2021/12/31

【第16週】シーズンも試合もズルズル終了 ベアーズ@シーホークス戦

みなさんこんにちは。先週の試合は録画してあるんですが、まだ見ていないので、とりあえずベアーズ戦の報告です。

12月26日雪が降るシアトルで行われたシカゴ・ベアーズとの対戦は24対25でシアトル・シーホークスの敗戦となりました。シーズン通算5勝10敗。プレイオフからは完全に脱落が決定しました。

負けが続いたシーズンだし、プレイオフ無理っぽいし、でもベアーズだって先週プレイオフ争い敗退が決まってるし、まあ勝てるんじゃないのかな?なんて、のんびり眺めていたところ、終盤でハラハラする展開に。今年1年がギューと詰まった濃厚な残り5分。最後は1点に泣く結果となりましたが、元気を出して振り返ってみましょう。

まずは第1クォーター、WRメトカーフへのバスが通りシーホークスが先制点。

QBウィルソンからDKのタッチダウンって、めちゃ久しぶりです。調べてみたら、第5週のラムズ戦以来。はるか昔の出来事みたいな気がしちゃうなあ。昨年は1303ヤードをレシーブしたDKは、今年は現時点で846ヤード。ちょっと残念なシーズンになりました。

ベアーズは3番手のQBニック・フォールズが先発。果敢に攻め込み、ゴール前4ヤードから4th and Goalに挑戦です。今シーズンは、どのチームも4th downに挑む確率が高くなってますが、ここはシーホークスが守りきりました。

しかし、自陣2ヤードから始まった次の攻撃は 1ヤードも進めません。フィールド中央へ上がったパントをリターナーがゴール前15ヤードまで戻し、再びベアーズの攻撃に。もちろんタッチダウンを返し、7対7の同点に。

その後、RBラシャード・ペニーのタッチダウン、フィールドゴールも決まり17対7で前半を折り返しました。

まあこんなもんかな、と見てる方はのんびりムード。長く辛い今シーズンの傷を舐めながら、この試合の勝利をぼんやりと期待していました。

流れが変わったのは、第4クォーター中盤のフィールドゴール失敗でしょうか。一つ前のプレイがゴール前8ヤードでの3 and 4。QBウィルソンがサックされ、13ヤード後退。39ヤードフィールドゴールは左にそれ、点差は7点差のまま。

試合時間残り5分、ベアーズは自陣46ヤードで、4th and 4に挑戦しますが、パスインコプリートになり、ボールはシーホークスへ。

ディフェンスがしのいだ。フィールドポジションも有利。ここで2ポゼッション差にすれば、試合はほどんど決まるという場面。しかし、オフェンスが不発。涙。結局パントを蹴って残り3分。

7点を追うベアーズは、サクサクとゴール前15ヤードまで攻め込み、3rd and 14という正念場。ここでなんと、元シーホークスTEグラハムへのタッチダウンパスが通るんです。悲鳴。でもジミー・グラハム好きだから、まあいいや。

破れかぶれなのか、それともこんな試合で延長なんかやっとられん、というつもりか、ベアーズは2ポイントに挑戦。そしてこれが、まんまと成功。24対25で逆転です。悲鳴。

残り1分。タイムアウト2回。フィールドゴールまで行けば勝ち。QBはウィルソン。

しかし何も出来ませんでした。ホールディング、フォルススタートで後退もしました。ファーストダウンを取ることも叶わず撃沈。

ああ、こんな試合が多かったなぁ今年は・・・。

思い起こせば、第2週のタイタンズ戦だって、第4クォーターで14点差で勝ってたのに負けちゃったよ・・・。

かつては第4クォーターで勝てるチームだったけど、その面影はもう無い。

唯一の明るい話題はRBペニーの活躍か。この試合では135ヤードを走ってました。今年ブレークした選手となってくれたらいいな。あと、ディフェンシブラインも際立っていました。

報道陣はさっそくヘッドコーチ、クォーターバックの進退を憶測していますが、さて、どうなるのでしょうか。どっちも変わらない可能性も大いにあるのではと思います。

今シーズンはあと2試合となりましたが、もちろん勝ってほしい。レッツゴー!

2021/12/16

【第14週】満を持してラシャード・ペニーが疾走🏃 シーホークス@テキサンズ戦

 12月12日、シアトル・シーホークスはヒューストン・テキサンズと対戦し、33対13で勝利を収めました。なんと、今シーズン初めての連勝。これで5勝8敗です。

この試合では、RBラシャード・ペニーの活躍がなんと言っても嬉しいニュース。2018年ドラフト1巡指名の選手ですが、パッとしないまま2年目にACLを断裂し、それ以来故障がちでした。復帰が危ぶまれていたところ、この試合で大爆発。137ヤード、2タッチダウンという自己最高記録をマークしました。良かったね!

立ち上がりは、テキサンズがタッチダウンで先制点。シーホークスはフィールドゴールを返し、その後RBペニーの32ヤードランで逆転です。

2年ぶりのタッチダウンは、さぞや感無量だったことでしょう。

10対10の同点で迎えた前半残り52秒、シーホークスにボールが廻ってくると、最初のパスでいきなりビッグプレイ。

驚いたなあ、もう。WRロケットは、ギリギリのパスをスーパーキャッチする妙技を繰り返し、この試合はレシーブ5回、142ヤード。3年連続で1000ヤードという記録も達成しました。チームのナンバーワンレシーバーでありながら、スーパースターという感じがしないのは、身体が小柄なせいでしょうか。それとも謙虚な身の振る舞いか。まさに小さな巨人。

前半終了前にテキサンズもフィールドゴールを決め、16対13でハーフタイムへ。

後半ではディフェンスが踏ん張り、失点をゼロに抑えました。素晴らしい。一方オフェンスは、TEエベレットのキャッチ、RBペニーの47ヤードランで2タッチダウン、フィールドゴールも決まり、テキサンズを突き放しました。

ホッ。勝てて良かった。

RBペニーがこの試合をきっかけに、コンスタントに活躍してくれることを切に願います。

ペニーくん、試合後の記者会見では恥ずかしそうにしながら、怪我の間も諦めずにサポートしてくれたチームメイト、スタッフへの感謝を述べていました。

オフェンシブラインのブロックが良くてランが出たんだ。故障を抱えていた時はSNSで批判の声を聞いて精神的にキツかった。でも今はそれを無視できるようになった。怪我をしないで試合を終えることができてホッとしてる。

ほんと、それ。本人だけでなく、チームもファンもホッとしてます。無事に試合を終えることができるのが一番。

ということで、次戦はロサンゼルスでラムズ戦。今シーズンはすでに1度負けている相手です。QBウィルソンが指を怪我した因縁の試合で。ラムズは苦手だと思うんですが、なんとか一矢を報いてほしい。レッツゴーー!

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2021/12/09

【第13週】まだまだNFLシーズン絶賛参戦中 49ers@シーホークス戦

 12月5日、今シーズン2度目のサンフランシスコ・49ers戦は、シーホークスが30対23で勝利を収めることができました。連敗を3つで止め、これで4勝8敗です。

ホームでの試合ですが、空席が目立っていました。勝てないチームはお客さん入らないですね。1階サイドライン席にナイナーズの赤ジャージが多かったのは、シーズンチケット持ってる人が売り払っちゃたんでしょう。

試合は、両チームともターンオーバーが3つずつ、セイフティ、フェイクパントなど波乱に満ち、ファンを大いに楽しませてくれました。なんつっても勝ったから!勝ったらもうなんでもヨシ!

フェイクパントは、シーホークス最初の攻撃で出ました。さすがにもう後がないチーム。RBホーマーが直接スナップを受けて73ヤードを駆け抜けました。

自陣27ヤードからよくやった。保守的コールを信条とするチームですが、ドロ沼から抜け出すためには、何でもやったれムードです。

しかし次の攻撃ではTEエベレットがファンブル。すかさずタッチダウンを返され、あっという間に7対7。笑顔を振りまいていたQBガロポロが、今度はLBワグナーめがけてインターセプトを発射。

でも前に進めないんです。シーホークスオフェンスが。ペナルティとサックで2nd and 43と後退し、結局56ヤードフィールドゴールを失敗。

ここまでのオフェンスは、先週に引き続き崩壊したままです。😩😩😩ゴールラインまで辿り着ける気がまったくしない。

第2クォーターでは、プレイクロック時間切れの寸前でタイムアウトを取り、直後のプレイでディレイ・オブ・ゲームの罰則を食らうという事態も。頭を掻きむしりそうになるダメさ加減😩😩😩。

しかしその3rd and 14の更新に成功。WRメトカーフへの33ヤードパスで吹っ切れました!それからRBピーターソンが持ち込んでタッチダウン。

前半2ミニッツを切ってからのドライブは、かつてのQBウィルソンを彷彿させる攻め込みで追加点に成功。前半を21対23で折り返しました。第1クォーターの絶望感を考えれば、上出来すぎる2点差でありませんか。

後半も波乱は続きます。ナイナーズはキックオフのボールをファンブル。シーホークスはゴールラインでTEエベレットがパスをお手玉してインターセプション。DEダンラップがQBガロボロを沈めてセイフティ。QBガロポロ発Sディグズ着のインターセプト。

ターンオーバーの連続で忙しいったらありゃしない。

そして、とうとう決まりました。QBウィルソンからWRロケットへ、ストンと落ちるパスが。

逆転成功、30対23!

第4クォーター終盤には追加点のチャンスが訪れます。残り時間5分半。ゴール前4ヤードで4th and 1。通常であればフィールドゴールを狙うチームですが、ここで躊躇なく更新を選択。ゴール前1ヤードへ進むのですが、3 and Goal でショベルパスを受けたTEエベレットがこの試合3度めのファンブル。ナイナーズがリカバー。

すごいですね。一人で3回ってある?

QBガロポロ率いるナイナーズオフェンスは、逆方向に96ヤードを攻め込みます。最後のプレイはゴール前3ヤードからの4th and Goal。パスはDEダンラップが伸ばした手にぶつかり、地面に落ちて試合終了。

いやもう、久しぶりの勝利です。忘れていたぜ、こんな気持ち。

悲惨だったオフェンスがよく持ち直してくれました。ディフェンスはランをよく防ぎました。後半を無失点に抑えたのスゴい。

スペシャルチームも頑張った。ラインバッカー兼フルバックのニック・ベロア選手はブロックでタッチダウンを2つアシスト。

RBペニー選手はブリッツをブロック。27ヤードのランも出ました。ペニーくん、やれるじゃないか!ドラフト1巡のキミがチームを引っ張ってけばいいのだ!

期待のWRエスクリッジ選手もプロ初タッチダウンを決めました。よかった、よかった。

ということで次はヒューストン・テキサンズと対戦です。勝って、プレイオフに希望を残すことはできるのでしょうか。レッツゴーーー!

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2021/12/02

【第12週】プレイオフは遥か彼方に シーホークス@ワシントンフットボールチーム

11月29日、マンデーナイトのシアトル・シーホークス対ワシントン・フットボールチーム戦は、またしてもシーホークスの敗戦となりました。15対17。

これで今シーズン3勝8敗。QBウィルソンが復帰してから3連敗。オフェンスはサードダウン更新ができません。3 and Outが5回続いては深くうなだれるばかり。勝てる気がまったくしない。良くなる兆しもまったくない。チームは暗闇の中を迷走中。オフェンスは一体どうしてしまったのか😩😩😩

とりあえずこの試合を振り返ってみましょう。

両者ともパントで終わった立ち上がりの後、ワシントンは9分をかけた長いドライブでゴール前5ヤードまで攻め込みます。ディフェンスがゴールラインを防ぎ、かろうじてフィールドゴールに。シーホークスはタッチダウンで応酬し、7対3と逆転。

試合をリードするって、なんとまあ久しぶり。忘れていました、こんな気持ち。QBウィルソン復帰以来初めてのタッチダウン。サードダウンも2回更新できました。パアァァァ🌸🌸🌸と明るい光が見えたような気がしました。

第2クォーター中盤ではSディグズのビッグヒットからSアダムスのインターセプション。

おおお、いいぞ!次の攻撃ではWRロケットへの長いパスも出ました。ひょっとしてイケるのかも?!と思ったところで、RBコリンズのファンブルロスト。

ワシントンはタッチダウンを返しますが、エクストラポイントのキックをDEグリーンがブロック!

リプレイで見たら、ボールをヘルメットにぶつけて、自分でキャッチしてそのまま疾走するというワンマンプレイ。笑。タッチダウンで6点入るのかなと思ったら、2点だけでした。チェッ。

この時、DEグリーンを追いかけて走ったワシントンのキッカーが腿を負傷し、これが後半の試合運びに大きく影響を及ぼすことになりました。前半は9対9で終了。

第3クォーター、ワシントンはタッチダウンで追加点。キッカー負傷のため、2ポイントコンバージョンに挑戦し、みごと成功。9対17に。

その後、両チームともパントの蹴り合いが続きました。3 and Outが続くシーホークスオフェンス。もうやんなっちゃう。ディフェンスが頑張ってパントに持ち込んでも、あっという間に攻撃終了。え、もう出番?というディフェンスの声が聞こえそう。

そしてとうとう番を期して、ワシントンがレッドゾーンまで攻め込みます。キッカーが蹴れないので4th and 4を無理やりコンバート。ゴール前3ヤードからの4th and Goalは、タッチダウンのコールでしたが、判定でパスインコンプリートとされました。

8点差でシーホークスの攻撃となり、試合時間残り2分19秒。

サードダウンを更新できないオフェンスが、エンドゾーンまでたどり着くことはできるのでしょうか?1st and 10 でサックされた時には、本気でQBウィルソンの判断を疑いました。持ってないで捨ててくれ😩

しかし2nd and 19からファーストダウンを奪い、残り15秒でタッチダウンに成功。しかし同点を狙う2ポイントコンバージョンは、インターセプトに終わります。くく、この2点が憎い。

オンサイドキックは、シーホークスがリカバー!と思いきや、これがペナルティ。

なんかね、サイドラインと数字の間に最低2人、数字とハッシュマーク(フィールド中央のテンテン)の間に最低2人が位置しなきゃいけないみたいなんですよ。けど、ひとりがハッシュマークの中に入っちゃった。トホホ。審判、なんでこんな時だけよく見てるんだろうなぁ。

今シーズンのシーホークスを象徴するようなペナルティでありました。どよーん。2度めのオンサイドキックは無事にワシントンがリカバーし、試合終了。

点差は2点。しかし、ファーストダウンはシーホークス10に対し、ワシントン27。ランヤードはシーホークス34(!)に対しワシントン152、ポゼッションはシーホークス18分29秒に対しワシントン41分40秒という、圧倒的な差がありました。

ランは出ない。QBウィルソンはヘンなとこに投げてる。オープンになってるレシーバーを見逃してるみたい。判断にもキレがない。

こんなウィルソンを見るのは初めてなので、呆然としちゃいます。

こっち側に戻ってくることはできるのでしょうか。

このままシーズン終了はどうしても避けたいぞ。

ということで、次はランが面白いようにバンバン出る49ナーズとの試合です。3連勝中と、波に乗っています。一応10月には勝ってるんですけど、なんか遠い昔の出来事のような気がするなあ。

めげずにレッツゴー!


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