2024/05/02

シアトル・シーホークス2024年ドラフト指名選手の紹介

NFLファンの皆さんこんにちは。ご無沙汰しております。お元気でしょうか。

シアトル・シーホークスはHCピート・キャロルさんが退任し、というか解雇されて久しくなります。新任のHCマイク・マクドナルドさんにはもちろん熱い期待を寄せているのですが、「あー、やっぱピート好きだったなぁ、いなくて寂しいなぁ・・・」という今日この頃です。

しかしドラフトも終わりました。よっしゃ、張り切って新しい選手の勉強してみるか。という本日の投稿です。

今年のドラフトでシーホークスが指名したのは計8人。

1巡16位 DT バイロン・マーフィⅡ テキサス大学

クォーターバックを始めオフェンス側の選手が続々と指名されていた今回のドラフトで、2番めに指名されたディフェンスの選手です。(1番目は15位インディアナポリス・コルツが指名したDEラトゥ選手)

テキサス州出身ですが、小さい頃はシーホークスファンだったとか。

「リージョン・オブ・ブームの時代だね。ラッセル・ウィルソン、キャム・チェンセラー、マーション・リンチ、マイケル・ベネットがいた時だ」

だって。うう、なんかめちゃ年を取った気分。私にとって、その時代はまさに昨日みたいに感じられます。そうか、シーホークスの全盛期はもうすでに10年以上前。それを見てた子どもがドラフトされるんだなぁ。DEベネットさんのプレーを観察していたとマーフィ君は語っていました。

ポジションはディエンシブタックルですが、マーフィ君はタッチダウンの記録も残しています。上の動画はワシントン大学戦で、そしてこちらはワイオミング大学戦で。機敏で素早いってことなんでしょう。

中学まではランニングバックとラインバッカーを務めていました。ファッションが大好きで、特に大事にしているのがシューズ。エアジョーダンを30足持ってるそうです。(持ちすぎ!)

3巡81位 G クリスチャン・ヘインズ コネチカット大学

今年の2巡指名権はなし。DLレナード・ウィリアムズのトレードでNY・ジャイアンズに渡したためです。「長かった待ち時間はウィリアムズの事をずっと考えてた」とGMシュナイダーさん。

70位に入るとオフェンシブラインマンが次々と指名され、81位になる前にヘインズ君が取られてしまうかも、と「ちょっとパニックになった」とも話していました。

大学では4年間先発、キャプテンを2年間務めました。連続49試合出場と、健康で頑健な体を持ち合わせています。

「シーホークスを見ながら育ってきた。ジーノも大ファンだ。彼がウエスト・バージニア大学の時はよく見てた」

料理が好きで、将来の希望はレストランを開くこと。また映画ベイブが好きで「豚をペットにしたい」そうです。

4巡118位 LB タイリス・ナイト テキサス大学エルパソ校

ボビー・ワグナーもジョーダン・ブルックスも移籍してしまったシーホークスのラインバッカー陣はどうなるのでしょうか。その助っ人がこの人に違いない。

「プレーを読む力がある。誰よりも早く動いてボールを察知する」とHCマクドナルドさんの評しています。ボルチモア・レイブンズのDCになる前はラインバッカーコーチを3年努めた方ですから信じましょう。

ナイト君はドラフト前にシーホークス施設を訪問する機会があり、「その時にいい感触を持った」と話しています。

4巡121位 TE AJ・バーナー ミシガン大学

昨シーズンはミシガン大学で大学チャンピオンに輝いたバーナー君。カレッジの最優秀タイトエンドに贈られるジョン・マッキー賞の候補にもなりました。最初の3年間はインディアナ大学に在籍し、そこで一緒だったQBマイケル・ペニックス(ワシントン大学からアトランタ・ファルコンズ)とは今でも親交があるそうです。

5巡136位 CB ニアマイア・プリッチェット オーバーン大学

オーバーン大学には5年在籍し、最後の3年間はずっと先発で出場。4年で大学卒業単位は取ったので、あと1年でもう一つ卒業単位を揃えたそうです。コンバインでは40ヤードダッシュが4.36秒。全選手のベスト10に入るタイムでした。

6巡179位 T サタオラ・ラウメア ユタ大学

大学ではライトガードを2年、ライトタックルを2年務めました。10人兄弟の8番目だそうです。

6巡192位 CB D.J・ジェームス オーバーン大学

オーバーン大学から2人目のコーナーバックを指名。オレゴン大学に3年在籍したあと、オーバーン大学で2年。「ニッケルでもアウトサイドコーナーでも、やれと言われればスペシャルチームだってできる」と話しています。

6巡207位 T マイケル・ジェレル フィンドレー大学

フィンドレーというディビジョンⅡの学校からオフェンシブラインマンを指名。「ちょっと驚いたね。訪問した時は良い感触だったけど、どうなるか見当がつかなかった」というジェレルくん。

高校でフットボールをしたのはⅠ年で、大学からの勧誘あまりなかったそうです。大学在籍中に他の学校から移籍の誘いもありましたが、最初に受け入れてくれたフィンドレーを離れるつもりはなかったとのこと。「小さな大学からでもNFL選手になれることを証明したい」と話しています。

以上です。

みなさんご感想いかがでしょうか。シーホークスのドラフト風物詩だったランニングバックの指名がない!やっぱりあれはピート・キャロルさんの意向だったんですねえ。今年はGMシュナイダーさんの思い通りに指名できたのでしょうか。

オフェンスのラインマンいっぱい取ったのはいいけど、ラインバッカーとかちょっと心配かもなあ。どうするんだろうねえ・・・なんて思っています。

それではみなさん、シーズンを楽しみに待ちましょうね❗❗❗

2024/01/21

勝利に涙のライオンズファン😭プレーオフチケットをもらうの巻

 NFLファンのみなさんこんにちは。いかががおすごしでしょうか。プレーオフの試合が楽しみな半面、チームが毎週ひとつずつ消えてゆくのがちょっと寂しい時期ですね。

さて、先週のワイルドカード戦ではデトロイト・ライオンズが、QBマシュー・スタッフォードを擁するロサンゼルス・ラムズを24対23で撃破。1991年以来、32年ぶりのプレーオフ勝利が大きく報道されました。

思い余って涙を流すファンをカメラがキャッチ。

泣いていたのは、アーロン・ウィカリアスさんという35歳。この人がプレーオフ2戦目のチケットを持っていないと聞いたデトロイトの会社が、タンパベイ・バッカニアーズ戦のチケットをプレゼントしてくれました。ライオンズのスポンサーにもなっている法律事務所です。

亡くなった父親がライオンズの大ファンだったというアーロンさん。

「父は1999年から2001年までシーズンチケットを持っていた。大ファンだったんだ。2枚チケットがあって、ひとつが僕専用だった。ずっとライオンズが好きで、99年のチケットで僕を驚かせてくれたんだ。当時はシルバードームでね。シルバードームの最後の試合でカウボーイズに勝ったんだよ。いい思い出だ」

鉄骨組立工だったお父さんは、フォード・フィールドの建設にも携わりました。しかしアーロンさんが14歳の時、トラック事故で父親が急死。遺体はライオンズのユニホームを着せて葬られました。

父の影響でライオンズファンになり、また、自分も鉄骨組立工になりました。お父さんと一緒に応援していたライオンズの念願の勝利ですから、そりゃあ熱い涙もこぼれるでしょう。

お父さんが大好きだったというライオンズのRBバリー・サンダースのサイン入りボールももらって、アーロンさんはまたも涙ぐんでいました。

よかったね❗❗

2024/01/11

【第18週】ギリギリ勝ったもののプレーオフ出場ならず シーホークス@カーディナルス戦

 2023年NFLレギュラーシーズン最終日、シアトル・シーホークスはアリゾナ州ステートファーム・スタジアムでカーディナルと対戦し、21対20で勝つことができました。

同じ時間帯に行われたシカゴ・ベアーズ対グリーンベイ・パッカーズ戦ではパッカーズが勝利し、NFC7位のプレーオフ出場権を獲得。ベアーズが勝っていれば、シーホークスがプレーオフ行きだったのですが、シーズン中に勝つべき試合をいくつか落としていたので、まあ妥当な結果でしょう。

シーホークスにとっては何かと因縁のあるスタジアムなので、ちょっと心配だったのですが、無事に試合が終わってよかったです。

2015年スーパーボウルでペイトリオッツに負けたのもこのスタジアムなら、2017年にCBリチャード・シャーマンがアキレス腱を切ったのもここ。同じ試合でSキャム・チャンセラーが首を負傷し、これが引退の引き金となりました。また、2018年にはSアール・トーマスが足を骨折し、ベンチに中指を立てて去るという場面もありました。

シーホークスカーディナルス
獲得ヤード327466
パスヤード189260
ランヤード138206
ターンオーバー00
ファーストダウン1824
サードダウン更新率6/125/13
ポゼッション23:5736:03

この試合も、まあよく走られましたねぇ。カーディナルスRBコナーが150ヤードを記録。今シーズンのシーホークスランディフェンスは1試合平均138.4ヤードを許し、リーグ32チーム中31位でした。(ちなみに32位がカーディナルズ、30位ブロンコス)

ランディフェンスは昨年もひどくて30位でした。今年も改善できないまま課題として残りました。

試合前半は両チームともフィールドゴール2回ずつ、シーホークスがTEディスリーのタッチダウンを加えて、13対6とシーホークスのリードでハーフタイムに。

「まあ、こんなもんかな」と思っていると、第3クォーターではカーディナルスRBコナーが34ヤード、29ヤードの欄を連発し、あっさり同点に。

第4クォーターでは、カーディナルスがゴール前8ヤードから4th and 3に挑戦し、タッチダウン。あっという間に13対20と逆転です。

プレーオフは逃すとしても、最終戦は勝って終わってほしい。

しかし、オフェンスは3 and Outであえなく撤退。カーディナルスは時間を稼ぎつつ、しぶとく攻めてゴール前24ヤードまで到達。試合時間残り3分で、2ポゼッション差になるかの瀬戸際、カーディナルズの43ヤードフィールドゴールが大きく外れました。

ここでボールを握ったQBジーノがパスを決め、4つ目のプレーでWRロケットがタッチダウン。

19対20にした後、2ポイントコンバージョンを選択し、再びWRロケットがキャッチして21対20。

試合時間1分54秒を残して、カーディナルスの攻撃開始。じりじりとシーホークス陣30ヤードまで攻め込んだのですが、最後は51ヤードのフィールドゴールが失敗し、シーホークスの勝利が決まりました。

今シーズンは通算成績9勝8敗。

もっと勝てるチームになるはずだったのに、なれなかったです。残念な成績でしたが、いい場面もいっぱいあったし、毎試合楽しませてもらいました。選手のみなさん、スタッフのみなさん、本当にお疲れ様でした。ちょっとゆっくりしてください。

試合後、HCキャロルさんは「全然疲れてない。まだまだやれる」と言ってたのですが、1月10日にヘッドコーチ職を退任することが発表されました。

表向きは「双方同意のもと」ですが、実際は解雇。アドバイザーとしてチームに残るそうですが、そんなことやりたいんかな?どっかにコーチ職があったら、コーチをやりたいんじゃないすか?

一人の人間を育てる姿勢で選手と向き合ってるところとか、カルチャーを作り上げるリーダーシップとか、考え方とか、めちゃ尊敬している方なので、ピート・キャロルさんについてはまた改めて書きたいです。

退任のニュースを受け、SNSでは選手、元選手が続々とコーチに感謝のメッセージを送っていました。みなさんの真摯な気持ちが伝わってきて涙。本当に沢山の人に影響を与えた人なんだと思います。

ピート・キャロルさんのチームを応援することができて、ファンも本当に楽しかったです❗❗❗

うえーん😭😭😭😭😭

2024/01/02

【第17週】そこまで見えていたプレーオフがまた遠くに スティーラーズ@シーホークス戦

シーホークスファンのみなさんこんにちは。シーズン最後に2連勝しプレーオフ出場を決めるはずだったシアトル・シーホークスですが、ピッツバーグ・スティーラーズに負けてしまいました。12月31日、ホームでの最終戦で30対23と敗北。涙。

残念というよりは、「本気でやる気あるんすか?」と文句をつけたいような試合でした。だってさ、この絶対負けられない一戦で、なぜそんなにタックルをミスするんでしょうか。気迫が足りないんじゃねーの。

スティーラーズシーホークス
獲得ヤード468369
パスヤード266281
ランヤード20288
ターンオーバー01
ファーストダウン2517
サードダウン更新率6/133/9
ポゼッション37:3322:27

ランで200ヤード以上を許しました。ずっと課題のランディフェンスを改善することができません。スティーラーズRBナジー・ハリスは今シーズン最高の122ヤードを記録。シーホークスのディフェンスを引きずりながらタッチダウンを2つ決めました。

試合は、第1クォーター終盤にまずティーラーズRBワレンが持ち込んで先制点。シーホークスもRBウォーカーのランで同点に。

スティラーズのフィールドゴールのあと、シーホークスはWRスミス=エンジグバへのタッチダウンで逆転し10対14に。しかし次のドライブではスティーラーズRBハリスがタッチダウン。17対14で前半を終えました。

後半では、シーホークスがフィールドゴールで同点にしたあと、スティーラーズRBハリスをオフェンス陣が押し込んで追加点。

これには本当にガッカリしました。突っ立って見てないで、LBボビー・ワグナー助けるやつはいないのか。

CBウィザースプーンのこんなプレーがディフェンスにカツを入れてくれるかと期待しましたが、全くそんなこともなく、後半もダラダラとやられまくりました。RBハリスのスティフアームでブッ飛ばされたCBウーレンも悲しかったです😭

第4クォーター中盤残り7分で、7点を追うシーホークスの攻撃となりましたが、最初のプレーでQBジーノがサックされてファンブルロスト。点差を縮めるはずが、逆にスティーラーズがフィールドゴールのチャンスを得て、10点差に広げました。

試合時間残り4分半から始まったシーホークスの攻撃は、ゴール前5ヤードまで攻め込みましたが、最後はフィールドゴールで3点。2ミニッツウォーニングの直前にオンサイドキック。スティーラーズがリカバーし、そのまま試合終了となりました。

NFLの試合に勝つって本当に難しい。

スティーラーズHCトムリンさんは、これで17年連続勝ち越しシーズン決定と報道されていました。すごいですね。

8勝8敗となったシーホークスは、アリゾナでカーディナルスと最終戦です。これに勝ち、グリーンベイ・パッカーズがシカゴ・ベアーズに負ければプレーオフ出場が決定。

カーディナルスとの対戦は、いつもなんかよく分からない奇妙な試合運びになる記憶があるので、どうなることやら。これがシーズン最後の試合になるかもしれないので、みなさん思う存分楽しみましょうぞ。レッツゴー❗❗