2016/05/31

ルーキーQBパクストン・リンチさんのOTAは忙しい

新人は、やっぱ先輩の前に出社せんとな!

NFLでもそうなんだって。デンバー・ブロンコスの1位指名、クォーターバックのパクストン・リンチさんは、朝6時にはもうチームの練習施設に出勤。今年入団した、他のルーキーたちといっしょにウエイトルームでトレーニングを始めます。ベテランの選手が来る前に。

それが終ると、クォーターバックのミーティング。OTAでチーム練習。そしてまたミーティング。家に帰っても、5時から7、8時くらいまでプレイブックを勉強するんだそうです。プレイブック、厚かったもんね・・・。そして8時過ぎにはもう就寝。次の朝は5時起床ということです。

おー、みっちりやね。遊ぶヒマ、ないっすね。

「練習に来て、アタフタしてるのを他の選手に見られたくないんだよね。プレイブックを家に持って帰って、やらなきゃいけないことをやるのさ。次の日ちゃんとできるように」

とのことです。テストに備える学生みたいっすね。

ブロンコスのヘッドコーチ、キュービアックさんによると、先発QBはまだ決めてないってことですよ。マーク・サンチェスさんも、トレバー・シーミアンさんも、リンチさんも、平等に先発チームと練習したそうです。去年ドラフトされたシーミアンさんも、なかなかいい調子だという評判です。

ブロンコスのQB争いも、面白いかもしれない・・・。



2016/05/30

クレイ・トンプソンさんが辛抱して勝利を呼んだNBAウォリアーズ対サンダー第6戦

最後の残り5分くらいまで、ずーっとサンダーだったんよ~。

本当にレギュラーシーズンに73勝したチームなんかい?!っていうくらい、ひどかったんよ~ゴールデンステート・ウォリアーズ。リバウンドとれない。シュートが決まらない。ターンオーバー。

サンダーの選手の方が、大きく見えてた。圧倒してた。何も出来ないウォリアーズ。

もう残り5分。こうやって負けていくのか・・・スティーブ・カー(ウォリアーズのコーチ)って、やっぱたいしたことないのかも・・・なんて勝手に思ってたら、試合がひっくり返ったよ!!

この試合の貢献度ナンバーワンは、なんといってもクレイ・トンプソンさん。ミスが続くウォリアーズの中で、ひとりだけ頑張って3ポイント決めてた。もうずっとこの人に打たせろや!って思うくらい。

耐えてたんだよ。味方のミスが多くても辛抱してた。点数が離されながらも、サンダーが決定的にリードを広げられなかったのは、クレイ・トンプソンさんがいたから!(って、いや、他の人もディフェンス頑張ったよね)

チームを引っ張る男、クレイ・トンプソン!

同点にしたのは、やっぱりカリー!

試合を決定づけたカリーさんのスゴ技!

サンダー、いったいどうしたん?勝った試合だったのに。最後でプレッシャーに負けたんかい?

最後の 1:34 で、ターンオーバー4回!

やってる選手もガックリきたと思うけど、もっとガックリしたのは、会場につめかけたサンダーファン。試合開始から総立ち!歓声の嵐!だったのに、最後の2分はシーン・・・・。

ファンの顔を見てください。怒ってる。呆れてる・・・。手を出してもクレイ・トンプソンさんは止められないけど、出さないではいられない・・・・。


トンプソンさんは、この試合で3ポイントシュートを11回というNBA記録を打ち立てました。41得点もたたき出した大活躍の秘密はこれ。

「ジェダイの力を引き出すために、ヨーダの靴下を持ってきたんだ」


お、いいやん~。力、出そうかも~。ほしいかも~。


ということで、7戦目が楽しみです!ゴールデンステート・ウォリアーズのホームで行われるこの試合、チケットは約10万円ということです。そして600万円でコートサイドの席2つ買った人がいるってさ。

2016/05/29

待ってたよジョーダン!スピースさんマスターズ後初勝利

全国のジョーダン・スピースファンのみなさん、こんにちは!

来た!来ましたよ~。ジョーダン・スピースさん、久しぶりのPGAツアー優勝だい!

テキサス州フォートワース、コロニアルCCで行われたディーン&デルーカ招待という大会。3日目を首位で終りましたが、いや、最終日はわからない(だってマスターズのこともあるしさ・・・)、どうかな~と思ってたら、-17で勝ちました~!

勝ったスピースさんはもちろん嬉しそうだったんだけど、ギャラリーのお客さんたちのほうが、むっちゃ喜んでたよ~。湧き上がる大歓声!みんな、スピースさんが勝つの待ってたんだね~。

悪夢のマスターズのあと、プレイヤーズ選手権は予選落ち。先週のバイロン・ネルソン選手権では3日目2位から最終日18位タイ。調子はとてもよくないって話してたんですよ、3日目のあと。「今、ぜんぜんボールに自信がないんだ」って。

これ、先週。





最終日のハイライトは、17番のチップイン!スピースさんの顔に注目!


マジっすか?信じらんねー!

そして、スピースさんより喜んでるのが、観客の人たち。みんなむっちゃ嬉しそう!ジョーダンがやったーっ!!!ってwww

16、17、18と、バーディでしめました。言うことないだろ。


スピースさんの地元であるテキサス州で、初めての優勝ということです。地元の誇りだな!みんなよかったな!

「ジョーダン、マスターズ覚えてるか?マスターズ忘れんなよ?」なんて声をかけるファンも、10番ホールあたりでいたそうですよ~。リードしていても気を引き締めていけ、という意味合いだと思うけど、よけいなお世話www

「1ヶ月前にあった事を、インタビューのたびに聞かれたり、観客がそのことを話しているのが聞こえたり、いつになったら、それが終るんだろうって思ってた。ちょっとつらかったよ。ボク22歳なんだよ」

と語ったスピースさん。

「今、この時に集中して、ポジティブでいようとしているのに、そんなことばっかり言われたりするのって、タイヘンなんだよ」

「今日は、大切な日になった。これから30年のキャリアの中で、いろんなことがあるだろうけど、今日のことは、大切な日として覚えておくと思う」

うんうん。よかったな!まー、マスターズのことは、いつになっても言われるんだろうけど、でも、この1勝で、とりあえず一区切りということになるんでしょうか。とりあえず、ファンはホッとしたな!今夜はゆっくり眠れるな!


次のトーナメントは、また来週!!!

2016/05/28

2016年NFL ランキングの66位がアール・トーマスさん

ええーっ!?ランキング、下すぎ!

シアトル・シーホークスのセイフティ、アール・トーマスさんが今年のNFLトップ100人の選手のうち66位。去年は21位でしたから、大幅に下がりました。こんなランキング信用できないって、みんな騒いでるよ~!


「フツーのヤツはサボることあるんだけど、アール・トーマスは1スナップだって気をぬかない。時速110マイルで最初から最後まで突っ走ってるんだ」と、タイラン・マシュー選手。

アール・トーマスさんは「ミラクル・チャイルド奇跡の子」なんだそうです。

トーマスさんがおなかにいるとき、子宮頸ガンが見つかったお母さん。第3ステージに進行していて、余命6ヶ月と診断されました。お医者さんは、手術で子宮をとることを勧めましたが、お母さんはそれを拒否。赤ちゃんのために、X線療法も化学療法も断って、アール・トーマスさんを出産したそうです。そして、お母さんは今でも元気。

えええ?!まさにミラクル・・・。

「アールはね、高校の時はすごく静かでおとなしかったの。フットボールの練習が終ると、うちに帰ってサックスなんか吹いてた。変よね~」と、奥さん。

ドラム叩いたり、ピアノ弾いたり、音楽が好きで、吹奏楽団でも活躍していたそうです。選手としてフットボールの試合に出て、ハーフタイムには急いで着替えてマーチングバンドで演奏していたと。

マルチタスクさ半端なし!

このビデオの最初のほうでは歌も歌ってるよ~。




高校から付き合って来た彼女と、今年結婚したアール・トーマスさん。その結婚式の様子もニュースになっていました。このスタイル!

A photo posted by Earl Thomas III (@earl) on


王様の冠かぶりたかったんだね・・・。はじっこにカムさんもいるよ~。

2016/05/26

エリック・デッカーはフィッツパトリックさんのために練習欠席してんの?

ちょっとこの写真を見てほしいんだよ~。いい写真じゃあないですか?えぇ?

ニューヨーク・ジェッツのクォーターバック、ライアン・フィッツパトリックさんに後ろから抱きついてるワイド・レシーバー、エリック・デッカーさんです。去年の12月、ニューイングランド・ペイトリオッツ戦のあと!延長戦でデッカーさんへのパス→タッチダウンで勝ったあと!嬉しさ大爆発!

で、ジェッツとの契約がなかなか決まらないフィッツパトリックさんをサポートするために、デッカーさんが今週のOTAを2日欠席したという話です。練習を休んで、デッカーさんが何をしてるかというと、きれいな奥さんと子どもとバケーション中。



え~こっちのほうがいいもんね~練習より。どう考えたってさ~。「フィッツをサポートするために練習はボイコットだ!」と言いながら遊べるなんて一石二鳥やん。それに、OTAは強制参加じゃないので、休んでも罰金はないし~。

フィッツさんとは無関係らしいですが、もう一人のワイドレシーバー、ブランドン・マーシャルさんもOTA欠席です。

そしてフィッツさんとデッカーさんとアイスホッケーの試合を見に行っていたニック・マンゴールドさんも欠席。マンゴールドさんは奥さんが出産のためだそうです。

フィッツパトリックさんとワイドレシーバー2人は、ものすごく仲よしと評判です。髭を切りに床屋へ行ったフィッツさん、フェイスタイム経由で、デッカーさんとマーシャルさんにアドバイスしてもらったという話も。

ま、言ってもしようがないけど、シーズン最後のバッファロー・ビルズ戦で、インターセプション3つも投げてなかったら、今頃にはとっくに契約してたハズ。あれはちょっとイタかったよね・・・。どーでもいいからさっさと契約してしまえ!とファンはみんな思っていることでしょう。

そういえば、去年のジェッツはチームメートがケンカしてQBを怪我させてました。それとは対照的に今年はチームメートがQBを応援しているんだから、チームの連帯感もりあがり?なんでしょうか。

しかしながら、「レシーバー来ねーとパス投げらんねーよ」というバックアップQBの言葉も聞こえてきそう。フィッツさんのほかにQB3人もいて、いったいジェッツはどうするつもり????

2016/05/25

フットボールは人間のするスポーツではない by バッファロー・ビルズのGM

ちょちょちょちょちょっと・・・・。人の揚げ足を取るようですが、言わせてもらうよ。

バッファロー・ビルズのGM(ジェネラルマネジャー)ダグ・ウェーリーさんが、ラジオ番組のインタビューに答えて、「フットボールは、暴力的なもの。個人的には、人間がするようなスポーツじゃないと思っている」と語りました。

ええええええ?ちょっとー!?


番組の中で、ビルズのワイドレシーバー、サミー・ワトキンスさんの度重なる故障について聞かれて、

「記録によると、3試合しか休んでいない。それで故障が多いって言う?私はそうは思わない。これからもこんなふうになるかって?怪我が少なくなればいいと思っている。」

「でもこれはフットボールの話だからね。故障は当たり前なんだ」

という話から、「暴力的すぎて、人間がすることではない」という発言が飛び出したようです。

NFLのオーナーとか、GMとか、なんだか、あれっ?っていうようなことを言う人、多いですね~。ちょっと口がすべったんだと思うけど、これ、本音がポロッと出ちゃったね。

現在90人くらいの選手をまとめる役割のGMがこんなこと言って、選手たちはどう思うんでしょうか。

「そんなのとっくに知ってらァ!」って、気にも留めないのかもしれないけど。

バッファロー・ビルズか・・・。

そして、ビルズは、火曜日のOTAから、新しいメディア・ポリシーを適用するというニュースも。それによると、誰が先発チームで練習したとか、誰がボールをドロップして、誰がインターセプションしたかとか、クォーターバックのパス率だとか、リポーターが選手から聞いた話だとか、そういうのは一切公表してはいけないと、リポーターにお達しが下ったそうです。


ということで、リポーターさんも、「ビルズはフィールドでOTA。誰もまだインターセプションなげてません」なんつってバカにしてるwww


リッチー・インコグニート選手も、「新しいメディアポリシーの下でこんなことツイートしていいのかわかんないけど、練習が始まってから、ランチルームにはクッキーがあったよ」

なんつってwww

ヘッドコーチのライアン・レックスさんは、「メディアポリシーのことは、オレは関係ないから」つって、チームのスポークスマンの方を指差したそうです。

なにこれwww誰が決めてんの、無意味な規則wwwあのGMかwww


[UPDATE]

ビルズGMのウェーリーさんが、次の日になって、この発言について釈明しました。「言葉の選び方が適切ではなかった。フットボールは肉体的な負担が重く、故障はこのスポーツの一部であると言いたかった」のだそうです。

知ってたよ~。あやまんなくてもオッケーだよ~。真実だから。


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首をかしげるGM・オーナーの記事

● 脳震とうに関しての見解がひどすぎるだろうよNFLのオーナーよ

● フラッコさんのレイブンズがカーク・カズンズとサム・ブラッドフォードをディスった件

2016/05/24

開幕が遠すぎるのでオデル・べッカム Jr のダンスでも見て心を癒すか・・・

OTA (Organized Team Activity) という名前のチーム練習は始まったみたいですけどね。でも、シーズンはまだはるか遠くですね・・・。3ヶ月待たんとな・・・。長いな・・・。もう古いゲームの繰り返し再生は見飽きたな・・・。新しい試合が見たいな・・・。

という気持ちの隙間を埋めるために、OBJことオデル・ベッカム・ジュニアさんのタッチダウンダンスを集めてみました。

オデル・ベッカムJrさんは、ニューヨーク・ジャイアンツのワイドレシーバー。毎週のようにスーパーキャッチを見せてくれるので、ジャイアンツの試合はとっても楽しみにしています。生意気なヤツかもしれない。尖っているかもしれない。ケンカっぱやいかもしれない。でもいいんだよ!オデルさんのプレイはエキサイティング。ダンスも、キャッチに劣らずキレッキレっす。

オデルかマイケル・ジャクソンか? 


サルサ風


試合前にも、もちろん踊る



ボン・ミラーさんにも練習つけたるで


A video posted by Von Miller (@vonmiller) on


こんなとこでも踊ってる・・・




もーこうなるとオドル・ベッカム・ジュニアさんですね~。

とゆーことで最後にオデルさんの背中。

A photo posted by Odell Beckham Jr (@iam_objxiii) on



2016/05/22

パクストン・リンチさんがタッチダウンダンスを初披露

2016年のドラフトで、デンバー・ブロンコスに1巡で指名されたQBパクストン・リンチさん。

ダラス・カウボーイズも、この人が相当ほしかったそうです。

全体4位でRBエゼキエル・エリオット選手を指名した後、なんとかまた1巡目の後半にトレードアップして、リンチさんを指名したい。20位台の指名権を持っていたチームに片っ端から電話してトレードできるか聞きまくったそうです。

26位を持っていたシアトル・シーホークスに、2巡+3巡の指名権をオファーするも、ブロンコスがそれを上回る1巡+3巡を提案し、トレードが成立。パクストン・リンチさん指名には至りませんでした。

カウボーイズのGMジェリー・ジョーンズさんは、ものすごく悔しかったそうです。

「寝たのは午前3時頃だった。リンチのことを考えてて。起きたのは6時。自分がどんなにヘマをやったのか、朝のうちに会った6人に話したんだ。次の日の朝になっても、腹が立っていた」

「もっと支払うべきだったんだ」と。

アメリカで最も価値のあるスポーツチームと呼ばれるダラス・カウボーイズのオーナー兼GMのジェリー・ジョーンズさんをこんな気持ちにさせたパクストン・リンチってどんなやつ?

こんなタッチダウンダンスを踊るやつです!


wwwなんなの、この人wwwひょっとしてオチャラケさんか?

もう一丁。


いいね~ww首のグラグラがwwタッチダウンしたら、本当にコレ踊ってほしいよ~。踊る白人クォーターバックって、けっこう斬新ではないでしょうか!

偽りない自分を見せてほしい!パクストン・リンチ、期待してるで~。

この週末は、NFLのルーキーが集まって写真撮ったりするイベントがあったようで、そこでの1コマでした。

2016/05/21

2016年NFLランキング72位にダグ・ボールドウィンさん初登場

シアトル・シーホークスの怒りんぼう、ダグ・ボールドウィンさんが、今年のNFLランキングにデビューです!

さんざん「平凡」とか「フツー」と言われてきたシーホークスのレシーバー陣ですが、そんなことないっすよ!今年はいろいろ見せてくれましたよ!ルーキーのタイラー・ロケットさんも素晴らしい活躍だったし、シーズン後半では、このダグ・ボールドウィンさんが爆発。最後の6試合で、タッチダウンが11!


「2015年、ダグ・ボールドウィンよりタッチダウンをした者はいない。フリオ・ジョーンズよりも。アントニオ・ブラウンよりも。オデル・ベッカムよりも」

って、すごいや~ん。さらに付け加えると、シーホークスのオフェンスはランが中心で、年間のパス数は、全チーム中、下から数えて5番目。ボールドウィンさんがターゲットにされたのは104回なんですが、タッチダウン上位のワイドレシーバー5選手の平均ターゲット数が162回です。え?ボールドウィンさん、すごいやんか!

キャッチ(78)、ヤード(1069)、タッチダウン(14)数でも、自己最高記録です。すんごくいい年になりましたね~。


ボールドウィンさんは、フロリダ州の小さな町の出身。高校卒業時にスカウトに来たのは、ただ一校。そのスタンフォード大学に進みましたが、途中で学業にもフットボールにも行き詰まり、「もうやめたい・・・」とお母さんに電話したこともあったそう。

スタンフォードでチームメートだったリチャード・シャーマンさんも、去年のボールドウィンさんの活躍を喜んでいるひとりです。

「こんなシーズンになって本当によかった。アイツはもっと賞賛されるべきなんだ。ほめ言葉を10倍にしてもいいくらい。だって、これまでたいへんだったんだ。体は小さい。高校3年の時は両肩を痛めた。大学では3年生で2軍に落とされた。一番輝ける時期なのに。ドラフト外のルーキーとしてNFLに入って、爪をひっかくようにして、戦ってきたんだ」と。

まったくよ~人が頑張ってんのに「オメーはダメだ」ってさんざん言われて腹が立つのも当たり前だよな!ということで、怒ったダグ・ボールドウィンさんのビデオをひとつ貼っときます。

2014年シーズンのNFCチャンピオンシップでグリーンベイ・パッカーズに勝ったあとのインタビュー。当時、元NFL選手で解説者のディオン・サンダースさんが、シーホークスのレシーバー陣を「平凡」「フツー」と呼んでいたことに腹を立てていたボールドウィンさんです。



「あなたたちレシーバーが延長戦で勝利に導いたわけですが、どんなことを克服したんですか?」

「さあね!これが『平凡』な、『フツー』のレシーバーがやることさ!よう、ディオン・サンダース!オレら、どうだよ?ああ?どうだい?オレら、スーパーボウルに行くぜ!」

おお、言ってやれ!

でも、もうボールドウィンさんを平凡と呼ぶ人もいないでしょう。シーズンオフには恋人にプロポーズもしたし、ちょっとは角がとれるのではないでしょうか。

今年も、よりいっそうの活躍を期待したいです。オデル・ベッカムJr さんばりの片手キャッチもどんどん見せてほしいぞ!

2016/05/17

ジョーダン・スピースの首フリ人形がひどすぎる@AT&Tバイロン・ネルソン

全国のジョーダン・スピースファンのみなさん、こんにちは!

先週のプレイヤーズ・チャンピオンシップは残念でしたね。っつーか、予選落ちですから、残念もなんもないっすね。べつにいいわ、こんなこともあるやね!ということで忘れて、今週はまた試合があります。

テキサス州ダラスというスピースさんの地元で開かれる、AT&Tバイロン・ネルソン選手権です。

「父と一緒に、よくフェンスを飛び越えて、このトーナメントを見に来てたんだ。チケットを買ったことも、何年かあったけど」

なんつって、お茶目な過去を披露したスピースさん。お、お父さんもやるやんけ!

ということで、週末の試合に先駆けて、火曜日は楽しいイベントがあったもよう。マシュマロがのったゴルフボールを打って、飛んだマシュマロを口でキャッチしてみたり。


風船を結びつけたゴルフボールを打ってみたり。


そして、土曜日に来場するファン先着8000名様は、このジョーダン・スピース首フリ人形がもらえるそうです。

だ、誰これ・・・?

ジョーダン・スピースって名札がついてるけど、いったいキミは誰なんだあぁぁぁ!?


本物のスピースさん、予選を勝ち残って土曜日に姿を見せてくれるといいですね!

2016/05/16

指の負傷もなんのその!社会に貢献する男マーク・サンチェス

デンバー・ブロンコスのQBマーク・サンチェスさんが指を負傷!先週木曜日、ウエイトトレーニング中に左手親指の靭帯を痛めました。

ちょっと~サンチェスさん張り切りすぎじゃないの~無理して重いもん持ち上げようとしたんじゃないの~?でも、幸いながら、これはボールを投げないほうの手(汗)。

何もしなくても治ると言われましたが、サンチェスさんは手術を希望。そのほうが確実で、治りも早いからだそうです。おお!ここでも積極的な姿勢!ブロンコスのOTA(チーム練習)が始まる5月24日には間に合わないようですが、割と早めに回復する見込みとのこと。ひやっとしたけど、よかったですね。

で、その手術を土曜日に控えながら、金曜日の夜にはプロムに出席したマーク・サンチェスさんです。


プロムとは、アメリカの高校などで卒業を前に行われるダンスパーティです。しかし、病気で学校のプロムに行けない高校生も。そんな患者さんのために、コロラド小児科病院でプロムが行われました。そこに現れたのが、特別ゲストのマーク・サンチェスさん。100人余りの高校生といっしょに写真を撮ったり、ダンスをしたり、パーティを盛り上げてくれました。

「ボクとか、ボクのチームメイトとか、恵まれたところにいる人間は、そのお返しをしなきゃいけないと思うんだ。」とサンチェスさんは語ります。

「ここまで、ボク一人の力で来たわけじゃない。たくさんの人にお世話になってきた。自分のために時間をさいてくれたり、勇気づけてくれたり、手伝いに来てくれたり、練習に連れて行ってくれたりさ。そういうことのお返しのつもり」

サンチェスさんにサインしてもらって、頭を二度と洗わないっていう女の子も。


「ボクがデンバーに来て、最も大事な3つのことは、チームメイトといい関係をつくること。プレイブックを学ぶこと。地域のために貢献すること」

と、先日インタビューでも語っていたサンチェスさん。その言葉どおりに突き進んでいるではないですか。ああ、まぶしいその笑顔!

プロムの女の子たちも嬉しかったよね~よかったね~一生の思い出だよね~

ということで、サンチェスさんを応援するでかい旗なんかを作りたい。そして、開幕試合にはそれを振って応援したいと思います!がんばれサンチェス!期待してるで!

パンサーズなんか、ふっ・・・。

2016/05/15

ラッセル・ウィルソンがウィスコンシン大学卒業式でスピーチ

5月はアメリカの大学の卒業シーズン。ということで、シアトル・シーホークスのQBラッセル・ウィルソンさんが、母校ウィスコンシン大学の卒業式に招待されて、スピーチをしました。

いいなぁーこの卒業生たち。ウィルソンさんに来てもらって、こんな話が聞けて一生の宝じゃないですか!「オレの卒業式にラッセル・ウィルソン来たぜ」って言えるなんて、なんてラッキーなの。

期待を裏切るこのとない、とってもいいスピーチでした!うまいなぁー。そして変にかしこまってなくて、いつものラッセルさんで、エネルギーに満ち溢れてる。聞いている人に力を与えてくれてるよ~。ちょっとNFLのQBでこんなにスピーチ上手な人って、ラッセルさんしかいないのではないでしょうか。んー、ペイトン・マニングさんもうまそうか・・・。

というわけで、そのスピーチをちょっと紹介してみます。


「ここに来たのは、ボクが今までに学んだことを語るためです。たとえば、自分より格上の女性とつきあっているなら、結婚を申し込まなきゃいけないとか。フットボールを80ヤード投げられたら、なんか知らないけど、人がほめてくれるとか。スーパーボウルでニューイングランド・ペイトリオッツと戦っていて、残り時間が26秒で、4点差つけられてて、1ヤードラインで 2nd and Goal だったら、インターセプションを投げないようにするとか。ま、あくまでも仮定の話ですが」

なんつってwwww

「人生にNOと言われた時。そのときが大切なんです。そのことを今日は話したいと思います。人生にNOと言われたら、どうしますか?」

「びっくりするかもしれないけれど、ボクも今までたくさんNOと言われてきました」

「(ノースカロライナ州立大学で)4人のクォーターバックと先発を争っていました。クォーターバックが着る赤いシャツを、ボクはもらえませんでした。コイツはダメだと。ボクはなんでもしました。パントをキャッチ。ルートを走ってキャッチ。ヒットも受けました。クォーターバックができると、自分では思っていました。チャンスがほしかったんです」

そして、試合の2週間前にコーチに呼ばれていってみると、「お前のポジションを変える。セーフティをやれ」と言われたと。セーフティ!!!!

セーフティをするべきか否か。ラッセルさんは考えたそうです。オレには何ができるんだろう?クォーターバックができるのか?と自分でよく考えた末の答えはYES。肩も強い。動ける。集中力もある。できる力はある、チャンスが来れば。

胸を張って、ウィルソンさんはコーチに会いに行きました。そして、「ボクが先発のクォーターバックになります。オールアメリカンの選手になります。NFLで、スーパーボウルに勝って、殿堂入りする選手になるんです」と宣言しました。

コーチは、コイツ頭がおかしいのか?という顔をしていたけれど、3日後には試合に出してくれました。

大学で野球をしていた時には、試合に出してもらえないことがありました。けれど、攻撃の時にはヘルメットをかぶってバットを持って、いつ出てもいいようにベンチで待機。1回から11回までずっと。バカみたいに見えたかもしれないけれど。11回の裏2アウトで、やっとコーチに「ウィルソン、次」と言われて代打に出てホームランを打ったこと。

マイナーリーグで野球をしたあと、ノースカロライナ州立大学に戻りたいとコーチに電話をして、拒否された話も。「お前はNFLに行けない。小さすぎる。チャンスなんかない。あきらめろ」と、突き放されました。今までやってきたチームにNOと言われて、これからどこでフットボールをしたらいいのか。そんなことがあって、ウィスコンシン大学に来たそうです。

亡くなったお父さんに大きな影響を受けてきたと、いろんなところで語っているウィルソンさん。「可能性があるというのは、まだやっていないということ」「いつでも準備をしておくこと」というお父さんの言葉を胸にきざんでいます。そして、父の死は、物事を大きな視点で見ることを教えてくれたと語っています。

「そのときはつらかったけれど、今は悲しくありません。父と一緒に過ごした時間に感謝しています」

「人生にNOと言われても、自分に何ができるかを知っていて、いつでも準備をしていて、大きな視点で物事を見ることができれば、人生は必ずYESに変わります」

「最後に、グッドラックと言うところですが、ボクは幸運を信じていません。自分で幸運をつかみとれ」

・・・というかんじのスピーチでした。

最後にみんなでジャンプしてる~ww楽しそう~wwおめでとう卒業生のみなさん!


2016/05/14

サム・ブラッドフォードのエージェントがトレード要求のウラについて説明してた

先月、フィラデルフィア・イーグルスが、ドラフト2位でクォーターバックを指名する姿勢を見せたことで、QBサム・ブラッドフォードさんは、トレードを要求していました。

3月にイーグルスと2年で36億円(強)の契約を結んだばかり。だけど、新人QBが来るなら、フィラデルフィアには居たくないということで。自分の不満を表明するため、練習を2週間休んでいました。

ファンやメディアから非難されたあと、ブラッドフォードさんは、今週月曜日からチームの練習に復帰。これで一件落着?かどうかわかりませんが、ブラッドフォードさんのエージェント、トム・コンドンさんが、この件について説明していました。


「ポジション争いをするのが嫌だから」というのが、トレード要求の理由ではないと。

イーグルスがトレードアップして、ドラフト2位指名権を得た時点で、コンドンさんは、自分のクライアントであるブラッドフォードさんがよりよい立場でプレイするには、ブロンコスがいいのではないかと考えました。

「フィラデルフィアに短期間しかいられないのは分かっていた。彼らは(ドラフトを)ビジネスの観点から決断した。私達のビジネス的決断は、こうだ。この立場を改善できるか?」

「その時点で、デンバー・ブロンコスはQBを必要としていた。彼らには、マーク・サンチェスがいた。いいQBだ。でも、私達がそこに行くことはできるだろうか?だから、サムは練習を休んで、不満を表明したんだ。結果、思ったとおりになった。ブロンコスがイーグルスにコンタクトをとってきた」

しかし、交渉はまとまらず、ドラフトでイーグルスはカーソン・ウェンツさんを指名。デンバー・ブロンコスはパクストン・リンチさんを指名しました。

「ブロンコスは、もうQBが必要ない。だから、私達に一番いいのは、サムがイーグルスの練習に戻って、システムを学んで、サムの能力を示すことだ。サムは今年いいプレイをすると思うよ。たぶん来年も。そのあと、トレードかフリーエージェントだ」

とのことです。「自分がよりよい立場で仕事ができる場所を探すため」と聞けば、うーん、そんなもんなのかなあと思います。コンドンさんも、自分のお客さんにとってのベストを考えていたということだし。へぇ~。

このトム・コンドンさんという人は、ものすごく有能なエージェントなんだそうです。マニング兄弟、ドリュー・ブリース、RGⅢ、トニー・ロモ、マシュー・スタッフォード、アレックス・スミス等、そうそうたる選手が依頼主。す、すごいな・・・。選手よりずっと稼いでそう・・・。

ということで、イーグルスのQB争いはどうなるのかな~?ってことも、これからの楽しみです。ドラフトからだいぶ経ちましたが、ブラッドフォードさんとウェンツさんはまだ対面してなくて、OTAの時に初めて会う予定だそうです。

ブラッドフォードさん、チェイス・ダニエルさん、ウェンツさんという順でロッカーが並んでいます。

2016/05/13

リカルド・ロケットさんの引退記者会見で、じーん・・・

去年11月の試合で、首に大怪我を負ったシアトル・シーホークスのリカルド・ロケットさん。

選手生命を絶たれることになりましたが、自分の中では、もうすっかり気持ちの整理がついているよう。引退記者会見では、すがすがしい顔で、時々笑いをまじえながら今の心境を語ってくれました。

「まず、神と、トレーニングスタッフ、救急隊員に感謝の意を表したい。この人たちがいなかったら、ボクはここで、こんな会見なんかできなかった」

そして家族に感謝。ジョージア州の小さな町で育ったリカルドさんに、勇気をくれたこと。自分を信じ、何も怖れることなく、ここに来て自分の夢を遂行できたことは、家族のおかげなのだと語りました。

「これからのことはまだ何も決まっていないけれど、助けを必要としている人たちのために、自分の時間を使いたい。ホームレスや家庭内暴力の被害者を助ける活動をしたい。子どもたちと話をする機会をたくさん持ちたい。未来は子どもが作っていくものだから」


ロケットさんの首には、チタンのプレートが2枚入っているそうです。頭蓋骨と背骨をつなぐために。50パーセントしか首を回すことができません。重いものを持つことも、子どもたちとスポーツをすることも、ジェットコースターに乗ることも、止められています。

「悲しい日じゃないよ。人生は続いていくんだ。オリンピック選手やNFLの選手というより、何か一つに秀でた素晴らしい人間になりたいと思っていた。家族が誇りに思ってくれるような。それはかなえられたかな」

ヒットされたこと、それで引退に追い込まれたことにも、不満はないと語ります。フットボールをするということは、そういうことなんだと。自分だって、そんなことをやってきた。仲間のためにやってきたんだ。チームを勝たせること。それがオレたちの仕事なんだ、と。

ロケットさんをヒットしたダラス・カウボーイズの選手、ヒースさんとも、手術の前夜に言葉をかわしたそうです。

「ヒース、いいんだよ。キミはいい選手だ。一週間キミのプレイを見てきたよ。キミの動きを研究して、戦うことを楽しみにしてきたんだ。一緒に試合できたことは光栄なんだ。情熱を持ってプレイし続けてくれ。今までと同じように。オレのことは心配してくていい。大丈夫だから」

(NFLを知らない方のために:各チームは、次の対戦に向け、1週間かけて試合の準備をします。相手チームのビデオを見て研究し、対策を考え、戦略に沿った練習をして備えます)

記者会見には、コーチやチームメイトも参加していました。「コーチ、あの時は遅れてきてゴメンね。でも、もうそんなことはないと思うよ」なんつって笑いをとったロケットさん。WRダグ・ボールドウィン選手と初めて出会った時のことも話してくれました。

二人ともドラフト外。初めてシアトルに来て、ホテルでのルームメイトがボールドウィン選手でした。遅く到着して、「あっ、ゴメン。ボク、リカルド・ロケット。フォートバレー大学出身」と挨拶したら、「ダグ・ボールドウィン。スタンフォード大学。って、そんなこと、どーでもいいから早く寝ろ!明日やることあるだろ!」と言われたこと。

小さな町から出てきて、ドラフトもされないで、何が自分にできるのか不安だった時、ボールドウィンさんに、「オレたちがここにいるのには、理由があるんだ」と言われたこと。それを信じてきたこと。

選手をやめて、一番残念なことは何?と、聞かれて

「ロッカールーム。仲間たち。遠征旅行。コーチが試合前に準備してくれたビデオ。スピーチ。

試合前にハドル(円陣)を破る時。キックオフをするチームが『ヘイ、キックオフするぜ。やってやるぜ』と言って、仲間が走り回り、チームみんながジャンプして、オレたちがその真ん中で、これから何が起こるかを知っている時。

試合が始まる。このために一週間準備してきたんだ。今が、その時。観衆が大歓声をあげる。毛が逆立って鳥肌がたつ。だけど、何もこわくない。怖れるものはない。戦う相手を見る。これから何が起こるか、敵は知っている。自分も知っている。そしてそのとおりにするんだ。

そんなことを思い出すだろう」

 って。えーん・・・・。グスグスグス・・・・。

リカルド・ロケットさん、ありがとう。本当にそれしか言うことがない。これからもいい人生を送ってください。グスグス・・・・。


記者会見場に入る前だと思うけど、仲間と歩く最後のビデオ。ダグ・ボールドウィンさんもいるよ!ラッセル・ウィルソンさんもいる!みんな晴れ晴れたした顔してる! WE ALL WE GOT WE ALL WE NEED!


A video posted by Ricardo Lockette (@ricardolockette) on


そして、ロケットさんのハイライト!


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ロケットさんの記事、もっとあります

★ シーホークスのリカルド・ロケットさんが引退と

★ なぜここにいるのか、やっと分かった気がする:リカルド・ロケットさんの手記

2016/05/12

トム・ブレイディは走れん!by ベリチック師匠

ラクロスというスポーツを知っていますか?魚とりの網みたいなラケットを振り回してプレイするやつ。ニューイングランド・ペイトリオッツの名ヘッドコーチ、ビル・ベリチックさんは、このラクロスが大好きなんだそうです。

自分も、自分の子ども3人も大学でラクロスをやってたんだって。というわけで、ラクロスマガジンという雑誌の取材を受けました。

ペイトリオッツの選手をラクロスチームにするとしたら、誰をどのポジションにしますか?ジュリアン・エデルマン選手は?

「ミッドフィールダーだ。いいミッドフィールダーになるよ」

なんて答えていたんですが、トム・ブレイディは?と聞かれて、

「ふん。ゴールキーパーにするよ」


「走れないからね。彼はね、走れない。(ボールを)よけることもできないし、走れないんだ」

って、ちょっとwww歯に衣着せぬこの言い方。あくまで真実しか言わないベリチック師匠wwこう直球で言われたら、おっしゃるとおり!ってハイタッチするしかないっしょ、トムさんも。

ま、みんながすでに認めてることだから~。

ということで、走るトム・ブレイディのビデオを貼っておきます。トム・そよ風・ブレイディ。走れ~!!




2016/05/11

シーホークスのリカルド・ロケットさんが引退と

シアトル・シーホークスのワイドレシーバー、リカルド・ロケットさんが引退します。

去年のダラス・カウボーイズ戦で、ブラインドサイドからヒットを受けて、フィールドに倒れました。それきりずっと動かない。選手も観客も、テレビを見ていた人も、皆固唾をのんで様子を見守りました。最悪のことになるんじゃないかって。

ストレッチャーに乗せられて、退場していく時に、手を上に伸ばして親指と人差し指でL(Love Our Brothers)を作って見せてくれたので、みんなそれでちょっと安心しました。

脳震盪のほかに、首を大怪我して5時間以上の大手術。ダラスの病院には、ロケットさんの家族のほか、マーショーン・リンチ選手、ラッセル・オクーン選手も付き添いました。

以後、リハビリをして、試合前のスタジアムに元気そうな姿を見せてくれていたんですが。報道によると、首を回すことができないので、引退するしかないと。


ロケットさんといえば、去年はフリー・フリッカーをキャッチしてました。はー・・・。あの時は、6ヵ月後にこんなことになるなんて思ってないよね・・・。本当に、いつ、何があるかわかりませんね・・・。

でも、お医者さんは、ロケットさんがすごくラッキーなケースであると話してくれたそうです。

「もし、あの時その場で立っていたら、頭の重みで死んでいたかもしれないって」

「もし、チームメイトがボクの腕をちょっとでも動かしていたら、死んでいた。もし、リターナーがタックルをかわして、ボクの上にころがってきていたら、フィールドの上で死んでいたんだ。ボクが助かったのは、トレーナーとあなたたちのおかげなんです」

と、シアトル近郊の消防隊員・救急隊員を訪問した時に、ロケットさんが語ったそうです。


ロケットさんといば、スーパーボウルでインターセプトされたことも思い出します。あのキャッチ。スローモーションで見ると、ああ~ロケットさんがもうちょっと積極的にボールをもらいに行っていれば・・・なんて勝手に思ったりするんだけど、それは本人もよほど悔しく思っていることでしょう。

調べてみると、ロケットさんはドラフト外でNFLに入った選手。シーホークスと49ナーズの間で解雇されたり、練習生になったり、と下積み時代も長かったようです。

リカルド・ロケットさんの第2の人生に幸あれ!

A photo posted by Russell Wilson (@dangerusswilson) on


ロケットさんのヒット!キャッチ!そしてありがとう。




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もっと!ロケットさんの記事

● リカルド・ロケットさんの記者会見で、じーん・・・

● なぜここにいるのか、やっと分かった気がする:リカルド・ロケットさんの手記

2016/05/10

ポール・アレンも唖然とするMVPステフィン・カリーの3ポイントシュート!

NBAプレイオフ、ポートランド・トレイルブレーザーズ vs ゴールデンステート・ウォリアーズの第4戦にステフ・カリー選手が戻ってきました。

今年のMVPに選ばれたカリーさん。「全員一致でのMVP選出」は、NBA史上初!なんだそうです。へ~。そして、この試合で40点をたたき出したカリーさんですが、そのうち、「延長戦での17得点」も、史上初だということです。へ~。

試合のハイライト


3:00 で自分の胸をゴンゴン叩きながら「オレは戻ってきたぜ!I'm back! 」って言ってるところがいいな。足首の捻挫、膝の故障と続いて、しばらく試合に出られなかったんですが、故障明けとは思えないような大活躍!

ステフ・カリー、すごいな。

体格に恵まれているわけでもないし、ウザい熱さみたいなのもなくて、クールにやってるところも。この人、バスケットボールのゲームを変えましたね~。バスケは派手なダンクばっかじゃねーよってことをみんなに分からしてくれたもんね。中学生とか高校生とか、クールな3ポイントを練習する人が増えるんじゃないかな。コーチも、「そんな遠いとこから撃つんじゃねえぇ!」って、なかなか言えなくなるかもね。

カリーさんの上手いところがよく分かるビデオ

さて、この試合でスポットライトを浴びたのは、カリーさんだけではありません。

NFLシアトル・シーホークスのオーナーでもあり、ポートランド・トレイルブレーザーズも所有するポール・アレンさんのポカーン顔がカメラに!




アレンさん・・・。いいっすねwwwほんと、唖然とするしかないよねwww


ポール・アレンさんは、シーホークスがスーパーボウルで負けた時も、ポカーン顔をぬかれてました。これ、最後のインターセプションの瞬間。くく・・。


ポール・ポカーン・アレンと呼んだら失礼か・・・。


2016/05/08

マイケル・フェルプスさんに男子誕生!リオ五輪でもメダルをねらうぜ!

水泳のマイケル・フェルプスさんが、お父さんになりました。2016年5月5日生まれの男の子の名前はブーマー・ロバート・フェルプスちゃん。「今までの人生で最高の気分!!!」だって。

2004年のアテネオリンピックで金メダルをとって、「母ちゃん、見て見て!」なんつって無邪気に喜んでた19歳の少年が、父親か・・・。月日が流れるのは早いなぁ・・・(遠い目)。

フェルプスさんは、今年のリオデジャネイロ・オリンピックにも出場する予定。アメリカ国内の選考会は6月26日~7月3日に行われるので、まだ正式に決定というわけではありませんが、体調は上々の仕上がりらしいです。リオでもメダルが期待されています。


2004~2012年のオリンピックで金メダル18個(全部で22個)をとったフェルプスさん。前人未到の大記録を打ち立てて、「水の怪物」と言われていました。しかし、プールの外では問題も。アテネオリンピックのすぐ後に飲酒運転で捕まったり、マリファナを吸っている写真がスクープされたりしました。

2014年9月には、飲酒運転+スピード違反(時速70km制限のところを135kmで走行)で、またニュースに。

オリンピックの栄光でもてはやされ、次には素行不良で非難される。私たちはニュースのヘッドラインでしかフェルプスさんを知りませんが、スポーツ・イラストレイテッド誌の記事で、フェルプスさんの隠れた葛藤(のようなもの)について書いていたので、少し紹介してみます。

2008年の北京五輪後、泳ぐ意志はなくなったと語る彼。けれど、23歳での引退を世間が認めるはずはありません。スポンサーとの契約もありました。

「精神的には、もう終ってた。もう泳ぎたくなかった。だけど、やめられないこともわかっていた。だから、無理にやってたんだ。したくないことをさ。水泳を続けていたんだ。4年間のあいだ、1週間に2回は練習をサボってた。だって、行きたくなかったから。どうでもいい。寝坊してやれって」

2012年のロンドン五輪前には、フェルプスさんが11歳の時から指導していたボウマン・コーチと大喧嘩。コーチはストップウォッチを壁に叩きつけ、駐車場ではお互いに怒鳴りあって中指を突き出し、フェルプスさんはその後10日間練習に出てこなかったそうです。

「11日目にやっと出てきたのさ。テレビのインタビューの予定があったから。ロンドンに向けた私たちの練習なんてそんなもんだった。テレビの人は何も知らなかったけど」と、ボウマンさん。

十分な練習をせずに望んだロンドン五輪でしたが、それでも金メダル4個。

ロンドン五輪の後、フェルプスさんは引退を発表しましたが、1年経たずに、現役復帰。ボウマン・コーチは、最初は賛成しませんでした。北京からロンドンまでの4年間にいい思いをしていなかったからです。しぶしぶ練習は始まったものの、やはり、100パーセントは打ち込めないフェルプスさん。

練習を続ける一方で、お酒を飲んだりギャンブルしたり、不安定な様子を見せていて、家族は心配していました。そうするうちに、2014年の飲酒運転。血液中のアルコール濃度は、基準よりずっと高いもの。知らせを聞いて、ボウマンさんは

「こんなことが起こるんじゃないかと、恐れていた。今の状況だと、自分を殺しかねないと思っていたんだ。自殺じゃなくて、飲酒運転とか、もっとひどい事故で」と語っています。

テレビ局の車が家の周りで待機する中、フェルプスさんは、家族、親しい友人(そのなかには元ボルチモア・レイブンズのレイ・ルイスさんも)と、この後どうするかを真剣に話し合いました。

「本当に暗い場所にいたんだ。生きていたくなかった」と語るフェルプスさん。アルコール依存症とまではいかなくても、心の中で闇と戦い、もがいていました。乗り気ではなかったけれど、みんなに説得されて、依存症治療施設に入院することを決めました。

最初は自分の周りに壁を作っていたフェルプスさんですが、治療を続けていくうちに、自分自身を理解していきます。

「長い間、ボクは自分をアスリートとして見ていて、人間としては見ていなかった。セラピーには他の患者さんもいて、ボクが誰だかみんな知ってるよ。だけど、彼らは、ボクがしたことじゃなくて、ボクがどんな人間かを認めてくれるんだ。気持ちがだんだん楽になっていった」

9歳の時に別れた父親に対する気持ちも、それまで誰にも言えませんでした。しかし、治療の後半、家族を招待するセラピーには、婚約者の両親に加えて、今まで疎遠だった父親も招待しました。

入院中でしたが、6時半に起き、ウェイトトレーニングを始めました。治療施設の小さなプールで泳ぎました。

退院後しばらくして、自分のエージェントに語った言葉は、「これからが面白くなると思うよ。ボクは、今まで、自分が持っているものを全部出し切ったことはなかったんだ」

飲酒運転で、2015年の世界選手権は出場停止処分。しかし、同じ時期に開催されたアメリカ国内大会で、フェルプスさんは世界選手権1位よりも速いタイムで、100Mバタフライを泳ぎきりました。

リオ五輪が終るまで、アルコールは飲まないと宣言しているフェルプスさん。

「体の脂肪が驚くほど落ちた。今までで一番体が締まっている。結果を残せているのは、練習して、体を回復させて、睡眠をとって、自分をよく手入れしているからだ。これまでにないくらい」

「何だってできると言った、小さな子どもの頃の自分に戻ったんだ。今までのオリンピックでは見せることのできなかった自分を見せられると思う」

と語っています。

マ、マイケル・・・。これはキミのカムバックストーリーか。

ワタシは見るよ。リオでの、最後のマイケル・フェルプスをしっかり目に焼き付けるで!うおー!!

ということで、最近アンダーアーマーが作ったマイケル・フェルプスさんのビデオを貼っておきます。



「暗闇の中でやっていることが、光に導くのだ」

このビデオを見て泣をこぼすフェルプスさんのビデオもあります。


オリンピックが楽しみだな~。

・・・こんな話を聞いてると、ジョニー・マンジールさんのことを思い出すよ・・・。ジョニー、治療施設に行きなよ・・・。お父さんもお母さんも心配してるよ・・・。

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もっと!マイケル・フェルプスさんの記事ありますよ~

★ リオ五輪選考会前 マイケル・フェルプスさんとボウマンコーチの関係にうなるの巻

★ マイケル・フェルプス 400m自由形リレーの鬼ターン@リオ

★ #phelpsface マイケル・フェルプスのコワーい顔

2016/05/07

2016年NFLランキングでアンドリュー・ラックが92位??

今週から、またNFLが今年度の選手ランキングを発表していくみたいですが、いきなりアンドリュー・ラックさんが92位で出てきました。

92!?去年の7位から大転落。このランキングは、現役選手の投票によるものだそうです。でも全員投票するわけでもないらしいし(ダグ・ボールドウィン選手は投票してないって言ってた)、まー、ランキングなんかどうでもいいんだけど、92っていくらなんでも低すぎ・・・。

しかし、去年のスタッツを見てみれば、7試合に出場してタッチダウン15にインターセプション12って、確かにひどい・・・。去年は、まあ散々でした。肩、腹部、腎臓まで傷がつくほどのケガでシーズン後半を棒に振ったしね。


ラインバッカー精神のQBって言ってるけど、このビデオ見てたら本当にぶつかりすぎだよ!1:03 のヒットで腎臓やられても、次のプレイでタッチダウンを決めてるラックさん。ウォーッっていきたい気持ちはわかるけど、QBなんだから体を大事にしてもらわないと。コーチが体の守り方を練習してほしいって言っていたのもうなずけます。

さて、去年のこのケガなんですが、実はまだ完全に治っていないようなことをラックさんが語っていました。(4月18日の記事)体の様子を詳しく質問する記者をはぐらかして、

「その質問には今答える必要はないよね。まだフィールドに出てるわけじゃないんだし。ボクが水晶の玉を持ってて、全部に答えられたらいいんだけど」

なんて。そして「ラック、5ヶ月経っても完治せず」というニュースが流れた3日後には、コルツのGMが「ラックは大丈夫だから。いい?大丈夫。大丈夫だってば」と、執拗に念を押すはめに。

治ってたらいいよ、べつに。未来のNFLを背負って立つ優秀なQBだから、大切に育ててほしいってファンが思ってるだけやん。無理させないでほしいってだけや。

だって、最初の発表では2~6週間で治るって言ってたんだよね。腎臓に裂傷って、交通事故で負うような傷だってお医者さんが言ってたけど、いったいどのくらいで治るものなんだろう?

加えて、ラックさんは今年チームの大きな変化にも直面します。

まず、スタンフォード大学時代からいっしょにやってきたオフェンシブ・コーディネーターのペップ・ハミルトンさんが解雇(今シーズンはクリーブランド・ブラウンズへ)。ずっとクォーターバックコーチだった人も、大学仲間のWRウォーレンさんも、TEフリーナーさんもコルツを離れました。

いろいろ相談にのってくれたベテランQBマット・ハッセルベックさんも引退。

まあ、そのへんはビジネスだからしょうがないですね。

ドラフトで、コルツは、オフェンシブラインの選手をたくさん指名したようですから、今年はQBをまもってくれるのかな?ケガに気をつけて、去年よりもずっといい成績で活躍してほしいです。

もうね・・・さっさとシーズン始まれや・・・長いよ・・・・。

2016/05/05

マーショーン・リンチさんが従業員募集

マーショーン・リンチさんが、自分の会社ビーストモードで働いてくれる人を募集しています。

「16~24歳でシアトル近郊に住んでいる人、ビーストモードで仕事しない?5月5日にオレに会いに来なよ。ここで登録してね」

16~24歳で学校に行ってなくて、仕事もない若者に就職を斡旋するぜ!という就職フェアがシアトルで開かれるので、そこにマーショーン・リンチさんも参加します。自ら面接もしてくれるようです。

リンチさん、若い人に雇用を促進してくれるって、なんていい考えなんでしょう。スポーツ選手は皆それぞれのやり方で社会に貢献していますが、チャリティー団体に募金を集めるだけでなく、こういうのも本当にいいですね。人がいっぱい集まりそう。

ビースト・モードは、オークランド(リンチさんの地元)に店舗があるアパレル会社です。帽子とかTシャツがメインだけど、こんなかわいらしいグッズも。


シアトル・シーホークスのランニングバックとして大活躍し、その走り方が野獣(beast)のようだったことから「ビーストモード」と呼ばれていたリンチさん。2月のスーパーボウルの最中に引退を表明しました。

その後は、チャリティの一環でエジプトに行ってラクダに乗ったり、元大統領ビル・クリントンさんに協力したり、ハイチに行って小学校を作る手伝いをしたり、子どもたちのフットボールキャンプを主催したりと、忙しく飛び回っていました。世の中のために、ひと肌ぬぐのもビーストモード仕様!

引退は表明したものの、まだ書類にはサインはしてないそうですが、GMのシュナイダーさんは、「まあ、6月1日までにしてくれればいいよ」とのことです。

1年くらい休んだら、ひょっとしてカムバックするかも?シアトルに戻って来てくれたら、みんな嬉しいけど、オークランドの人はオークランドでやってほしいと思ってるよね~。

リンチさんの背番号24は誰にもやらんでくれという意見が、ダグ・ボールドウィン選手から出たので、今年24は欠番です。どうせなら、永久欠番にしてもいいくらい。

引退しても、いろんなイベントでこれからも顔を見せてくれそうです。


[UPDATE]

5月5日付けで、マーショーン・リンチさんは正式に引退。引退リストへの手続きが終了しました。ひとつの時代が終わったってかんじ。ありがとう、マーショーン!


2016/05/04

マスターズは負けたけど、犬は死んでないから大丈夫 by ジョーダン・スピース

全国のジョーダン・スピースファンのみなさん、こんにちは!

バハマの春休みから帰ってきたジョーダン・スピースさんが、チャリティーイベントに姿を見せました。そして、マスターズ後初めてのインタビューに答えてくれましたよ。

マスターズのことは、あんまりシリアスに考えないようにしてるとのこと。でも、スーパーなんかにいくと、女の人が近寄ってきて、そっと手を伸ばして、「あなたのためにお祈りしてるわよ。もう大丈夫なの?」って言われるんだってwww

「ボクの犬は死んでないし、大丈夫です。ボクも生きてます。よくあることなんです。ちょっとタイミングが悪かっただけなんです」と答えるのだそう。

いいですねwwwこれ。ワタシもスーパーでスピースさんに会いたいな。そして、そっと近寄って、肘なんかにさわって、「ジョーダン、大丈夫?応援してるよ」ってささやいて、スピースさんのカゴにチョコレートとかポテトチップスとか入れたい・・・。うぅ・・・。

「あのことは、笑ってすませてる。ほんとに。でも、思い出すだろうけど」

「メジャー大会でやってれば、ああいうことはいつか起こるんだ。ただ、二度とするなってだけ」

「思い出すよ。来週の試合で勝っても、オークモント(USオープンの会場)で、厳しいショットを決めて勝ったとしても。オーガスタに行っても、また思い出すと思う。それはわかっているんだ」

と、やはりマスターズでのことはなかなか振り切れない様子です。笑うことはできても、思い出すと。当たり前だよね!ゴルフ見てる人は、みんな思い出すよ。スピースさんがこれから何をするにしても。

「でも一番ボクの心に響いたのは、世界の素晴らしいスポーツ選手たちからの個人的なメッセージだ。それが誰か、名前は言いたくないから言わないけど。秘密なんだ」

「ほんとうに世界中の偉大なアスリートたちから、すぐにメッセージが届いたんだ。その日の夜に。こういうことは、どこでも起こることなんだと言ってくれた。キミは必ずカムバックするって」

う~ん・・・そうなんだ・・・。いいなあ~。そんなことされたら泣いちゃうな・・・。

誰かな?ロモさんとステフ・カリーさんは絶対だと思うけど・・・。

というわけで、今日のスピースさんの練習のラストショット!

スピースさんは、来週5月10日から始まるプレイヤーズ・チャンピオンシップに出場します。

ジョーダン、行け~!!!

2016/05/03

パクストン・リンチを歓迎する さわやかサンチェスさん

デンバー・ブロンコスがドラフトでQBを指名したって、マーク・サンチェスさんはへっちゃらです。パクストン・リンチさんには早々とウェルカムメッセージを送り済み。チームが新人QBを指名したことは、ボクへの信頼の証なんだ!と明るい顔で、記者会見に登場しました。


「ドラフトって、特別な日だよ。夢が現実になったんだ。おめでとう、チームへようこそ。ボクにできることがあったら、なんでも言ってくれ」

とルーキーQBに伝えたというサンチェスさん。ポジションを自分と争う相手を手助けするということについてはどうなの?と訊かれて

「自分に自信があるなら、問題はない。テクニックでもフットワークでも、フィールドの外のことでも中のことでも、ボクができることなら助けるつもりだ。ボクだって先輩の選手にそうしてもらった」

と答えました。サ、サンチェスさん、素晴らしいじゃないですか!ティーボウさんといっしょのときにグダグダ言っていたのがウソのよう。なんか、輝いて見えるよ・・・。

ペイトン・マニングさんとブロック・オスワイラーさんが去ったあとのブロンコスにやってきたマーク・サンチェスさん。その後も、49ナーズからQBキャパニックさんが来るとか、イーグルスのQBブラッドフォードさんを連れてくるとかいう話がありました。ベテランのQBではなく、新人をドラフトしたことは、先発QBはサンチェスさんでいくという、チームの意思表示。与えられた機会に感謝し、前進するだけだと語っています。

「ベテランQBが来ることになっても、新人をドラフトすることになっても、ボクの焦点は変わらない。大切なことは、チームメイトと信頼関係を作り上げること、プレイブックを学ぶこと、コミュニティに貢献すること。そしてチームのリーダーとしての自分を確立することだ。時間をかけてやっていく」

「誰がチームに来て、チームの構成がどうなるか、とか、そんなことには振り回されない。感情の奴隷にはならない。自分ができることをやるだけだ。そんなの、どうでもいいんだよ」

おお、サンチェスさん、なんか達観してるような発言を。立ち上がって大きな拍手を送りたい!ブラボー!!って。

この人、こんなにさわやかな人だったん・・・?それとも、何かがサンチェスさんを変えたん?これが大人になったってことなん?と、ちょっと感動しましたです。

マーク・サンチェスさんは、3月にブロンコスに移籍して以来、本気でリーダーシップを発揮しています。オフェンスのチームメイトをカリフォルニアに招待し、ミニキャンプをはったそうです。家を借りて、みんなで練習するだけでなく、ゴルフをしたり食事をしたりと、チームメイトといい関係を作り上げようと意気満々。

いいじゃないですか~。張り切ってますね~サンチェスさん。こんなにやる気になっている人がいたら、チームも盛り上がるでしょう!まだ、サンチェスで大丈夫かな?って思っている人もいるでしょうが、そんな人たちを見返すようなプレイを、開幕試合で見せてほしいです!

サンチェスさん見たいよ~。パクストン・リンチさんも見たいけど~

2016/05/01

マイアミ・ドルフィンズのラレミー・タンシルさんには大活躍を期待したい件

小さい頃から夢に見た、新しい人生が始まる日。スーツも靴もバッチリ決めて、息子を誇らしそうに見上げるお母さんと一緒に、NFLドラフトに出席。スポットライトを浴びて、レッドカーペットを歩いて、席について、一息ついて、どのチームに指名されるのかな、ドキドキ・・・としていたところ、誰かにそっと肩をたたかれる。

「ツイッターのアカウントに不正アクセスされた。マリファナを吸ってるビデオが投稿されてる」

って、どんな気持ちだよ!

まわりもそのニュースに気がついて、みんながこっちを見てる。テレビでツイッターの写真が流れてる。テレビカメラがボクの顔をアップで映し出す。指名はつぎつぎと見送られる・・・って。


テネシー・タイタンズがドラフト1位指名権をトレードで譲る前、ラレミー・タンシルさんは、全体1位で指名される選手だと言われていました。オフェンシブタックルのポジションではトップ。QBを指名するチームが1位2位指名権をとった後でも、全体5位以内、下がっても10位以内で必ず指名されるという評価でした。ところが、このビデオが流出したおかげで、どんどんパスされていき、結局、マイアミ・ドルフィンズに13位で指名されました。

指名後には、インスタグラムのアカウントにも不正アクセスされ、大学のコーチにお金を借りたいとお願いした時のメッセージのスクリーンショットが投稿されました。

誰がこんなことするんだよ、おい。

悪意しか感じられない。今までの人生で一番の晴れ舞台。テレビで全国に生中継されてるその時に。そしてドラフトが始まる13分前という、綿密に計算されたような時間で。

プロのチームは、ドラフト候補生の経歴を細かく調査してあるはず。家族構成、生い立ち、学校・地域での評判、今までの問題行動、薬物使用、とあらゆる面を。選手が過去にマリファナを吸った経験があるかも知っているでしょう。

でも、ドラフト直前に流出したこのビデオは、ガスマスクをかぶってボングから吸うという、インパクトのある画像。いったいこれを誰が流したのか?流した人と、どういう関係なのか?これがあるなら、他にもなにかあるのでは?と、チームが混乱するはずです。指名の制限時間がせまる。本人や関係筋に問い合わせる時間がない。どうする?とるか?とらないか?能力的にはトップレベル。でも?

タンシルさんもバカだった。マリファナ吸って、こんなビデオとるなんて。削除しないであるなんて。でも若いときはバカなことしてもしょうがない。一番こわいのは、自分の身近に、自分を落としいれようという悪意をもった仲間がいるってことだよ。

ドラフト会場でのインタビューでは、「何年か前のことだ。間違ったことをした」と答えていました。ここでこの人に記者会見させていいのか?というのも疑問でしたが。だって、まだ21歳で、社会に出たばっかりで、いきなりこんな事件で、質問される準備はできてんのか?って。コーチからお金を受け取ったことを肯定した時点で、スタッフが出てきて、「もうコメントはありませんから!」って連れ出されていました。

選手は奨学金しか受け取ってはいけない、という大学の規定に反することだそうです。でも、タンシルさんがコーチにお願いしていたのは、お母さんの家の光熱費。フットボールのプログラムで大学は大儲けしてんだから、そのくらい払えや!選手が金なくて、頼む人はコーチしかいなくて、頼んでるんじゃないの・・・?

実は、タンシルさんは警察沙汰になったこともあります。母親の再婚相手と暴行容疑で、お互いに起訴しています。そして、ドラフト前に、この養父(って言っていいのかわかりませんが)が損害賠償を請求しています。精神的に損害を受けたから慰謝料払えって・・・。

母親と養父がタンシルさんのエージェントに関して口論をしていて、それが養父とケンカ沙汰になった理由と報道されているし、想像でしか言えませんが、しっかりした家庭環境で育ってきたとは思えない。そして、いきなり社会に出て、NFLに入って、大金を手にして、今や家の外には、少しでも金をむしりとりたいハイエナたちが群がっている。これって、フットボールしかしたことのない21歳の男の子には、たいへんな責任ではないでしょうか。

マイアミ・ドルフィンには、しっかりラレミー・タンシルさんをサポートしてもらいたい。もちろん、大金を契約に払うんですから、選手を育成する準備はあるでしょう。若い選手が、肉体的・精神的に立派な人間に育つよう、周りの大人たちはみんな、力を注いでほしいです。

さて、ドラフト当日に起きたこのハプニングについて、コミッショナーのグッデルさんが、「ドラフトが面白くなったことの一因だ」と発言して、NFL選手会の会長であるウインストンさんが大憤慨していました。

「ひとりの選手の世界がガラガラ崩れていったのに、そんなことどうでもいいと思ってんだよ」

ホント、そのとおり!!

指名順が落ちたことで、タンシルさんは13億円は損した計算になるそうですが、まあ、いいやん!4年間で素晴らしい成績を残せば、次に大型契約が待ってるよ!がんばれ、タンシル!


カーソン・ウェンツさんがサム・ブラッドフォードにケンカ売ってる?

NFLドラフトが終りました。フィラデルフィア・イーグルスは、予想どおり全体2位でクォーターバック、カーソン・ウェンツさんを指名。

イーグルスが、ドラフト前にトレードアップして2位指名権を得たことで、QBサム・ブラッドフォードさんは移籍を要求していました。自分がイーグルスのフランチャイズQBだと思ってたのに、新人QBをとるなんて!こんなところではプレイしたくない!という理由で。

デンバー・ブロンコスがブラッドフォードさんに興味あり?という話もありましたが、ブロンコスがドラフトでQBリンチさんを指名したことで、それは白紙に。他に行けそうなチームも今のところないので、多分、ブラッドフォードさんはフィラデルフィアにいることになるんでしょう。チームのほうも、「先発はブラッドフォード」と明言しているし。

けれども、みんなの期待はやはり新人のウェンツさんかな。この人がどれくらいできるのか?ブラッドフォードさんとの先発争いに、いつ勝つのか?というのが、トレーニングキャンプの焦点になりそうです。

そのカーソン・ウェンツさんが、フィラデルフィアに到着しました。そして、サム・ブラッドフォードさんのビデオは見たことがある?という質問に答えて言うことには・・・


"Obviously I know he was a top pick and everything. Obviously I know he was with the Rams and everything. But I haven't watched a ton of film on him. I watch film on guys like Brady and Manning and Rogers and those type of things."

「もちろん、彼が1位指名だっていうのは知ってるよ。ラムズにいたことなんかも知ってる。だけど、彼のフィルムはそんなに見たことないんだ。ボクは、ブレイディとかマニングとかロジャースとか、そういう人のフィルムを見るのさ」

ぐ、ぐおー!あっさり切捨て御免!先輩よろしくお願いしまっス!はないんだな!

どうする、ブラッドフォードさん?

どっかにトレードして~とか言ってないで、ルーキーと先発争いしなきゃダメだべさ!プロを甘く見るんじゃねえ!ってシメシつけんとさ!

トレーニングキャンプ楽しそうブラッドフォードさんガンバレ~!