去年のデフレートゲートの発端になったAFCチャンピオンシップ以来の、両チームの対戦でした。怒りに燃えるトム・ブレイディがコルツを叩きのめすぞ!というのが大方の予想で、トム・ブレイディのお父さんなんかは、「60点入れてほしいなぁ。トムが500ヤード投げて8タッチダウンするといいなぁ」と語っていました。
ペイオリオッツ、つえー。でも、コルツもなかなか頑張ってるやないの、という第3クォーター。ペイトリオッツに勝つのは、並大抵のことしてたらあかんよね・・・とは誰もが思うでしょうが、コルツが4thダウンで見せたこのプレイはいったい???
The Colts tried a unique formation on 4th down.
It didn't work. #NEvsIND http://t.co/Eh0HXpFV00
— NFL (@NFL) October 19, 2015
Unique (ユニーク)どころじゃなくって、テレビのアナウンサーも言ってるけど、insane (キチガイじみた)、bizarre (異様な)プレイ。い、いったい何をしようとしていたんでしょう、コルツ。ボールを持ってた選手も何をするかわかってないような顔してました。「え?あ?どうすんの、これ(汗)」みたいな。
試合は34-27でペイトリオッツが勝ったんですが、「ペイトリオッツがコルツを負かしたんじゃない、コルツがコルツの首を自分で絞めたんだ」とニュースの人が言っていました。まさにそのとおり。次の日のスポーツニュースはみんなこぞって「コルツ何考えてんねや??アホすぎ~」という調子でした。
すると水曜日にコルツのパンター、マカフィーさんがラジオに出演して、このプレイを解説してくれました。
まず、このボールをスナップした人、グリフさんはここのポジションに入るはずじゃなかったと。このポジションに入るハズだった選手は第2クォーターに怪我をして、急遽このポジションに入ったのは、一度も(!)このプレイを練習してなかった、不幸なグリフさん。(!!!)
コルツがしたかったのは
コルツのパントチームがサイドラインに走っていく → 相手が、「むむ、パントじゃなくてオフェンスか?!」と思って、ディフェンスチームをあわてて出す → パントチームとディフェンスチームの入れ替わりで、多すぎる人数がフィールド上に → そこでスナップして、too many men の反則をとる → コルツの1stダウンに
ということのようです。でも、ペイトリオッツはあわてたりしなかった。ディフェンスチームも出てこなかった。
その場合にどうするか?
「そうなったらオフサイドをとろう」という練習もしてたんだけど、その練習中、このグリフさんはパントしたボールをキャッチする役目で、みんなが集まってるところから遠い反対側にいたので、みんながどんなことを話していたかは伝わってなかった・・・・。
ははは。パニクらせようと思ったペイトリオッツはパニクらず、パニクっていたのはコルツのコーチか。コーチのパガーノさん、これでクビだろう!という声もあるけど、さあ、どうなるのかな~。
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