2016/05/15

ラッセル・ウィルソンがウィスコンシン大学卒業式でスピーチ

5月はアメリカの大学の卒業シーズン。ということで、シアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんが、母校ウィスコンシン大学の卒業式に招待されて、スピーチをしました。

いいなぁーこの卒業生たち。ウィルソンさんに来てもらって、こんな話が聞けて一生の宝じゃないですか!「オレの卒業式にラッセル・ウィルソン来たぜ」って言えるなんて、なんてラッキーなの。

期待を裏切るこのとない、とってもいいスピーチでした!うまいなぁー。そして変にかしこまってなくて、いつものラッセルさんで、エネルギーに満ち溢れてる。聞いている人に力を与えてくれてるよ~。ちょっとNFLのQBでこんなにスピーチ上手な人って、ラッセルさんしかいないのではないでしょうか。んー、ペイトン・マニングさんもうまそうか・・・。

というわけで、そのスピーチをちょっと紹介してみます。


「ここに来たのは、ボクが今までに学んだことを語るためです。たとえば、自分より格上の女性とつきあっているなら、結婚を申し込まなきゃいけないとか。フットボールを80ヤード投げられたら、なんか知らないけど、人がほめてくれるとか。スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツと戦っていて、残り時間が26秒で、4点差つけられてて、1ヤードラインで 2nd and Goal だったら、インターセプションを投げないようにするとか。ま、あくまでも仮定の話ですが」

なんつってwwww

「人生にNOと言われた時。そのときが大切なんです。そのことを今日は話したいと思います。人生にNOと言われたら、どうしますか?」

「びっくりするかもしれないけれど、ボクも今までたくさんNOと言われてきました」

「(ノースカロライナ州立大学で)4人のクォーターバックと先発を争っていました。クォーターバックが着る赤いシャツを、ボクはもらえませんでした。コイツはダメだと。ボクはなんでもしました。パントをキャッチ。ルートを走ってキャッチ。ヒットも受けました。クォーターバックができると、自分では思っていました。チャンスがほしかったんです」

そして、試合の2週間前にコーチに呼ばれていってみると、「お前のポジションを変える。セーフティをやれ」と言われたと。セーフティ!!!!

セーフティをするべきか否か。ラッセルさんは考えたそうです。オレには何ができるんだろう?クォーターバックができるのか?と自分でよく考えた末の答えはYES。肩も強い。動ける。集中力もある。できる力はある、チャンスが来れば。

胸を張って、ウィルソンさんはコーチに会いに行きました。そして、「ボクが先発のクォーターバックになります。オールアメリカンの選手になります。NFLで、スーパーボウルに勝って、殿堂入りする選手になるんです」と宣言しました。

コーチは、コイツ頭がおかしいのか?という顔をしていたけれど、3日後には試合に出してくれました。

大学で野球をしていた時には、試合に出してもらえないことがありました。けれど、攻撃の時にはヘルメットをかぶってバットを持って、いつ出てもいいようにベンチで待機。1回から11回までずっと。バカみたいに見えたかもしれないけれど。11回の裏2アウトで、やっとコーチに「ウィルソン、次」と言われて代打に出てホームランを打ったこと。

マイナーリーグで野球をしたあと、ノースカロライナ州立大学に戻りたいとコーチに電話をして、拒否された話も。「お前はNFLに行けない。小さすぎる。チャンスなんかない。あきらめろ」と、突き放されました。今までやってきたチームにNOと言われて、これからどこでフットボールをしたらいいのか。そんなことがあって、ウィスコンシン大学に来たそうです。

亡くなったお父さんに大きな影響を受けてきたと、いろんなところで語っているウィルソンさん。「可能性があるというのは、まだやっていないということ」「いつでも準備をしておくこと」というお父さんの言葉を胸にきざんでいます。そして、父の死は、物事を大きな視点で見ることを教えてくれたと語っています。

「そのときはつらかったけれど、今は悲しくありません。父と一緒に過ごした時間に感謝しています」

「人生にNOと言われても、自分に何ができるかを知っていて、いつでも準備をしていて、大きな視点で物事を見ることができれば、人生は必ずYESに変わります」

「最後に、グッドラックと言うところですが、ボクは幸運を信じていません。自分で幸運をつかみとれ」

・・・というかんじのスピーチでした。

最後にみんなでジャンプしてる~ww楽しそう~wwおめでとう卒業生のみなさん!


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