NBA界に走る衝撃!
それはねーだろ・・・。どのチームが太刀打ちできるんだよ・・・と、無力感に襲われた選手もファンもたくさんいるでしょう。そしてケビン、オメー!!と怒りに燃えるサンダーファンも。
「えっ、ちょっと違うんじゃないの。サンダーだって優勝をねらえるチームやん。プレイオフでウォリアーズを1勝3敗に追い詰めたやん。サンダーに残って優勝旗(じゃないかトロフィーか)を勝ち取るべき!」
とワタシも思いました。・・・。「~すべき」って、NBAちょっとしか見てないよーなシロート(自分)が選手に向かって言う言葉じゃないよね。ってちょっと突っ込み入れながら、NBAの解説者の人が
「自分を負かしたチームにいそいそと移籍するような、そんなスーパースターは見たことがない」
が言ってるのを聞いて、うんうんそのとおりと思ってたんです。
けど、ちょっと気持ちが変わってきたのでそのこと書きます。
今年、ケビン・デュラントさんはオクラホマ・サンダーをプレイオフ準決勝まで引っ張ってきました。チームのもう一人の雄、ラッセル・ウエストブルックさんと共に。ゴールデンステイト・ウォリアーズに3勝1敗と勝ち越して、ファイナルに出場に王手をかけるも、結局7戦目で敗退。
その後フリーエージェントになったので、この人がどこへ行くのか注目のまとでした。
先週末には、「デュラントさん、ぜひウチのチームに来てくださいッ!」とお願いするチームが、社長や監督など総出でデュラントさんとお会いする機会を持ちました。
デュラントさんは、まず木曜日にサンダーの幹部と会った後、ニューヨークへ飛びました。近郊のハンプトンというところで、
金曜日 ゴールデンステイト・ウォリアーズ、LAクリッパーズ
土曜日 サンアントニオ・スパーズ、ボストン・セルティックス
日曜日 マイアミ・ヒート
とそれぞれ面会。
セルティックスなんかトム・ブレイディさんまで連れてったってニュースになってたwwNFLのスーパースターまで引っ張り出すってww
なんか、す、すごいですね。首脳陣がプライベートジェットで飛んで来るのか。ケビン・デュラントさん欲しさに。
ちなみに、ジュリアン・エデルマンさん(NFLニューイングランド・ペイトリオッツ)も、ボストンへ来てくれアピールしてました。(ハンプトンには呼ばれなかったけど)
会談に臨んだウォリアーズ陣は、オーナー、GM、副GM、ヘッドコーチの他、カリー、トンプソン、グリーン、イグダーラという選手の面々。
こ、これもすごい・・・。みんな、そんなにオレが欲しいんか?って胸アツになるの間違いなしでしょ。話聞かないでもすぐ行きたい・・・自分なら。
ウォリアーズとの会談は、最初の1時間は経営陣が話をして、そのあと、選手だけで1時間話をしたそうです。
グリーンさんによると、「自分を変えることはない。プレイを変える必要はない。シュートは打てる」と伝え、チャンピオンシップをオレたちと取ろう!何回でも!と語ったとか。
面会での感触はよかったけれど、でも、まだデュラントさんが来てくれるか心配だったので、夜にカリーさんがテキストを送ったそうです。で、そのメッセージを見た人によると(一体誰だwwこんな情報流してww)
誰がチームの顔かなんて、そんなことオレは心配していない。誰が一番認められるかとか、誰のバッシュの売り上げがいいとか、そんなことはどうでもいい。ケビン・デュラントがMVPになったら、オレは会見の一番前の席で拍手するぜ。優勝することだけなんだよ、大切なのは。チームメイトになって、一緒に勝とうぜ!
という内容だっだそうですよ~。
で、そのあと決定的だったのが、土曜日にジェリー・ウエストさんがデュラントさんに電話をしたこと。
ジェリー・ウエストさんは元NBA選手。「ザ・ロゴ」というニックネームでも呼ばれています。NBAのロゴのデザインの元になった人なので。現在はウォリアーズの顧問をしていますが、その昔、シャキール・オニールさんをLAレイカーズに連れてきたのもこの人、というNBA界では大変に影響力のある人です。
デュラントさんとウエストさんの話は30分ほども続いたそうです。
なぜデュラントさんはウォリアーズに来るべきなのか。チャンピオンシップを取るということはどういうことなのか。ウエストさん自身は、ファイナル1勝7敗という成績で、悔いがまだ残っていることなど。
Find out the text message sale pitch Stephen Curry gave to Kevin Durant to come to the Warriors in @TheUndefeated. https://t.co/l6nLvMpx0i— Marc J. Spears (@MarcJSpearsESPN) 4 July 2016
ということがあって、そりゃあサンダー見捨ててウォリアーズに行って、デュラントさんは卑怯者というレッテルがついて嫌われるかもしれないけど、それでもオレはウォリアーズに行くのだ!そこですごいことをやってやるのだ!と決心したと、そういうことなんじゃないでしょうか。
ウォリアーズ、こんなにスーパースターばっかり集まってどうするんだ、チームがうまくまとまるのか?という見方もあるでしょう。
でも、こんな才能ある選手たちが集まって、みんながチームに貢献したら。自分を捨て、勝利を何よりも優先するプレイを全員が見せてくれたら、それって、今までに、誰も見なかったようなチームになるんじゃないでしょうか。
み、見たいぞ。
見せてくれ!
それに他のチームがどのように立ち向かうかってのも、見たいですよね。
打倒ウォリアーズ!!レブロンなんか燃えてそう・・・。
おっと、ケビン・デュラントさようなら~from オクラホマ・サンダー
Here's Kevin Durant's picture coming down outside the arena: pic.twitter.com/xRR6tEMCV8— Royce Young (@royceyoung) 5 July 2016
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