第7週、アリゾナ州グレンデールで行われたシアトル・シーホークス対アリゾナ・カーディナルス戦は、残念ながらシーホークスが34対37で敗戦を喫しました。これで5勝1敗。
前半が終わって27対17、第4クォーター残り6分半、タッチダウンを決めた時点で34対24。10点リードしていながら、延長戦に持ち込まれてフィールドゴールでサヨナラという、なんとも腑に落ちない負け方でした。
は?なんでこうなるの?何が起こったのかよく分かんなーい・・。
すでに記憶が朦朧としています。いろんなことが起こった。不運なこともあったしラッキーなこともあった。でも結局のところ、勝てるチャンスをものできなかった。
しかし敗戦といえど、素晴らしい輝きの瞬間もありました。それを心に留めたいと思います。
まずはピック6を防いだ、WRメトカーフの爆走。
追走を始めた地点で、すでに10ヤードくらいの距離はあったと思うんです。「遠い」「ムリ」という気持ちがちょっとでも影を落としたら、何百分の1秒かの減速となって、追いつくのは不可能だったと思うんです。でもDK・メトカーフは違った。
途中でQBウィルソンが「駄目か」と諦めたその時、真横を大型トラック(または機関車)が猛スピードで突進して行く姿が。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!という音が聞こえたかも。
いやもう驚いた。この一途な執念にひれ伏したい。
Sブダ・ベイカーが振り向かなかったら、エンドゾーンまで行けてたかも?でも振り向かずにはいられなかったんだろうなぁ。
このタックルの後、カーディナルスは4th downでもゴールラインを割ることができず無得点。いやー盛り上がったよあの時は!
この試合スーパーキャッチを連続して披露したWRタイラー・ロケットも忘れてはなりません。3タッチダウン、200ヤード。4th and 2(2:56)での、あの足の残し方なんて、職人芸というか、芸術というか、いやはやまったく。(首を横に振る)
昨年のレシーバー陣のタッチダウンセレブレーションを覚えているでしょうか。今年それをしないのは、「恐怖を植え付けるためだ」なーんて言っちゃったりしてるとこがもう、可愛いすぎて頭なでたいくらい。
タイラーすごいぞ!試合は負けちゃったけどね!
カーディナルスはQBカイラー・ちょこまか・マレーくんが堂々としてました。1度もサックできないどころか、プレッシャーを掛けたのがドロップバック48回1回のみ。(2.1%)
今シーズン最もプレッシャーの少ないクォーターバック(10.3%)とのこと。
オフェンシブラインがそんなにいいのか。さっさとボールを離し、さっさとスライドするという彼のプレースタイルか。うーん、侮れん。怒涛のパスラッシュで窮地におとしめたいなァ、いつの日か。
時間ギリギリの瀬戸際で抜け目のないWRラリー・フィッツジェラルドさんにも感服です。「はいはい、みんな急いで。スパイクしてね。時間ないからね」なぜこんなに落ち着いているのでしょうか。チクショーー。
Larry Fitzgerald made sure to set his team up to spike the ball before the game-tying FG 👏
— ESPN (@espn) October 26, 2020
(via @thecheckdown)pic.twitter.com/FM72EUmbnl
今回の敗因は、なんと言ってもQBウィルソンのインターセプト3回です。
3回ですよ、3回!3回もターンオーバーして勝てるわけ無いじゃん!!(その昔勝てたこともあったけど。小声)
ウィルソンのチームなんだから、チームを勝利まで引っ張って行け。今年はそういうチームになった。決めなきゃならぬドライブで、相手にボール渡すとはどういうつもりだ!まったくもう。
ミスをしても、強いチームならばディフェンスが勝ちを取ってくれるとか、そういうこともあるでしょう。しかし、今はウィルソンが駄目なら勝てない。ミラクルも毎回起こってくれるワケじゃない。
遠いなあ。先の道は遠くて広い・・・。
なーんて感慨にふけっていてもしょうがない。もうこれは忘れませんか。ウィルソンも気にしてないと思いますよ、3回INTなんて。そんなこと気にするヒマがあったら、明るい未来のビジョンを思い描いた方がよっぽど有効じゃろうよ、ね。
しかしなんですね、このグレンデールのスタジアムって、スーパーボウルの思い出もあるし、鬼門かもしれませんね・・・。はっ、過去を振り返ってしまった。いかん。
次はホームで49ers戦だーーーー!レッツゴーーーーー!