2023/01/21

【ワイルドカード】プレイオフの壁は高く厚い シーホークス@49ers戦

スーパーワイルドカードウィークエンドと呼ばれるプレイオフ1週目、シアトル・シーホークスはサンフランシスコ・49ersと対戦し、見事に撃沈しました。得点は23対41。

前半を終わった時点では17対16と1点リード。やるやん!と期待は高まったのですが、後半バタバタとやられました。なにを夢見とるんじゃい!って殴られたような。まあしょうがない。

立ち上がり、シーホークスは2回連続で3 and Outになる中、ナイナーズはフィールドゴールとタッチダウンで10点を先取。QBパーディは落ち着き、各選手が20ヤードくらい平気で稼ぎます。やはり力不足か。と思っていると、シーホークスのオフェンスが反撃。

RBウォーカーがエンドゾーンに走り込んでタッチダウン。WRメトカーフへの50ヤードバスが通ってタッチダウン。

よっしゃあ!DK! DK!一気に追いつきました。

ナイナーズのフィールドゴールの後、前半残り9秒でボールを持ったQBジーノ・スミス。スクランブルで滑り込みをしたところナイナーズCBワードが突っ込みペナルティに。56ヤードフィールドゴールをKマイヤーズが決め、17対16でハーフタイムに突入。

後半は、まずナイナーズがタッチダウンであっさり逆転。一方シーホークスはレッドゾーンまで攻め込みますが、「無資格レシーバーがダウンフィールドに入った」という反則が。はああぁぁ?!と思うまもなくQBジーノのファンブル。

ここが試合の分かれ目でした。ナイナーズは後半3連続タッチダウン。第4クォーターではQBジーノのインターセプトも出て完敗です。

やはりディフェンスの力が及びませんでした。ランも止められなかったし、一度にヤードをガバッと取られるプレイが多かった。獲得ヤード数はシーホークス332ヤードに対しナイナーズ505ヤード。500ヤードって😱😱😱

オフェンスのターンオーバーも痛かったし、ミスをして勝てる試合ではありません。この日はWRメトカーフが力強いプレイを見せてたのが一番良かったです。体は大きく、足は速い。来年はより一層の活躍を期待したい。

ということで、シーホークスのシーズンは終了。今年も楽しかったです。ルーキーも育っているし、ドラフト指名権も多いので来年への夢が膨らみます。フリーエージェントとなるQBジーノ・スミスとの契約も気になりますが、QBドリュー・ロックだって案外やれるんじゃない?という気もします。

推しチームが敗退してもプレイオフは続く。どのチームがスーパーボウルへ進むのか。個人的には、ミネソタ戦で生まれ変わったようなプレイをしていたQBダニエル・ジョーンズ&ジャイアンツに注目してます。アップセットを期待❗❗

2023/01/13

【第18週】2度めのキック成功でプレイオフへGO ラムズ@シーホークス戦

1月8日、シアトル・シーホークスはレギュラーシーズン最終戦でロスアンゼルス・ラムズと対戦しました。プレイオフ出場の望みをつなぐこの試合は延長戦へもつれ込み、なんとか16対19で勝つことができました。

その後、サンデーナイトの試合でデトロイト・ライオンズがグリーンベイ・パッカーズを倒して勝利。おかげでシーホークスが滑り込みでプレイオフに出場できることになりました。ライオンズのみなさんありがとう!ガッツ溢れる、見ごたえのある試合でした。

この日は、長年シーホークスで活躍したLBボビー・ワグナーがラムズとしてシアトルに戻り、観客が大きな歓声と温かい拍手で迎えました。第1週のQBウィルソンの時とは大違い。

試合はQBジーノ・スミスのインターセプトでスタート。WRメトカーフに投げたところをCBラムジーに取られるという、なんか荒れそうな始まり。

このターンオーバーをフィールドゴールに抑え、シーホークスもフィールドゴールで応酬。RBウォーカーが走り、QBジーノが投げます。再びインターセプトかという場面もありましたが、ディフェンスの選手がドロップしてセーフ。ワイルドキャット・フォーメーションではジーノがフォルススタート。後日、「ラムジーにトラッシュトークしてたらぐらついた」とか言ってました。ディフェンスはパスラッシュが効果的でサック多発。前半はラムズ13対シーホークス6で折り返しました。

第3クォーターでWRロケットがこの試合唯一のタッチダウンに成功。どうですか、このパス。このキャッチ。

感心してたら、次の攻撃ではWRメトカーフへのパスをラムズCBラムジーにインターセプトされました。この試合2度目。しかしそれをパントに持ち込み3点差を追うシーホークス。

第4クォーター中盤では自陣21ヤードからパントの場面で、ラムズの選手がPディクソンに接触。これがペナルティとなってファーストダウンとなり、そこから一気に攻め込みました。

ゴール前22ヤードで4th and 1をコンバート。ゴール前2ヤードで1st and 10。ランを3回連続してゴールラインに届かず、結局フィールドゴールで同点に。

残り2分からのラムズの攻撃は3 and Outに抑え、56秒を残してシーホークスにボールが回ってきました。

QBジーノがスクランブルし、サイドラインを出たところで待ち構えていたCBラムジーに衝突。ラムジーが罰則15ヤードを取られるハプニングの後、残り3秒で決勝フィールドゴールのチャンス到来。しかし46ヤードキックはポールにぶつかり失敗。延長戦に突入です。

ああ、勝つって難しい。

コイントスではシーホークスが勝ち、もちろん攻撃を選びましたが、あっけなく3 and Out。やっぱりダメか、勝てる日じゃないのか、とうなだれていたらQBメイフィールドの大きなパスが飛び、アッと思ったらSディグスがインターセプト。

取ったボールをサイドラインのLBワグナーに見せてたけど、トーンティング取られなくて良かったです。試合後の記者会見では、「兄貴にほらよって見せてやったんだ、兄弟だから」って言ってました。自分のキャリアの中で一番好きなインターセプトになったそうです。

このボールを2度めのフィールドゴールに持ち込んで、今度はキック大成功。最後に勝利をもぎ取りました。今シーズンは通算9勝8敗。QBウィルソンとLBワグナーが去り、シーズン前の低評価とは裏腹に、ルーキーが大活躍。それ以上にみんなを驚かせたのがQBジーノ・スミスです。

レギュラーシーズンが終わった試合後のインタビューで「やばい、泣きそう」って涙をこらえていました。

ジーノ・スミスのパス4282ヤードはシーホークスの歴代新記録。ルーキーRBウォーカーはラン1050ヤード。WRロケットは4年連続でレシーブ1000ヤード超え。WRメトカーフも1000ヤードを超えました。全部は書けないですが、チーム全員よく頑張ってくれました。なむなむ。

ということで、プレイオフはサンフランシスコ・49ersと今年3度めの対戦となります。当日のサンタクララは大雨、強風になるとか。グシャグシャでドロドロもいいじゃないの。レッツゴー❗❗


2023/01/08

【第17週】ルーメン・フィールドへ行ってきました ジェッツ対シーホークス戦 

2023年1月1日、シアトル・シーホークスのホーム、ルーメン・フィールドで行われたニューヨーク・ジェッツ戦は、6対23でシーホークスが危なげなく勝ちました。最終戦でラムズに勝ち、ライオンズがパッカーズに勝てばプレイオフに進めるという状況です。

この試合は現地観戦できたので、感想文書いてみました。

ゲームデイは朝から盛り上がる

試合開始が1時なので、11時に到着するつもりで出発。会場に近づくにつれ、シーホークスのジャージ姿の人がどんどん増えてきます。緑と青と白の人の波。DKもシャーマンもリンチもいます。んもー嬉しい。期待に胸が弾みます。

前日20ドルだった公共駐車場は試合のため70ドルに跳ね上がってたので、なんとか35ドルを見つけて駐車。あっちこっちの駐車場ではもちろんテイルゲートパーティ開催中。アウトドア用のヒーター燃やして、バーベキューして盛り上がってます。いやー、いいねえ。

会場近くのレストランやカフェも試合前のファンでいっぱい。会場からは大音響の音楽が響き、みんなを迎えています。レッツゴー!

着いたら試合前のウォームアップ中。あ、ピートだ、シュナイダーさんだ!ナマの選手だー!

会場の演出で盛り上がる

この日はワシントン州出身の俳優レイン・ウィルソンが12番の旗を揚げ、歓声が上がりました。人気テレビドラマ「オフィス」に出演した俳優さん。

テレビ中継だとあまり出番がないチアリーダーさんですが、現場では試合前やタイムアウトの際にフィールドに登場して大活躍。まさに試合の華。シーホークスには男性のチアもいて楽しそうに踊ってました。

得点を入れるたびに上がる花火にもどよめきが。

タイムアウトの時は巨大スクリーンに注目。「ダンス行くよ~!」とダンスしてる観客を、「キッズ行くよ~!」と手を振る子どもたちを映し出します。キスカムに映し出されたカップルは大喜びでキスし、高校生の男子2人はとまどい、おじさん2人が大爆笑するのも楽しい。会場みんなで盛大なお祭りを楽しんでる一体感があります。

ジェッツの攻撃の時は、例によって「ブーー!!!」と騒音出しに参加。シーホークスがファーストダウンを取れば、場内アナウンスが「アナザー・・・」観客が「ファーストダウン!」と言う掛け声をかけるのも楽しい。

マスコットのブリッツくんは大きな大砲を押して現れ、プレゼントをたくさん詰めて観客席に向けて発射したり

CBマイケル・ジャクソンがインターセプトに成功したら、マイケル・ジャクソンの「ビリー・ジーン」が流れたりという演出も。

観客全員が楽しめるエンタテイメントショーとして、本当によくできてて飽きさせません。

後ろの席には「ジーノ、来年は35ミリオン!」と叫んでるおじさんがいて、パスインコンプリートだと「31ミリオン!」に変わってました。隣にはジェッツ時代のジーノ・スミスジャージを着た親子連れ、前の女性はアイフォーンで執拗にHCキャロルを撮影していて微笑ましかったです。「お、仲間じゃん」と思いました笑。

試合はシーホークスが圧勝

最初のプレイでRBウォーカーの60ヤードランが出て、すぐタッチダウン。Sディグスのインターセプトがあり、試合はもらったムードで最後まで。

ボールを上げてる笑。「あんなことしないように厳しく言ってるんだけど、(ボールセキュリティのため)ま、しょうがないね、ははは」ってHCキャロルが翌日ラジオで言ってました。ディグスは、ディオン・サンダースの動画を見たらやってたので、やりたくなっちゃったらしいです。

この試合でシーホークスはパス29回(148ヤード)、ラン38回(198ヤード)を試みています。一方ジェッツはパス46回にラン17回。シーホークスのランディフェンスを知っているなら、もっと走ったらよかったのに。こちらとしてはラッキーでした。

WRメトカーフのキャッチが見たかったけど、この日はレシーブ1回3ヤード。ジェッツCBガーデナーに抑えられていたということなんでしょう。

WRロケットは指の手術にもかかわらず、2週欠場してこの試合から復帰。でもLBブルックスがACLを痛めて離脱となりました。

最後の週はぜひ勝利を収め、プレイオフ出場は天に任せよう。良いシーズンだったと思います。いっぱい楽しませてもらいました。

最後に、不調でユニホームも着せてもらえなくなったジェッツQBザック・ウィルソンを励ますジーノを貼っときます。

みんないろいろ大変だけど今年も頑張ろうね❗❗❗