今年のドラフトで、シアトル・シーホークスは合計10人の選手を獲得しました。希望に満ち溢れる2巡から7巡のルーキーはこの人たち。
2巡37位 OLB デリック・ホール オーバーン大学
補強必須のポジション、エッジラッシャーの指名です。チームの、ファンの、大きな期待をどーんと受け止めてくれるはず。まずは、指名直後の感激シーンをどうぞ。
DRAFTED: Auburn EDGE Derick Hall over the edge with emotion after being selected by the Seahawks in the 2nd round of the 2023 #NFLDraft (No. 37 overall). The celebration is on for the former Gulfport Admiral, who’s soaking up this once in a lifetime moment in his hometown. pic.twitter.com/XSqwogMhUn
— Jeff Haeger (@TheJeffTakeWXXV) April 28, 2023
ドラフトはこういうシーンが本当にいいです❤
コンバインの運動能力テスト総合評価は、今年のエッジラッシャーの中で4位。40ヤードダッシュと立ち幅跳びの記録は、過去20年のエッジラッシャーのトップ10パーセントに入るとか。
身長191センチメートル、体重116キロという立派な体格ですが、生まれた時は935グラムの未熟児でした。予定日より4ヶ月早い出産だったそうです。脳に出血があり、助かっても植物状態になるからと、医者は人工呼吸器を外すことを勧めましたが、母親は拒否。5ヶ月を病院で過ごして退院しました。幼少の頃は、頻繁に病院通いをし、重度の喘息だったということです。
その子がプロ選手になるなんてお母さんも感無量だったことでしょう。 人間てすごい。
オーバーン大学ではキャプテンを務め、昨年ミシシッピ州で洪水被害があった時には、フットボールで得た収入を寄付し、故郷を支援しました。ロッカールームで信頼される選手に違いない。
釣りと狩猟、トラックの改造も趣味。シニアボウルの会場には自慢のトラックで乗り付けました。
How Auburn’s Derick Hall rolls up to @seniorbowl. 👀#TheDraftStartsInMOBILE™️ pic.twitter.com/3bWFYRMhYS
— Jim Nagy (@JimNagy_SB) January 29, 2023
2巡52位 RB ザック・シャーボネー UCLA
毎年恒例ランニングバック指名は、このポジション3人目のシャーボネーくんを獲得。1巡では8位と12位でRBが指名されています。
「ここまで残っていたのは驚き。昨日2人(RBロビンソン、RBギブス)がすぐ指名されたからね。今日は最初からデリックとザックを取るつもりだった」とGMシュナイダーさん。
過去2シーズンで、タックルを破った数が124。全体8位指名のRBビジャン・ロビンソンに続く記録です。力強い走りで、RB1ウォーカーに続くRB2を期待したい。RBダラスを含め、やっとチームのランニングバックが3人になりました。
Zach Charbonnet is RB3. Lead back potential to play all 3 downs, good elusiveness, vision, and power. pic.twitter.com/K9EQ85VWvy
— Billy M (@BillyM_91) April 16, 2023
4巡108位 G アンソニー・ブラッドフォード LSU
昨シーズンはライトガードで11試合、レフトタックルで1試合に出場。LSUが全米チャンピオンになった2019年はフレッシュマンで、その時先輩だっだのがシーホークスGルイス。ドラフト前にシーホークスを訪問した時に再会して、「一緒にプレイできるかも」なんて話をしたそうです。
4巡123位 DT キャメロン・ヤング ミシシッピ州立大学
「ドラフト前の接触で、シーホークスには行きたいと思っていた」と語るヤングくんは190cm、138kgのノーズタックル。「体を張って、スクリメージラインを圧倒するのが自分のプレー。ランを止めるし、パスラッシュもする」
5巡151位 DE マイク・モリス ミシガン大学
大学ではインサイドからパスラッシュまで、ディフェンシブラインの様々なポジションをこなしました。「チャンスを貰って本当に感謝している。この指名を無駄にはさせない。自分が持っている全てを出して頑張る。モンスターが来たと思ってくれ」とめっちゃ張り切ってます。
5巡154位 C オルセグン・オルワティミ ミシガン大学
両親がナイジェリアからの移民というオルーくんは、バージニア大学で3年プレーした後ミシガン大学に移籍。昨年は全米トップセンター賞、ディフェンス・オフェンスを含むトップラインマン賞を受賞し、ミシガン大学も最優秀オフェンシブライン賞に輝きました。うッ、眩しい・・。
6巡198位 S ジェリック・リードII ニューメキシコ大学
身長175cm、体重89kgと小柄な体格。「背の低い選手のために、やれることを証明したい。僕らだって、どんなサイズの選手とでも張り合える」と話すリードくん。セーフティ、ニッケル、スペシャルチームと、いろんなポジションをこなす予定。
元シーホークスのKJ・ライトさんと出身地が同じで、家族同士が仲良しだそうです。
7巡237位 RB ケニー・マッキントシュ ジョージア大学
2年連続全米チャンピオンに輝いたジョージア大学で、昨シーズンは先発14試合でラン829ヤード、レシーブ504ヤード。
Get ready to cut the onions.@1_blueprint you're a Seattle Seahawk. pic.twitter.com/x86MXZHVeY
— Seattle Seahawks (@Seahawks) April 30, 2023
GMシュナイダーさんもカッコいいんだけど、RBコーチがめちゃ優しそう❤良いスタッフ揃ってるなと思います。
一日中待っているのに鳴らない電話。エージェントとフリーエージェントの相談をしていたところにシーホークスからの電話が飛び込みました。
「こんなに落ちるとは思っていなかった」と泣きながら語るケニーくん。これをモチベーションに世の中どーんと見返したって。
ドラフト指名の10選手の他、ドラフト外フリーエージェントとして28人と契約しました。その他にも何人か招待選手を加え、ルーキーミニキャンプは5月12−14日に行われます。
みんながんばれーーー❗❗