と、そんなことを言っているのは、ピッツバーグ・スティーラーズのランニングバック、レビオン・ベルさんです。
ステフ・カリーさんは、NBAのスーパースター。とにかくダンク!パワーとスピードでねじ伏せる!というプレイが主流のNBAで、クールな3ポイントシュートをすぱすぱ決めるという新しいスタイルを確立しました。
Just like @StephenCurry30? 🤔 pic.twitter.com/BYj5HFgCMJ— NFL (@NFL) 10 January 2017
いや、ベルさん、カリーさんといっしょにするって、それはちょっと言いすぎかも・・。とはいえ、ベルさんの走り方も画期的。ランニングバックといえば、「猛スピードで突進する」というイメージですが、ベルさんは、待って、辛抱して、ひょいとすり抜けます。なんかモタモタしてんなぁと思ってると、いきなり疾走。こんな感じ。
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今年4年目のベルさんですが、去年、一昨年は故障でプレイオフに出場できませんでした。プレイオフ初登場の今年、マイアミ・ドルフィンズ戦では167ヤード、2タッチダウンの大活躍。ワイドレシーバーのアントニオ・ブラウンさん、クォーターバックのベン・ロスリスバーガーさんとともに、スティーラーズの「キラーBs」と言われています。
なんでこんな走りができるんだろう?と思ってたら、相手をよく見てだますらしい。
「ラインバッカーを観察するんだ・・でも、直接見たりしない。オレが見てるのを知られないように」
レギュラーシーズンのカンザスシティ・チーフス戦で44ヤードを走った時には、わざとセーフティを見ないようにしていたとも。チーフスのセーフティはプロボウル選手のエリック・ベリーさん。無関心を装って、自分のチームのラインマンの後ろで駆け足してるように見せかけて・・・カットして激走。
これもそんな感じでしょうか。ラインマンの背中に手を伸ばして、ためらってるような風を見せてといて・・・
チェスで相手の先手、またその先手を読む訓練が、フットボールに活きているんじゃないかとベルさんは説明しています。
「目の前にいるディフェンスの選手を見て、こう考えるんだよ。『こいつをかわすぞ』って。で、次の選手を見て『よし、ここを抜けるには、次にどうしたいいかな?』って考えるんだ」
「最初のヤツをかわして、2番目の選手に当たるだろ。そいつが来る前に、オレは次の動きに移ってる。それが他の選手と違うんじゃないかな。走りながら、瞬時にそういう決断をしている選手って、あまりいないんじゃないかな」
ということです。へぇ~。
これもマイアミ戦ですが、突撃してタッチダウンかと思いきや、フッとブレーキをかけてコースを変えるという余裕の走り。
中高生がステフ・カリーをまねて3ポイントシュートを練習するように、ベルさんの走りをまねするランニングバックの選手が出てくるんでしょうか。「躊躇しないで飛び込めッ!」ってコーチに叱られそうだけど。
さて、ピッツバーグ・スティーラーズは、今週のディビジョナル戦でカンザスシティ・チーフスと対戦します。10月に対戦した時、試合開始後の攻撃は――
スティーラーズ:パント-TD-TD-TD-パント-TD
チーフス:パント-ファンブル-インターセプト-パント-パント
第3クォーターが終って36対0。最終的には43対14でスティーラーズが大勝したわけですが、今回は、まさかこんな試合にはならないでしょう。いい試合になるになるんじゃないかな~。楽しみです。
レビオン・ベルさんはラップのレコードをリリースしたり、チェスをしたり、いろいろ多彩な人らしい・・・。
ベルは凄いですよね~。好きな選手ですがシーホークスも良いランニングバックいますよね👍
返信削除ベルさん、注目していますよ~。見るのが楽しみ。
削除シーホークスのRBは、今年は怪我が多かったので、来年に期待です!