いよいよ第10週。はや!
AFC南の首位を争う2強の戦いとなったサースディナイト、インディアナポリス・コルツ対テネシー・タイタンズ戦は、34対17でコルツが勝利を収めました。
第3クォーター中盤まで均衡した試合でしたが、スペシャルチームのミスが明暗を分けました。パントとかフィールドゴールとか、いつもは「決まるのが当たり前」みたいな感じで観戦していますが、この当たり前が、実は難しいものなんですね。
スペシャルチームって大事。その顛末を見ていきましょう。
タイタンズが17対13とリードして後半へ。コルツの攻撃で始まり、ゴール前1ヤードまで攻め込みますが、4th & Goalに失敗し無得点。むう〜。
1ヤードから攻撃となったタイタンズは、QBタネヒルがサックされて自陣10ヤード地点からパントに。
そしたらですね。
そのパントが、なんと17ヤードしか飛ばなかった。
A 17-yard punt. Yikes. pic.twitter.com/yOF4cjeKui
— NFL Update (@MySportsUpdate) November 13, 2020
ボールが足の端っこに当たっちゃったんですね。そんで横に反れちゃった。こんなパント、見るの初めて。
聞けば、3週間で3人目のパンターだというではないですか。ロースターに上がってきたばかりの25歳、トレバー・ダニエルくん。
ヒューストン・テキサンズでパンターをしたこともあります。でも最近はフェデックスの運転手をしていました。勤務中にタイタンズGMからの電話が入ったそうです。とりあえず荷物を2つ配達してからチーム施設に向かい、練習生となりました。
テネシー州出身の地元っ子。幼少時に、おじいちゃんとテネシー大学のフットボールをテレビで見て憧れ、望みどおりテネシー大ヘ。卒業シーズンには全国2位のパンターでした。(ウィキペディアより)
練習では、数え切れないくらいのパントを蹴っているに違いない。でも、こんなこともある。不運です。
ゴール前27ヤードからの攻撃となったコルツは、あっさりタッチダウンを決め、逆転に成功。
かたやタイタンズはファーストダウンを更新できず、またもやパンターくん登場となりました。
SPECIAL TEAMS MAKING PLAYS‼️
— Indianapolis Colts (@Colts) November 13, 2020
📺 FOX/NFLN pic.twitter.com/2IbV3Wuipw
これはパンターのせいじゃない。ブロックしてない選手が悪いんだ。そうでしょ?でもそんなの見えないもん。目立つのはパンターの失敗ばかり。うわーん。
地元チームの初舞台に、やっと立ったと思ったらこれだもの。天中殺か大凶か。オーマイゴット。
ah jeez pic.twitter.com/0l2glREXd5
— CBS Sports (@CBSSports) November 13, 2020
2つの失敗が、どちらもタッチダウンに結びつき14点の失点に。コルツ27対タイタンズ17。
次のタイタンズ攻撃では、44ヤードのフィールドゴールをKゴストウスキがミス。パンターくんはホルダーとして手を貸していました。
悪夢再び・・。天は我らを見放したか・・・。
そのあとコルツが追加点を上げて、試合終了となった訳なんですが。いやー、ほんとにいろんなことが起こりますね。フットボールって。
このパンターくんはどうなるのでしょうか。もう1度チャンスをもらえるのか。地元の選手だからやらせてほしいなぁ。だめかなぁ。「プロだから切る」も「信じて使う」も両方アリとは思いますが。
タイタンズの動向に、ちょっと注目・・・。
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