去年のダラス・カウボーイズ戦で、ブラインドサイドからヒットを受けて、フィールドに倒れました。それきりずっと動かない。選手も観客も、テレビを見ていた人も、皆固唾をのんで様子を見守りました。最悪のことになるんじゃないかって。
ストレッチャーに乗せられて、退場していく時に、手を上に伸ばして親指と人差し指でL(Love Our Brothers)を作って見せてくれたので、みんなそれでちょっと安心しました。
脳震盪のほかに、首を大怪我して5時間以上の大手術。ダラスの病院には、ロケットさんの家族のほか、マーショーン・リンチ選手、ラッセル・オクーン選手も付き添いました。
以後、リハビリをして、試合前のスタジアムに元気そうな姿を見せてくれていたんですが。報道によると、首を回すことができないので、引退するしかないと。
#BREAKING Sources say #Seahawks Ricardo Lockette will retire following serious neck injury last season via @RapSheet pic.twitter.com/s6lcElfCVG— KING 5 News (@KING5Seattle) 11 May 2016
ロケットさんといえば、去年はフリー・フリッカーをキャッチしてました。はー・・・。あの時は、6ヵ月後にこんなことになるなんて思ってないよね・・・。本当に、いつ、何があるかわかりませんね・・・。
でも、お医者さんは、ロケットさんがすごくラッキーなケースであると話してくれたそうです。
「もし、あの時その場で立っていたら、頭の重みで死んでいたかもしれないって」
「もし、チームメイトがボクの腕をちょっとでも動かしていたら、死んでいた。もし、リターナーがタックルをかわして、ボクの上にころがってきていたら、フィールドの上で死んでいたんだ。ボクが助かったのは、トレーナーとあなたたちのおかげなんです」
と、シアトル近郊の消防隊員・救急隊員を訪問した時に、ロケットさんが語ったそうです。
ロケットさんといば、スーパーボウルでインターセプトされたことも思い出します。あのキャッチ。スローモーションで見ると、ああ~ロケットさんがもうちょっと積極的にボールをもらいに行っていれば・・・なんて勝手に思ったりするんだけど、それは本人もよほど悔しく思っていることでしょう。
調べてみると、ロケットさんはドラフト外でNFLに入った選手。シーホークスと49ナーズの間で解雇されたり、練習生になったり、と下積み時代も長かったようです。
リカルド・ロケットさんの第2の人生に幸あれ!
ロケットさんのヒット!キャッチ!そしてありがとう。
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