2022/09/27

【第3週】無力のディフェンスはいつまで続く ファルコンズ@シーホークス戦

9月25日、シアトル・シーホークスはホームでアトランタ・ファルコンズと対戦し、27対23で敗戦。これで1勝2敗です。

試合はシーホークスが先制し、両チームともあっさりと得点を重ねながら1ポゼ差で試合が進みました。第3クォーターでファルコンズが逆転すると、シーホークスは反撃できずに終了。勝てるのかな?と思ったけど、やっぱりダメって感じでした。スタッツを見ると、まあ同じくらい。勝つ気があったら勝てたかも。

Team Stats

  • Total Yards

    • ATL386
    • 420SEA
  • Turnovers

    • ATL2
    • 1SEA
  • Possession

    ATLSEA
    31:4628:14
  • 1st Downs

    • ATL24
    • 23SEA

シーホークスはオープニングドライブを順調に攻め込み、フィールドゴールで3点先取。オフェンス陣による得点は6クォーターぶりです。やっとだよ、もう〜。

その後も思いの外スムーズに、タッチダウンが前半で2つ決まりました。「もっと投げさせる」というコーチの言葉どおり、QBジーノがパスをどんどんコンプリート。

対するファルコンズもQBマリオタが長いパスを放り投げ、でかくて速いTEピッツがキャッチし、84番が縦横無尽に走ります。ファルコンズのランニングバックは31歳のベテラン、パターソンという選手で、この試合は17キャリー、141ヤード。平均8.3ヤードってすごくない?

シーホークスのディフェンスは、全く打つ手がありません。ランで走りまくられると、本当にガックリ。なんでタックルできないの。どうしたら止められるの。無力さをひしひしと感じます。

なんか、前もこんなことがあったよね・・・。去年かな、2、3年前かな。ひょっとして、数年間何も変わってないんじゃないのかな・・・。

強いディフェンス目指すチームじゃなかったのかな。ディフェンスのコーディネーターは何度も代わったけど、問題は解決してないよね。ということは、ヘッドコーチか。HCピート・キャロルなのか・・・。

とはいえ、チャンスもあることはありました。第4クォーター、QBマリオタのファンブルがターンオーバーに。4点差を追うシーホークスに、残り5分でボールが戻ってきたわけです。

4th & 1を一度はコンバート。敵陣34ヤードまでは進んだものの、ホールディングで10ヤード、サックで10ヤードを失い、最後は4th & 18でQBジーノの長いパスがインターセプトに。

しゃあない。第4クォーター最後のドライブで得点できてこそ、力のあるチームってことですもん。そこまでの実力がないという現実です。

このチームをどう立て直して行くのか。そういうのを今シーズンの見どころにしようかな。QBロック出せや、おい。という気持ちもあるし。

次戦は、デトロイト・ライオンズ戦。ライオンズ、今年はイケてるチームらしいです。ルーキーのDEハッチンソンが期待通り活躍し、2年目のWRセント・ブラウンも脚光を浴びています。

新しい選手を見るのは楽しみですが、シーホークスも頑張れ。巷ではライオンズ有利と見られ、スプレッドが−4.5(4.5点差でライオンズ勝利の予想)ですけどね。

速くも10月に突入だーレッツゴーーー❗❗

2022/09/23

【第2週】ジェッツが!カーディナルスが!イルカが!ミラクルカムバック3試合

みなさんこんにちは。シーズン序盤をいかがお過ごしでしょうか。マンデーナイトが終わったと思ったら、2日後の木曜に次の週が始まるって慌ただしい。後から後から試合が来て、もうどうしよう💖

忘れないうちに今週の奇跡的カムバックを記しておきましょう。1日に3つもこんな試合あったら、もはや奇跡とは呼べない気もしますが。アッという逆転劇が必ずあるNFL。フットボール考えた人天才か!

NY・ジェッツ31 vs クリーブランド・ブラウンズ30

第4クォーター残り時間1分55秒、ブラウンズがタッチダウンを決め、13点差にリードを広げます。エクストラポイントのキックを外したのは、まあご愛嬌。2ポゼ差だもん。2ミニッツ切ってし。相手はジェッツだしー。なんて思ってたかもしれません。

すると、誰もいない所にフワーと長いパス通されて、1ポゼ差に。

は?なんで?何が起こった?というブラウンズファンのリアクションがナイス笑。

オンサイドキックをジェッツがリカバーし、QBフラッコがこの試合4つ目のタッチダウンを放ちます。奇跡のエンディングはこちらの動画でじっくりとどうぞ。90秒でタッチダウンが2つ。

QBフラッコが落ち着きはらってます。ベテラン37歳のヨユーでしょうか。実況によれば、2016年以来のウイニングドライブ。まだまだイケる!

アリゾナ・カーディナルス29 vs ラスベガス・レイダーズ23

前半を終わってカーディナルス無得点、レイダース20点。ジリジリと追いつめるカーディナルスは第4クォーター中盤、2ポイントコンバージョンでQBカイラー・マレーの個人技が炸裂。

スナップして20秒ボールを持ち続けるなんて、この人以外にはできません。プレイブックなんか関係ねー。

15対23と8点差を追うカーディナルズは最後の瀬戸際、残り時間5秒で4th and Goal。これもQBマレーが持ち込んでタッチダウン。2ポイントコンバージョンはギリギリな隙間にパスを通して成功。このパスもすごかった。臨場感をこちらの動画で堪能してください。

勢いに乗ったカーディナルズですが、延長戦では 4th and 1に挑戦して失敗。決勝ゴールがそこまで来ていたレイダースは、敵陣39ヤードで痛恨のファンブル。カーディナルズがボールをすくってサヨナラタッチダウンとなりました。

あと5秒で勝利だったのに。ちびっこにチョコマカ走られて得点されたら、やりきれない気持ちになるんじゃないでしょうか。相手としては。

マイアミ・ドルフィンズ42 vs ボルチモア・レイブンズ38

試合開始のキックオフリターンがタッチダウンとなった瞬間から、流れは完全にレイブンズ。第4クォーターで14対35。そこからQBタゴバイロアがTDマシーンに変身しました。WRヒルへ、WRワドルへ、長いパスをボンボン放り投げます。試合時間残り14秒、WRワドルへの7ヤードパスが逆転タッチダウンとなりミッション完了。(動画はこちら

QBタゴバイロアは469ヤード、タッチダウン6、インターセプト2。WRヒル190ヤード、WRワドル171ヤード。

なんすか、これ。すごいですね。

この試合がトゥアくんのブレークスルーになるのでしょうか。2年前ドラフト1巡で指名されながら、これまで期待に押しつぶされていた印象です。足元にまとわりつく鉄の鎖から彼を解き放ったHCマイク・マクダニエルの功績は大きい。

マッチョじゃなくてもヘッドコーチはできる。怒鳴らなくてもコーチはできる。偉そうじゃなくても、タフに見えなくてもよし。NFLにフレッシュな風を送るマクダニエルさんを応援しないわけにはいきません。オフェンスの天才らしいっすよ。評判うなぎのぼり。

今年のドルフィンズは本物なのか?トゥアは?次のビルズ戦が超楽しみではありませんか❗❗


2022/09/19

【第2週】さすがにこれはまずいだろうオフェンス シーホークス@49ers戦

シーズンオープナーが超盛り上がったシアトル・シーホークスですが、第2戦サンフランシスコ・49ers戦は7対27で完敗です。スペシャルチームがフィールドゴールをブロックして、タッチダウンを返したのが唯一の得点でした。

うーむ。まずい。

Team Stats

  • Total Yards

    • SEA216
    • 373SF
  • Turnovers

    • SEA3
    • 0SF
  • Possession

    SEASF
    38:2021:40
  • 1st Downs

    • SEA14
    • 25SF

第1クォーターでナイナーズ期待のQBトレイ・ランスが足を負傷。代わってQBガロポロが颯爽と登場し、チームに勝ちを呼び込んだ一戦です。

ランスは後日足首の手術を受け、今季は欠場と発表されました。本人にとってもチームにとっても、リーグにとっても非常に残念。その一方で、トレードが噂され、控えに回っていたQBガロポロが今季もナイナーズの先発に返り咲き。いやー、何があるか分かりませんね。トレードに出さなくてよかったじゃん。

ナイナーズはWRサミュエルやらDEボサやら攻守共にやりたいようにやってました。はいはい、一枚上手なの分かりました、って感じ。まあそれはいい。

良くないのはシーホークスのオフェンスです。得点できる気がまったくしない。先週の試合、後半無得点に続き、これで6クォーター得点なし。

ああ、50ヤードラインが遠いなあ。レッドゾーンなんて幻にしか見えません。かろうじて1回ゴール前まで攻め込んだと思ったら、トリックプレーで撃沈す。

なぜここでこんなプレーコール・・・ランニングバック4人出して奇をてらってどうする・・・😭😭😭

この数プレー前にもトリックプレーに挑戦しています。WRメトカーフがすんごいキャッチをしたものの、ペナルティでマイナス5ヤード。

オフェンスが進めないので、打開策として試みたんだと思いますよ、ええ。でも自滅。

この試合ではランが皆無。走って得たのがわずか36ヤード。ナイナーズのフロントセブンに手も足も出ません。

QBジーノ・スミスはパス30回中24回成功、197ヤード。数字だけ見ると、まあまあの出来だと思うかも。でも違うんです。もたもたしてるんです。すぐチェックダウンなんです。キレがないんです。勝てる気が全くしない。

ロック出してみようよ。ドリュー・ロックを出してみよう・・・。

ディフェンスは後半持ちこたえていました。2ミニッツを切ってタッチダウンひとつを許したのみ。でもディフェンスがいくら頑張っても、攻撃がすぐパントになるんじゃ休む暇もありゃしない。

唯一の得点は、フィールドゴールのブロックから。飛び込んでボールを叩き落としたルーキーCBタリーク・ウーレン。

今年のドラフト5巡指名。身体能力が極めて優れている期待のコーナーバック。こういう人たちが試合経験を重ねていけば、ディフェンスはどうにかなりそうな気がします。しかし、どうすればいいのオフェンスは。

ジーノのパスはさておき、ランが出なきゃ勝ち目がない。

次はホームでファルコンズ戦ですが、不安しかありません。持ってる力でぶち当たるだけか。やけくそでもなんでもいいから、レッツゴーーーー❗❗

2022/09/16

【第1週】2度めのチャンスは誰にも訪れる ブロンコス@シーホークス戦

みなさんこんにちは。NFL第1週を締めくくるマンデーナイト、デンバー・ブロンコス対シアトル・シーホークス戦をご覧になりましたでしょうか。

この春デンバーに移籍したQBラッセル・ウィルソンが古巣に戻る注目の一戦。大方はブロンコス有利と予想していたわけですが、シーホークスが意地を見せました。会場のファンの大声援とブーイングが勝利を呼び込んだのかもしれません。17対16で今シーズン1勝目。わーい。

チームスタッツはこんな感じ。

Team Stats

  • Total Yards

    • DEN433
    • 253SEA
  • Turnovers

    • DEN2
    • 1SEA
  • Possession

    DENSEA
    26:2133:39
  • 1st Downs

    • DEN20
    • 19SEA

獲得ヤード数はブロンコスが圧倒していますが、反則も多く、ペナルティで100ヤード以上を失いました。シーホークスにとってはラッキーな面が随所にありました。振り返ってみましょう。

まず試合前からシアトルベンチには元選手が大集合。KJ・ライトマーション・リンチリチャード・シャーマン、クリフ・アブリル、ダグ・ボールドウィンといったスーパーボウル制覇に貢献した面々です。

なんすか、これ。宿敵ラスを迎え撃つアベンジャーズ勢揃いの感。満席の観客も特大の音量でお迎えしようという闘志満々。異様な熱気が伝わります。

試合はシーホークス先攻で始まり、オープニングドライブでタッチダウンに成功します。歡喜に爆発するスタジアム。ジーノが予想外に良い。ボール持つ姿には正直ハラハラしちゃうんですが、前半は18回パスを投げて17回成功。

ゴール前4th & 1でのQBスニークは、一瞬の躊躇で失敗に終わりましたが、まあそんなこともあるでしょう。

17対13でリードしハーフタイムに突入。互角に戦っているという現実に胸が震えます。ジーノがちゃんとパスを出している。ルーキーのコーナーバックを抱えながらディフェンスも耐えている。タックルが甘い、なんて欲張り心がついつい出ちゃうくらいです。

後半はシーホークスオフェンスが停滞。3回のポゼッションで計47ヤードしか進めません。欲しい追加点が入らない。その分ディフェンスが粘ります。

ゴール前1ヤードで、ブロンコスのファンブルをシーホークスがリカバー。次のディフェンスでもゴール前1ヤードでファンブルリカバー。こんなことあります?2回連続ですよ。ありえないことがあるんだなあフットボール。

そしていよいよ大詰め。1点差を追うブロンコス、試合時間残り1分11秒でボールは自陣45ヤード。3rd & 14の更新失敗で4th & 5に。

タイムクロックが刻々と減る中、20秒になったところでタイムアウトを宣言したブロンコスはKマクマナスの64ヤードフィールドゴールを選択。これが左にそれて試合終了となったわけです。

トレードで大きな対価を払って獲得し、大型契約を結んだQBにボールを渡さず、キッカーに勝負を賭けたことで、ブロンコスHCハケットは大いに批判されました。

1年目ヘッドコーチの初戦。時間が迫るギリギリの場面でパニクった判断だったのかもしれません。でもね、こういう土壇場でこそ、本心がポロリと出るのかも。QBウィルソンを信じることが出来なかったハケットなんやねん。BOOOOOOOOOOOOOOO!

「ウィルソン対シーホークス」と煽られた試合ですが、チームのひとりひとりが立役者です。それぞれ自分の場所で頑張って、この日のチャンスをものにしました。

QBジーノ・スミスはドラフト2巡でNYジェッツに入団。3年目にチームメイトに顎を割られ先発から降格。ACL断裂を経験し、4チームを渡り歩き、落ち目なヤツと言われながらバックアップを7年。再び先発の座を勝ち取っての初勝利。これは嬉しい。

ウィルソンのトレード対価として、シーホークスに移籍したDLシェルビー・ハリスも気を吐いていました。ゴールラインでのファンブルについて聞かれ、

「Dラインマンを(トレードで)出すと、こんな目に合うのさ!」(0:40)

最後に「これだけ言っとくわ。Let's Ride!」

😂😂😂

第1週NFCディフェンス選手賞を獲得したLBウチェナ・ヌオスは、2018年ドラフト2巡でロサンゼルス・チャージャーズに入団。今年フリーエージェントでシーホークスと契約した5年目の選手です。これからの活躍を大いに期待したい。

また、残念ながらSジャマール・アダムスは足の怪我で今シーズン出場不可能となりました。昨年も第13週で戦線離脱。その無念さたるや。再び元気な姿で戻ってくることを祈ります。🙏

ということで、次はサンフランシスコ・ナイナーズ戦。いい試合になってほしい。レッツゴーーーー!

2022/09/11

【祝開幕】バッファロー旋風勢力をまして上陸す ビルズ@ラムズ戦

いよいよNFLシーズンが始まりました。9月8日に行われた開幕試合は、昨年のスーパーボウル覇者ロサンゼルス・ラムズがホームでバッファロー・ビルズと対戦。ビルズが31対10で圧勝するという結果になりました。

ビルズ強い❗噂には聞いてたけど、その上を行く強さ❗今シーズンのスーパーボウル優勝候補の筆頭らしいぞ❗❗

前半は両者ともインターセプトやらファンブルやらいろいろあり、10対10で折り返しましたが、後半に入って3つ連続でタッチダウンを決めたビルズ。ぐうの音も出ないラムズをぶっちぎりました。

1つ目。

タッチダウンの後、WRマッケンジーが「男だぞ!男だぞ!」って言ってるのは妊娠中の妹さん(またはお姉さん)の赤ちゃんの性別を発表してるらしいです。

2つ目。

タックルで食い下がった元シーホークスのLBワグナー。無念。QBアレンがデカすぎる・・・。

3つ目。

WRディグズにタッチダウンを許したのが、CBラムジーです。この試合では7回ターゲットにされ、6レシーブ、124ヤード、2タッチダウンを献上するという散々の出来。WRディグズに手も足も出ませんでした。ちょっと意外。

ビルズがQBアレンをドラフト指名した時には、「クズ」とけなしていたCBラムジーでした。時が変われば、いろいろ変わるのがこの世の常ですねえ。

体のでかい赤ん坊みたいなQBアレンくん、スナップからパスを出すまでの時間がグンと速くなってたそうです。ドタドタ走り回って相手を蹴散らす豪傑さも健在。QBがこんなに突っ込んでって大丈夫なんでしょうか。ラインマンに劣らない体格だからいいのかな。

スティフアームなんか笑っちゃいます。

ラムズからビルズに移籍したLBボン・ミラーもイキイキとしたプレーで2サックに4タックル。攻守ともにチームの力が充実してる感あり。

一方、なぜか冴えなかったラムズがちょっと驚き。オフェンシブラインの要だったOTウィットワースの引退、LBミラーの移籍など、抜けた選手の穴が大きいのか。噂されたQBスタッフォードの肘が、やはり問題なのか。

QBスタッフォードは7回サックされ、インターセプト3回、タッチダウン1回。ポケットの中で小刻みに足が動いて、不安定なようにも見えました。

ノールックパスてインターセプトなんかされたら、アチャー(泣)

この試合を通して、ビルズはパントはゼロという、イケイケ状態。おそろしい。これが初戦で、以後ますます調子が上がっていくのでしょうか。いや、しかしシーズンは長い。何があるかは分からないけど、スーパーボウルにかなり近い場所にいることは間違いなさそう。

という感じの開幕試合でした。あー楽しかった。

それでは今シーズンも張り切って、推しチームを応援しながら一喜一憂して行きましょう❗レッツゴー❗