2017/01/21

アーロン・ロジャースの、あの投球をもう一度 パッカーズ@カウボーイズ戦

NFLプレイオフのディビジョナル戦、グリーンベイ・パッカーズ対ダラス・カウボーイズ戦は、パッカーズが34対31で勝ちました。

パッカーズのQBアーロン・ロジャースさんの独り舞台。エースレシーバーのジョーディ・ネルソンさんなんて、いようがいるまいが関係ない。レシーバーなんて誰でもいい。オレが投げればこんな試合勝てるんだよッ!ルート間違えて走ってんじゃねーッ、アホタレがァ!ほーれ、行くぞーーッ!!と、そんな感じでした。

ロジャースさんがどんなに肩で風を切って歩いたって、どんなに威張りくさったって、誰も何にも言えません。万人をウームと唸らせる実力を、こうまで見せつけられちゃあ。パッカーズに、いやNFLにこの人あり。

試合開始後、3回連続タッチダウン(すげー)。ハーフタイムで21対13と勢いづくパッカーズ。しかしカウボーイズも、後半残り4分で28対28に追い上げました。

残り1:33 パッカーズ53ヤードフィールドゴール成功。31対28。
残り0:37 カウボーイズ52ヤードフィールドゴール成功。31対31。

試合時間37秒を残して、パッカーズの攻撃になったわけですが、この時、アーロン・ロジャースさんが何を考えていたかと言うと・・・

「ちょっと時間ありすぎるな」

だって。キィーーーーー!!不敵ーーー!余裕ありすぎて腹が立つ!

でも、確かにそのとおり。なんでカウボーイズはこんなに時間を余らせていたんでしょうか?

直前のドライブ、カウボーイズは自陣25ヤードからスタートしました。24ヤード、11ヤードと2回1st downを更新して、次のプレイは1st and 10でスパイク。残り47秒。ここで時間を止める必要はあったのか?1プレイを無駄にして?タイムアウトも1回残っていたのに。コーチの采配ミス?分かりません。

スパイクのあと3プレイ後にフィールドゴールを決めたカウボーイズ。さあ、アーロン・ロジャースさんの登場。4プレイ後、残り12秒。自陣32ヤードから3rd down and 20。それで、これ。


投げたほうもすごいけど、取ったほうもすごい!ジャレッド・クックって誰?知らないけど、足が残った!ロジャースさんに怒られるゥと思ったら、足だってなんとか残るもんです。

後日報道されたところによると、このプレイは、ヘッドコーチがコールしたのではなく、オフェンシブコーディネーターがコールしたのでもなく、アーロン・ロジャースさんが自分の一存で決めたプレイコールだったとのこと。

「とにかくみんなに、左に走ってオープンにしろと言ったんだ」

「事前に話していたわけじゃないけど、僕がシーズン中に何度か思い浮かんだプレイだ。今週も考えていた」

だって。へぇ~。ということで、ハドルで指令を受けたレシーバー陣は、きちんと役目を遂行。
このプレイの後、パッカーズのクロスビーさんが51ヤードフィールドゴールを決めて勝ちました。

こういう瀬戸際の場面では、ロジャースさんは自分でプレイコールを選ぶ権限を持っているんだそうです。マッカーシーHCが許可していると、言っていました。

すごいですね。もうコーチさえもいらないロジャース。何でも出来る男。威張りんぼうになるのもしょうがない。

ということで、パッカーズ、次はNFC決勝でアトランタ・ファルコンズと対戦します。波に乗るアーロン・ロジャースの活躍はいかに?

2 件のコメント:

  1. ロジャースのここって場面での奇跡的なロングパスはいつも驚かされますよね~。

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    1. NFCチャンピオンシップの試合も、すごいプレーが飛び出しそうですね!
      でもシーホークスじゃないから、正直、どーでもいいんですwぜんぜん緊張しない。さびしい・・・

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