2016/05/11

シーホークスのリカルド・ロケットさんが引退と

シアトル・シーホークスのワイドレシーバー、リカルド・ロケットさんが引退します。

去年のダラス・カウボーイズ戦で、ブラインドサイドからヒットを受けて、フィールドに倒れました。それきりずっと動かない。選手も観客も、テレビを見ていた人も、皆固唾をのんで様子を見守りました。最悪のことになるんじゃないかって。

ストレッチャーに乗せられて、退場していく時に、手を上に伸ばして親指と人差し指でL(Love Our Brothers)を作って見せてくれたので、みんなそれでちょっと安心しました。

脳震盪のほかに、首を大怪我して5時間以上の大手術。ダラスの病院には、ロケットさんの家族のほか、マーショーン・リンチ選手、ラッセル・オクーン選手も付き添いました。

以後、リハビリをして、試合前のスタジアムに元気そうな姿を見せてくれていたんですが。報道によると、首を回すことができないので、引退するしかないと。


ロケットさんといえば、去年はフリー・フリッカーをキャッチしてました。はー・・・。あの時は、6ヵ月後にこんなことになるなんて思ってないよね・・・。本当に、いつ、何があるかわかりませんね・・・。

でも、お医者さんは、ロケットさんがすごくラッキーなケースであると話してくれたそうです。

「もし、あの時その場で立っていたら、頭の重みで死んでいたかもしれないって」

「もし、チームメイトがボクの腕をちょっとでも動かしていたら、死んでいた。もし、リターナーがタックルをかわして、ボクの上にころがってきていたら、フィールドの上で死んでいたんだ。ボクが助かったのは、トレーナーとあなたたちのおかげなんです」

と、シアトル近郊の消防隊員・救急隊員を訪問した時に、ロケットさんが語ったそうです。


ロケットさんといば、スーパーボウルでインターセプトされたことも思い出します。あのキャッチ。スローモーションで見ると、ああ~ロケットさんがもうちょっと積極的にボールをもらいに行っていれば・・・なんて勝手に思ったりするんだけど、それは本人もよほど悔しく思っていることでしょう。

調べてみると、ロケットさんはドラフト外でNFLに入った選手。シーホークスと49ナーズの間で解雇されたり、練習生になったり、と下積み時代も長かったようです。

リカルド・ロケットさんの第2の人生に幸あれ!

A photo posted by Russell Wilson (@dangerusswilson) on


ロケットさんのヒット!キャッチ!そしてありがとう。




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● なぜここにいるのか、やっと分かった気がする:リカルド・ロケットさんの手記

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