2020/10/20

トゥア・タゴバイロアのデビューを見守るライアン・フィッツパトリックがニコニコしてた件

第6週ニューヨーク・ジェッツ戦でマイアミ・ドルフィンズ期待のルーキーQBトゥア・タゴバイロアくんがNFLデビューを飾りました。

24対0で勝利を収めた試合、残り時間2分半での初登板。昨年大怪我をしているので、今シーズンは慎重に調整するんだろうなと思っていたので、ちょっと驚きました。そしたらなんと、本日、第7週のバイウィーク明けから先発するとの発表が。

びっくり!

身近で彼を見ているチームが大丈夫と判断したんだから、体は問題ないのでありましょう。次の試合はロサンゼルス・ラムズ戦。DTアーロン・ドナルドが襲いかかる姿を想像すると怖い気がしますが、いずれにしても注目の一戦となります。

大腿骨が骨盤に入る箇所を脱臼、骨折という怪我を負ったのが、昨年11月。プロ入りが危ぶまれましたが、ドラフト全体5位でドルフィンズに入団。初出場の試合後、フィールドに戻ってこの瞬間を胸に刻んでいました。家族とFaceTimeしてたそう。

観客席のファンも、チームもみんなトゥアくん出場を祝っていました。彼のメンターでもあるQBライアン・フィッツパトリックさんが会場を盛り上げてニコニコ。

「なかなか興味深いヤツだよ。良い質問をたくさんしてくる。ミーティングでもサイドラインでもね。賢くて大人びたところもある。イキイキして、周りの人を笑顔にしてくれるよ」

と、先日トゥアくんを語っていたフィッツパトリックさん。プレーについて、その時の自分の判断についてなど、試合中ベンチでトゥアくんに説明しているそうです。

「僕の役割は承知している。彼の準備ができるまで席を温めておくよ。才能ある選手だし、彼にチャンスが回ってくることを楽しみにしている。僕も一役買ってる気持ちだ」

「僕が一番のチアリーダーとなって彼を応援する」とも話していました。

今年でプロ生活16年目。ドルフィンズが8番目のチームという大ベテランです。しかしニューヨーク・ジェッツでの2016年シーズン後は、精神的に疲れ果て自信喪失。引退しようと思いましたが、バッカニアーズからオファーをもらい、フットボールをする喜びをまた見つけました。

「リーグに入った当時は、1年できるかなと思っていたくらいだった。今の自分は予想を遥かに超えている。自分は世界一の幸福者だと思うことが時々あるよ。友達と一緒にフットボールできるなんて最高じゃない?」

昨年在籍していたQBジョシュ・ローゼンくんともいろんな話をしたそうです。チームが何度も変わり、違うオフェンスシステムを学ぶことは大変だが、できるだけのことを吸収すること。ベンチに下げられても、それは外から試合を見るいい機会になる。学ぶことが必ずある。僕もそうやって来た、とアドバイス。

紆余曲折があり、経験を重ねながら、自分の好きなことができて幸せ❤後輩の成長を助けることができて嬉しい❤というフィッツパトリックさん、めちゃカッコいいと思いませんか。

髭については、バッファローにいる時に必要に迫られて(寒さをしのぐため)伸ばし始め、今では自分の一部になってしまったそうです。

でも2連勝中なのに先発の座を明け渡すって、いくらフィッツ先輩でもチェッて舌を鳴らしたいところでは。もうちょっとさ、シーズン後半まで待ってもいいじゃないの。でもバローくんやハーバートくんの活躍を見て、首脳陣が我慢できなくなっちゃったのかな。

明るい未来をみんな見たいですからね。トゥアくんはマイアミの大スターとなるのか?とりあえず11月1日の試合楽しみにしようっと。


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