2019/03/22

【祝】KJ・ライトが戻ってきました!他シーホークスの動き

フリーエージェント市場は主要選手がそれぞれ新契約を交わして一息ついたところでしょうか。みなさんの応援するチームはどんなかんじ?シーホークスは大型契約こそありませんが、地味に選手を補強しています。ここまでの主な動きは下記の通り。

LB KJ・ライト再契約

昨シーズンは膝の故障で11試合を欠場し、もう今年30歳だし、多分どっかに行くことになるんだろうなと思っていたら、なんと!シーホークスと再契約。これはくす玉を割ってお祝いしたい。🎊🎊🎊

本人もシーホークスと契約したいとは思っていました。しかしどうなるか分からない。あまりのストレスで食欲も睡眠時間も減ったそうです。他のチームとの話もありましたが、家族でアメリカ大陸を横断する引っ越しも何だかなぁという気持ちだったそうです。

そのうちにシーホークスが同じポジションのマイケル・ケンドリックスと契約したと聞いて「えーーー、じゃあオレはダメ・・」とガックリ。しかし最終的には古巣と契約がまとまりました。契約時ボーナスを含め2019年8億円(保証金は計6.5億)、2020年7億円(保証金なし)という内容です。

この間、ボビー・ワグナーとはずっと連絡を取っていたそうです。相棒が戻ってきて、ボビーもハッピーに違いない。来年も息の合ったところを見せてほしい!



2011年ドラフト4巡で入団したKJ・ライトは、WRボールドウィンと共に、シーホークス選手歴が一番長い選手となりました。去年で契約満期でしたが、ホールドアウトせずにディフェンスのリーダーとして後輩の指導に当たりました。ケニヤの村に井戸を作る活動を熱心に続け、ウォルター・ペイトン賞の候補者にもなったナイスガイです。


LB マイケル・ケンドリックス

4月4日にインサイダー取引の裁判判決が下る予定になっています。2014年の事件は、すでに容疑を認め昨年は8試合の出場停止処分を受けました。4月の判決で実刑判決が出るのかどうか。懲役30ヶ月くらいの可能性はあるかもしれません。契約は1年4.5億円ですが、保証金はなし。今シーズン、ぜひユニホームを来てほしい!

さて、KJ・ライト、ケンドリックスと同じポジションなのがシャキーム・グリフィンくんです。昨シーズンはスペシャルチームの起用ばっかりでしたが、2年目の今年は飛躍を期待したいところです。


DJ・フルーカー

昨シーズン、オフェンシブラインの改善に大きな力となったフルーカーさんが再契約で一安心。2年で最高9億円くらいになるらしいです。昨シーズン後半はハムストリングスの怪我に苦しみ、チームにとっても大きな痛手となりました。怪我には気をつけていただきたい。って、怪我率100パーセントのスポーツなんですが。

なんか不思議な服でサインをしてましたが、これってどんな服なのか、ちょっと立って、くるっと回って見せてほしい・・・。


G マイケル・ユパティ

31歳のベテラン選手で49ers、カーディナルスでプレイしてきました。ドラフト1巡で指名され、プロボウルの経験もあります。最近は怪我が続き、昨年は腰、そして膝の故障でIRに。怪我、大変ですよね。無事にシーズン終えてほしい。1年契約です。

K ジェイソン・マイヤーズ

あら!キッカーと早々に契約できました。昨シーズン、トレーニングキャンプでジャニコウスキーと職争いをした後カットされ、その後NY・ジェッツに就職。あれよあれよという活躍でプロボウルに選ばれました。シーホークス首脳陣は悔しい思いで眺めていたことでしょう。

なぜジェッツが契約しなかったのか不思議。4年契約で15.5億円ということですが、オファーがそれより低かったのかな。去年キャンプに参加してシーホークスのメンバーと気心が知れてたのかもしれないし。


Pディクソンくんといい、ジェイソンくんといい、なんか若々しいスペシャルチームっすね!爽やかにスコーンとキックを決めてほしいです。これは大いに期待したい。

そんなところでしょうか。あと、一応元ブロンコスのQBパクストン・リンチくんが所属しています。今年のバックアップはリンチくんかな・・・?

シーホークスからジェッツにトレードされたWRカースが、まだ今のところチームが決まってないようですが・・・シーホークスに戻ってくる?まさか?


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UPDATE

3月26日、LBケンドリックスの判決の日取りが延期されました。もともと1月の予定が4月になり、それがまた伸びて正確な日は未定とのこと。気長に待ちますか・・・・。

2019/03/17

今年のドラフト1位はカイラー・マレーで決定らしい

スカウティングコンバインはとっくのとっくに終わっておりますが、今週はオクラホマ大学のプロディもあり、ここに来てやはり「ドラフト1位はカイラー・マレー」という声が高まっているようです。

MLBアスレチックスの指名を受け、その後ハイズマントロフィーを受賞したカイラー・マレーくんは、コンバインでも大注目を浴びていました。彼の行くところ、とりあえず人だかり。(左:マレー、右:ワシントン大学QB)


40ヤードダッシュも走らず、パスも投げず、運動能力ドリルはすべて見送りましたが、世間の関心はなんといっても身体測定。5フィート9インチあるんかいな?という疑惑を一蹴する結果に衝撃が走りました!


5フィート10インチあるんや!ウィルソンよりほんのちょっぴり小さいだけなら上等!と、マレー株急上昇。また、体重を増やして臨んだ努力により「細すぎて吹っ飛ばされrそう」という不安を鎮め、気になる手のサイズはメイフィールドより大きく、さらに言えば、ラムズのゴフくん(9インチ)よりかなりデカい。

体重に関しては、大学のシーズン中は195パウンドだったそうですから、やはりそのくらいの体重に落ち着くんでしょう。ちなみに、コンバインに向けて増量したマレーくんとは逆に、ウィルソンは40ヤードダッシュで良い記録をだすために減量してこの数字です。

プロディでは、とりあえずパスだけガンガン投げたそうです。ポケットから。40ヤードダッシュなどのドリルはなし。フィルムを見ろよ。オレが速いのは分かってんだろ。パスだけチョット見せたるわ。という姿勢です。

オークランド・レイダースHCジョン・グルーデンさんは、カイラー・マレーを大いに気に入っていると言われています。「4位で指名する?」とラジオで聞かれて「それまで残ってないだろ」と笑い、「すごい選手だよ。好きで悪いな」と返しています。

今年のドラフトは1位カーディナルス、2位49ers、3位NYジェッツ、4位レイダースの順となっていますが、49ersもジェッツもクォーターバック職は埋まっているので、1位のカーディナルスがQB指名濃厚だというもっぱらの噂。

実はカーディナルスだって、去年ドラフト順を上げてQBジョシュ・ローゼンくんを指名していますが、新しくヘッドコーチに就任したクリフ・キングスベリーがカイラー・マレーにゾッコンだと報じられています。

高校生だったカイラー・マレーくんをテキサス工科大にスカウトしたのがキングスベリーさんで、昨年10月には、「僕なら1位でカイラーを指名するよ」との発言もありました。その時はまさかNFLのコーチをやることになるとは思ってなかったでしょうが。





クリス・キングスベリーさんはこれまでにカレッジでケイス・キーナム、ジョニー・マンジール、パトリック・マホームズ、ベイカー・メイフィールドもコーチしています。2018年はテキサス工科大が負け越し、解雇されましたが、いわゆるハヤリの若いオフェンシブ系コーチということで、カーディナルスに採用されたのではないでしょうか。

カレッジで結果を出していないので、NFLコーチとしては不適格なのではという声もチラホラ聞こえます。プロのコーチは、とにかく勝ち星を上げることが必須。せっかくのチャンス、どうせなら自分のオフェンスを活かせるQBを使いたいと思うに違いありません。

なら、ローゼンくんをトレードに出すのか?2巡か3巡と交代で?ジャイアンツに?ペイトリオッツ?それとも二人にQBを争わせるのか?いや、カイラー・マレーを取ると見せかけてDEニック・ボサをを指名するのか?はたまたレイダースが1位にトレードアップしてみせるのか?

などなど、何が起こるか分からないドラフトも結構楽しみです。オークランド・アスレチックスのスタジアムで、オークランド・レイダースのユニホームを来たカイラー・マレーがタッチダウンを決めるっていうのも、なかなかいいんじゃないでしょうか?

2019/03/14

ABとかOBJとか電撃トレードを皮切りにNFLフリーエージェント市場開幕

みなさん、その後いかがお過ごしでしょうか。はや3月になりましてフリーエージェントが目まぐるしい展開となっているNFL界隈です。すべて把握するのはちょっと無理!気になったやつだけピックアップしてみたいと思います。

WRアントニオ・ブラウン スティーラーズ➜レイダーズ

QBロスリスバーガーへの不満をあちこちで言いまくり、なぜか髭を金髪に染め「オレは悪くない」「なんならフットボールなんてしなくてもいい」「オレのやり方でやる」と息巻いていたこの人。ちょ、自分の評判をどんどん下げてどうする、誰か暴走を止める人はいないのか、トレードの行き先がなくなるだろ・・・と思っていたら、オークランド・レイダースに決まりました。


一時はバッファロー・ビルズへの移籍が報道されましたが、それが破断となり残ったのがイーグルス、レッドスキンズ、レイダース。そのうち最も条件の良かったレイダースがスティーラーズの許可を得てブラウンのエージェントと交渉し、難航はしたものの、契約見直しを含めてトレードが成立しました。

3年の新契約では保証金約30億円を獲得。スティーラーズとの契約では次の3年間で保証金ゼロだったので、ブラウン側としては大成功。代わりにスティーラーズが得たのは、ドラフト3巡、5巡の指名権。そしてサラリーキャップで21.1億円のデッドマネー。

アントニオ・ブラウンの一人勝ちすね。さんざん駄々をこねても、能力さえあれば迎え入れるチームは必ずあることが証明されました。とはいっても、こんなメロドラマを演じられるのはアントニオ・ブラウン以外にないし、また過去6年で平均キャッチ114回、1524ヤードなんて記録を残せるのも彼以外にいません。

移転先ラスベガスでの呼び物が増え、1巡(3つ)2巡(1つ)のドラフト指名権を放出せずにスーパースターを獲得できたレイダースは万々歳。一方、スティーラーズは苦虫を噛み潰していることでしょう。ABにさんざんやられちゃった感じ・・・。

しかしジュジュくんは張り切っていますよ!



ふふふ。こういうの結構好き。アントニオがなんじゃーーオレを見てろーーー👏👏👏👏👏(後ろにABが写ってる写真チョイスもナイス👍)



WRオデル・ベッカム・Jr  ジャイアンツ➜ブラウンズ

ドラフト1巡(全体17位)、3巡指名権、Sジャブリル・ペパーズと引き換えに、オデル・ベッカムがクリーブランド・ブラウンズへ。電撃でした。ブラウンズファンが歓喜する一方で、ジャイアンツファンは怒髪天を衝く激怒。「トレードするためにオデルと契約延長したわけじゃないからねッ」とさんざん噂を否定していたGMゲトルマンさん、なんやねん。将来への計画はあるんか、おい!とファンでなくても突っ込みたいところ。

RBサキオンくんもWRシェパードくんもQBイーライだってガッカリしているのではないでしょうか。スポーツチームは夢を見たいんよ・・・。




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しかしあれですね、クリーブランド・ブラウンズはベイカーといいマイルス・ギャレットといい生意気くん勢揃いで、ドッグパウンドthe dawg poundというニックネームそのものじゃないすか。凶暴な犬が金網の向こうでワンワン吠えてるみたいな。

これは視聴率上がりそう〜。開幕試合はブラウンズ対ペイトリオッツでもいいんじゃないの〜?プライムタイムのブラウンズ試合も増えるんじゃない〜。けっこう見たいなぁ〜。


QBブレーク・ボートルズ ジャガーズ➜フリーエージェント

ジャクソンビル・ジャガーズはフリーエージェントでQBニック・フォールズを獲得し、これまでの先発QBボートルズをリリース。一昨年はAFCチャンピオンシップ戦でペイトリオッツを破るか?というとこまで行きましたが、昨年は5勝1敗と期待を裏切る結果に。

昨シーズン、一度先発を降ろされ再び試合出場となった時「よっしゃ、オレが戻ってきたぞ」とハドルで語ったというこの人、結構突っ込まれていましたが、実は2014年ドラフト全体3位指名。(ジョニー・マンジール、テディ・ブリッジウォーター、デレク・カー、ジミー・ガロボロと同期)

フランチャイズQBとしてボートルズに全幅の信頼を置いていたジャガーズは2017年ドラフトで全体4位でRBフォーネットを指名。QBマホームズ、QBデショーン・ワトソンを指名するチャンスを見送っています。

いやほんと、世の中どうひっくり返るか分かりません。どこを見渡しても諸行無常の響きあり・・・。しかしボートルさんだってこれからカムバックするのかもしれないし、先は未知数。批判されることがあってもきちんと記者会見に対応してくれていたと何人かの記者さんが語っていたのを見かけました。どっかにバックアップで行くんじゃないでしょうか。ペイトリオッツとか❓❗


ということでまだ余談を許さないフリーエージェント市場です。来シーズンは景観がガラッと変わるのかな?