けることもアピールするストラウドくん。「フィルムを見てくれたら、過去2年のカレッジで僕がベストのQBだと分かるはず」と自信をのぞかせます。

シカゴ・ベアーズが持っていた全体1位の指名権をカロライナ・パンサーズがトレードで獲得すると、1位指名の声が急上昇。その一方でパンサーズが1位からのトレードダウンも考慮中という話もあり、当日までいろいろ謎ですね・・・。

アンソニー・リチャードソン フロリダ大学2年

でかい。身長193cm、体重105kg。抜群の運動能力を持ち、足も速い。2003年以降コンバインの40ヤードダッシュはQB歴代4位の速さ。垂直跳びは新記録の103cm。

小さい頃からキャム・ニュートンが大好きで、高校2年生の時は自分をキャム・ジャクソンと呼んだそうです。ニュートンとラマー・ジャクソンが合体したボクってことで。

パンサーズも彼が気に入っているという噂があるので、ひょっとして全体1位はこの人か?!

とにかくでかい👇


ウィル・レビス ケンタッキー大学4年

「コンバインで僕の強肩をみんなに見せたかった」と語るレビス君は自分の腕を大砲と呼んでいます。「目標は誰よりも勝つこと。史上最高の選手になりたい。そう考えない選手はおかしい」とやる気満々。

自慢の強肩もさることながら、「黒くなったバナナなんか怖くない」とまるかじりするTikTokも話題になったこの人。ガールフレンドに勧められたからと、コーヒーにマヨネーズを入れて飲み、牛乳が恐怖で「悲鳴を上げて逃げ出す」という話も報道されました。ホンマかいな。

現在のところドラフト上位の指名権は

1.パンサーズ
2.テキサンズ
3.カーディナルズ
4.コルツ
5.シーホークス

となっています。パンサーズ、テキサンズ、コルツはクォーターバック指名間違いなし。誰がどの順番で指名されるのか。カーディナルズはトレードダウンするのか。シーホークスはディフェンスの選手を指名するのか。トレードダウンか、2巡か3巡でQB指名に行くのか。などなど、興味が付きません。

今年のドラフトは4月27日❗❗

2023/01/21

【ワイルドカード】プレイオフの壁は高く厚い シーホークス@49ers戦

スーパーワイルドカードウィークエンドと呼ばれるプレイオフ1週目、シアトル・シーホークスはサンフランシスコ・49ersと対戦し、見事に撃沈しました。得点は23対41。

前半を終わった時点では17対16と1点リード。やるやん!と期待は高まったのですが、後半バタバタとやられました。なにを夢見とるんじゃい!って殴られたような。まあしょうがない。

立ち上がり、シーホークスは2回連続で3 and Outになる中、ナイナーズはフィールドゴールとタッチダウンで10点を先取。QBパーディは落ち着き、各選手が20ヤードくらい平気で稼ぎます。やはり力不足か。と思っていると、シーホークスのオフェンスが反撃。

RBウォーカーがエンドゾーンに走り込んでタッチダウン。WRメトカーフへの50ヤードバスが通ってタッチダウン。

よっしゃあ!DK! DK!一気に追いつきました。

ナイナーズのフィールドゴールの後、前半残り9秒でボールを持ったQBジーノ・スミス。スクランブルで滑り込みをしたところナイナーズCBワードが突っ込みペナルティに。56ヤードフィールドゴールをKマイヤーズが決め、17対16でハーフタイムに突入。

後半は、まずナイナーズがタッチダウンであっさり逆転。一方シーホークスはレッドゾーンまで攻め込みますが、「無資格レシーバーがダウンフィールドに入った」という反則が。はああぁぁ?!と思うまもなくQBジーノのファンブル。

ここが試合の分かれ目でした。ナイナーズは後半3連続タッチダウン。第4クォーターではQBジーノのインターセプトも出て完敗です。

やはりディフェンスの力が及びませんでした。ランも止められなかったし、一度にヤードをガバッと取られるプレイが多かった。獲得ヤード数はシーホークス332ヤードに対しナイナーズ505ヤード。500ヤードって😱😱😱

オフェンスのターンオーバーも痛かったし、ミスをして勝てる試合ではありません。この日はWRメトカーフが力強いプレイを見せてたのが一番良かったです。体は大きく、足は速い。来年はより一層の活躍を期待したい。

ということで、シーホークスのシーズンは終了。今年も楽しかったです。ルーキーも育っているし、ドラフト指名権も多いので来年への夢が膨らみます。フリーエージェントとなるQBジーノ・スミスとの契約も気になりますが、QBドリュー・ロックだって案外やれるんじゃない?という気もします。

推しチームが敗退してもプレイオフは続く。どのチームがスーパーボウルへ進むのか。個人的には、ミネソタ戦で生まれ変わったようなプレイをしていたQBダニエル・ジョーンズ&ジャイアンツに注目してます。アップセットを期待❗❗

2023/01/13

【第18週】2度めのキック成功でプレイオフへGO ラムズ@シーホークス戦

1月8日、シアトル・シーホークスはレギュラーシーズン最終戦でロスアンゼルス・ラムズと対戦しました。プレイオフ出場の望みをつなぐこの試合は延長戦へもつれ込み、なんとか16対19で勝つことができました。

その後、サンデーナイトの試合でデトロイト・ライオンズがグリーンベイ・パッカーズを倒して勝利。おかげでシーホークスが滑り込みでプレイオフに出場できることになりました。ライオンズのみなさんありがとう!ガッツ溢れる、見ごたえのある試合でした。

この日は、長年シーホークスで活躍したLBボビー・ワグナーがラムズとしてシアトルに戻り、観客が大きな歓声と温かい拍手で迎えました。第1週のQBウィルソンの時とは大違い。

試合はQBジーノ・スミスのインターセプトでスタート。WRメトカーフに投げたところをCBラムジーに取られるという、なんか荒れそうな始まり。

このターンオーバーをフィールドゴールに抑え、シーホークスもフィールドゴールで応酬。RBウォーカーが走り、QBジーノが投げます。再びインターセプトかという場面もありましたが、ディフェンスの選手がドロップしてセーフ。ワイルドキャット・フォーメーションではジーノがフォルススタート。後日、「ラムジーにトラッシュトークしてたらぐらついた」とか言ってました。ディフェンスはパスラッシュが効果的でサック多発。前半はラムズ13対シーホークス6で折り返しました。

第3クォーターでWRロケットがこの試合唯一のタッチダウンに成功。どうですか、このパス。このキャッチ。

感心してたら、次の攻撃ではWRメトカーフへのパスをラムズCBラムジーにインターセプトされました。この試合2度目。しかしそれをパントに持ち込み3点差を追うシーホークス。

第4クォーター中盤では自陣21ヤードからパントの場面で、ラムズの選手がPディクソンに接触。これがペナルティとなってファーストダウンとなり、そこから一気に攻め込みました。

ゴール前22ヤードで4th and 1をコンバート。ゴール前2ヤードで1st and 10。ランを3回連続してゴールラインに届かず、結局フィールドゴールで同点に。

残り2分からのラムズの攻撃は3 and Outに抑え、56秒を残してシーホークスにボールが回ってきました。

QBジーノがスクランブルし、サイドラインを出たところで待ち構えていたCBラムジーに衝突。ラムジーが罰則15ヤードを取られるハプニングの後、残り3秒で決勝フィールドゴールのチャンス到来。しかし46ヤードキックはポールにぶつかり失敗。延長戦に突入です。

ああ、勝つって難しい。

コイントスではシーホークスが勝ち、もちろん攻撃を選びましたが、あっけなく3 and Out。やっぱりダメか、勝てる日じゃないのか、とうなだれていたらQBメイフィールドの大きなパスが飛び、アッと思ったらSディグスがインターセプト。

取ったボールをサイドラインのLBワグナーに見せてたけど、トーンティング取られなくて良かったです。試合後の記者会見では、「兄貴にほらよって見せてやったんだ、兄弟だから」って言ってました。自分のキャリアの中で一番好きなインターセプトになったそうです。

このボールを2度めのフィールドゴールに持ち込んで、今度はキック大成功。最後に勝利をもぎ取りました。今シーズンは通算9勝8敗。QBウィルソンとLBワグナーが去り、シーズン前の低評価とは裏腹に、ルーキーが大活躍。それ以上にみんなを驚かせたのがQBジーノ・スミスです。

レギュラーシーズンが終わった試合後のインタビューで「やばい、泣きそう」って涙をこらえていました。

ジーノ・スミスのパス4282ヤードはシーホークスの歴代新記録。ルーキーRBウォーカーはラン1050ヤード。WRロケットは4年連続でレシーブ1000ヤード超え。WRメトカーフも1000ヤードを超えました。全部は書けないですが、チーム全員よく頑張ってくれました。なむなむ。

ということで、プレイオフはサンフランシスコ・49ersと今年3度めの対戦となります。当日のサンタクララは大雨、強風になるとか。グシャグシャでドロドロもいいじゃないの。レッツゴー❗❗


2023/01/08

【第17週】ルーメン・フィールドへ行ってきました ジェッツ対シーホークス戦 

2023年1月1日、シアトル・シーホークスのホーム、ルーメン・フィールドで行われたニューヨーク・ジェッツ戦は、6対23でシーホークスが危なげなく勝ちました。最終戦でラムズに勝ち、ライオンズがパッカーズに勝てばプレイオフに進めるという状況です。

この試合は現地観戦できたので、感想文書いてみました。

ゲームデイは朝から盛り上がる

試合開始が1時なので、11時に到着するつもりで出発。会場に近づくにつれ、シーホークスのジャージ姿の人がどんどん増えてきます。緑と青と白の人の波。DKもシャーマンもリンチもいます。んもー嬉しい。期待に胸が弾みます。

前日20ドルだった公共駐車場は試合のため70ドルに跳ね上がってたので、なんとか35ドルを見つけて駐車。あっちこっちの駐車場ではもちろんテイルゲートパーティ開催中。アウトドア用のヒーター燃やして、バーベキューして盛り上がってます。いやー、いいねえ。

会場近くのレストランやカフェも試合前のファンでいっぱい。会場からは大音響の音楽が響き、みんなを迎えています。レッツゴー!

着いたら試合前のウォームアップ中。あ、ピートだ、シュナイダーさんだ!ナマの選手だー!

会場の演出で盛り上がる

この日はワシントン州出身の俳優レイン・ウィルソンが12番の旗を揚げ、歓声が上がりました。人気テレビドラマ「オフィス」に出演した俳優さん。

テレビ中継だとあまり出番がないチアリーダーさんですが、現場では試合前やタイムアウトの際にフィールドに登場して大活躍。まさに試合の華。シーホークスには男性のチアもいて楽しそうに踊ってました。

得点を入れるたびに上がる花火にもどよめきが。

タイムアウトの時は巨大スクリーンに注目。「ダンス行くよ~!」とダンスしてる観客を、「キッズ行くよ~!」と手を振る子どもたちを映し出します。キスカムに映し出されたカップルは大喜びでキスし、高校生の男子2人はとまどい、おじさん2人が大爆笑するのも楽しい。会場みんなで盛大なお祭りを楽しんでる一体感があります。

ジェッツの攻撃の時は、例によって「ブーー!!!」と騒音出しに参加。シーホークスがファーストダウンを取れば、場内アナウンスが「アナザー・・・」観客が「ファーストダウン!」と言う掛け声をかけるのも楽しい。

マスコットのブリッツくんは大きな大砲を押して現れ、プレゼントをたくさん詰めて観客席に向けて発射したり

CBマイケル・ジャクソンがインターセプトに成功したら、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」が流れたりという演出も。

観客全員が楽しめるエンタテイメントショーとして、本当によくできてて飽きさせません。

後ろの席には「ジーノ、来年は35ミリオン!」と叫んでるおじさんがいて、パスインコンプリートだと「31ミリオン!」に変わってました。隣にはジェッツ時代のジーノ・スミスジャージを着た親子連れ、前の女性はアイフォーンで執拗にHCキャロルを撮影していて微笑ましかったです。「お、仲間じゃん」と思いました笑。

試合はシーホークスが圧勝

最初のプレイでRBウォーカーの60ヤードランが出て、すぐタッチダウン。Sディグスのインターセプトがあり、試合はもらったムードで最後まで。

ボールを上げてる笑。「あんなことしないように厳しく言ってるんだけど、(ボールセキュリティのため)ま、しょうがないね、ははは」ってHCキャロルが翌日ラジオで言ってました。ディグスは、ディオン・サンダースの動画を見たらやってたので、やりたくなっちゃったらしいです。

この試合でシーホークスはパス29回(148ヤード)、ラン38回(198ヤード)を試みています。一方ジェッツはパス46回にラン17回。シーホークスのランディフェンスを知っているなら、もっと走ったらよかったのに。こちらとしてはラッキーでした。

WRメトカーフのキャッチが見たかったけど、この日はレシーブ1回3ヤード。ジェッツCBガーデナーに抑えられていたということなんでしょう。

WRロケットは指の手術にもかかわらず、2週欠場してこの試合から復帰。でもLBブルックスがACLを痛めて離脱となりました。

最後の週はぜひ勝利を収め、プレイオフ出場は天に任せよう。良いシーズンだったと思います。いっぱい楽しませてもらいました。

最後に、不調でユニホームも着せてもらえなくなったジェッツQBザック・ウィルソンを励ますジーノを貼っときます。

みんないろいろ大変だけど今年も頑張ろうね❗❗❗