さて、NFLはコンバインが始まりました。ドラフト候補生が体力測定をしたり、各チームと面接の機会を持ったりしているわけですが、さっそく生意気くんが大きな口を叩いていましたよ。その名はオクラホマ大学クォーターバック、ベイカー・メイフィールドくん。
今年のドラフト1位指名権を持つクリーブランド・ブラウンズが興味を示しているとも報道されていますが、その件について質問されると
「最初に言っとく。(僕を指名するなら)彼らは勝者を得ることになる。チームを上向きにできる人がいるとすれば、それは僕だ。僕なら正しい方向へ導くことができる。昨シーズンは惜しかった。あと少しだった。メンツは揃っている。あと一人が必要だったんだ。違いを生み出せるクォーターバックが」
とコメント。「僕はどんな投球でもできる」「今回のドラフトの中で、最もパスの精度が高いQBだ。ダントツで」とも語っていました。そおーなんだ。さっすがアメリカ人ですね。みなぎる自信がまぶしすぎるぞ、おい。
2位指名権を握るニューヨーク・ジャイアンツも、イーライ・マニングの跡を継ぐ、未来のクォーターバックを指名するかもしれません。それについて聞かれると
「どのチームに行ったとしても、バックアップで収まるつもりはない。そんなことはしてこなかったし、これからもしない。前の人は押しのける。実力のある者が勝つんだ」
と、やる気満々。こんなルーキーが入ってきたら、イーライだって焦りを感じて、練習によりいっそう熱が入るのではないでしょうか。イーライ、ガンバ!
ベイカー・メイフィールドくんは今年、ハインズマン賞を受賞しています。6フィート1インチと小柄、スクランブルからビッグプレイを生み出すことが多いので、シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんと比べられることもしばしば。また、プレイ以外のことでジョニー・マンジールさんとも並べて批評されることも。
いちいち目立つことをして、その度ニュースになっていた彼。まずはサイドラインで自分の股座をつかみ、対戦相手をFがつく言葉で罵ったカンザス大学戦。
何をそんなにイキリ立っているのでありましょうか。カレッジの試合で。自分にカメラの焦点が合うのを重々承知した上での、この挑発的な態度。目立ちたがり屋なんだな・・・。
また他の試合では、試合後に相手のホームグラウンド中央にオハイオ州立大の旗を突き刺して、相手チームとファンのヒンシュクを買ったりもしていました。
さらに昨年は路上で泥酔し、警察官の尋問から逃げようとしてタックルされるという事件も。まあ、大学生なんだからハメを外して大酒を食らうこともあるでしょう。しかし、ビデオを見たら分かるけど、警察官が数人いる場で「逃げる」って。アルコールで判断力が緩んでいたのかもしれないけど、逃げるヤツ・・・。
「ニュース等から僕のイメージが作られているかもしれない。しかし僕は正直だ。自分を隠したりしない。ありのままを見てほしい。いつも残酷なほど正直なんだ。それが嫌いだという人もいるだろう。だってそれは稀なことだからね」
各チーム幹部との面会でも、自分自身をそのままぶつけると語るメイフィールドくん。「僕は生意気なんじゃない。自信があるだけなんだ」とも堂々と公言しておりました。
ブレット・ファーブが好きだそうですが、他のインタビューでは歌手ジャスティン・ティンバーレイクの大ファンだとも語っていました。ブレット・ファーブとジャスティンと、会えるとしたらどっちに会いたい?と聞かれ、答えはジャスティン。バックアップダンサーとして踊りたい――そんなQBです。
どこのチームに行くのか、NFLで活躍できるのか、またいろいろと話題を振りまいてくれるのか、と今後もいろいろ楽しみです。大学のプレイオフで負けた時は涙ぐんでたし、怒ったり調子に乗ったり、いろいろ感情の起伏が激しい人なんだと思うよね・・・。
2017 Heisman Trophy Winner, Baker Mayfield🏆🏈 pic.twitter.com/8SjNmez5kf— College Town™ (@CollegeT0wn) February 15, 2018
0 件のコメント:
コメントを投稿