2017/05/02

レイダースでもビーストモードを見せてくれ マーショ-ン・リンチ

さて、かねてから噂のあったマーショーン・リンチさんのオークランド・レイダース入りですが、NFLドラフト前に実現しました。

まずは、リンチさんとレイダースが契約に合意。2年で基本9億円、インセンティブを含めると16.5億円にもなり得るという内容です。

その後、シアトル・シーホークスとレイダースがトレードで合意。シーホークスが2018年ドラフト5巡指名権を得、レイダースがマーショーン・リンチと2018年ドラフト6巡指名権を得るというトレードでした。

レイダースは2020年よりラスベガス・レイダースとなってしまうので、その前にプレイしたい。自分が生まれ育った街のチームに貢献したい。という気持ちには同感。加えて、レイダースはスーパーボウルを狙えるチームになってきたし、そのチームでやってみたいという気持ちにも納得。

ということで、レイダースとなったマーショーン・リンチさん。初日の様子が、なんともうれしそうでした。


ねえ。ヘルメットかぶってぬがないもの~。

マーショーン・リンチさんは、2007年ドラフト1巡目でバッファロー・ビルズに入団。2010年にシーホークスへトレード移籍。2011年からの成績をざっくり書いてみると

2011年 1204ヤード
2012年 1590ヤード
2013年 1257ヤード
2014年 1306ヤード

となっています。2015年は怪我のため、出場できたのは7試合。獲得ヤード数は417。シーホークスの、お世辞にも褒められないオフェンシブラインの隙間を縫って、毎年1000ヤード以上も記録するって、只者ではありませんよね。

オフェンシブラインについては、これまでにもチームの弱点だと言われてきました。Pro Football Focusによると、2011年~2014年のシーホークスオフェンシブラインの評価は、32チーム中29位、20位、27位、19位となっています。昨シーズン2016年にいたっては、なんとドンケツの32位。ガーン・・。

対して、レイダースのオフェンシブラインは高評価を受けています。昨シーズンは4位。がっちり守ってくれるラインマンが揃っていれば、ビーストモードだって走り易いに違いない。

ブルドーザーが突き進むように、タックルなどものともしないあの走りが、また見れるのかと思うと、胸が躍ります。プレシーズンにはシーホークス戦が予定されているので、ぜひ出場して会場を盛り上げてほしい。

マーション・リンチさん、今年のオフには、シーホークスで同僚だったクリフ・アブリルさんのチャリティーに参加し、ハイチを訪れていました。孤児院を慰問したり、学校を建設したり、子どもたちと遊んだり。

学校建設予定地では、自らツルハシを持ってエンヤコラ。


トレードが決まった直後のシアトルタイムス日曜版には、全面広告を掲載してシーホークスオーナーのポール・アレンさん、ファンの人たちに感謝していました。


もう31歳とか、1年のブランクは厳しいとか、もう以前のような走りはできないだろうとか、否定的な声も聞かれますが、そんな世間話を一蹴する活躍を見せてほしいぞ!

マーショーンのユニホーム、シルバー&ブラックがカッコいいだろ・・・。

4 件のコメント:

  1. マーショーン・リンチが引退したときお疲れさまっていうより何だかもやもやしたものを感じていたので、レイダースでの復帰楽しみですね!
    NFLはビジネスだから・・・とクールに振る舞うんじゃなくて、いつも自分の気持ちに正直なマーショーン・リンチ、かっこいいなぁ。
    エディ・レイシーもがんばって欲しいけど、ホントはシーズン中も早く復帰してくれないかなって待ってたのに、パッカーズRBどうするのかな?
    でも、ガンガンディフェンスに当たりながら進んでいく二人の新天地での活躍に期待しています。

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    1. こんにちは~。みんなもやもやしていましたね、あの時は。チームもファンも。復帰してどうなるか、不安だってあるでしょうが、思い切りやってほしいです。ユニホーム似合いそう。
      パッカーズ、ほんとどうするんでしょうね。ひとごとだけど。

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  2. fant頑張れ2017/05/03 8:01

    はじめまして初コメです。凄く面白い記事が満載で、しかもシーホークスのファンだなんて最高すぎです。いつも楽しく読ませてもらってます。BeastQuakeでシーホークスファンになった私はリンチは特別な存在です。NFL見てて笑ってしまう選手や出来事は多いですが、リンチの場合はプレーでも笑ってしまう凄まじさがありました。また見れると思うとワクワクします。

    OLコーチのトム・ケーブルは、SEAのRun Firstの方針もあってか、Runブロッキングの優れた選手を見る目はあるのですが、パスプロは二の次どころか見ないフリしてるとしか思えません。SEAに来る前からなんで、もうケーブルがいる限りウィルソンの第三の目に期待するしかないです。パスプロの能力の高い選手を補強するよりも、昨年出なかったランを出すことで、ウィルソンへのプレッシャーを減らそうと考えているんじゃないかと思います。
    それにしてもPCとJSはドラフトとUDFAで大当たり連発させているのにOLだけは見る目がないなぁ… まぁ他のチームのこと思うと贅沢なんかもしれんけど。
    そんなこんなで、今年のドラフトは次世代の黄金期を担う選手(POCIC含め)を指名したと信じて活躍を祈ってます。

    Go Hawks!!

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    1. く、詳しいっすね・・。汗出ました。
      ケーブルさん、そうなんですか。知らなかったです。ほんと、いつか鉄壁のOラインの後ろで投げるラッセル・ウィルソンを見たいです。うう。
      ポーシックさん、私も期待しています!ファントさんも。
      いいお名前ですね~。よろしくお願いします。

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