2018/06/11

アール・トーマスがミニキャンプ不参加だって

日曜の朝、ゆっくり起きてみると、シーホークスのSアール・トーマスさんが来週から始まるミニキャンプを欠席すると発表していました。

「契約更新の問題が解決するまでは、ミニキャンプをはじめ、チーム活動には参加しない。

ずっとシーホークスで、選手生活が終わるまでプレイしたいという意思があることをファンには知ってほしい。

8年間の成績を見てほしい。契約更新を早急に解決してもらう権利があるはずだ。自分のキャリアにおいての、先への確約が欲しい。

トレーニングは個人で続ける。チームに合流したら勝利に貢献したい。

チームメイトが自分の行動を理解してくれるよう願う。これが正しい行動だと自分は信じている」

だそうです。


ええー、「ホールドアウトはしない」って、アールのエージェントが言ってたんじゃないの?ドラフト前だったかに?とは言っても、1月のプロボウルでは本人が「ホールドアウトするかも」と言っていたし、こうなるべくしてこうなったということでしょうか。

火曜日から始まるミニキャンプはOTAと違い、参加が義務付けられているので、1日欠席で約140万円、3日で計850万円の罰金になるとのこと。

アール・トーマスの今年のキャップヒットは約10.4億円。現在、シーホークスはサラリーキャップに10億円ほどの余裕があるということなので、12~13億円くらいでの再契約は可能なのかもしれません。

ちなみに、現時点でのセーフティ最高年俸はカンザスシティ・チーフスのエリック・ベリー選手で13億円。マイアミ・ドルフィンズのリシャド・ジョーンズ選手とシーホークスのチャンセラーさんが12億円で続いています。

選手生命は限られているし、いつ怪我をして引退に追い込まれるか分からない。できるだけ良い条件で契約したいという選手の気持ちは理解できるし、その一方で、29歳を迎えたディフェンシブバックにすんなり大型契約を約束できないチーム事情も納得できます。

ということで、この問題は成り行きを見守るしかないな。どっちも自分にとって正しいと思うことをやってほしいし、お互いが納得するところを見つけてくれ・・・。

ダラス・カウボーイズへのトレード話もこれでまた続きそうです。故郷に帰りたいんならそれもいいけどさぁーもう1年くらいシーホークスでやってくれよぉーねぇーアールぅーー。。。




2018/06/05

ブランドン・マーシャルがシーホークスにやって来た

ニューヨーク・ジャイアンツからリリースされ、フリーエージェントとなっていたワイドレシーバー、ブランドン・マーシャルさんが今年はシアトル・シーホークスのユニホームを着ることになりました。

びっくらこいた!5月初めにシーホークスを訪問したとは報道されていましたが、まさか本当にやって来るとは。シーホークスのレシーバーって、小柄で機敏な選手が多いイメージなので。

正式発表に先駆け、マーシャルさん本人がインスタに喜びの投稿をしていました。シアトル訪問の際に、空港で買ったシャツだそうです。面会が良い感じだったので、「買っとくか!」と、靴下と一緒に購入したと記者会見で言っていました。

さっそく役に立ってよかったね!


昨年は5週目の試合で左足首を骨折、戦線離脱となりました。ニューヨーク・ジェッツ在籍中の2015年にも足の指を痛めており手術が必要でした。リハビリに数か月かかるので、引退後に治療する予定でしたが、ちょうどいい(?)機会なので両方の手術を受け、11月からずっとリハビリに専念して来ました。やっと最近痛みなしで走れるようになり、2週間前から本格的にトレーニング開始しました。これからしっかり体を作り、改善できる点を克服していきたいとのこと。

今回の再就職はかなり厳しかった、と笑っていました。34歳という年齢、スタッツは下降、それに故障が加わり、リーグでは「もう終わった人」と認識されてることは百も承知。再びプレイするチャンスに恵まれたことを幸せに思っている、謙虚な気持ちで受け止めていると語っていました。

デズ・ブライアントをはじめ(かつての)スター選手たちがフリーエージェントでなかなか契約できない現状を見ていると、NFLって超シビア。ビジネスだから当たり前なんでしょうが、使い捨て感が半端ない。アスリートって、ほんと一時の花みたいなもんですね。

さて、ブランドン・マーシャルさんは2006年にデンバー・ブロンコスに指名されてNFL入り。それからマイアミ・ドルフィンズ、シカゴ・ベアーズ、NY・ジェッツ、NY・ジャイアンツと移籍を重ねてきました。最初の頃は突然怒りを爆発させたり、警察沙汰もあったりと、問題児扱いされてきたようです。プライベートでは家族ともコミュニケーションを遮断し、うつ状態が続いたり。

2011年に境界性バーソナリティ障害(BPD)の診断を受けたことを公表し、以後、精神障害患者さんと家族への支援と啓蒙活動を行っています。3ヶ月精神科病院に通い、自分でもこの病気について学び、脳スキャンの分析やセラピーを行ったことで、これまでの苦しみがずっと改善しました。もちろん症状は人によって違うけれど、快方への希望があることを知ってほしい。精神障害についてまわる負のイメージを変えて行くことが生涯の仕事だと、講演活動もしています。

私はブランドン・マーシャルさんの行動に問題があった頃を全く知らず、いろんな番組で解説者がQBジェイ・カトラーやQBライアン・フィッツパトリックを批判する度に、笑いながらも執拗に、本気で擁護するところを見て、いい人やな~って思っていました。自分のQBを心から愛するWRっていいじゃないですか。

特にジェイ・カトラーさんとはデンバー・ブロンコス時代から特別仲良しだったようです。というか、マーシャルがからみ、カトラーが「うっせーよ」とかわしながら二人の愛を確認するような。(ってどんなw)

ベアーズでまた一緒になると決まった時は嬉しくてカトラーに電話をしたけど留守。テキストを2万回も送ったのに返事はなし。どうしたんだ、オレをもう愛してないのか、このトレードで夢を見たのは間違いだったのかと焦ったら、カトラーさんはメキシコでバケーション中だったという話も。

ベアーズ移籍後の記者会見。「最高だ。またカトラーと一緒にやれるなんて。ワオ・・」と極まっている表情はココで見れます。こんなに愛されて、もう、どうするんやカトラーさんよ?ってかんじ。

ということで、シーホークスでもQBラッセル・ウィルソンさんと仲良くやってくれるのではないでしょうか。開幕時にロースターに残っている保証はない、という声もありますが、CBリチャード・シャーマンに競り勝ち、QBウィルソンからのパスをキャッチ→タッチダウンするWRブランドン・マーシャルというのも見てみたい気がします。Let's go!