みなさんこんにちは。
先日、ブリカムヤング大学のプロディが行われ、QBザック・ウィルソンくんが注目を集めていました。左に流れながらの遠投に、QBトレバー・ローレンスくんも驚きの一言。
SHEESH! https://t.co/uyJSMkU6Gn
— Trevor Lawrence (@Trevorlawrencee) March 26, 2021
この日、ニューヨック・ジェッツはGM(ジェネラルマネージャー)、HC(ヘッドコーチ)、OC(オフェンシブコーディネーター)が揃ってプロディに出席。ナイナーズ、ファルコンズ、パンサーズ、ブロンコスのGMも参加していたようです。
噂に違わぬ強肩ウィルソンくん、ドラフト全体2位でジェッツ行き確定❗❗みたいな評判ですが、ここで、「トレバーよりザックが上やんけ」と唱えるクリス・シムズさんの説を紹介してみたいと思います。
クリス・シムズさんは元NFLクォーターバックで、現在は解説者として活躍中。昨年のドラフトではトゥア・タゴバイロアよりジャスティン・フィールドをを高く評価し、2018年にはベイカー・メイフィールド、サム・ダーノルドよりもラマー・ジャクソン、ジョシュ・アレンを評価、さらに2017年には大学で5勝7敗だったパトリック・マホームズを誰よりも高く評価していた方です。
「ウィルソンはアーロン・ロジャース、パトリック・マホームズとよく似ている。リリースがものすごく早い。どんな投げ方もできる。横から、上から、ジャンプしながら。肩の強さも超一流。カバー2の穴に、40ヤードのレーザー光線を放つ事ができる。万全の体勢でなくても60ヤード、70ヤードの爆弾を投げることができる。スーパースターだ」
とベタ褒めの様子。全体1位の呼び声高いトレバー・ローレンスについては
「1位指名に値する選手。素晴らしく肩が強い。しかしメカニクスには少し欠点がある。投球が逸れることがあるが、群を抜いた運動能力でカバーしている。体格も恵まれている。人に囲まれても上から投げることができる。投球については伸びしろがある。長身で力強いアスリートだ。ただ、投球に関しては去年のジャスティン・ハーバートの方が優れていたと思う」
とのこと。シムズさんによるランキングは、1ウィルソン、2ローレンス、3マック・ジョーンズ、4ケレン・モンド、5ジャスティン・フィールド 6トレイ・ランス という順番。
Has there been a better deep passer than Zach Wilson this season?
— Cam Mellor (@CamMellor) October 27, 2020
(Hint: The answer is no.) pic.twitter.com/ncjESzNL3i
3年生シーズンを前にした昨年春、ウィルソンくんは、カリフォル二アのクォーターバックコーチの元へ通い詰めました。金曜午後ユタを出発し、到着は深夜。指導を受けたあと、日曜午後にはユタへ逆戻り。月曜は学校での練習がありました。片道10時間、1085 kmの道のりを毎週往復。
新型コロナのため大学の練習が中止になってからは、数週間カリフォルニアに留まり、フードデリバリーのアルバイトをしながら、練習を続けました。
春には無名だった選手が1年でドラフト株をメキメキ上げたのが、昨年のジョー・バロウ選手とよく似ています。ウィルソンくん自身も、2019年LSUバロウ選手のフィルムを繰り返し見て研究したと語っています。
ブリカムヤング大学の2020年は11勝1敗で、唯一の敗戦がコースタル・カロライナ大学戦でした。5点差を追う最後のドライブが、かなりイイ。
自陣9ヤード2nd &19のプレイをウィルソンくんは明確に記憶しています。フィルムの研究からディフェンスのカバーを読み、少しボールを持たなければならないが、右のバックショルダーならパスが通ると確信。左、ミドルを視線で牽制したあと右へ素早いパス。
「12プレイ続いたドライブの後、彼はすべてのプレイを説明できるんだ。順番に、何を見たか、どんな判断をしたのか、ディフェンスをどう攻略しようとしたか。こんな選手は見たことない」
とブリカムヤング大学のコーチが話しています。
コースタル・カロライナ戦のちょっと長めのハイライトはこちら。ザックやるね〜って感じです。
ということで、ウィルソンくんのNFLでの活躍も楽しみ。ジャガーズ首脳陣はOCベベルさんしかプロディに参加してなかったようなので、やはり1位指名ローレンスに決定済みかな❗
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