2022/11/20

【第10週】ミュンヘンでの勝利ならず シーホークス@バッカニアーズ戦

あっという間にもう第11週。シーホークスはバイウィークです。

更新が遅れちゃいました。先週11月13日は、ミュンヘンでシアトル・シーホークス対タンパベイ・バッカニアーズ戦が行われました。NFLの記念すべきドイツ初試合の会場は、サッカーのFCバイエルン・ミュンヘンの本拠地アリアンツ・アリーナ。

試合は16対21でシーホークスの敗戦となりましたが、お祭り気分で現地は盛り上がっていたようです。様々なチームのジャージを来たフットボールファンが詰めかけ、7万5千人の観客席が埋まっていました。

ドイツ到着後にはFCバイエルンのグラウンドで練習したり、親善イベントがあったりと、選手たちもこのヨーロッパ遠征を楽しんでいる様子でした。

試合は一枚上手のバッカニアーズをシーホークスが追いかけると言う流れで、まあ、とにかく走られました。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA283
    • 419TB
  • Turnovers

    • SEA1
    • 2TB
  • Possession

    SEATB
    36:5523:05
  • 1st Downs

    • SEA19
    • 26TB

前半シーホークスは獲得ヤードがわずか29ヤード。固い守りに手も足も出ません。対照的にバッカニアーズはランニングバックが力強い走りを見せ、要所でQBブレイディの鋭いパスも決まり、14点を先取。シーホークス無得点でハーフタイムへ。

後半はシーホークスがまずフィールドゴールでやっと得点に成功。そんな3点ぽっち何でもないぜとバッカニアーズはゴール前22ヤードまで難なく到達します。ところが、なぜかRBフォーネットがQBブレイディにパスを投げるというトリックプレイを発動し、これが失敗。

期待のルーキーCBウーレンは今年5回目のインターセプト。ブレイディが滑らなかったら空中戦だったけどなぁ。それも見たかったなぁ。足を絡ませてトリッピングの反則を取られましたが、ブレイディのダーティなプレイ嫌いじゃないです。ふふ。

ボールを取り返したシーホークスは、4点差に詰め寄る絶好のチャンス。テンポよくファーストダウンを重ねゴール前9ヤードまでたどり着いたところで、QBジーノがサックされてファンブル。あちゃー。

このターンオーバーをバッカニアーズはタッチダウンに結びつけ3対21に。試合時間は残り10分余り。

ここからやっと怒涛の反撃です。5プレイでWRロケットがッチダウン。LBバートンがブレイディのパスをインターセプト。

インターセプトなしでパスを連続399回投げてきたという記録がここでストップしたブレイディ。もう少しでQBロジャーズの記録402を更新できるとこだったらしいです。惜っしい。どうでもいいけど。

残り時間4分を切ったところでWRグッドウィンのタッチダウンが決まり、5点差に攻め寄ります。

しかしながら、ディフェンスが守りきれず、そのまま試合終了となりました。過去6試合でランヤード平均48というバッカニアーズに161ヤードを許したのが痛かった。一方でシーホークスのランはわずかに39ヤード。思うようにいかないもんです。

久しぶりの負けで残念ですが、あと半分シーズンが残っています。バイウィークでよく休んで後半戦も頑張ってほしい。プレイオフ目指して、このまま突進だーレッツゴー❗❗

2022/11/10

【第9週】ピック6もなんのその シーホークス@カーディナルス戦

NFLはそろそろシーズン中盤に突入ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。シアトル・シーホークスは今年2度目のアリゾナ・カーディナルス戦を勝利で飾ることができました。31対21。通算6勝3敗で、NFL地区1位を維持しています。

今回はカーディナルズWRホプキンスが出場しましたが、36ヤードに抑えました。6試合出場停止処分から復帰後セインツ戦では103ヤード、バイキングス戦では159ヤードを走っていたホプキンスです。ディフェンス、素晴らしいじゃないですか。サックも5回。QBマレーへのプレッシャーが効いていました。

オフェンスはQBジーノのピック6もありましたが、この失敗が強さを引き出した感もあります。「え、ジーノやっぱヤバ」と怯んだキミ、彼を見くびってはなりません。そんなもんはへのかっぱ。執拗に攻め込み、得点をもぎ取ったドライブが感動的でさえありました。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA421
    • 262ARI
  • Turnovers

    • SEA1
    • 1ARI
  • Possession

    SEAARI
    25:2934:31
  • 1st Downs

    • SEA27
    • 15

試合はシーホークスのフィールドゴール、カーディナルスのタッチダウンから始まりました。

第2クォーターでWRメトカーフのタッチダウン。次の攻撃はゴール前36ヤードからフォースダウンで撃沈。今シーズンはなぜかフォースダウンに挑む場面が多いシーホークスです。

ディフェンスはしぶとくQBマレーを追い込み、ファンブル誘発。前半を10対7で折り返しました。

第3クォーター、QBジーノのピック6でカーディナルスが逆転。これでガクッと崩れるかと思いきや、執念の反撃開始。

まずはサードダウンをしぶとく4回更新しながら75ヤードを行進。最後はWRロケットへのタッチダウンで逆転に成功。次も粘り強く81ヤードを攻め込んでRBウォーカーがタッチダウン。

時間を使い、ジリジリ攻める力強さ。胸が震えました。こんなオフェンス見るのは何年ぶり?

しかしカーディナルスもタッチダウンで24対21と追い上げます。試合時間は残り3分半。

最後の正念場。試合を決める大事なドライブ。ジーノには、このオフェンスには、決定力があるのか?と思ってるうちに、TEファントが51ヤード爆走!もうひとりのTEパーキンソンがサイドラインを出ないように伴走してるのがいいじゃないですか。

タイトエンドを使うこんなプレー、今年はよく見ます。QBウィルソンのトレードと引き換えにシーホークスに来たTEファントはこの試合レシーブ5回で96ヤード。DEハリスも大きな戦力となっているし、QBロックだって力を秘めているに違いない。ね。

そして、この4プレイ後にはRBウォーカーが2つ目のタッチダウンで31対21と引き離して試合終了。

カーディナルスはペナルティが多く、連続でフォルススタートなんかもありました。QBマレーとWRホプキンスに怒鳴ってるとこも映ってたし、なかなか大変そう。

とりあえずシーホークスは上向きです。ますます強くなってる感じがします。怪我をせずにシーズン後半も思い切り暴れてほしい。どこまで行けるか見てみたい。

次戦はミュンヘンでバッカニーズ戦です。ブレイディがなんだー!レッツゴーーー❗❗

2022/11/03

【第8週】仲間のミスはみんなでカバーだワッショイ ジャイアンツ@シーホークス戦

シアトル・シーホークスはニューヨーク・ジャイアンツにも勝ちました。13対27です。すごいじゃないですか。いいチームになってきました。

ディフェンスなんか生まれ変わったようです。RBバークリーを53ヤード、ランを合計78ヤードに抑えました。スペシャルチームはパントリターンでターンオーバーに2回成功。勝利の大きな要因となりました。(ジャイアンツのリターナーは気の毒でしたけども)

WRロケットのファンブルとドロップもありましたが、そんなミスは何でもない。オフェンス、ディフェンス、スペシャルチーム全員が力を合わせて勝ち取った5勝目です。

Team Stats

  • Total Yards

    • NYG225
    • 277SEA
  • Turnovers

    • NYG2
    • 1SEA
  • Possession

    NYGSEA
    26:2633:34
  • 1st Downs

    • NYG14
    • 19SEA

試合は両チーム合わせて6回連続パントで始まりました。まさかのディフェンス合戦。第2クォーターでやっとレッドゾーンへ攻め込んだシーホークスは、ゴール前18ヤードで4th and 1。

ここでコンバートに挑戦です。昨年までなら間違いなくフィールドゴールの場面。保守的と言われたプレイコールが今やイケイケになっております。ショートパスでコンバートに成功した後、今度はゴール前6ヤードで4th and 2。これもショベルパスでファーストダウン獲得。

ギャンブルに2度パスを選ぶとは。QBジーノへの信頼がすごいことになってます。最後はWRメトカーフへのタッチダウンで先制点。

しかし次の攻撃では、自陣2ヤードから短いパスをキャッチしたWRロケットがタックルされてファンブルに。ジャイアンツRBバークリーが、あっという間に持ち込んで同点です。

一方シーホークスも、ジャイアンツのパントリターナーをTEディスリーがタックルしてファンブル誘発。ターンオーバーをフィールドゴールで返し、7対10で前半を終えました。

後半はジャイアンツが同点とした後、タッチダウンのチャンスでWRロケットが痛恨のドロップ。結局フィールドゴールで3点を追加しました。

うなだれるロケットを励ますHCキャロル👇

頭をぐしゃぐしゃがナイス。親友のSディグスやWRメトカーフ、QBジーノも慰めてたそうです。メトカーフは「朝何食べたん?」って気を紛らしてくれたと、ロケットが試合後に話してました。

第4クォーターでは、ジャイアンツがフィールドゴールで13対13とした後、WR最後の正直ロケットがしっかり33ヤードパスをキャッチしてタッチダウンに成功。これが決勝点となりました。

後半はディフェンスがフィールドに出ている時間が長く、息切れするかとハラハラしましたが、耐え抜きました。みんな本当によく頑張った。LBヌオスもCBジャクソンも大男DEハリスもSニールも、とにかくチーム全員が。

シーホークスに戻ってきたベテランLBアービンが、QBジョーンズとRBバークリーを一度で仕留めてたのもハイライト。

LBブルース・アービンは、2012年にシーホークスがドラフト1巡で指名した選手です。レイダース他3チームを経験した後、今年10月に練習生で契約し、先週からロースター入り。

「あと3週間どこからも連絡なかったら引退する」と奥さんに言った3日後にシーホークスから電話が。「24歳でプロ入りして4年間、このチームで大人になった。ジョン(シュナイダーGM)とピート(キャロルHC)には本当に感謝している。最後に花を咲かせたい」と話してました

ディフェンスが後半をフィールドゴール2つに抑える中、スペシャルチームは、パントリターンで2度めのターンオーバーに成功。今度はRBウォーカーがタッチダウンし、勝負を決めました。

切り返しがすごいですね。別アングルでWRメトカーフのフェイクも話題になってました👇

高校の時から時々やってて、ジャイアンツの選手からは F*** You と言われたそうです笑。

ということで、次はアリゾナ・カーディナル戦です。今年2戦目ですが、今回はWRホプキンスが戻ってきました。波に乗るディフェンスで、ぜひ勝利を期待したいです。レッツゴ―――❗❗