子どもの頃はエルウェイの大ファンだったというキーナムさん、ブロンコスのジャージを手に取って感慨深げ・・・。
That "dream come true" moment. pic.twitter.com/szNtXiNn8a— Denver Broncos (@Broncos) March 17, 2018
ボンがあんなこと言ってて、気まずくない?という質問をされると「いや、全然。ボンちゃんが真っ先に連絡くれたよ」とのこと。
「自分のチームを良くしたいという選手に拍手だ。チームを良くするためにどんなことでもする選手がチームメイトになるのは嬉しい。そんなロッカールームに入って、リーダーとして認めてもらう準備は万端だ」
フリーエージェントQBが何人かいた今年のオフシーズンですが、ブロンコスは最初からキーナム獲得を決めていた様子です。そしてその決断に大きく影響を及ぼしていたというゲイリー・キュービアックさん。
キュービアックさんを覚えていますか?私は大好きでしたよ。2015-2016年にブロンコスのヘッドコーチでしが、健康上の理由から辞任。現在はブロンコスでアドバイザーをする、エルウェイさんの右腕です。
高校卒業時、大学からの奨学金オファーは1校だけだったというケイス・キーナムさんは、2012年にドラフト外でヒューストン・テキサンズに入団。ヘッドコーチがキュービアックさん、そして現在ブロンコスヘッドコーチのバンス・ジョゼフさんがディフェンシブバックコーチをしていました。
1年目を練習生で過ごした後、2年目にはバックアップQBに昇格。先発QBの故障によりNFLデビューを果たしましたが、0勝8敗の成績に終わりました。その後ラムズ、再びテキサンズ、バイキングスと、チームを転々としながら先発とバックアップを経験してきました。
「ゲイリーがケイスを知ってたからね、それが一番の要因だ。ゲイリーが彼を人間としてどう見ていたか、ロッカールームで何をしてくれるか。ロッカールームはいつだって改善していかなければ。見たとおり、ケイスを成熟さを持ち込んでくれるだろう。大きな収穫だ」
とエルウェイさんは語っています。
さて、生まれも育ちもテキサス州のキーナムさんが、コロラド州で最後に試合をしたのは大学生の時。その時のことを今でも鮮明に覚えています。
試合終了前、3点差を追っての最後のパス。キーナムさんがエンドゾーンに向けて放ったパスをインターセプトしたセイフティの名前はクリント・キュービアック。
「フィールドゴールでも良かったんだ。だけど僕が欲張って、タッチダウンパスで勝とうとした。そこに彼が飛び込んだ。今は同じチームになってホッとしてる」
とキーナムさんが語るクリント・キュービアックさんは、もちろんゲイリー・キュービアックさんの長男で、現在はブロンコスのオフェンシブアシスタント兼クォーターバックコーチ。この時のインターセプションの写真は、キーナムさんの携帯に思い出として残されているそう。
そんな話を聞くと、何か縁があってブロンコスに来たような気がします。契約は2年36億円(25億円確定)。しかし、来月のドラフトで5位指名権を持っているブロンコスは、クォーターバックを指名する可能性もあります。GMエルウェイさんは既にはベイカー・メイフィールドとジョシュ・ローゼンのプロデイを視察、またサム・ダーノルドとメイフィールドをデンバーに呼んで面接する予定もあります。
「このリーグに長年いれば、どんなことでも起こりうる。チームがドラフト指名権をトレードアップして全体1位権を取ったとき、僕は先発QBだったし」
とキーナムさん。そうでした。2016年、ラムズが1位でジャレッド・ゴフを指名したんでしたよね・・・。
とまあ、本当に何が起こるか分からないNFLですが、笑顔が優しそうで好感度抜群のケイス・キーナムさん、ブロンコスで頑張ってほしいです。ミネソタ・バイキングスに行ったQBトレバー・シミアンさんも応援してるよ!カーク・カズンズから先発の座を奪い取ってもいいんだよ!あと、すぐ泣いちゃうパクストン・リンチくんも応援してるよ!フランチャイズQBになって見せろー!
契約後のすごくハッピーなキーナム夫妻。幼少時のケイスくん、かわいいね!ツイッターのアイコンでいつも会えるね!
#BroncosCountry I can honestly say I’ve been preparing my whole life for this!!! Couldn’t be more excited to be a Denver Bronco!! LETS GO!!! pic.twitter.com/JpoiynTkOU— Case Keenum (@casekeenum7) March 15, 2018
さて2012年ドラフト組QBといえば、アンドリュー・ラック(1位)、ロバート・グリフィンⅢ(2位)、ライアン・タネヒル(8位)、ブロック・オズワイラー(2巡)、ラッセル・ウィルソン(3巡)、ニック・フォールズ(3巡)、カーク・カズンズ(4巡)、そしてケイス・キーナム(ドラフト外)。
うーん、いろんなことがありますね・・・。
0 件のコメント:
コメントを投稿