2024/05/02

シアトル・シーホークス2024年ドラフト指名選手の紹介

NFLファンの皆さんこんにちは。ご無沙汰しております。お元気でしょうか。

シアトル・シーホークスはHCピート・キャロルさんが退任し、というか解雇されて久しくなります。新任のHCマイク・マクドナルドさんにはもちろん熱い期待を寄せているのですが、「あー、やっぱピート好きだったなぁ、いなくて寂しいなぁ・・・」という今日この頃です。

しかしドラフトも終わりました。よっしゃ、張り切って新しい選手の勉強してみるか。という本日の投稿です。

今年のドラフトでシーホークスが指名したのは計8人。

1巡16位 DT バイロン・マーフィⅡ テキサス大学

クォーターバックを始めオフェンス側の選手が続々と指名されていた今回のドラフトで、2番めに指名されたディフェンスの選手です。(1番目は15位インディアナポリス・コルツが指名したDEラトゥ選手)

テキサス州出身ですが、小さい頃はシーホークスファンだったとか。

「リージョン・オブ・ブームの時代だね。ラッセル・ウィルソン、キャム・チェンセラー、マーション・リンチ、マイケル・ベネットがいた時だ」

だって。うう、なんかめちゃ年を取った気分。私にとって、その時代はまさに昨日みたいに感じられます。そうか、シーホークスの全盛期はもうすでに10年以上前。それを見てた子どもがドラフトされるんだなぁ。DEベネットさんのプレーを観察していたとマーフィ君は語っていました。

ポジションはディエンシブタックルですが、マーフィ君はタッチダウンの記録も残しています。上の動画はワシントン大学戦で、そしてこちらはワイオミング大学戦で。機敏で素早いってことなんでしょう。

中学まではランニングバックとラインバッカーを務めていました。ファッションが大好きで、特に大事にしているのがシューズ。エアジョーダンを30足持ってるそうです。(持ちすぎ!)

3巡81位 G クリスチャン・ヘインズ コネチカット大学

今年の2巡指名権はなし。DLレナード・ウィリアムズのトレードでNY・ジャイアンズに渡したためです。「長かった待ち時間はウィリアムズの事をずっと考えてた」とGMシュナイダーさん。

70位に入るとオフェンシブラインマンが次々と指名され、81位になる前にヘインズ君が取られてしまうかも、と「ちょっとパニックになった」とも話していました。

大学では4年間先発、キャプテンを2年間務めました。連続49試合出場と、健康で頑健な体を持ち合わせています。

「シーホークスを見ながら育ってきた。ジーノも大ファンだ。彼がウエスト・バージニア大学の時はよく見てた」

料理が好きで、将来の希望はレストランを開くこと。また映画ベイブが好きで「豚をペットにしたい」そうです。

4巡118位 LB タイリス・ナイト テキサス大学エルパソ校

ボビー・ワグナーもジョーダン・ブルックスも移籍してしまったシーホークスのラインバッカー陣はどうなるのでしょうか。その助っ人がこの人に違いない。

「プレーを読む力がある。誰よりも早く動いてボールを察知する」とHCマクドナルドさんの評しています。ボルチモア・レイブンズのDCになる前はラインバッカーコーチを3年努めた方ですから信じましょう。

ナイト君はドラフト前にシーホークス施設を訪問する機会があり、「その時にいい感触を持った」と話しています。

4巡121位 TE AJ・バーナー ミシガン大学

昨シーズンはミシガン大学で大学チャンピオンに輝いたバーナー君。カレッジの最優秀タイトエンドに贈られるジョン・マッキー賞の候補にもなりました。最初の3年間はインディアナ大学に在籍し、そこで一緒だったQBマイケル・ペニックス(ワシントン大学からアトランタ・ファルコンズ)とは今でも親交があるそうです。

5巡136位 CB ニアマイア・プリッチェット オーバーン大学

オーバーン大学には5年在籍し、最後の3年間はずっと先発で出場。4年で大学卒業単位は取ったので、あと1年でもう一つ卒業単位を揃えたそうです。コンバインでは40ヤードダッシュが4.36秒。全選手のベスト10に入るタイムでした。

6巡179位 T サタオラ・ラウメア ユタ大学

大学ではライトガードを2年、ライトタックルを2年務めました。10人兄弟の8番目だそうです。

6巡192位 CB D.J・ジェームス オーバーン大学

オーバーン大学から2人目のコーナーバックを指名。オレゴン大学に3年在籍したあと、オーバーン大学で2年。「ニッケルでもアウトサイドコーナーでも、やれと言われればスペシャルチームだってできる」と話しています。

6巡207位 T マイケル・ジェレル フィンドレー大学

フィンドレーというディビジョンⅡの学校からオフェンシブラインマンを指名。「ちょっと驚いたね。訪問した時は良い感触だったけど、どうなるか見当がつかなかった」というジェレルくん。

高校でフットボールをしたのはⅠ年で、大学からの勧誘あまりなかったそうです。大学在籍中に他の学校から移籍の誘いもありましたが、最初に受け入れてくれたフィンドレーを離れるつもりはなかったとのこと。「小さな大学からでもNFL選手になれることを証明したい」と話しています。

以上です。

みなさんご感想いかがでしょうか。シーホークスのドラフト風物詩だったランニングバックの指名がない!やっぱりあれはピート・キャロルさんの意向だったんですねえ。今年はGMシュナイダーさんの思い通りに指名できたのでしょうか。

オフェンスのラインマンいっぱい取ったのはいいけど、ラインバッカーとかちょっと心配かもなあ。どうするんだろうねえ・・・なんて思っています。

それではみなさん、シーズンを楽しみに待ちましょうね❗❗❗

2024/01/21

勝利に涙のライオンズファン😭プレーオフチケットをもらうの巻

 NFLファンのみなさんこんにちは。いかががおすごしでしょうか。プレーオフの試合が楽しみな半面、チームが毎週ひとつずつ消えてゆくのがちょっと寂しい時期ですね。

さて、先週のワイルドカード戦ではデトロイト・ライオンズが、QBマシュー・スタッフォードを擁するロサンゼルス・ラムズを24対23で撃破。1991年以来、32年ぶりのプレーオフ勝利が大きく報道されました。

思い余って涙を流すファンをカメラがキャッチ。

泣いていたのは、アーロン・ウィカリアスさんという35歳。この人がプレーオフ2戦目のチケットを持っていないと聞いたデトロイトの会社が、タンパベイ・バッカニアーズ戦のチケットをプレゼントしてくれました。ライオンズのスポンサーにもなっている法律事務所です。

亡くなった父親がライオンズの大ファンだったというアーロンさん。

「父は1999年から2001年までシーズンチケットを持っていた。大ファンだったんだ。2枚チケットがあって、ひとつが僕専用だった。ずっとライオンズが好きで、99年のチケットで僕を驚かせてくれたんだ。当時はシルバードームでね。シルバードームの最後の試合でカウボーイズに勝ったんだよ。いい思い出だ」

鉄骨組立工だったお父さんは、フォード・フィールドの建設にも携わりました。しかしアーロンさんが14歳の時、トラック事故で父親が急死。遺体はライオンズのユニホームを着せて葬られました。

父の影響でライオンズファンになり、また、自分も鉄骨組立工になりました。お父さんと一緒に応援していたライオンズの念願の勝利ですから、そりゃあ熱い涙もこぼれるでしょう。

お父さんが大好きだったというライオンズのRBバリー・サンダースのサイン入りボールももらって、アーロンさんはまたも涙ぐんでいました。

よかったね❗❗

2024/01/11

【第18週】ギリギリ勝ったもののプレーオフ出場ならず シーホークス@カーディナルス戦

 2023年NFLレギュラーシーズン最終日、シアトル・シーホークスはアリゾナ州ステートファーム・スタジアムでカーディナルと対戦し、21対20で勝つことができました。

同じ時間帯に行われたシカゴ・ベアーズ対グリーンベイ・パッカーズ戦ではパッカーズが勝利し、NFC7位のプレーオフ出場権を獲得。ベアーズが勝っていれば、シーホークスがプレーオフ行きだったのですが、シーズン中に勝つべき試合をいくつか落としていたので、まあ妥当な結果でしょう。

シーホークスにとっては何かと因縁のあるスタジアムなので、ちょっと心配だったのですが、無事に試合が終わってよかったです。

2015年スーパーボウルでペイトリオッツに負けたのもこのスタジアムなら、2017年にCBリチャード・シャーマンがアキレス腱を切ったのもここ。同じ試合でSキャム・チャンセラーが首を負傷し、これが引退の引き金となりました。また、2018年にはSアール・トーマスが足を骨折し、ベンチに中指を立てて去るという場面もありました。

シーホークスカーディナルス
獲得ヤード327466
パスヤード189260
ランヤード138206
ターンオーバー00
ファーストダウン1824
サードダウン更新率6/125/13
ポゼッション23:5736:03

この試合も、まあよく走られましたねぇ。カーディナルスRBコナーが150ヤードを記録。今シーズンのシーホークスランディフェンスは1試合平均138.4ヤードを許し、リーグ32チーム中31位でした。(ちなみに32位がカーディナルズ、30位ブロンコス)

ランディフェンスは昨年もひどくて30位でした。今年も改善できないまま課題として残りました。

試合前半は両チームともフィールドゴール2回ずつ、シーホークスがTEディスリーのタッチダウンを加えて、13対6とシーホークスのリードでハーフタイムに。

「まあ、こんなもんかな」と思っていると、第3クォーターではカーディナルスRBコナーが34ヤード、29ヤードの欄を連発し、あっさり同点に。

第4クォーターでは、カーディナルスがゴール前8ヤードから4th and 3に挑戦し、タッチダウン。あっという間に13対20と逆転です。

プレーオフは逃すとしても、最終戦は勝って終わってほしい。

しかし、オフェンスは3 and Outであえなく撤退。カーディナルスは時間を稼ぎつつ、しぶとく攻めてゴール前24ヤードまで到達。試合時間残り3分で、2ポゼッション差になるかの瀬戸際、カーディナルズの43ヤードフィールドゴールが大きく外れました。

ここでボールを握ったQBジーノがパスを決め、4つ目のプレーでWRロケットがタッチダウン。

19対20にした後、2ポイントコンバージョンを選択し、再びWRロケットがキャッチして21対20。

試合時間1分54秒を残して、カーディナルスの攻撃開始。じりじりとシーホークス陣30ヤードまで攻め込んだのですが、最後は51ヤードのフィールドゴールが失敗し、シーホークスの勝利が決まりました。

今シーズンは通算成績9勝8敗。

もっと勝てるチームになるはずだったのに、なれなかったです。残念な成績でしたが、いい場面もいっぱいあったし、毎試合楽しませてもらいました。選手のみなさん、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。ちょっとゆっくりしてください。

試合後、HCキャロルさんは「全然疲れてない。まだまだやれる」と言ってたのですが、1月10日にヘッドコーチ職を退任することが発表されました。

表向きは「双方同意のもと」ですが、実際は解雇。アドバイザーとしてチームに残るそうですが、そんなことやりたいんかな?どっかにコーチ職があったら、コーチをやりたいんじゃないすか?

一人の人間を育てる姿勢で選手と向き合ってるところとか、カルチャーを作り上げるリーダーシップとか、考え方とか、めちゃ尊敬している方なので、ピート・キャロルさんについてはまた改めて書きたいです。

退任のニュースを受け、SNSでは選手、元選手が続々とコーチに感謝のメッセージを送っていました。みなさんの真摯な気持ちが伝わってきて涙。本当に沢山の人に影響を与えた人なんだと思います。

ピート・キャロルさんのチームを応援することができて、ファンも本当に楽しかったです❗❗❗

うえーん😭😭😭😭😭

2024/01/02

【第17週】そこまで見えていたプレーオフがまた遠くに スティーラーズ@シーホークス戦

シーホークスファンのみなさんこんにちは。シーズン最後に2連勝しプレーオフ出場を決めるはずだったシアトル・シーホークスですが、ピッツバーグ・スティーラーズに負けてしまいました。12月31日、ホームでの最終戦で30対23と敗北。涙。

残念というよりは、「本気でやる気あるんすか?」と文句をつけたいような試合でした。だってさ、この絶対負けられない一戦で、なぜそんなにタックルをミスするんでしょうか。気迫が足りないんじゃねーの。

スティーラーズシーホークス
獲得ヤード468369
パスヤード266281
ランヤード20288
ターンオーバー01
ファーストダウン2517
サードダウン更新率6/133/9
ポゼッション37:3322:27

ランで200ヤード以上を許しました。ずっと課題のランディフェンスを改善することができません。スティーラーズRBナジー・ハリスは今シーズン最高の122ヤードを記録。シーホークスのディフェンスを引きずりながらタッチダウンを2つ決めました。

試合は、第1クォーター終盤にまずティーラーズRBワレンが持ち込んで先制点。シーホークスもRBウォーカーのランで同点に。

スティラーズのフィールドゴールのあと、シーホークスはWRスミス=エンジグバへのタッチダウンで逆転し10対14に。しかし次のドライブではスティーラーズRBハリスがタッチダウン。17対14で前半を終えました。

後半では、シーホークスがフィールドゴールで同点にしたあと、スティーラーズRBハリスをオフェンス陣が押し込んで追加点。

これには本当にガッカリしました。突っ立って見てないで、LBボビー・ワグナー助けるやつはいないのか。

CBウィザースプーンのこんなプレーがディフェンスにカツを入れてくれるかと期待しましたが、全くそんなこともなく、後半もダラダラとやられまくりました。RBハリスのスティフアームでブッ飛ばされたCBウーレンも悲しかったです😭

第4クォーター中盤残り7分で、7点を追うシーホークスの攻撃となりましたが、最初のプレーでQBジーノがサックされてファンブルロスト。点差を縮めるはずが、逆にスティーラーズがフィールドゴールのチャンスを得て、10点差に広げました。

試合時間残り4分半から始まったシーホークスの攻撃は、ゴール前5ヤードまで攻め込みましたが、最後はフィールドゴールで3点。2ミニッツウォーニングの直前にオンサイドキック。スティーラーズがリカバーし、そのまま試合終了となりました。

NFLの試合に勝つって本当に難しい。

スティーラーズHCトムリンさんは、これで17年連続勝ち越しシーズン決定と報道されていました。すごいですね。

8勝8敗となったシーホークスは、アリゾナでカーディナルスと最終戦です。これに勝ち、グリーンベイ・パッカーズがシカゴ・ベアーズに負ければプレーオフ出場が決定。

カーディナルスとの対戦は、いつもなんかよく分からない奇妙な試合運びになる記憶があるので、どうなることやら。これがシーズン最後の試合になるかもしれないので、みなさん思う存分楽しみましょうぞ。レッツゴー❗❗

2023/12/27

【第16週】今度はQBジーノが逆転のウイニングドライブ シーホークス@タイタンズ戦

 12月24日、ナッシュビルで行われたシアトル・シーホークス対テネシー・タイタンズ戦はシーホークスが20対17で勝利することができました。良かったです。

試合前にはシーホークスがやや有利と見られていましたが、全くそんなことはなく、「いやあ、これ負けちゃうのかな」という展開でした。しかし第4クォーター、最後のドライブで逆転タッチダウンに成功。

先週のQBロックに続き、今回はQBジーノ・スミスが勝利を呼び込みました。

シーホークスタイタンズ
獲得ヤード273287
パスヤード215125
ランヤード58162
ターンオーバー00
ファーストダウン2123
サードダウン更新率7/136/12
ポゼッション26:0933:51

試合はまず両チームで合計4回のパントが続き、タイタンズはRBヘンリーがパスを放って先制点。

その後シーホークス、タイタンズ共にフィールドゴールを決めて3対10で前半を終えました。

シーホークスのオフェンスはリズムがつかめず、ディフェンスはタイタンズRBヘンリー、RBスピアースにかなり走られていました。

後半はシーホークスの攻撃で始まり、ゴール前9ヤードまで攻め込みますがエンドゾーンまではたどり着くことができず、フィールドゴールで3点を返すのがやっと。

そして、次のドライブでようやくこの試合初めてのタッチダウン。12対10と逆転します。

明らかにタッチタウンなのに審判の判定はアウトオブバウンズ。はあああ?!と思ってたらHCキャロルさんが赤旗チャレンジして、やっとタッチダウンが認められました。

タイムアウトは減らないけど、この試合2回目のチャレンジなので、もうチャレンジはできないとの実況に憤慨しちゃいました。赤旗1回無駄にしたやんけ。審判ちゃんと見てくれッ。

(調べてみると、2回のチャレンジが成功だったら3回までチャレンジ可能らしい。この日はすでに第1クォーターでWRボボのキャッチにチャレンジ失敗してました)

タイタンズも負けずに反撃し、RBヘンリーが持ち込んで13対17とひっくり返します。残り時間は3分21秒。

なんか先週も見たような点数。見たようなシチュエーション。でも今週はQBジーノ。

サードダウンでWRロケットへパス、3 and 14はスミス=エンジグバが更新。

最後はゴール前5ヤードからTEパーキンソンにパスを通してタッチダウン。再度逆転して20対17。試合後にQBジーノもHCキャロルさんも言ってましたが、キャンプの時からずっと練習していたプレイコールだったそうです。

試合時間残り57秒からのタイタンズの攻撃はディフェンスが封じて試合終了。最後のプレー、CBウーレンのヒットはHCキャロルさんが褒めてました。最近の試合ではベンチ入りさせられていたので好プレーはチームとしても嬉しい。

ランディフェンスは苦しみましたが、この試合ではサック6回を記録。また、今週は奥さんの出産で練習を離れていたSラブも赤ちゃんが22日に生まれ、なんとか試合には間に合いました。睡眠不足だったようですが、頑張ってくれました。

ということで、残すところあと2試合。スティーラーズとカーディナルズに勝って、ぜひプレイオフへの切符を手に入れてほしいです。またギリギリの試合になりそうですが、レッツゴー❗❗❗

2023/12/21

【第15週】QBドリュー・ロックのタッチダウンがシーズンを救った イーグルス@シーホークス戦

シーホークスファンのみなさんこんにちは。マンデーナイトの興奮は冷めましたでしょうか。勝った!勝った!勝ちました!最後のタッチダウンが劇的に決まったぁー!バンザーイ!

負傷の先発QBジーノに代わって2試合続けて登板したQBドリュー・ロックが最後に92ヤードを攻め込み、WRスミス=エンジグバが決勝点を決めました。結果はフィラデルフィア・イーグルス17対シアトル・シーホークス20。

イーグルスシーホークス
獲得ヤード321297
ターンオーバー20
ファーストダウン2316
サードダウン更新率9/166/14
ポゼッション32:5827:02

試合はまずイーグルスがタッチダウンで先制点。どちらもフィールドゴールで点を加え10対3でイーグルスがリードしハーフタイムに。

後半ではシーホークスRBウォーカーが久しぶりのタッチダウン。イーグルスも1ヤードラインからお得意のムリヤリおしくらまんじゅう発動で17対10。シーホークスがフィールドゴールで4点差に迫ったのが、第4クォーター残り10分でした。

次のドライブでは、シーホークスSラブがQBハーツのパスをエンドゾーンでインターセプト。しかしシーホークスの攻撃は虚しく3 and Outに終わります。ディフェンスがイーグルスの攻撃を50ヤード付近でパントに持ち込み、シーホークスQBロックの手にボールが渡ったのが試合時間残り1分52秒。

この日のシーホークスオフェンスはランを中心に攻撃を進め、可もなく不可もないという感じだったQBロックが、ここで怒涛の2ミニッツドライブ

3rd and 10のピンチ2回を乗り越え、WRメトカーフのスーパーキャッチ2回を経て、最後はWRスミス=エンジグバへのタッチダウンでついに逆転。

すごい。こんなに嬉しいことはない。

この後イーグルスの攻撃になりましたが、Sラブがこの試合2つ目のインターセプトを決めて、シーホークスの勝利が決定。通算成績を7勝7敗にしてプレイオフに希望をつなぎました。

ヒーローインタビューではQBロックの声が震えていました。

今の気持ちを言葉に表せない。今年2試合目に出場する自分をみんなが助けてくれた。オフェンスだけじゃない、ディフェンスも、コーチも、チームのみんなが。これまで長かった。いつでも試合に出れるように準備はしていた。でも、ベンチで試合を見ながら「自分にもまだできるのか?」と疑うこともあった。先週試合に出て、「僕にもまだできる」と分かったんだ。

あのプレイコールは一生忘れない。ジャックス(JSN)が1対1になったら投げることを決めていたんだ。そのとおりになった。最高の気分だ。全てのことに感謝している。

というようなことを言っていました。試合後の記者会見では、この2週間、練習やフィルム室でQBジーノが励ましてくれたこと、最後のドライブの直前にはジーノが「お前がフィールドで一番の選手だ。勝利に導くんだ。やってこい」と背中を押してくれたことにも感謝の言葉を述べていました。

ふたりとも控えの選手だった期間が長かったし、先発で成績を残せずに、メディアやファンに叩かれた過去もあります。

ジーノは昨シーズンの開幕ブロンコス戦が忘れられない試合になったと思うし、ドリュー・ロックもこれが忘れられない試合になるでしょう。

彼らの輝いた瞬間を目撃することができて、私達も感無量。いやー、スポーツって本当にいいですね❗❗❗

最後のドライブは、オフェンシブラインもよく持ちこたえました。クリーンなポケットでQBを助けたし、DKも難しい球をよく取った。

QBロックが低い球投げちゃって、「ごめん、悪い」ってDKに謝ったら、「あやまんなくていいんだよ、投げてりゃいいんだ」と言われて「そうか、そうだな」と笑ったという話をドリュー・ロックが披露してて、それもいいなあと思いました。

もうしばらくこの試合の余韻に浸って、次戦はタイタンズ戦です。プレイオフ目指して頑張って欲しい。レッツゴー❗❗❗

2023/12/13

【第14週】ナイナーズに5連敗 最後はDKが退場に シーホークス@49ers戦

12月10日、サンタクララで行われたシアトル・シーホークス対サンフランシスコ・49ers戦は、16対28でシーホークスが負けました。ナイナーズとの対戦成績は今年2敗、昨年から続けると5連敗です。悲しい。

ラムズ、ナイナーズ、カウボーイズ、ナイナーズと負け続け、通算成績6勝7敗。ピート・キャロルさんがシーホークスのヘッドコーチとなってから4連敗は初めてということです。

シーホークス49ers
獲得ヤード324527
ターンオーバー22
ファーストダウン1719
サードダウン更新率2/116/11
ポゼッション30:4529:15

527ヤードってすごくないすか。それよりすごいのが、1プレー平均9.9ヤードを許しているという事実。ビッグプレーを何度も許したゆるゆるディフェンスが情けない。

まず最初のプレーがナイナーズRBマキャフリーの75ヤードラン。えーーー?!と思う間もなくエンドゾーンに持ち込まれ、試合開始1分未満で先制点。象徴的でした。

シーホークスはQBジーノ・スミスが怪我のため欠場。代わってQBドリュー・ロックが登板しました。最初のドライブは快調にWRメトカーフのタッチダウンで同点に。

ナイナーズQBパーディのインターセプトもありましたが、それを点に結びつけることはできず、WRディーボ・サミュエルに54ヤードのタッチダウンを決められるなどして、10対14でハーフタイムに突入。

4点差だからまあいいか、って感じだったのですが。

後半はナイナーズWRアイユークに45ヤードをもぎ取られ、TEキトルにも44ヤードを献上してナイナーズはタッチダウンが2回。シーホークスは、タッチダウンもありましたが、インターセプトが2回。

最後のインターセプトの際には乱闘状態に。

ボールを取られたWRメトカーフがナイナーズLBワーナーを抱えて地面へ落とす。立ち上がろうとするメトカーフの頭をワーナーが後ろから突き飛ばす。メトカーフがワーナーのヘルメットに掴みかかる。で、HCキャロルさんも出て来てました。

シーホークスWRメトカーフ、ナイナーズCBレノアーが退場となりました。

ナイナーズは前日のミーテイングでDK・メトカーフを焚きつけることを話し合ったと報道されています。冷静さを失った過去のDKのフィルムをHCシャナハンがスクリーンに映し出し、「14番を怒らせよう。怒らせたやつにはクリスマスプレゼントを」と語ったとか。

DK、まんまと相手の思うつぼにはまってしまったか。

DKが怒ったりしても私は全然構わないんですけどね。15ヤードのペナルティは困るけど。でも、どのチームもここを弱点の一つとして狙ってくるに違いないので、まあ彼も考えるんじゃないでしょうか。

しかし、グダグダディフェンスはずーっと続いていますね。去年もこんなこと言ってたような気がするなあ。

ということで、次はマンデーナイトのフィラデルフィア・イーグルス戦です。イーグルスも2連敗中なので、両者とも負けられない状況。今のところオッズはイーグルスの−4なので、ひょっとして勝てるかも?

ナイナーズ戦を途中で離脱したCBウィザースプーンくんは復帰できる見込みと聞いています。プレイオフはまだ狙える位置にいるのでレッツゴー❗❗❗