フットボールファンのみなさん、こんにちは。いかがお過ごしでしょうか。
NFLは開幕間近となりましたが、全米カレッジフットボールは有力校が集まるBig 10とPac-12が秋季シーズンの中止を決定しました。ジム・ハーボーHCのミシガン、QBラッセル・ウィルソンの母校ウィスコンシン、オレゴン、スタンフォード、オハイオ州立大などが所属するカンファレンスです。
一応、来春に延期の予定ですが、先はどうなるか不透明。そうですよね。数ヶ月後の状況を予測することが一体誰にできるのか。
カレッジの偉い人達だって、ひょっとして9月には感染症が収まってるかも〜なんて淡い期待にしがみついて、決定がこんなに遅くなったのに違いない。
シーズン開催を危ぶまれ、中止・延期の憶測が飛び交っていた先週末、カレッジの選手が #WeWantToPlay というハッシュタグで、意思表明をしていました。その先頭に立っていたのが、クレムゾン大学のクォーターバック、トレバー・ローレンスくん。
I don’t know about y’all, but we want to play.
— Trevor Lawrence (@Trevorlawrencee) August 8, 2020
大学の選手は、当たり前ですが自分の意見を何でも公表できる訳ではなくて、クレムゾン大学では、秋季練習開始と同時にソーシャルメディアからのサインオフが慣例でした。それを押しての発言。
「試合ができる状況を一緒に作ろう。みんなが愛するゲームだ。争いや議論ではなく。前に進む道はある」
「中止となった場合でも、選手のリスクは変わらない。選手は地元に戻り、そこではソーシャルディスタンスを守ることが難しい。もし感染したら、医療費は家族の負担になる」
「自分と、自分の将来を考えて、良いとは言えない環境に戻る選手もいる。多くの選手にとって、フットボールは安全な避難場所なんだ。日常生活で感染する確率は、フットボールをするよりも高いだろう」
「シーズン開催となれば、選手は安全と予防に細心の注意を払うことになる。シーズンとチームメートへの責任があるからだ。シーズンがなければ、すでに見ているとおりだ。ソーシャルディスタンスもマスクもしない、予防もおざなりになるだろう」
フットボールがしたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。「試合ができるなら、マイク・タイソンのパンチをくらってもいい」なんてツイートをしたチームメイトも😂(ガキ・・・。でもかわいい)
今年ドラフト1位でシンシナティ・ベンガルズに入団したQBジョー・バローくんは、
「現在のカレッジ選手の心境を察します。彼らの声が、決定権を持った人に届きますように。もしこれが1年前に起こっていたら、僕は今、就職活動をしているかもしれない」
と語っていました。本当ですね。シーズン前は無名に近かった選手が、大活躍して一躍全米にその名が知れ渡ることだってある話ではないですか。プロ入りを視野に入れ今年が勝負と思っていた選手もたくさんいたはず。その無念たるや。
この状況ですから、何が正解とは言えません。シーズン開催を決めたコンファレンスの成功を願うのみ。
現時点では、クレムゾン大学が所属するACCは開幕する意向で、9月12日が初戦となっています。
トレバー・ローレンスくんが、今回自分の意見をしっかりと伝えたことは、偉いなあ、大変意義のあることだと思いました。これぞリーダーシップ。今年は応援してみようかな。
てかさーアメリカ人マスクしろよなマスクしない自由を奪うなとかイキがってんじゃねーよバカにもほどがあんだろまったくよーふざけんなーと、ニュースを見てドヤつく毎日です。ふっ。
She really looks like Trevor Lawrence 😂
— Bleacher Report (@BleacherReport) November 7, 2019
(bellamartinaaaa/tiktok) pic.twitter.com/vFsGyJ6nXg
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