2018/12/15

【第14週】シアトルディフェンス2.0が到来した バイキングス@シーホークス戦

第4クォーターに入っても3対0、中盤でやっと6対0。しぶいディフェンスの戦いとなったマンデーナイトフットボール。いや、タッチダウンがない試合は結構つらいもんですね。

スカッとするやつを見たい・・・とモヤモヤしていると、残り5分くらいからスコアが動きました。フィールドゴールのブロック、タッチダウン、ファンブルリカバリーからタッチダウン。21対7でミネソタ・バイキングスを破ったシアトル・シーホークスはプレイオフ出場に大手をかけました。これで8勝5敗。

若手のシーホークスディフェンス陣が、とうとうやって来ましたよ。ディフェンシブラインが猛烈なアタックをかけ、ディフェンシブバックが宙を舞い、ラインバッカーが鉄壁の防御で、敵を封じ込めました。あんたらすごいぞ!いつの間にそんなに力をつけたのか。間違いなく今シーズン一番の出来です。感服しました。

バイキングスのWRディグズ、WRシーレンの2人を常にダブルカバーしていたとのこと。トリプルカバーになる場合もあり、DB7人体制になることも。これまでに、このようなディフェンス体制を見せたことがなかったので、バイキングスオフェンスは大いに戸惑ったに違いありません。

4th and 1のコンバートを2度阻止したのも大きかった。特にゴール前1ヤードからの4th and 1。TEルドルフへのパスをSマクドゥーガルが防いでインコンプリートに。この試合を分けたプレイかもしれません。

そしてLBボビー・ワグナーのブロックもありました。


バイキングスのフィルム研究をした際、ラインマンの姿勢が低いので上を飛び越えられると思ったワグナーさん。ルール改正で、助走をつけてのジャンプは禁止になりましたが、スクリメッジラインからはOKのはず。練習では手つかずでジャンプに成功していました。試合でのジャンプは、フィルムを見るまで手をついていたことに気が付かなったと語っています。

「押してたわけじゃなかったし。でも手はどこかにやらなきゃね。練習とは違ってパッドを着けてる分タイトになったんだ」

なんてことを言っていました。反則はとられなかったので審判のミスコールかもしれないけど、まぁ固いこと抜きってことで。シーホークスファンとしては全然オーケーです。

もう一つのハイライトは、TEジョージ・ファントさんのプロ入り初キャッチ!


大学時代はバスケットボールの選手でした。ドラフト外でシーホークスに入団してからはオフェンシブラインとして練習を重ね、昨シーズンはACL断裂で故障者リスト入りに。それが今年からタイトエンドとして起用され、6人目のOラインとしても活躍しています。

勢い余ってつんのめってしまいいましたが、スタジアムは大歓声。ベンチも盛り上がっておりました。転ばなかったらタッチダウンできたかも?

今シーズン中にファントさんのタッチダウンを見たいかも・・・。

この試合、QBウィルソンは72ヤードに1インターセプトと全く振るいませんでしたが、ディフェンスがチームを担ぐこんな試合があってもいい。っていうか、こんな試合あった方が断然良いのではないでしょうか。だってチームだもん。お互いがチームを引っ張り合わなければ。ディフェンス陣はこの試合が大きな自信になったと思います。

ということで、残すところあと3試合。次のサンフランシスコ・49ers戦に勝てばプレイオフ出場が確定します。レッツゴー―――!


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