ルーキーキャンプがあっちこちで繰り広げられていますが、シーホークスのキャンプでは、新人マイケル・ディクソンくんのパントに皆が驚異の声を上げましたよ。
10ヤードからのモンスターパント!Michael Dickson punting from his own 10. You tell me where TF that landed. pic.twitter.com/QeJSeNTkSA— Jared Stanger (@JaredStanger) May 5, 2018
「実際の試合はもっとスゴイんだぜ。ビックリするよ。長距離もいいんだが、20ヤードラインの内側で、狙ったところに落とすことが出来るんだよ。クレイジーさ」
とはディクソンくんの大学時代を知る方のコメント。え、そうなんすか?!見たい。早く見たいなぁー。
プーチキックを上げる時、スパイラルをかけたい時には、ボールの持ち方も変えるという職人技も持っています。(って、ほかのパンターもやってるかも)
ディクソンくんはオーストラリアのシドニー生まれ。小さい頃はサッカーをしていましたが、9歳でオーストラリアンフットボールへを始めます。大活躍したジュニア時代が終わった時、アメリカンフットボールのボールを蹴るポジションに目が向きました。カンガルー皮のボールを蹴るのには自信がある。もしかして僕にもできるかも。
親元を離れ、メルボルンにあるキックアカデミーで練習を積んで数か月。コーチがビデオをアメリカの大学に送ったところ、テキサス大学から奨学金の話が舞い込みました。
初めてアメリカンフットボールを蹴ってから、2年後には大学最優秀パンターに贈られるレイ・ガイ賞を受賞し、3年後にはNFLチームに入団。すごいですね。ビデオのインタビューを見る限り、すんごく真面目そう。というか、不思議くんかもしれないなぁ。究極のマイペース野郎。とりあえず、ボールを蹴ることにしか興味がなさそうな人に見えます。
さて、コンバインではシーホークスとの面接で「競争心はある?」と質問され、その後、「よし、じゃあ、瞬きしないでどれだけ目を開けていられるかな?」という運びに。
1回目は風が目に入り、14秒で終わり。2回目は両手を上げて風を防ぎ、暗いところを見るなど工夫をして時間を延長。またやってもいいと言われたので、今度は目玉をぐりぐり動かしていろんなところを見つめることで眼球を「フレッシュに保ち」ずーっと開けていることができた、と真顔で語っています。
・・・マジっすか・・小学生じゃないんだからさ・・・。こんなんで競争心があるかどうか分かるんかい?!と思ったけど、いや、こういう原始的な方法が真理をつくのかもですね。(ホントか?)
彼の名前はマイケル・ディクソン。今はぺーぺーのルーキーですが、ひょっとしてNFLの歴史に残る神パンターとなるかもしれませんよ!その可能性は十分にある!
ということでプレシーズン試合でディクソンくんの実戦パントを見るのを楽しみにしています。
— Michael Dickson (@mdcksn) April 17, 2018