2016/12/28

巨漢ポーがトドメの一発 ブロンコスはプレイオフ進出ならず

昨年のスーパーボウルチャンピオン、デンバー・ブロンコスは、第16週のカンザスシティ・チーフス戦に負けて、プレイオフ出場争いから脱落しました。

残念。ブロンコスをプレイオフで見たかった。

最近は負け試合ばかり続いていたブロンコスですが、実はシーズンを4勝0敗で始めていたことをみなさん覚えているでしょうか。NFLの開幕戦ではカロライナ・パンサーズを接戦の末に破り、「今年もやってくれるに違いない!」と私はグーを握り締めていましたよ。

しかし第4週でQBシーミアンさんが肩を負傷、第7週ではRBアンダーソンさんが膝の怪我で故障者リストに。4勝した後、3勝3敗を加えて迎えた第11週目のカンザスシティ・チーフス戦。これが、今シーズンの大きな分かれ目だったと、ヘッドコーチのキュービアックさんは考えているようです。

7勝3敗のブロンコス。試合残り3分で24対16と8点リード。しかしチーフスにタッチダウン+2ポイントを許し、延長へ。結局31対27のフィールドゴール差で負けました。

「勝って、自信をつけることが出来たはずの試合だった」

「やるべきことをせずに、試合終了になってしまった。あれ以来ずっとチームは苦しんできた。いいプレイで勝ちを呼び込むような試合をすると、勢いがつくんだが」

とキュービアックさんは語っています。

シーズンを決めるひとつの試合。試合を決めるひとつのプレイ。どれがそのプレイなのか、試合の最中は分からないけれど、そういうのって必ずある。流れを変える唯一のプレイをきちんと決める―――それが、本当に強いチームなんでしょう。

第16週の試合では、チーフスが16プレイで3タッチダウンを得点。(まだ第1クォーター)3つ目の、TEトラビス・ケルシー選手の80ヤードタッチダウンが、この試合を決めたのかもしれません。逆転が不可能とは言わないけれど、今のブロンコスにはその力がなかった。

去年のQBペイトン・マニングさんだって、決していい記録を残したわけじゃない。だけど、リーダーシップとか、チームをまとめる力とか、ペイトンのために勝つぞ!とチームに思わせる力があったに違いない。ペイトンさんって、あんなフツーのおじさんみたいなフリして、実は偉大な人だったんや・・と改めて思わずにはいられません。

さて、第4クォーター残り1分52秒。27対10で勝利がほぼ決定しているチーフスが見せたトリックプレイ。159kgのドンタリ・ポー選手が、ボールを持ってジャンプ!TDパスを放った!


瀕死のブロンコス。その息の根を止めるような、無情の一突き。

「大男、よかったよね。負けたのは残念だけど、彼らがタッチダウンをものにしたんだ。もしできるんだったら、オレだってあんなプレイしてた。まあ、いいよ。来年も2回彼らと試合するさ」

と、ブロンコスのボン・ミラーさんは、素直にポーさんのために喜んでました。

わりとみんな淡々としてます。選手の方々は。もうすでに来年を見据えてるというか。悔しがってるのはファンのほうが多いかも・・・。

あーーーブロンコスがプレイオフで見れなくて、ほんっとに残念!!!


チーフスは、なんか今年めっきり力をつけたという印象。その起爆剤ともいえるのが、タイリーク・ヒル選手なんでしょうが、私は正直、見たくない。

しゃべってるところも聞いてないし、どんな人なのかも知らないけど、妊娠中のガールフレンドの腹を蹴って首を絞めて有罪になったってことだけで、勘弁してほしい。

スタンドにヒル選手を応援する看板が出てたり、ヒーロー扱いされてる様子を見ると、複雑な心境・・・って心境どころか、腹立つぞ!!!足が速くてフットボールができればそれでいいんか!?

NFLなんか、TDセレブレーションを取り締まったり、規定外のシューズに罰金出して威張ってるようだけど、DVはどうなんよ?えぇ?!と詰め寄りたい。

まぁ、私はこうやって怒ってればいいけど、チーフスファンの人は、どうやって気持ちを整理しているんだろうな・・・。

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