2018/06/05

ブランドン・マーシャルがシーホークスにやって来た

ニューヨーク・ジャイアンツからリリースされ、フリーエージェントとなっていたワイドレシーバー、ブランドン・マーシャルさんが今年はシアトル・シーホークスのユニホームを着ることになりました。

びっくらこいた!5月初めにシーホークスを訪問したとは報道されていましたが、まさか本当にやって来るとは。シーホークスのレシーバーって、小柄で機敏な選手が多いイメージなので。

正式発表に先駆け、マーシャルさん本人がインスタに喜びの投稿をしていました。シアトル訪問の際に、空港で買ったシャツだそうです。面会が良い感じだったので、「買っとくか!」と、靴下と一緒に購入したと記者会見で言っていました。

さっそく役に立ってよかったね!


昨年は5週目の試合で左足首を骨折、戦線離脱となりました。ニューヨーク・ジェッツ在籍中の2015年にも足の指を痛めており手術が必要でした。リハビリに数か月かかるので、引退後に治療する予定でしたが、ちょうどいい(?)機会なので両方の手術を受け、11月からずっとリハビリに専念して来ました。やっと最近痛みなしで走れるようになり、2週間前から本格的にトレーニング開始しました。これからしっかり体を作り、改善できる点を克服していきたいとのこと。

今回の再就職はかなり厳しかった、と笑っていました。34歳という年齢、スタッツは下降、それに故障が加わり、リーグでは「もう終わった人」と認識されてることは百も承知。再びプレイするチャンスに恵まれたことを幸せに思っている、謙虚な気持ちで受け止めていると語っていました。

デズ・ブライアントをはじめ(かつての)スター選手たちがフリーエージェントでなかなか契約できない現状を見ていると、NFLって超シビア。ビジネスだから当たり前なんでしょうが、使い捨て感が半端ない。アスリートって、ほんと一時の花みたいなもんですね。

さて、ブランドン・マーシャルさんは2006年にデンバー・ブロンコスに指名されてNFL入り。それからマイアミ・ドルフィンズ、シカゴ・ベアーズ、NY・ジェッツ、NY・ジャイアンツと移籍を重ねてきました。最初の頃は突然怒りを爆発させたり、警察沙汰もあったりと、問題児扱いされてきたようです。プライベートでは家族ともコミュニケーションを遮断し、うつ状態が続いたり。

2011年に境界性バーソナリティ障害(BPD)の診断を受けたことを公表し、以後、精神障害患者さんと家族への支援と啓蒙活動を行っています。3ヶ月精神科病院に通い、自分でもこの病気について学び、脳スキャンの分析やセラピーを行ったことで、これまでの苦しみがずっと改善しました。もちろん症状は人によって違うけれど、快方への希望があることを知ってほしい。精神障害についてまわる負のイメージを変えて行くことが生涯の仕事だと、講演活動もしています。

私はブランドン・マーシャルさんの行動に問題があった頃を全く知らず、いろんな番組で解説者がQBジェイ・カトラーやQBライアン・フィッツパトリックを批判する度に、笑いながらも執拗に、本気で擁護するところを見て、いい人やな~って思っていました。自分のQBを心から愛するWRっていいじゃないですか。

特にジェイ・カトラーさんとはデンバー・ブロンコス時代から特別仲良しだったようです。というか、マーシャルがからみ、カトラーが「うっせーよ」とかわしながら二人の愛を確認するような。(ってどんなw)

ベアーズでまた一緒になると決まった時は嬉しくてカトラーに電話をしたけど留守。テキストを2万回も送ったのに返事はなし。どうしたんだ、オレをもう愛してないのか、このトレードで夢を見たのは間違いだったのかと焦ったら、カトラーさんはメキシコでバケーション中だったという話も。

ベアーズ移籍後の記者会見。「最高だ。またカトラーと一緒にやれるなんて。ワオ・・」と極まっている表情はココで見れます。こんなに愛されて、もう、どうするんやカトラーさんよ?ってかんじ。

ということで、シーホークスでもQBラッセル・ウィルソンさんと仲良くやってくれるのではないでしょうか。開幕時にロースターに残っている保証はない、という声もありますが、CBリチャード・シャーマンに競り勝ち、QBウィルソンからのパスをキャッチ→タッチダウンするWRブランドン・マーシャルというのも見てみたい気がします。Let's go!

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