2022/12/29

【第16週】カンザスシティのエンドゾーンは遠かった シーホークス@チーフス戦

12月24日に行われたシアトル・シーホークス対カンザスシティ・チーフスは、10対24でシーホークスが負けました。過去6試合で5敗。通算で7勝8敗。プレイオフ出場は微妙なところです。チーフスは予想通り強かった。

マイナス12℃と冷え込んだ現地では、なぜかムキムキのお兄さんたちが裸の肉体美を試合前に披露してたのがちょっと話題に。

別にそんなことせんでもねえ。まぁそれはさておき、試合はチーフスが先制点。リーグ1位を誇るオフェンスですから点を取られるのはしょうがない。でもなんとかついて行けば、どこかでチャンスが来るかと思いきや、シーホークスのオフェンスは冷え切ったまま。

試合開始から5回の攻撃はパント、ダウン、パント、パント、パント。進めたのが合計22ヤードのみ。6回目でやっとフィールゴールを返し、3対17でハーフタイムに突入。

第3クォーターではシーホークスのディフェンスが踏ん張りました。チーフス3回の攻撃をパントに抑え、許したヤードが合計で13。すごいじゃないか。この固い守りに応えるべく、オフェンスも勝負を掛けます。果敢にギャンブルに挑戦したのですが

敵陣34ヤードで4th and 4更新に失敗。

敵陣29ヤードで4th and 8更新に失敗。

敵陣22ヤードでエンドゾーンに放ったパスがインターセプトに。

遠い。底まで見えていたエンドゾーンは遥かに遠かった・・・。

3度のチャンスを阻まれると、ディフェンスの奮闘もここまで。3分後にはチーフスQBマホームズがパイロンに飛び込んで追加点。3対24と点差を広げて勝負を決めました。

「(パイロンに)触った!触ったぞ!」と喜びながらベンチに戻ってくると、「ジーノの方が走るの速いんじゃね?」と軽口を叩かれたマホームズ。

「そうだな、彼は僕みたいに怖がってないしね。僕は怖いから速く走るんだ。誰かに追いかけられたらめっちゃ速いよ」なんつって、もうヨユーですね。はいはい、MVPどうぞお持ちくださいって感じ。

シーホークスも最後にタッチダウンを決め、10対24で試合終了。

この試合ではしつこくランを出し、RBウォーカーが107ヤードを走りました。ポゼッションの時間は35分対25分でチーフスを上回っています。結果は出ませんでしたが、こういうオフェンスをしたいんだろうなあと思います。

先週の試合で指を骨折したWRロケットの欠場も響きました。もっと若いレシーバーが伸びてくれないと、これからが大変です。

レギュラーシーズンも残すところあと2試合となりました。次はホームでニューヨーク・ジェッツと対戦です。QBジーノのリベンジゲーム(?)となるのでしょうか。

ジェッツHCサレーもかつてシーホークスのスタッフで、HCピート・キャロルから多くのことを学んだと記者会見で話していました。QBザック・ウィルソンではなく、QBマイク・ホワイトが先発予定です。

プレイオフ目指してとりあえずレッツゴーーー❗❗❗

【第15週】小さなミスが力の分かれ目 49ers@シーホークス戦

随分前の試合になってしまいましたが、12月15日サーズデイナイトのサンフランシスコ・49ers対シアトル・シーホークスは、21対13でシーホークスが負けました。

ナイナーズはこの勝利によってNFC西地区優勝が決定です。今シーズンの対戦成績が2敗というのは悔しいけど、力の差は歴然としていました。残念。

第13週にQBガロポロが怪我で離脱以来、ナイナーズはルーキーのブロック・パーディがクォーターバックを務めています。新人らしからぬ落ち着きと正確な判断でパスをさばいていました。ポケットの中で慌てた様子がないのが印象的。ひょっとして来シーズンの先発もあり得るのではないでしょうか。

先制点となった、このパスなんかどうですか。左右に2回フェイクして真ん中にタッチダウンを放るという熟練の技。

第2クォーター終盤にシーホークスもフィールドゴールを返し、得点は7対3。攻守ともスクリメージラインは押されてますが、この点差なら及第点・・・と思ったところで悪夢の2ミニッツが到来。

Sディグスが、インターセプトとなるはずのボールをドロップ。パントには追い込みましたが、シーホークスRBホーマーがファンブル。ゴール前5ヤードまで走られて、結局ナイナーズRBマキャフリーが持ち込み追加点。14対3と点差がついてハーフタイムに突入。

この2つのミスが痛かった。

もしインターセプトしていたら。ファンブルがなかったら。ナイナーズではなくシーホークスが得点していた可能性も。僅かなチャンスが指の間からこぼれ落ちて行きました。

後半早々、ナイナーズは3つ目のタッチダウンで21対3と一方的な流れになりました。シーホークスもフィールドゴールを返しますが21対6。

第4クォーター終盤、ナイナーズが43ヤードフィールドゴールを失敗すると、シーホークスがこの試合初めてのタッチダウンに成功し8点差に詰め寄ります。お、なんか知らんけど1ポゼ差。ひょっとして劇的チャンスが訪れるのか・・・。

試合時間残り3分半でナイナーズの攻撃。ここを守れば希望が見えるかもしれない正念場。最初の3rd and 1はQBパーディがスクランブルで更新。息を凝らして見守った次のサードダウンでやられました。

ナイナーズRBメイソンが中央を割って55ヤードを疾走。

後はゴール前2ヤードでQBパーディが膝をついて試合終了。淡い期待は抱いていたけど、ああ、やっぱりこうなるよな・・・という妙な納得感がありました。

ナイナーズのディフェンスは豪快で速い。圧倒的なパスラッシュで翻弄されました。来シーズンはシーホークスも屈強なパスラッシュを構築してほしいな。第一の補強ポイントです。

ということで、いよいよシーズンも大詰め。ワイルドカードにするりと潜り込みたい。この試合でWRロケットは左手を骨折。小さな巨人の欠場はチームにとって大打撃です。手術後の早い回復が予想され、プレイオフには間に合いそうなんですが、どうでしょうか。

年も変わるし、残り少くなったシーズンですが、盛り上がって行きたいです。レッツゴーーー❗❗

2022/12/12

【第14週】ガンガン走られ手立ては無し パンサーズ@シーホークス戦

シーズン残すところあとわずか。いよいよ佳境に突入したNFLですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。シアトル・シーホークスはホームでカロライナ・パンサーズと対戦し30対24で敗戦を喫しました。完敗です。プレーオフを前にしてこの負けは痛い。

例によってランディフェンスが全く駄目でした。シーズン半ばの4連勝は一体何だったのか。ディフェンスが良くなったと思ったのは錯覚だったのか。走られたら打つ手のない守備で、その上クォーターバックが2つもインターセプトを放ってたら、そりゃあ負ける。

パンサーズが獲得した全328ヤード中、ランが223ヤード。すごいですね。シーホークスのランなんか46ヤードのみ。ポゼッションの時間もパンサーズが約40分と大きな差が出ました。

試合はパンサーズの先攻で始まり、サードダウンを3回更新した後フィールドゴールで先制点。また止まらないサードダウン。早々に気持ちが落ち込みます。オフェンスの番になると、QBジーノ・スミス最初のパスがインターセプトに。はああああッ?!それをタッチダウンで返され、追加点併せて17対0という滑り出し。

17点差って酷くない?今シーズン初めてかも?と思って調べてみると、いやいや、第2週のナイナーズ戦は20点差で負けてました。あははははははは(虚無の笑い)。

さて、そんな中シーホークスもやっとタッチダウン。WRロケットの職人技、ギリギリつま先スリスリです。上手すぎるなあ、ほんとこれ。

QBジーノ2回目のインターセプトは第2クォーター中盤でした。フリープレイのつもりで、際どい所に投げたパスを取られました。ディフェンスのオフサイドだと思いきや、反則の笛は無かったという訳です。しかし次の攻撃ではWRメトカーフへタッチダウンを決め、20対14で前半を折り返し。

後半はまずシーホークスがフィールドゴールを返し、3点差に詰め寄ります。お互いパントを蹴った後、パンサーズはゴール前5ヤードまで攻め込んで4th and 1。このギャンブルに成功し、ゴール前3ヤードへ。しかし、なぜかここで3回パスを試み失敗。フォースダウンもパスインコンプリートに終わり絶好のチャンスを逃しました。

一難を逃れたシーホークスですが、オフェンスは精彩を欠き、敵陣まで進むことができません。一方パンサーズは執拗にランを重ね、タッチダウンとフィールドゴールで追加点。2ミニッツを切って2ポゼッション差。

いわゆるガベージタイムにタッチダウンを一つ返し、30対24で試合終了。この日はRBウォーカー、RBダラス、DEハリスが怪我で欠場でした。この時期、どのチームも故障者が相次いでいますが、これ以上怪我人が出ませんように。

シーズン中にコーチを解雇し、RBマキャフリーというスター選手を放出、クォーターバック交代劇もあったパンサーズですが、NFC南地区首位を狙える位置につけています。シーホークスはこれで7勝6敗となり、ワイルドカードに影が差しました。

残り試合は、ナイナーズ、チーフス、ジェッツ、ラムズとの対戦。厳しいなあ。でも道は険しくても行くしかない。まずはサースデーナイトのナイナーズ戦。ランディフェンスを見るのが怖いような気もするけど、勇気を振り絞ってレッツゴーーー❗❗

2022/12/08

【第13週】とうとう来ました!ウイニングドライブ シーホークス@ラムズ戦

シーズンもそろそろ終盤、12月に入ったNFLです。シアトル・シーホークスはロサンゼルスでラムズと対戦し、27対23で勝利を挙げました。

ラムズはDTドナルド、QBスタッフォード、WRカップら主力を欠いていましたが、試合は終始接戦。シーホークスで10年プレーし、今年ラムズへ移籍したLBワグナーにとっては、これがいわゆるリベンジマッチ。サックもインターセプトもありの大活躍でした。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA438
    • 319LAR
  • Turnovers

    • SEA2
    • 2LAR
  • Possession

    SEALAR
    29:0730:53
  • 1st Downs

    • SEA25
    • 20LAR

試合はラムズのタッチダウンでスタート。次のドライブではフィールドゴールを許し、相変わらずランディフェンスがゆるゆるのシーホークス。まずい。また走られるのか。暗い気持ちになりましたが、次はやっとパントに持ち込んでホッとため息。

シーホークスはWRロケット、TEファントがタッチダウンを決め、CBウーレンは今シーズン6つ目のインターセプトに成功。シーホークス14対ラムズ13で前半を終えました。

後半ではQBジーノがサックされてファンブル。ラムズLBワグナーがRBジョーンズからボールをむしり取って意地のインターセプトがあり、試合は二転三転。

第4クォーター終盤、ラムズが勝ち越しのタッチダウンを決めて23対20に。2分56秒を残してシーホークスの攻撃となりました。

今シーズン素晴らしい活躍のQBジーノ・スミスですが、ただひとつ欠けていたものと言えば、最後のWを勝ち取るタッチダウン。ファルコンズ戦でも、セインツ戦でも、先週のレイダーズ戦でもチャンスをものにできませんでした。

その念願のウイニングドライブに成功。QBジーノにとっては2014年以来のサヨナラ勝ちです。75ヤードを10プレーで完遂。ランニングバックが次々と負傷する中、9つがパスプレーでした。WRメトカーフ、TEファント、WRロケット、WRグッドウィン、そして最後はWRメトカーフ。

この試合中、ラムズのCBラムジーとやりあってたメトカーフですが、最後は競り勝ちました。

試合は36秒が残りましたが、ディフェンス陣が危なげなく守り、最後はLBバートンのインターセプトで試合終了。

これで通算7勝5敗。プレイオフ出場目指して前進あるのみ。

QBジーノの367ヤードは自己最高記録です。WRロケット、WRメトカーフともそれぞれ120ヤード以上をレシーブ。RBウォーカーは足の負傷で途中退場、RBダラスも足を痛め、第4バックのジョーンズがランを務めていましたが、いったい来週はどうなるのででしょうか。

試合後は元チームメートLBワグナーと再会の抱擁タイムとなりました。

メトカーフはボビー・ワグナーにかわいがられたみたい。ルイ・ヴィトンのバックを買ってもらって、それをなくしたらまた買ってくれたことがあったそうです。みんな寄ってきて抱擁を交わし愛されてる様子がよくわかります。なんかこう、QBウィルソンの時と全然違う・・・。

ということで次はホームでカロライナ・パンサーズ戦です。プレイオフを見つめて、ひとつずつ勝って行こう。盛り上がってレッツゴーーー❗❗

2022/12/02

【第12週】走られまくって延長戦でさようなら〜 レイダース@シーホークス戦

バイウィーク明けのシアトル・シーホークスは、ホームでラスベガス・レイダースと戦い、延長戦の末40対34で敗戦となりました。

最後はレイダースRBジェイコブスに86ヤードを走られてサヨナラ負け。めちゃ走られたこの試合を象徴するような幕切れです。ああ、そうだよな、こうなるよなって感じ。

レイダースの獲得ヤード数が576ヤード。すごいですね。こんな数字なかなか見たことない。そのうちランが283ヤード。RBジェイコブスはこの試合で229ヤードを記録。

とはいっても、シーホークスにも勝つチャンスはありました。大事なところでプレーを決められなかったのが致命的。やはりまだ力不足ということでしょう。

Team Stats

  • Total Yards

    • LV576
    • 372SEA
  • Turnovers

    • LV2
    • 2SEA
  • Possession

    LVSEA
    28:0537:35
  • 1st Downs

    • LV27
    • 22SEA

試合は、レイダースQBカーのパスをシーホークスSディグスがインターセプトしてスタート。直後にRBウォーカーがタッチダウン。今となっては幸先良すぎるような幕開けでした。

数分後にはSディグスが再びインターセプトに成功。シーホークスもエンドゾーンであわやインターセプトかという場面の後、第2クォーターではレシーバーとの息が合わずにQBジーノが正真正銘のインターセプト。

しかしタッチダウンパスも決まります。うーんQBジーノもなかなかやる。WRロケットも上手いですねぇ。スピード落としてディフェンスと距離を取る熟練技。

前半は両チームともタッチダウンとフィールドゴールの応酬となり、レイダース24対シーホークス20でハーフタイムへ。

後半はまずRBウォーカーと選手の塊がゴールラインを割って逆転に成功。

同点で迎えた第4クォーター。シーホークスはゴール前23ヤードまで攻め込んだところで、QBジーノとRBウォーカーがハンドオフに失敗してターンオーバー。絶好のチャンスを逃します。

しかしレイダースも自陣48ヤードから4th and 1に挑戦して撃沈。シーホークスはRBホーマーがエンドゾーンに持ち込んで27対34と勝ち越し点。残り時間は5分弱。勝利が見えたような気がしましたが、それでは終わらないのがフットボール。

レッドゾーンまで攻め込んだレイダース。RBジェイコブスがファンブルしたと思いきや、フォワードブログレスと判定されチャレンジできません。キーッ悔しいッ。もちろんレイダーズがタッチダウンに成功し34対34。残り時間1分54秒。

フィールドゴールで勝てるシナリオです。正念場の2ミニッツドリル。しかし結局5ヤードしか進めないオフェンス。無念のパント。延長戦に突入です。はあああああ・・・。

レイダースがコイントスに勝ち、先攻となった延長戦。56ヤードのフィールドゴールは大きく右にそれました。どよめくスタジアム。

シーホークスの攻撃はほとんどフィールド中央、自陣46ヤードから到来。でも、ここでも5ヤードしか進めません。無念のパントでボールは再びレイダースへ。

そして次のプレーが決勝点となりました。

ギリギリのところで寄り切る力がほしい。ここ一番の勝負強さが課題かな。ああ残念。でも試合後みんなニコニコして握手してました。ボール投げて、走って、ぶつかって、よっぽど楽しかったんでしょう。勝ったり負けたりするのがスポーツだし、まあええじゃろ。いろいろ修正して次の試合は頑張って。

ということで、次は今シーズン初めてのラムズ戦です。今年は低迷しているラムズ、怪我人も多いみたいです。とにかく勝って、プレーオフ目指してレッツゴーーー❗❗

2022/11/20

【第10週】ミュンヘンでの勝利ならず シーホークス@バッカニアーズ戦

あっという間にもう第11週。シーホークスはバイウィークです。

更新が遅れちゃいました。先週11月13日は、ミュンヘンでシアトル・シーホークス対タンパベイ・バッカニアーズ戦が行われました。NFLの記念すべきドイツ初試合の会場は、サッカーのFCバイエルン・ミュンヘンの本拠地アリアンツ・アリーナ。

試合は16対21でシーホークスの敗戦となりましたが、お祭り気分で現地は盛り上がっていたようです。様々なチームのジャージを来たフットボールファンが詰めかけ、7万5千人の観客席が埋まっていました。

ドイツ到着後にはFCバイエルンのグラウンドで練習したり、親善イベントがあったりと、選手たちもこのヨーロッパ遠征を楽しんでいる様子でした。

試合は一枚上手のバッカニアーズをシーホークスが追いかけると言う流れで、まあ、とにかく走られました。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA283
    • 419TB
  • Turnovers

    • SEA1
    • 2TB
  • Possession

    SEATB
    36:5523:05
  • 1st Downs

    • SEA19
    • 26TB

前半シーホークスは獲得ヤードがわずか29ヤード。固い守りに手も足も出ません。対照的にバッカニアーズはランニングバックが力強い走りを見せ、要所でQBブレイディの鋭いパスも決まり、14点を先取。シーホークス無得点でハーフタイムへ。

後半はシーホークスがまずフィールドゴールでやっと得点に成功。そんな3点ぽっち何でもないぜとバッカニアーズはゴール前22ヤードまで難なく到達します。ところが、なぜかRBフォーネットがQBブレイディにパスを投げるというトリックプレイを発動し、これが失敗。

期待のルーキーCBウーレンは今年5回目のインターセプト。ブレイディが滑らなかったら空中戦だったけどなぁ。それも見たかったなぁ。足を絡ませてトリッピングの反則を取られましたが、ブレイディのダーティなプレイ嫌いじゃないです。ふふ。

ボールを取り返したシーホークスは、4点差に詰め寄る絶好のチャンス。テンポよくファーストダウンを重ねゴール前9ヤードまでたどり着いたところで、QBジーノがサックされてファンブル。あちゃー。

このターンオーバーをバッカニアーズはタッチダウンに結びつけ3対21に。試合時間は残り10分余り。

ここからやっと怒涛の反撃です。5プレイでWRロケットがッチダウン。LBバートンがブレイディのパスをインターセプト。

インターセプトなしでパスを連続399回投げてきたという記録がここでストップしたブレイディ。もう少しでQBロジャーズの記録402を更新できるとこだったらしいです。惜っしい。どうでもいいけど。

残り時間4分を切ったところでWRグッドウィンのタッチダウンが決まり、5点差に攻め寄ります。

しかしながら、ディフェンスが守りきれず、そのまま試合終了となりました。過去6試合でランヤード平均48というバッカニアーズに161ヤードを許したのが痛かった。一方でシーホークスのランはわずかに39ヤード。思うようにいかないもんです。

久しぶりの負けで残念ですが、あと半分シーズンが残っています。バイウィークでよく休んで後半戦も頑張ってほしい。プレイオフ目指して、このまま突進だーレッツゴー❗❗

2022/11/10

【第9週】ピック6もなんのその シーホークス@カーディナルス戦

NFLはそろそろシーズン中盤に突入ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。シアトル・シーホークスは今年2度目のアリゾナ・カーディナルス戦を勝利で飾ることができました。31対21。通算6勝3敗で、NFL地区1位を維持しています。

今回はカーディナルズWRホプキンスが出場しましたが、36ヤードに抑えました。6試合出場停止処分から復帰後セインツ戦では103ヤード、バイキングス戦では159ヤードを走っていたホプキンスです。ディフェンス、素晴らしいじゃないですか。サックも5回。QBマレーへのプレッシャーが効いていました。

オフェンスはQBジーノのピック6もありましたが、この失敗が強さを引き出した感もあります。「え、ジーノやっぱヤバ」と怯んだキミ、彼を見くびってはなりません。そんなもんはへのかっぱ。執拗に攻め込み、得点をもぎ取ったドライブが感動的でさえありました。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA421
    • 262ARI
  • Turnovers

    • SEA1
    • 1ARI
  • Possession

    SEAARI
    25:2934:31
  • 1st Downs

    • SEA27
    • 15

試合はシーホークスのフィールドゴール、カーディナルスのタッチダウンから始まりました。

第2クォーターでWRメトカーフのタッチダウン。次の攻撃はゴール前36ヤードからフォースダウンで撃沈。今シーズンはなぜかフォースダウンに挑む場面が多いシーホークスです。

ディフェンスはしぶとくQBマレーを追い込み、ファンブル誘発。前半を10対7で折り返しました。

第3クォーター、QBジーノのピック6でカーディナルスが逆転。これでガクッと崩れるかと思いきや、執念の反撃開始。

まずはサードダウンをしぶとく4回更新しながら75ヤードを行進。最後はWRロケットへのタッチダウンで逆転に成功。次も粘り強く81ヤードを攻め込んでRBウォーカーがタッチダウン。

時間を使い、ジリジリ攻める力強さ。胸が震えました。こんなオフェンス見るのは何年ぶり?

しかしカーディナルスもタッチダウンで24対21と追い上げます。試合時間は残り3分半。

最後の正念場。試合を決める大事なドライブ。ジーノには、このオフェンスには、決定力があるのか?と思ってるうちに、TEファントが51ヤード爆走!もうひとりのTEパーキンソンがサイドラインを出ないように伴走してるのがいいじゃないですか。

タイトエンドを使うこんなプレー、今年はよく見ます。QBウィルソンのトレードと引き換えにシーホークスに来たTEファントはこの試合レシーブ5回で96ヤード。DEハリスも大きな戦力となっているし、QBロックだって力を秘めているに違いない。ね。

そして、この4プレイ後にはRBウォーカーが2つ目のタッチダウンで31対21と引き離して試合終了。

カーディナルスはペナルティが多く、連続でフォルススタートなんかもありました。QBマレーとWRホプキンスに怒鳴ってるとこも映ってたし、なかなか大変そう。

とりあえずシーホークスは上向きです。ますます強くなってる感じがします。怪我をせずにシーズン後半も思い切り暴れてほしい。どこまで行けるか見てみたい。

次戦はミュンヘンでバッカニーズ戦です。ブレイディがなんだー!レッツゴーーー❗❗