2018/01/03

ロッカーをかたずけて噂が飛びまわるシーホークス界隈

シアトル・シーホークスの今シーズンは終了しました。選手はロッカーをかたずけて、お互いにサイン入りジャージを交換などしてオフに突入。もう同じメンバーが集まることはありません。



来年に向けてオフがスタート!ということで、選手・コーチ陣とも移動の噂がいろいろ沸きあがっているので、ちょっと整理してみます。

1.ピート・キャロルHC引退?
最終戦を前にして、そんな噂が出ていましたが、ご本人が「引退を考えるほど私は年取っていませんよ」と否定。ということで来年も続行ですね。

2.GMジョン・シュナイダーさんがパッカーズへ?
グリーンベイ・パッカーズGMトンプソン氏が別の役職への移動を発表。パッカーズGMの椅子が空きました。ひょっとしてシュナイダーさんがパッカーズへ戻るのでは?

現在のシーホークス中心選手を集めた敏腕ジェネラルマネージャーで、ピート・キャロルHCともいいコンビです。もともとウィスコンシン州出身。シアトルに来る前はパッカーズで運営ディレクターを務めていました。大学時代に当時のパッカーズGMに手紙を書き、スカウトにしてくれと頼み込んでインターンシップを始めたのがNFLへの出発点でした。

シーホークスとの契約は2021年まで。他チームへ移籍する許可は契約書にないと報道されてはいます。キャロルHCも現在のところ、「彼はここに残るはずだ。確信している」との答えです。

シュナイダーさんはシアトルでもっと腕を見せてほしい。素晴らしいロースターを作り上げてくださいよ。信頼できる、有能なGMです。

3.オフェンシブコーディネーターのベベルさんは解雇?
今シーズン苦しんだシーホークスのオフェンス。責任者ははやりコーディネーターのベベルさんなんでしょうか?あちこちからファンの「クビにしろ」攻撃が聞こえてきます。

ロッカールームを引き上げる日、WRダグ・ボールドウィンさんはベベルさんを擁護していました。

「プレイコールのせいじゃないんだよ。試合でディフェンスがどんな形態で来るのか、何をしたらいいのか、分かっているんだ。オレたちが、チームがプレイを決めることができなかった。そんな場面が何度もあった。決められなかったのは選手の責任だ。

あんたたちがベベルを責めたいんなら好きにしろよ。だけど、はっきり言うけどベベルが問題なんじゃない」

ベベルさんは2011年からシーホークスのOCを務めています。大学時代はウィスコンシン大学でQBをしていました。ラッセル・ウィルソンさんの先輩にも当たります。過去にバイキングス、パッカーズでもコーチの経験があります。

4.アシスタントHC兼オフェンシブラインコーチ、ケーブルさんは移籍?
ファンの槍玉に上がっているこの人。毎年毎年、いっこうに改善されないオフェンシブラインを見せつけられているので、無理もないんですけどね。2011年から現職で、その前はレイダースのヘッドコーチを4年務めていました。

インディアナポリス・コルツがヘッドコーチとして興味を示しているとの報道もありました。

5.SSキャム・チャンセラー&DEクリフ・アブリルの引退
今シーズン、二人とも首の怪我を負った後、復帰はなりませんでした。キャロルHCによると「クリフとキャムが、またフットボールをするのは難しい」という状態。

アブリル選手は今年32歳。両親がハイチ出身なので、オフシーズンにはハイチでチャリティ活動を続けていました。マーショーン・リンチさんと一緒にハイチの小学校を作ったりしていました。

チャンセラーさんは今年30歳。シーホークスディフェンスのリーダー的存在でした。CBシャーマンが一人で騒いで、FSトーマスが一人で興奮しているなか、静かに二人を落ち着かせるまとめ役みたいな。

ペイトリオッツのWRジュリアン・エデルマンさんがチャンセラーを"such a polite competitor"と評していたのが印象に残っています。「もうね、すごく礼儀正しいんだよ。だってさ、ヒットしといて、"Are you all right, young man?"とか声かけてくるんだよ~」と言ってました。wwヤングマンって、何それw年そんなに違わないんじゃないの?

どっかーんとぶつかるチャンセラーのヒットがもう見れないなんて悲しい。どっかでハイライト動画を探して心の隙間を埋めなければ・・・(泣)

6.DEマイケル・ベネットの今後
最終戦終了直後、「多分来年は戻ってこない。若いヤツらのゲームなんだよ。チームは若い選手のほうがいいだろ。そういうものなんだ」なんて言っていたので、もしや引退?

しかし後日、「来年もプレイする。100パーセントそのつもり。シーホークスに戻って来たい」と発言していました。

10月のラムズ戦で足底筋を痛め、12月のイーグルス戦では膝を痛めながらも試合には出場していました。今年33歳という年齢、キャップヒットを考慮するとリリースされる可能性は大きいかもしれません。

7.フリーエージェントになる選手
TEジミー・グラハム、TEルーク・ウィルソン、WRポール・リチャードソン、DTシェルドン・リチャードソン、FSデショーン・シード、他多数。ロースターがかなり変わるのは必須の様子です。

プレイオフ出場を逃したチームはさっそくコーチ陣が解雇になっていますよね。どのチームも、いろいろ動きが忙しい・・・。また随時アップしていきたいと思います。

4 件のコメント:

  1. 2018年シーズンのシーホークスの状況を調べたところ、2018年の契約が決まっている選手の契約だけで、キャップヒット166ミリオン、キャップスペースは僅か12ミリオンしかない状況でした。
    先に紹介しましたが、ドュエイン・ブラウン獲得のためにドラ2,3ピックを失っており、既に暗雲が立ち込めている状況です。
    シュナイダーGMは近年にないほど積極的に補強を行い、何としてでも今年スーパーボウルチャンピオンリングを獲るという姿勢で臨みましたが、完全に裏目に出てしまいました。
    この「失態」を取り返すためにかなり大胆なテコ入れを行うことが想像できますので、このオフはとんでもないニュースがバンバン入ってくるかもしれません。
    今から覚悟を決めておいた方が良さそうです。

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    1. そうだったんですか・・。ドラフト2と3。むむむ。とんでもないニュース、来そうですね。心の準備しときます。いい若手をたくさん見つけてほしいです・・・。

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  2. チャンセラーは現役続行するつもりらしいですね。
    というかキャップヒット9.5Mに対してデッドマネーが14Mですから、引退されると地獄です。プレーできなくても一年中IR入りしてもらった方がマシなのでは?
    その反面エイブリルはキャップヒット7.6Mに対してデッドマネーは僅か0.5Mですから、引退に関係なく放出濃厚な気がします。

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    1. なんかもう、どうなることやら・・。どちらの選手もまだ現役を続けたい気持ちを持っているような。よく考えて納得のいく決断をしてほしいと思っています。チャンセラーとか、まだ見たい・・。

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