シーホークスは、49ers戦で大活躍したDEクラウニーが欠場する一方、イーグルスは先発レシーバー3人、ランニングバック、オフェンシブライン2人が欠場というかなり厳しい態勢。国旗が激しくはためき、審判のスラックスもバタバタする強風の中、ボールがこぼれまくり両チーム合わせてファンブル6回、インターセプト3回。ターンオーバーの争いに勝ったシーホークスが試合を制することとなりました。
Team Stats
ペナルティも多く(イーグルス2に対しシーホークス12)、シーホークスのオフェンスはリズムがつかめません。WRメトカーフは要所でのミスキャッチが2回。QBウィルソンは、エンドゾーンでフリーになったTEホリスターへのパスが浮き、なんとタッチダウンを逃しました。がーん。
前半のハイライトはこのフリーフリッカーでしょうか。イーグルスにフィールドゴールで先制点を許した直後のドライブでした。
— Seattle Seahawks (@Seahawks) November 24, 2019
Cジョーイ・ハントのブロックにも注目してください。ナイスプレイ!ね!
DEクラウニーの欠場で心配されていたディフェンスですが、激しいパスラッシュでイーグルスQBウェンツを苦しめていました。焦ってのパスも多く、レシーバーとの息が合っていないのかミスの連続でスタンドからもブーイングが出る始末。MVP候補になった年もあったのに、いったいどうしてしまったんでしょうか。
イーグルスのオフェンスが精彩を欠いていたので、負ける気はしませんでしたが、試合は10対3の均衡を保ったまま第4クォーターに突入。1ポゼ差じゃちょっと心配・・・と思っていると、RBペニーの58ヤードランが飛び出ました。
MONEY. 💰💰💰💰@pennyhendrixx with the 58 yard touchdown run!— Seattle Seahawks (@Seahawks) November 24, 2019
Q4: SEA 17, PHI 3 pic.twitter.com/tnSJvX9iwG
この試合では14キャリー、129ヤード。プロ入り自己最高記録となりました。
2018年ドラフトの1巡27位指名。ランニングバックでは全体2位サキオン・バークリー(ジャイアンツ)の次に選ばれ、同期にはソニー・ミシェル(ペイトリオッツ)、ニック・チャブ(ブラウンズ)、フィリップ・リンジー(ブロンコス)もいます。
しかしRBクリス・カーソンの影に隠れ、なかなか出番がありませんでした。49ers戦ではキャリー2回で計2ヤード、ファンブルロスト1と良いところが全くありませんでしたが、この試合で一矢を報いました。
試合後の記者会見では、辛抱して自分のチャンスを待っていたこと、プロフェッショナルとして体調管理に努めたことが、この日のプレーにつながったと話していました。
「マクドナルドで食べるのをやめたんだ。辛かったよ。だけどフットボールに真剣になったんだ。ランニングバックには、正しい体重と体型がものを言う。カーソンから学んだんだ。彼のようになろうって」
今では栄養士を雇い、ブロッコリーなど緑色の野菜をよく食べるようにしています。昨年はオフシーズンを軽く考え、シーズン中に体重が増えていたことも告白。もっと真面目に取り組むようコーチに指示されていたようです。
この試合をきっかけに、出場機会が増えるかもしれません。カーソンとのワンツーパンチで後半戦の活躍を期待したいと思います。
この試合ではLBシャキーム・グリフィンも出番が増えました。スナップ76回中25回(33%)に出場しタックル1、QBヒット2。あと少しでサック!という場面もありました。惜しかったー。
パスラッシュでQBを倒したと思ったら、ずっと前の方までボールを追いかけ、ファンブルしたボールを拾うというハッスルプレーも。
That. Was. Wild.— Seattle Seahawks (@Seahawks) November 24, 2019
Ball is loose, ball is picked up, #Seahawks ball! 🙌#GoHawks x #SEAvsPHI pic.twitter.com/IQoCfMfj3i
今シーズン中にぜひ、LBシャキール・グリフィンの初サックを見たいなあ。ファン一同の願いです。
オフェンスがイマイチだったこの試合、ディフェンスが勝利に大きく貢献しました。ここ2試合メキメキ調子を上げてきたようで、期待に胸が大きく膨らみます。ディフェンスがイケるなら、オフェンスは悪くないし、けっこう先まで行けるんじゃないでしょうか。
最後のストレッチはギリギリの試合が続くでしょうが、持ち前の勝負強さでなんとか乗り越えてほしいです。あとは怪我人が出ないことを祈るのみ。最終戦に向けてレッツゴーーーーー!