2020/11/15

スペシャルチームが試合を決めることもある コルツ@タイタンズ戦

いよいよ第10週。はや!

AFC南の首位を争う2強の戦いとなったサースディナイト、インディアナポリス・コルツ対テネシー・タイタンズ戦は、34対17でコルツが勝利を収めました。

第3クォーター中盤まで均衡した試合でしたが、スペシャルチームのミスが明暗を分けました。パントとかフィールドゴールとか、いつもは「決まるのが当たり前」みたいな感じで観戦していますが、この当たり前が、実は難しいものなんですね。

スペシャルチームって大事。その顛末を見ていきましょう。

タイタンズが17対13とリードして後半へ。コルツの攻撃で始まり、ゴール前1ヤードまで攻め込みますが、4th & Goalに失敗し無得点。むう〜。

1ヤードから攻撃となったタイタンズは、QBタネヒルがサックされて自陣10ヤード地点からパントに。

そしたらですね。

そのパントが、なんと17ヤードしか飛ばなかった。

ボールが足の端っこに当たっちゃったんですね。そんで横に反れちゃった。こんなパント、見るの初めて。

聞けば、3週間で3人目のパンターだというではないですか。ロースターに上がってきたばかりの25歳、トレバー・ダニエルくん。

ヒューストン・テキサンズでパンターをしたこともあります。でも最近はフェデックスの運転手をしていました。勤務中にタイタンズGMからの電話が入ったそうです。とりあえず荷物を2つ配達してからチーム施設に向かい、練習生となりました。

テネシー州出身の地元っ子。幼少時に、おじいちゃんとテネシー大学のフットボールをテレビで見て憧れ、望みどおりテネシー大ヘ。卒業シーズンには全国2位のパンターでした。(ウィキペディアより)

練習では、数え切れないくらいのパントを蹴っているに違いない。でも、こんなこともある。不運です。

ゴール前27ヤードからの攻撃となったコルツは、あっさりタッチダウンを決め、逆転に成功。

かたやタイタンズはファーストダウンを更新できず、またもやパンターくん登場となりました。

これはパンターのせいじゃない。ブロックしてない選手が悪いんだ。そうでしょ?でもそんなの見えないもん。目立つのはパンターの失敗ばかり。うわーん。

地元チームの初舞台に、やっと立ったと思ったらこれだもの。天中殺か大凶か。オーマイゴット。

2つの失敗が、どちらもタッチダウンに結びつき14点の失点に。コルツ27対タイタンズ17。

次のタイタンズ攻撃では、44ヤードのフィールドゴールをKゴストウスキがミス。パンターくんはホルダーとして手を貸していました。

悪夢再び・・。天は我らを見放したか・・・。

そのあとコルツが追加点を上げて、試合終了となった訳なんですが。いやー、ほんとにいろんなことが起こりますね。フットボールって。

このパンターくんはどうなるのでしょうか。もう1度チャンスをもらえるのか。地元の選手だからやらせてほしいなぁ。だめかなぁ。「プロだから切る」も「信じて使う」も両方アリとは思いますが。

タイタンズの動向に、ちょっと注目・・・。

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