2018/12/04

【第13週】シャーマンがシアトルに初めて戻って来た 49ers@シーホークス戦

12月に入っての1戦目、サンフランシスコ・49ers対シアトル・シーホークスは16対43でシーホークスが勝利を収めました。これで3連勝。ワイルドカードに向けてまた一歩前進しました。

第1クォーターで先制点を上げ、すぐに20対0と点差が開いた後は楽勝ムードに。QBラッセル・ウィルソンは前半でコンプリートしたパスが4つ、そのうち3つがタッチダウンとなりました。オフェンシブラインのブロックが良くきいて、長いパスが決まっていました。

QBウィルソンがオフェンスを牽引すれば、ディフェンスはLBボビー・ワグナーが忍者タートルどころか超人ハルクのような破壊力を発揮。ボールをむしり取ってファンブル、タックル12、サック1、おまけに98ヤードを疾走したピック6などなど。ボビー、すげーーーー!


この試合は、サンフランシスコ・49ersに移籍したCBリチャード・シャーマンさんがシアトルに始めて戻って来る試合としても話題を呼んでいました。

トラッシュトークでずけずけとモノを言い、またその迫真のプレーでシーホークス及びLegion of Boomを象徴する選手でしたが、後年はチームの体制を批判していたと報道されていました。QBウィルソンがコーチから特別待遇を受けている。ディフェンス陣は彼を疎ましく思っている。ディフェンス陣の功績でチームがスーパーボウルまで行くことができたのに、とかなんとか。

うっせーな、おい。影でイチャモンつけてスポーツ記者にゴシップネタ売ってんじゃねーよ、と私は腹立たしく思っていましたですけどね。コホン。

チームに大きく貢献してくれたし、ファンにも愛されていた。好きな選手ですよ、正直言って。けど、グダグダ言うヤツは出て行かないと。

先週の記者会見でも「ウィルソンと友人関係はない」「1試合でピックを5つ投げていたし、ディフェンスはできる」なんつって大口を叩いていました。シャーマンの帰還をシアトルのファンはどんなふうに受け止めるのかな。歓声かな?ブーイングかな?というのも気になりました。

試合前のウォームアップでは、スタンフォード大学時代からの友人、WRダグ・ボールドウィンさんとキャッチボール。


大学時代は、元49ersのコーチでもあったジム・ハーボウさんの元、なんかいろいろあったような話も聞きました。道を共にしてきた戦友とでもいいましょうか。

一応かつてのチームメイトともハグ。


2013年NFC決勝、シャーマンのインターセプトを再現するワイドレシーバー陣。シャーマン役はもちろんボールドウィンさんです。

「これをしようという案が出たとき、少し躊躇した。しかし兄弟へのトリビュートとしてやることに決めたんだ。躊躇したのは、ファンが彼に対してブーイングするのか心配だったから。ブーイングがなくて本当にホッとしたよ」

ボールドウィンさんは語っていました。

試合後にはユニフォームを交換。


ということで、シーホークスは7勝5敗。この試合では残念なことにラインマンのJD.フルーカーさんがハムストリングを痛めて途中退場。しばらくは欠場を余儀なくされる模様です。RBクリス・カーソンは指を脱臼。たいしたことはなさそうですが、それも心配です。

次のミネソタ・バイキングに勝てば、プレイオフはほぼ決まるかも。この調子でレッツゴーーー!

6 件のコメント:

  1. 以前ディフェンス陣はウィルソン&コーチのことを疎ましく思ってるという記事がありましたが、割と事実だったんですね~。LOB好きだったんですが、解体は仕方なかったという感じですか。

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    1. ディフェンスというかシャーマンがとにかくうるさかったんじゃないでしょうか。ラッセルの生真面目なところが気に食わん、ピートに大事にされやがって、って。てか大人のくせに何子どもじみたことやってんだか。アホか。
      ディフェンスでも他の選手はウィルソンのことを認める発言をしていますが、ばっくれてんのはシャーマンだけ。こうなればもうヒールとしての活躍を大いに期待します。

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  2. 久しぶりに安心して見れた試合でした。
    ワグナー、半端ないですね。
    ウィルソンと同時期の契約更新ですが、どうなるんでしょうかね?

    バイキングス戦はWCに向けての大一番。
    フルーカーが居ないのが非常に痛いですが、得意のプライムタイムゲームなので勝利を信じてます!!
    (方やバイキングスは不得意っぽい。)

    https://www.fieldgulls.com/2018/11/16/18098298/fast-facts-seattle-seahawks-remain-dominant-prime-time-under-pete-carroll-packers-win-ihop

    Go Hawks!!!

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    1. プライムタイムの勝率1位!知りませんでした・・。じゃあ大いに期待しよう!!
      Go Hawks!!

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  3. シャーマンは永遠にシーホーカー2018/12/04 23:17

    アキレス切るまで、怪我をしようが何食わぬ顔で試合に出続け、チームを救い続け、チームメイトを勇気づけ、どれほどチームのために貢献してくれたでしょう。チャリティー活動にも熱心でしたし、若手のDBの技術指導もしてくれてました。フルシーズン怪我を公表しなかった年もありました。本当にファイターで鉄人でした。リンチも同じでしたが、それに対してマネーで報いを示せというのは、至極当然ですし、そこでフロントがトレードに踏み切れない弱さ、あるいはこのチームの温さ(優しさ)なんだろうと思います。Patsみたいには出来ないとこが痛いところであり、愛らしくもあります。

    昨シーズンはアキレス切れかかっているのに全身全霊でSeahawksに尽くした結果、怪我をしてしまい、オフにチームに戦力じゃないと言われたシャーマンの気持ちはどんなだったでしょう?ETⅢのベンチへの中指もそうですが、本人たちのいつ死んでもおかしくないくらいのストレスとプレッシャーは、取材もせずに記事を書いてしまうマスコミになど、計り知れないものなのでしょう。(Avrilが記事を全否定したこともありましたよね。)
    チームに全てを捧げた選手が使い捨てられたと感じたら、どうしようもない感情を敵意としてぶつけてしまうのもあるよなぁって思います。

    昨年のTexans戦で、ディフェンスがワトソンに凹られ、オフェンスの打ち合いの末、勝利した後ロッカールームで、オフェンスの選手にありがとうと握手行脚したっていうエピソードありましたよね。その試合後の会見で、ワトソンをウィルソンに倣い、いつもウィルソンに凹られてるチームの気持ちを知ったよって、言ってましたw
    シャーマンのいかにも人間味あふれる熱いところだし、面白いとこでもあります。

    Seahawksに全力を尽くしてくれた選手に対し、尊敬と感謝を捧げたいです!!!

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    1. コメントありがとうございます!
      そうなんです!たくさんの思い出をくれたし、すごいプレーをいくつも見せてくれたし、口が達者なところも、憎たらしいところもみんな好き。タフで言いたいことをズケズケ言うシャーマンらしさをいつまでも無くさないでほしいです。
      尊敬と感謝、私も捧げています。これからも大好きです。

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